オメガバース恋白3
前のヒートから3カ月が経過した。
そろそろヒートが来る頃かと、白哉は自分の体調に気を使い、オメガ用のヒート抑制剤を飲み続けていた。
4カ月が経っても、5カ月が経っても、ヒートは訪れなかった。
白哉はほっとした。
このままずっとヒートがこなければいいのにと思った。
けれど、番となった恋次が気がかりだった。
恋次から求めてくることはあるが、ヒート期間出ない限り、それに応じることはなかった。
ハグやキスをすることはあるが、それ以上はしなかった。
「隊長、好きです。愛してます」
「恋次・・・・・んっ・・・・・」
深く口づけられて、舌と舌が絡み合った。
「ほんとなら、隊長をめちゃめちゃにしたい。番だし。でも、隊長がいやがるからしません」
嫌がる白哉を無理やり抱いたら、きっと番としても終わりになるだろう。
白哉はなんとしても番を取り消す方法を探しだして、実行するだろう。
番である相手が死ぬ以外にも、番を解消できる、高価すぎる薬がある。
きっと、白哉はそれに手を出す。
だから、恋次は白哉に無理強いはしなかった。
ヒートは突然だった。
「はっ・・・・」
護廷13隊が集まった隊首会で、白哉は突然倒れた。
白哉は、念のため総隊長である京楽にだけは、自分がオメガであり、ヒート期間があって仕事に支障が出ることがあるかもしれないことを伝えていた。
「朽木隊長!今、診ます!」
「いらぬ。触るな」
「でも」
4番隊長虎徹勇音の手を、白哉は追い払った。
「誰か、阿散井君を呼んでくれないか。大至急だ」
京楽が、部下を呼んで恋次を呼んでこさせるように手配する。
「いい、一人で歩ける・・・・ううっ」
「無理しなさんな、朽木隊長。阿散井君はすぐにくるから」
言葉通り、隊首会で近場で待っていた恋次が、京楽の部下に呼ばれて、やってきた。
「隊長!」
「恋次・・・・恋次、恋次」
様子のおかしい白哉の様子を見て、他の隊長たちがざわつく。
「何、朽木隊長はちょっとした病気でね。時折発作を起こすんだ」
京楽の言葉に、勇音は身を乗り出す。
「病気なら、やはりちゃんとした診察を受けたほうが・・・・・・」
「いらぬ、と言っている」
「でも・・・・」
「くどい」
「虎徹隊長。朽木隊長のことは、俺に任せてください」
よろよろと、恋次に支えられながら歩く白哉は、恋次に抱きかかえられて瞬歩で、隊首会の会場を後にした。
「恋次・・・・・・ヒートが始まったのだ。薬で抑えられていたのに、突然息ができなくなって、熱に支配されて・・・・・・」
「今、助けますから」
恋次は、白哉を抱いた。
1週間、ヒート期間を白哉と一緒に過ごして、白哉の熱は収まった。
そして、恐れていたことが起きた。
白哉が、オメガであることが、真ささやかに噂されていた。
そして、勇音の独自の診断で、それが事実であると分かった。
4大貴族であり、6番隊の隊長がオメガであることは、瀞霊廷を震撼させた。
他の3大貴族が動いた。
朽木家の当主がオメガであることを知った他の3大貴族たちは、我ぞとこぞって、血縁関係の者を、婚姻させるために朽木家にお目通りを願ってきた。
白哉は、ヒート期間が終わってから、朽木家にいても、見合いばかりさせられるので、辟易として恋次の家に居候していた。
「隊長、帰んなくていいんすか」
「帰ったら、他の貴族の男を宛がわれて、恋次、お前との番を解消させられて番にさせられて、婚姻させられて子を産む道具になり果てる」
4大貴族の当主、朽木白哉の子なら、朽木家の時期当主だ。
その夫となれる存在になりたくて、3大貴族は、直系は動いていないが、傍系などの血筋がお見合い話をもちかけてくる。
下手をすると、攫われて、番を解消する薬を無理やり飲まされて、そのまま強引に関係を強要されて、番にさせられる可能性もある。
「私は、恋次、お前がよいのだ。恋次となら、番でいても苦痛ではないし、子は産めぬが、この際だから婚姻しても構わぬ」
「隊長・・・・・」
結婚話をちらつかされて、恋次の心臓はどくどくと高鳴った。
「隊長・・・・・抱いて、いいですか。結婚、しましょう、俺たち」
