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小説掲載プログ
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ローション

日番谷は、執務室で仕事を終え、茶を飲んでいた。

松本はというと相変わらず仕事をしないで、同人誌の原稿を書いていたので、データを削除してやるとめっちゃ泣いた。

「仕事の時間はちゃんと仕事をしろ!」

「ひどいです隊長!いいかんじで京浮の小説かけてたのに!」

そこに浮竹が遊びにやってきた。

わかめ大使を持参して。

「日番谷隊長も食え、わかめ大使」

「ああ」

白哉が考案したわかめ大使は、見かけこそ悪かったが味はいい。

「最近、また松本がお前と京楽の同人誌の小説を書いているぞ」

「あー。放置でいい」

「それでいいのか?」

「松本副隊長はどうせデータ消しても消しても書くだろうし。もう放置でいい。別に俺と京楽ができているのは事実だし、京楽は松本副隊長の出す同人誌見るの好きだしな」

「お前も苦労するな」

「そうなんだ、聞いてくれ。京楽が最近現世のグッズに興味をもって、ローションとかいうのを使いたがるんだが」

ぶばーー。

日番谷はお茶を噴き出していた。

「薔薇の匂いがするんだ。何か、体に悪そうで・・・・・」

「浮竹、みーつけた」

「京楽!」

10番隊の執務室に入ってきた京楽の手には、ローションなるものがあった。

「これ、体に悪くないよ!さぁ、試しに使ってみようよ」

「おい、ここは10番隊の・・・・ん・・・・・」

ローションを片手に、京楽は浮竹にキスをする。

浮竹を抱きしめて、京楽はローションを邪魔だとばかりに放り投げた。

ごん、べしゃっ。

それは日番谷の頭に当たって、中身が日番谷の頭にかかる。

「「あ」」

固まる二人。

「やーん、京浮の生本番が見れると思ったのにー」

松本は、一人もだえていた。

「貴様らは・・・・・蒼天に座せ、氷輪丸ーーーー!」

「あ、ローションが」

「今は逃げるが先だ!」

京楽を連れて、瞬歩で空に逃げる。

氷の龍は、そこまで追いかけてきた。

京楽は浮竹を抱きあげて、瞬歩でかわして日番谷隊長に謝る。

「ごめんねぇ、日番谷隊長。ローションっていうだけど、それ体に害はないから。じゃあね!」

そういって、京楽は浮竹を連れて去って行ってしまった。

「おい、京楽!」

ローションは少し頭にかかっただけなのだが、ぬるぬるした。

確かに、薔薇の香りがする。あと、甘い香りが。

「日番谷隊長、ローションでぬるぬる。京楽隊長と浮竹隊長はローションを使おうとしている。うふふふふ」

松本は、ふっとばされたのに、メモをとっていた。

「松本、全くお前はふっとばされてもこりないのか」

「隊長、こりるわけないじゃないですか」

「はぁ・・・・・」

ローションで濡れた髪を、水で洗う。

ぬるぬるしていたが、害はないようだ。

あれを、その・・・・本番に使うのだろう。そう想像すると、なんともいえない気分になる。

天井にあいた穴を見て、また京楽の金で修理してもらおうと、日番谷は茶をすするのであった。





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