忍者ブログ

プログ

小説掲載プログ
10 2024/11 14 2324 26 27 28 29 30 12

ルキアと中身が入れ替わった件

今まで、京楽、海燕、白哉、日番谷、一護と頭をぶつけて中身が入れ替わったことがあるが、全部同性であった。

「浮竹隊長、資料をおもちしました」

「ああ、朽木、そこにおいてくて」

屈んだルキアと、浮竹は頭をぶつけた。

「あ・・・・やべ、朽木になってる!」

「ええええええ!なんで私がもう一人!」

ルキアは、浮竹から頭をぶつけると、人格が入れ替わることがあると聞いて、卒倒した。

とりあえず、自分の体でうろつかれても困るので、雨乾堂の布団の上に寝かせておいた。

「今度は朽木かぁ。とりあえず、白哉をからかってみるか」

浮竹は、ルキアの体で出かけた。

朽木家に入り、白哉の前にきて、こういった。

「白哉、金をくれ」

「ルキア・・・・・?」

「あ、違った。兄様、金をください」

白哉は、不思議そうな顔をしていたが、ルキアの体の浮竹に、金子をもたせた。

屋敷が一軒買えるような金額だった。

「ちょっと多すぎる・・・」

「本当に、ルキアなのか?霊圧が、浮竹に近いのだが」

「ああ、霊圧でばれるのか。その通り、俺は浮竹だ」

「まさか、入れ替わったのか!私の時のように」

「ああ」

そう言うと、白哉は焦りだした。

「ルキアはどこだ!まさか、雨乾堂ではなかろうな。盛った京楽に何をれるか分かったものではない・・・・・」

「あ、その心配忘れてた」

二人して、瞬歩で雨乾堂に行くが、一歩遅かった。

京楽が、目を白黒させている浮竹の体のルキアに、深い口づけをしていた。

「京楽、兄はルキアから離れろ!」

「え」

浮竹のことをルキアと呼ぶ白哉に、まさかとは思うが、ルキアの姿をした浮竹に聞く。

「もしかして、中身、入れ替わってる?」

「その通りだ、京楽!ルキアから離れろ」

「うわあああ、ルキアちゃんにキスしちゃった!どうしよう」

「京楽隊長にキスをされました!どうすればいいのでしょう!」

慌てふためく二人に、浮竹が口を開く。

「取り合えず、落ちつけ二人とも」

「それも、そうだね・・・・」

「浮竹隊長なのですか、私の体の中身は」

「そうだぞ、朽木。まぁ、しばらくじっとしていよう。2時間くらいで、元に戻るから」

白哉は、浮竹の体とはいえ、ルキアに手を出した京楽に怒っていた。

「朽木隊長、不可抗力だよ。そんなに怒らないでよ」

「兄は、義妹に手を出した。これが怒れずにいられるものか」

2時間が経過して、浮竹とルキアの人格入れ替わりが元に戻った。

「はぁ・・・よかった、私の体だ」

「京楽は、何昼間っから俺にキスして盛ろうとしているんだ」

「いや、君があどけない顔で寝ているのを見てたら、むらむらして」

「浮竹隊長と京楽隊長は、相変わらずですね」

ルキアの言葉に、二人が顔を見合わせあって、苦笑した。

「まぁ、僕たち関係隠してないからね」

「京楽はたまに、朝から盛ってくるぞ」

ルキアは、深いため息を零した。

「今回のことは忘れることにします。京楽隊長のディープキス・・・・ううう、忘れれるかな・・・・」

「ルキア、しっかりしろ。朽木家に戻り、風呂に入って京楽菌を落とせ」

「そうします、兄様」

ばい菌扱いされた京楽は、浮竹の隣で何事もなかったかのように座っていた。

「京楽菌か・・・俺は、京楽菌まみれなんだろうな」

白哉は、浮竹には文句を言わなかった。

「兄様、帰りましょう」

「そうだな。しばらく、京楽の顔は見たくない」

「酷い嫌われようだねぇ、僕」

「まぁ、俺の体とはいえ、大切な義妹が襲われたんだ。白哉は、けっこう妹思いだからな」

去っていく朽木兄妹を見送って、浮竹は京楽の方を向いた。

「たまに入れ替わってる時があるから、今後気をつけてほしい」

「そう言われてもねぇ・・・君が入れ替わってるなんて寝てたら分からないし」

「そもそも、寝込みを襲うな」

「えー、今更でしょ?」

京楽が、意地悪く笑う。

「まぁそうなんだが・・・・聞いているのか、京楽」

京楽は、浮竹の体調羽織を脱がせていた。

「言っておくが、しないからな」

「えー。せっかくその気で来たのに」

「今回は、そういう気分じゃないんだ」:

「じゃ、キスはしてもいい?」

「キスくらいなら・・・・・・」

舌が絡まるディープキスをされて、これをルキアも味わったのかと思うと、可愛そうにと思った。

京楽のキスは大人のもので、ルキアには刺激が強すぎるだろう。

「しばらく、寝込みは襲うなよ」

「分かったよ」

一方、朽木家ではルキアが風呂からあがってぼーっとしていた。京楽のキスは凄かった。その気のないルキアでも、灯がつきそうなくらいに。

「いかんいかん、私には一護がおるのだ!」

一護とまだキスをしたことがない。

ファーストキスが、京楽だったのだ。

「はぁ・・・・私のファーストキスは、京楽隊長か・・・・いやでも、肉体が違うからファーストキスにはならないか・・・うーんうーん」

そんな悩みを抱えるルキアを、白哉が静かに見守っているのであった。





拍手[0回]

PR
URL
FONT COLOR
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS

TRACK BACK

トラックバックURLはこちら
新着記事
(11/25)
(11/25)
(11/22)
(11/21)
(11/21)
"ココはカウンター設置場所"