「本気か、恋次。このような、できそこないの私と、結婚したいと・・・・・」
どっと背負っていたものがとれるような気分だった。
このまま、流されてしまっていいのだろうか。
「俺は本気です、隊長」
「恋次・・・・」
「愛してます、隊長。嫌じゃないなら、抱きますよ。抱く前にちゃんとアフターピル飲んでもらいますから、妊娠する可能性はありません」
「好きに、しろ・・・・・・」
恋次は、半ばやけを起こしている白哉を抱き寄せた。
アフターピルを口移しで飲ませてから、潤滑油やら褥やら、濡れたタオルやらを用意して、白哉を押し倒して、衣服をはぎとっていく。
恋次の家は一人暮らしの割には広かった。
「あっ」
薄い平らな胸の先端を甘噛みされて、声が漏れた。
ヒート期間ではないが、後ろは濡れていた。
でも、ヒート期間ではないので、滑りが足りずに、潤滑油を使うことになるだろう。
舌が絡み合う口づけを繰り返して、くくっていた赤髪を解いた恋次にキスされると、視界が赤で満たされた。
「んっ」
やわやわと、下肢を弄られた。
衣服を脱がされ、恋次も衣服を脱いだ。
「すげー綺麗。隊長、愛してます」
「恋次・・・私も、愛している」
番となったのだから、恋愛感情はあった。
「んやっ」
花茎に手をかけられて、そのまましごかれて、白哉はたまっていたのか、あっという間に精を弾けさせた。
「ああっ」
「隊長・・・指、いれますよ」
「ん・・・・・」
潤滑油で濡れた、恋次の指が体内に侵入してくる。
ばらばらに動かされて、そのうちの一本が前立腺をかすめて、白哉はびくりと体を跳ねさせた。
「隊長のいいとこ、もう知り尽くしてますから」
前立腺ばかりをいじられて、白哉は熱のこもった潤んだ瞳で恋次を見上げた。
「お前が欲しい。来い」
「はい、隊長」
恋次は、十分に解した白哉の蕾に己の怒張したものをあてがい、一気に貫いた。
「ああああ!!!」
刺激に、白哉が涙を流す。
「んんう」
唇を奪われて、悲鳴は音を失う。
「好きです、隊長」
ぐちゃぐちゃと、連結部が粟立つほどに、ピストン運動を繰り返した。
ずるりと入口付近まで引き抜かれて、子宮口まで貫かれた。
「ひあっ!」
一度ひきぬき、恋次が横になって、白哉に跨るように誘導される。
「んっ、んっ・・・・・・・」
ヒート中のように、熱に支配された体は、番のいうことをよく聞いた。
恋次の上に跨り、恋次のものをゆっくりと蕾が飲みこんでいく。
「あっ」
のけ反った白哉の白い喉を噛んで、所有の証を刻んだ。
騎乗位になり、そのまま深く交わった。
「あ、ああ・・・奥に、奥に当たってる」
「そりゃ、深く犯してますからね」
「やあぁっ」
「ほんとはいいんでしょ?」
「恋次・・・・・」
「隊長、いくから、子種、全部胎の奥で受け止めてくださいね」
「ああ!」
下から思い切り突き上げられて、白哉も恋次と同時に果てた。
濡れたタオルで、下肢を拭われて、中にだしたものをできる限りかき出された後、疲れで白哉はそのまま眠ってしまった。
その黒い絹のような髪を手ですきながら、このまま白哉を閉じ込めて自分のものにしたいと思った。
朝起きると、白哉の姿がなく、恋次は慌てた。
すると、浴衣を着た白哉が、濡れた髪のまま現れたので、ほっとした。
「隊長、ちゃんと髪乾かさないと、風邪ひきますよ」
「お前が乾かしてくれ」
「仕方ないっすね」
白哉は、自分の屋敷に戻る気はないようで、恋次の家から6番隊の隊舎に一緒に出勤した。
そして、結婚しろとおしかけてくる貴族たちに、自分には番がいて、その番と結婚すると、声高々に宣言した。
相手は、なんでも副官だそうだと、3大貴族の血縁関係たちが、ぶつぶつと文句を言っていた。
白哉は、金を使って、番を解消できる薬を買い占めて、破棄した。
これで、恋次を狙うしかない。
でも、恋次ほどの手練れを暗殺できるような暗部を、他の貴族たちはもっていない。
白哉は、決意した。
恋次と、生きていくと。番になったときは、まだそこまで決心していなかった。
恋次が純粋に愛しい。
恋次の子なら、産んでもいいかもしれない。
そう思うほどに、恋次への想いを募らせていた。
