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一護がルキアを好きな理由12

朝目覚めると、もう昼だった。

「寝過ごした!遅刻だ!!」

そう言うルキアに、一護が苦笑する。

「もう学校はねーよ。おとつい、卒業しただろう?」

「そうであった・・・・・」

ルキアは恥ずかしそうにしていた。

「この宿、朝飯と昼飯ないから、外に食べに行こう」

「ああ、もう11時か・・・お腹が減ったな」

一護もルキアも、浴衣姿のまま外出した。

手打ちそばの店に入って、少し早めの昼食をとった。

それから、白哉や恋次用のお土産を探して散策した。

「やっぱ、草津の温泉の元が妥当か」

「ああ、兄様も恋次もきっと喜ぶ」

二人分を、2週間分購入した。

けっこうな出費になったが、こつこつと貯めてきたのでなんとかなった。

「宿に戻るか」

「ああ。また温泉にでも入るか」

二人は、混浴風呂を利用してみた。平日なので、貸し切り状態だった。

ルキアは胸までバスタオルを巻いて、一護は腰にバスタオルを巻いて、一緒の湯に浸かった。

「なんだか、ドキドキするな」

「今日の予行練習だと思えばいい」

はらりと、ルキアがバスタオルを脱いだ。

「ほら、貴様も・・・・・」

一護も、一糸まとわぬ姿になる。

お互い、真っ赤だった。

でも、互いの髪を洗いあって、背中を流した。

風呂からあがり、することもないのでテレビを見ていた。

「あ、茶虎だ」

「本当だ」

茶虎は、ボクシングを始めていた。期待の新人として、スポーツ番組で紹介されていた。

やがて夕方になり、夕飯がやってくる。

今日は、てっちり鍋だった。

「これは食べたことがないが・・・うむ、美味い」

「フグには、猛毒があるからな。料理免許のある料理人でしか、扱えねぇ」

「毒があるのか。兄様には、食べさせられないな」

「まぁ、いつか白哉を連れて、温泉宿で泊まろうぜ」

「そうだな」

やがて、夜になった。

一護とルキアは、正座しあい、向き合っていた。

「俺は始めてだ。優しくするつもりだけど、乱暴になったらすまない」

「私も初めてだ。全てを、貴様に委ねる」

「いただきます」

「どうぞ、召し上がれ」

ルキアを抱き寄せて、浴衣を脱がしていく。かわいい下着をつけていた。

「ルキア、かわいい」

「あ、いちご・・・・・」

ブラを外し、僅かな膨らみを手でもんで、先端をつねると、ビクンとルキアの体が反応した。

キスマークを、体中につけた。

パンツをぬがせる。

もう、濡れていた。

手でくちゅくちゅと刺激してやると、ルキアはあっという間に達してしまった。

「ああああああ!」

「大丈夫か?」

「ああ、続けてくれ」

ルキアの秘所に、舌を這わす。

「あ、そのような・・ああああぁぁぁあ!」

愛液が溢れてきて、それを飲んだ。

秘所の天井付近を指でこすってやる。ルキアはまたいった。

「あああ!」

何度かそんなことを繰り返し、灼熱がルキアの秘所に宛がわれた。

「いくぞ」

「んっ!」

ずっと、音を立てて入り込んでくる。

動きは緩慢で、ルキアのいいとこばかりを突いてきた。

「あああ!」

「ルキア・・・かわいい。綺麗だ」

「あ、いちご、もっと・・・・」

くちゅくちゅと、秘所の天井をすりあげてやれば、ルキアは高い喘ぎ声をもらす。

「ううん・・・・・」

口づけをした。舌が絡まる。

「あ・・・・」

ずっと、奥に穿ってきた。

「あ、そこやだ・・・・・」

「いいってことだな?」

「や!」

何度か突き上げて、一護はルキアの中に欲望を吐きだしていた。

「もう1回したいけど、いけるか?」

「ん・・・大丈夫・・・・・・・」

「ごめん、少し乱暴になるかも」

「構わぬ」

一護は、最初はルキアの快感だけを追って抱いていたが、今度は欲望のままにルキアの体を開かせていった。

「ひあああああ!」

ぐちゅぐちゅと、熱が出入りする。

「ルキア、愛してる」

「あ、一護、私も愛している」

出入りする熱に合わせて、ルキアは嬌声をあげた。

「ぁぁぁぁあああ!」

ずちゅんと奥を貫かれて、ルキアの体が痙攣する。

一護も、ルキアの子宮の中で欲望を放った。


はぁはぁと、お互い荒い息をついていた。

そして、大の字で寝転がった。

「風呂、入れそう?」

「無理だ・・・・」

「じゃあ、濡らしたタオルでいいか」

用意してあったタオルで、互いの体をぬぐい、情事の後を消し去る。

「あ、血が・・・・」

ルキアの秘所から、処女膜が破れたことによる、僅かばかりの血が流れた。

「ルキア、初めてをありがとう」

「どういたしまして」

初めての夜は、思っていたほど乱暴なものではなく、優しい痺れを残す甘いものだった。

「これなら、何度抱かれてもよい」

「そんああおるよなうなこと言うなよ」

「ふふふ・・・・これでもう、貴様は完全に私のものだ」

「お前も俺のものだ」

甘い夜は、そうして過ぎていった。

次の日の朝も少しだけ睦みあった。

温泉に入り、身を清めて宿を出た。

「一生の思い出だ」

「俺もだ」

黒崎家に戻り、荷造りをした。

書き置きを残す。

穿界門が開かれた。

ルキアに誘われるままに、中へと入っていく。

黒崎一護、18歳。人間としての死が、待っていた。

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