ボクだけの翡翠7
「うー、腰が痛い」
「回道、かけてあげるね」
「やり過ぎた、バカ!」
浮竹が起きると、後始末は綺麗にされており、中に出されたものもかき出されていて、シーツも新しいものに変えられており、浮竹はパジャマを着ていた。
「腰がいたくなかったら、全てが夢だったように思える」
「浮竹のヴァージンは、ボクがもらったからね」
「恥ずかしいことを言うな、バカ!」
「ふふ・・・」
京楽は、浮竹の腰に回道をかける。浮竹も回道を使えるようになっていて、自分でも回道をかけた。
「今日は、念のためベッドで過ごしてね。今日と明日は休みだし」
「風呂に入ってくる」
「一人で入れる?なんなら、一緒に入る?」
「お前のことだから、絶倫だし絶対風呂の中でするだろ」
「あ、ばれた?」
「バカ!」
浮竹は、京楽をポカリと殴って、風呂に消えていった。
「ああ、幸せだなぁ」
京楽は、浮竹を手に入れた幸せを噛みしめていた。
それから月日は流れ、5回生になっていた。
浮竹の髪は腰まで伸びて、麗人だった。
「きゃあ、浮竹さんよ」
「素敵。京楽さんもいるわ」
二人は、お互いを高めあい、死神となるために歩み続ける。
5回生になった頃から、死神にまじって行動するようになった。
もう、学院で習うことは何もなかった。
卍解まで会得しており、6回生になって卒業した後には、席官クラスが用意されているそうだ。
「京楽、俺たち、死神の隊長になるぞ。先生に言われた通りに進んでいくんだ」
「山じいの言われた通りってわけじゃあないけど、ここまできたら、隊長になるしかないねぇ」
6回生になり、卒業式がやってきた。
浮竹は家族総出で喜んでいたが、京楽は一人だった。
「京楽、一緒にこい!」
「ええ!?」
浮竹は、京楽を無理やり誘って、流魂街にある自分の家に招待した。
「十四郎が、いつもお世話になっております」
「あ、これはどうも」
「これからも、十四郎のことを頼みます」
浮竹の母と父からそう言われて、京楽はまさかと思った。
「浮竹、もしかしてボクらのこと・・・・」
「文で書いて知らせている」
「えええええ!!いいの!?君、長男でしょ!?」
「俺が愛した人なら、性別も年齢もなんでもいいと言われた」
「緩すぎない?」
「そういう教育で育ってきた。今更だ」
「じゃあ、ボクたちは君の両親に認められて、正式にお付き合いしているって言ってもいいんだね?」
「ああ」
「お父さん、お母さん。ボクは京楽春水と申します。息子さんの浮竹十四郎は、ボクにとってとても大事な人です。幸せにします。どうか、ボクたちを見守っていてください」
京楽は、かしこまって浮竹の両親に挨拶をした。
浮竹の父と母は朗らかな人で「息子を頼みます」といって、ごちそうと酒を用意してくれた。
「お前の食べてきた貴族としての食事には遠く及ばないだろうけれど、俺も手伝って作ったんだ。食べてくれ」
京楽は、もっていたはしを動かして、祝い事のある時でしか作らないごちそうを食べていく。
「うん、おいしいね。君が作るの手伝ったっていうから、余計においしくかんじられる」
「そうか。よかった。酒は飲むだろう?」
京楽は酒豪だった。
浮竹はある程度は飲めるが、一定量を飲むと眠ってしまうので、酒を飲む時はセーブして飲んでいた。
「今日は、お互いはれて13番隊と8番隊の7席と8席としての席官入りを果たした日でもある。飲め。俺も今日は限界まで飲むぞ」
浮竹は言葉通り、眠りに落ちるまで飲んだ。
酒豪である京楽が、浮竹を抱き上げて、浮竹の寝室にまで運ぶと、浮竹を布団に寝かせて、キスをすると、その隣に布団をしいて、自分も寝た。
「浮竹、朝だよ。起きなよ」
「ん・・・昨日は、飲みすぎたな」
「そうみたいだね。君、途中で潰れちゃって、ボクが部屋まで運んで布団に寝かせたよ」
「すまん!客人であるお前に迷惑をかけた」
「そんなこと、いいって。それより、家族と別れをすましてこないと。しばらくの間は、死神としての業務に追われるよ」
「ああ、そうだな」
京楽の言葉通り、浮竹は家族に会い、しばしの別れを告げた。
「いいねぇ、浮竹にはいい家族がいて。ボクの家族ときたら、卒業式にもこないし、8番隊の8席になったっていうのに、祝いの言葉もなしだよ」
「京楽、寂しいか?」
別れを済ませた浮竹が、京楽に問う。
すると、京楽は笑って浮竹を抱き上げた。
「ボクは、君がいるから寂しくないよ。君は、ボクだけの翡翠だ」
「こら、まだ家族が見てるかもしれないんだぞ。やめないか」
「ふふ、浮竹の恥ずかしがりやさん」
「ばか、弟や妹はまだ幼いんだ。教育に悪い」
浮竹は、京楽の頭をぽかりと殴った。
「ふふ。ボクは幸せ者だなぁ」
「家族が卒業式に顔も出さないのにか?」
「あんな奴ら、家族と思ってない。ボクの家族は、浮竹、君だよ」
浮竹は真っ赤になった。
「お、俺もお前のこと、家族だと、思っている」
「ねえ、隊長になったら結婚式挙げようか」
「な!何をばかな・・・・・」
浮竹は、京楽がからかっているものだと思っていた。
「結婚式あげよ?」
「本気か?」
「本気だよ」
「考えておく」
答えは、保留だった。
「回道、かけてあげるね」