そろそろヒートが来る頃かと、白哉は自分の体調に気を使い、オメガ用のヒート抑制剤を飲み続けていた。
4カ月が経っても、5カ月が経っても、ヒートは訪れなかった。
白哉はほっとした。
このままずっとヒートがこなければいいのにと思った。
けれど、番となった恋次が気がかりだった。
恋次から求めてくることはあるが、ヒート期間出ない限り、それに応じることはなかった。
ハグやキスをすることはあるが、それ以上はしなかった。
「隊長、好きです。愛してます」
「恋次・・・・・んっ・・・・・」
深く口づけられて、舌と舌が絡み合った。
「ほんとなら、隊長をめちゃめちゃにしたい。番だし。でも、隊長がいやがるからしません」
嫌がる白哉を無理やり抱いたら、きっと番としても終わりになるだろう。
白哉はなんとしても番を取り消す方法を探しだして、実行するだろう。
番である相手が死ぬ以外にも、番を解消できる、高価すぎる薬がある。
きっと、白哉はそれに手を出す。
だから、恋次は白哉に無理強いはしなかった。
ヒートは突然だった。
「はっ・・・・」
護廷13隊が集まった隊首会で、白哉は突然倒れた。
白哉は、念のため総隊長である京楽にだけは、自分がオメガであり、ヒート期間があって仕事に支障が出ることがあるかもしれないことを伝えていた。
「朽木隊長!今、診ます!」
「いらぬ。触るな」
「でも」
4番隊長虎徹勇音の手を、白哉は追い払った。
「誰か、阿散井君を呼んでくれないか。大至急だ」
京楽が、部下を呼んで恋次を呼んでこさせるように手配する。
「いい、一人で歩ける・・・・ううっ」
「無理しなさんな、朽木隊長。阿散井君はすぐにくるから」
言葉通り、隊首会で近場で待っていた恋次が、京楽の部下に呼ばれて、やってきた。
「隊長!」
「恋次・・・・恋次、恋次」
様子のおかしい白哉の様子を見て、他の隊長たちがざわつく。
「何、朽木隊長はちょっとした病気でね。時折発作を起こすんだ」
京楽の言葉に、勇音は身を乗り出す。
「病気なら、やはりちゃんとした診察を受けたほうが・・・・・・」
「いらぬ、と言っている」
「でも・・・・」
「くどい」
「虎徹隊長。朽木隊長のことは、俺に任せてください」
よろよろと、恋次に支えられながら歩く白哉は、恋次に抱きかかえられて瞬歩で、隊首会の会場を後にした。
「恋次・・・・・・ヒートが始まったのだ。薬で抑えられていたのに、突然息ができなくなって、熱に支配されて・・・・・・」
「今、助けますから」
恋次は、白哉を抱いた。
1週間、ヒート期間を白哉と一緒に過ごして、白哉の熱は収まった。
そして、恐れていたことが起きた。
白哉が、オメガであることが、真ささやかに噂されていた。
そして、勇音の独自の診断で、それが事実であると分かった。
4大貴族であり、6番隊の隊長がオメガであることは、瀞霊廷を震撼させた。
他の3大貴族が動いた。
朽木家の当主がオメガであることを知った他の3大貴族たちは、我ぞとこぞって、血縁関係の者を、婚姻させるために朽木家にお目通りを願ってきた。
白哉は、ヒート期間が終わってから、朽木家にいても、見合いばかりさせられるので、辟易として恋次の家に居候していた。
「隊長、帰んなくていいんすか」
「帰ったら、他の貴族の男を宛がわれて、恋次、お前との番を解消させられて番にさせられて、婚姻させられて子を産む道具になり果てる」
4大貴族の当主、朽木白哉の子なら、朽木家の時期当主だ。
その夫となれる存在になりたくて、3大貴族は、直系は動いていないが、傍系などの血筋がお見合い話をもちかけてくる。
下手をすると、攫われて、番を解消する薬を無理やり飲まされて、そのまま強引に関係を強要されて、番にさせられる可能性もある。
「私は、恋次、お前がよいのだ。恋次となら、番でいても苦痛ではないし、子は産めぬが、この際だから婚姻しても構わぬ」
「隊長・・・・・」
結婚話をちらつかされて、恋次の心臓はどくどくと高鳴った。
「隊長・・・・・抱いて、いいですか。結婚、しましょう、俺たち」
「本気か、恋次。このような、できそこないの私と、結婚したいと・・・・・」
どっと背負っていたものがとれるような気分だった。
このまま、流されてしまっていいのだろうか。
「俺は本気です、隊長」
「恋次・・・・」
「愛してます、隊長。嫌じゃないなら、抱きますよ。抱く前にちゃんとアフターピル飲んでもらいますから、妊娠する可能性はありません」
「好きに、しろ・・・・・・」
恋次は、半ばやけを起こしている白哉を抱き寄せた。
アフターピルを口移しで飲ませてから、潤滑油やら褥やら、濡れたタオルやらを用意して、白哉を押し倒して、衣服をはぎとっていく。
恋次の家は一人暮らしの割には広かった。
「あっ」
薄い平らな胸の先端を甘噛みされて、声が漏れた。
ヒート期間ではないが、後ろは濡れていた。
でも、ヒート期間ではないので、滑りが足りずに、潤滑油を使うことになるだろう。
舌が絡み合う口づけを繰り返して、くくっていた赤髪を解いた恋次にキスされると、視界が赤で満たされた。
「んっ」
やわやわと、下肢を弄られた。
衣服を脱がされ、恋次も衣服を脱いだ。
「すげー綺麗。隊長、愛してます」
「恋次・・・私も、愛している」
番となったのだから、恋愛感情はあった。
「んやっ」
花茎に手をかけられて、そのまましごかれて、白哉はたまっていたのか、あっという間に精を弾けさせた。
「ああっ」
「隊長・・・指、いれますよ」
「ん・・・・・」
潤滑油で濡れた、恋次の指が体内に侵入してくる。
ばらばらに動かされて、そのうちの一本が前立腺をかすめて、白哉はびくりと体を跳ねさせた。
「隊長のいいとこ、もう知り尽くしてますから」
前立腺ばかりをいじられて、白哉は熱のこもった潤んだ瞳で恋次を見上げた。
「お前が欲しい。来い」
「はい、隊長」
恋次は、十分に解した白哉の蕾に己の怒張したものをあてがい、一気に貫いた。
「ああああ!!!」
刺激に、白哉が涙を流す。
「んんう」
唇を奪われて、悲鳴は音を失う。
「好きです、隊長」
ぐちゃぐちゃと、連結部が粟立つほどに、ピストン運動を繰り返した。
ずるりと入口付近まで引き抜かれて、子宮口まで貫かれた。
「ひあっ!」
一度ひきぬき、恋次が横になって、白哉に跨るように誘導される。
「んっ、んっ・・・・・・・」
ヒート中のように、熱に支配された体は、番のいうことをよく聞いた。
恋次の上に跨り、恋次のものをゆっくりと蕾が飲みこんでいく。
「あっ」
のけ反った白哉の白い喉を噛んで、所有の証を刻んだ。
騎乗位になり、そのまま深く交わった。
「あ、ああ・・・奥に、奥に当たってる」
「そりゃ、深く犯してますからね」
「やあぁっ」
「ほんとはいいんでしょ?」
「恋次・・・・・」
「隊長、いくから、子種、全部胎の奥で受け止めてくださいね」
「ああ!」
下から思い切り突き上げられて、白哉も恋次と同時に果てた。
濡れたタオルで、下肢を拭われて、中にだしたものをできる限りかき出された後、疲れで白哉はそのまま眠ってしまった。
その黒い絹のような髪を手ですきながら、このまま白哉を閉じ込めて自分のものにしたいと思った。
朝起きると、白哉の姿がなく、恋次は慌てた。
すると、浴衣を着た白哉が、濡れた髪のまま現れたので、ほっとした。
「隊長、ちゃんと髪乾かさないと、風邪ひきますよ」
「お前が乾かしてくれ」
「仕方ないっすね」
白哉は、自分の屋敷に戻る気はないようで、恋次の家から6番隊の隊舎に一緒に出勤した。
そして、結婚しろとおしかけてくる貴族たちに、自分には番がいて、その番と結婚すると、声高々に宣言した。
相手は、なんでも副官だそうだと、3大貴族の血縁関係たちが、ぶつぶつと文句を言っていた。
白哉は、金を使って、番を解消できる薬を買い占めて、破棄した。
これで、恋次を狙うしかない。
でも、恋次ほどの手練れを暗殺できるような暗部を、他の貴族たちはもっていない。
白哉は、決意した。
恋次と、生きていくと。番になったときは、まだそこまで決心していなかった。
恋次が純粋に愛しい。
恋次の子なら、産んでもいいかもしれない。
そう思うほどに、恋次への想いを募らせていた。
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