「やり過ぎた、バカ!」
浮竹が起きると、後始末は綺麗にされており、中に出されたものもかき出されていて、シーツも新しいものに変えられており、浮竹はパジャマを着ていた。
「腰がいたくなかったら、全てが夢だったように思える」
「浮竹のヴァージンは、ボクがもらったからね」
「恥ずかしいことを言うな、バカ!」
「ふふ・・・」
京楽は、浮竹の腰に回道をかける。浮竹も回道を使えるようになっていて、自分でも回道をかけた。
「今日は、念のためベッドで過ごしてね。今日と明日は休みだし」
「風呂に入ってくる」
「一人で入れる?なんなら、一緒に入る?」
「お前のことだから、絶倫だし絶対風呂の中でするだろ」
「あ、ばれた?」
「バカ!」
浮竹は、京楽をポカリと殴って、風呂に消えていった。
「ああ、幸せだなぁ」
京楽は、浮竹を手に入れた幸せを噛みしめていた。
それから月日は流れ、5回生になっていた。
浮竹の髪は腰まで伸びて、麗人だった。
「きゃあ、浮竹さんよ」
「素敵。京楽さんもいるわ」
二人は、お互いを高めあい、死神となるために歩み続ける。
5回生になった頃から、死神にまじって行動するようになった。
もう、学院で習うことは何もなかった。
卍解まで会得しており、6回生になって卒業した後には、席官クラスが用意されているそうだ。
「京楽、俺たち、死神の隊長になるぞ。先生に言われた通りに進んでいくんだ」
「山じいの言われた通りってわけじゃあないけど、ここまできたら、隊長になるしかないねぇ」
6回生になり、卒業式がやってきた。
浮竹は家族総出で喜んでいたが、京楽は一人だった。
「京楽、一緒にこい!」
「ええ!?」
浮竹は、京楽を無理やり誘って、流魂街にある自分の家に招待した。
「十四郎が、いつもお世話になっております」
「あ、これはどうも」
「これからも、十四郎のことを頼みます」
浮竹の母と父からそう言われて、京楽はまさかと思った。
「浮竹、もしかしてボクらのこと・・・・」
「文で書いて知らせている」
「えええええ!!いいの!?君、長男でしょ!?」
「俺が愛した人なら、性別も年齢もなんでもいいと言われた」
「緩すぎない?」
「そういう教育で育ってきた。今更だ」
「じゃあ、ボクたちは君の両親に認められて、正式にお付き合いしているって言ってもいいんだね?」
「ああ」
「お父さん、お母さん。ボクは京楽春水と申します。息子さんの浮竹十四郎は、ボクにとってとても大事な人です。幸せにします。どうか、ボクたちを見守っていてください」
京楽は、かしこまって浮竹の両親に挨拶をした。
浮竹の父と母は朗らかな人で「息子を頼みます」といって、ごちそうと酒を用意してくれた。
「お前の食べてきた貴族としての食事には遠く及ばないだろうけれど、俺も手伝って作ったんだ。食べてくれ」
京楽は、もっていたはしを動かして、祝い事のある時でしか作らないごちそうを食べていく。
「うん、おいしいね。君が作るの手伝ったっていうから、余計においしくかんじられる」
「そうか。よかった。酒は飲むだろう?」
京楽は酒豪だった。
浮竹はある程度は飲めるが、一定量を飲むと眠ってしまうので、酒を飲む時はセーブして飲んでいた。
「今日は、お互いはれて13番隊と8番隊の7席と8席としての席官入りを果たした日でもある。飲め。俺も今日は限界まで飲むぞ」
浮竹は言葉通り、眠りに落ちるまで飲んだ。
酒豪である京楽が、浮竹を抱き上げて、浮竹の寝室にまで運ぶと、浮竹を布団に寝かせて、キスをすると、その隣に布団をしいて、自分も寝た。
「浮竹、朝だよ。起きなよ」
「ん・・・昨日は、飲みすぎたな」
「そうみたいだね。君、途中で潰れちゃって、ボクが部屋まで運んで布団に寝かせたよ」
「すまん!客人であるお前に迷惑をかけた」
「そんなこと、いいって。それより、家族と別れをすましてこないと。しばらくの間は、死神としての業務に追われるよ」
「ああ、そうだな」
京楽の言葉通り、浮竹は家族に会い、しばしの別れを告げた。
「いいねぇ、浮竹にはいい家族がいて。ボクの家族ときたら、卒業式にもこないし、8番隊の8席になったっていうのに、祝いの言葉もなしだよ」
「京楽、寂しいか?」
別れを済ませた浮竹が、京楽に問う。
すると、京楽は笑って浮竹を抱き上げた。
「ボクは、君がいるから寂しくないよ。君は、ボクだけの翡翠だ」
「こら、まだ家族が見てるかもしれないんだぞ。やめないか」
「ふふ、浮竹の恥ずかしがりやさん」
「ばか、弟や妹はまだ幼いんだ。教育に悪い」
浮竹は、京楽の頭をぽかりと殴った。
「ふふ。ボクは幸せ者だなぁ」
「家族が卒業式に顔も出さないのにか?」
「あんな奴ら、家族と思ってない。ボクの家族は、浮竹、君だよ」
浮竹は真っ赤になった。
「お、俺もお前のこと、家族だと、思っている」
「ねえ、隊長になったら結婚式挙げようか」
「な!何をばかな・・・・・」
浮竹は、京楽がからかっているものだと思っていた。
「結婚式あげよ?」
「本気か?」
「本気だよ」
「考えておく」
答えは、保留だった。
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