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一護と中身が入れ替わった件2

「あ、浮竹さんこんにちわ」

「こんにちわ、一護君」

頭をぺこりと下げあい、元の姿勢に戻ろうとして頭をぶつけた。

「あ」

「げ、またっすか?」

昔に一護と中身が入れ替わったことがあるし、京楽に白哉に冬獅郎にルキアと、入れ違ったこともあるのでもう慣れたものだった。

「じゃあ、俺は現世に行ってくる!」

「ああ、浮竹さん!」

一護が止める暇もなく、一護の姿をした浮竹は現世にいってしまった。

「あれ、浮竹?一護君を知らないかい」

「京楽さん~~~~~~~」

浮竹の姿の一護から、一護の霊圧を感じて、この前入れ替わったこともあるので、京楽は浮竹の姿の一護に声をかける。

「中身は、一護君かい?」

「そうなんすよ」

「あーあ。浮竹、はしゃいで現世いっちゃったんだね?」

「そうなんすよ!!俺はどうすれば!」

「とりあえず、雨乾堂に行こう。浮竹は病弱だから、この残暑で外をうろつくのはきついだろうから」

「はい」


一方、浮竹は。

現世にきて、一護の貯金箱を壊して現金をゲットすると、一度行ってみたかったゲーセンに行っていた。

格闘技ゲームで勝ちまくり、カーレーシングゲームを楽しんだ。

「うーん、連れがいないといまいちだなぁ」

浮竹は、一護のふりをして、ルキアを呼び出した。

「なんなのだ、一護!」

「いや、暇だからゲームの相手をしてもらおと思って」

「いちいち、ゲーセンでゲームをするのか?無駄に金がかかるであろうが。家に、スイッチがあったであろう。あれでマリオのゲームとか格闘ゲームとかできたであろう」

「おお、そうなのか。じゃあ、家に帰ってゲームするか」

「うむ」

ルキアは、一護の家に厄介になっている。

一護とは恋人同士だった。


「うわぁ、また負けた」

「今日の一護は一段と弱いな」

「まぁそういうな、朽木」

「?今日の一護は何か変だぞ」

「そりゃなぁ。実は俺は、中身は浮竹なんだ」

「な、浮竹隊長!?」

ルキアは、自分も浮竹と中身が入れ違ったことがあったので、一護の姿の浮竹を見て赤くなりながら、非礼をわびる。

「ま、まさか中身が浮竹隊長であられるとは‥‥‥」

「今日の夕飯はカレーだよー」

階下から、一護の妹の声がした。

「せっかくだから、食べてから尸魂界に戻るか」

「は、はい!」



「浮竹、心配したんだよ!」

「一護、浮竹隊長の体でよからぬことをしていまいな?」

「しねーよ!」

なんやかんやあって、数刻たち、元に戻った。

「一護君、妹さんたちにカレーおいしかったと伝えてくれ」

「浮竹、これにこりたら人格が入れ替わったら大人しく‥‥」

「ああ、一護君、勝手に貯金箱のお金使ってゲーセンに行ってしまったので、お金を返すので後日雨乾堂にきてくれないか」

「うきたけえええええええ」

「なんだ京楽、うっとうしいな」

「ひどいいいいいい」

一護は苦笑いで、ルキアは困ったような顔を浮かべて、現世へと戻っていく。

「うきたけえええええ」

「さっきからなんだ」

「浮竹が中身入れ替わるたびにボクは心配で」

「大丈夫だ。慣れた!」

「そんな変なことに慣れないで!」

浮竹と京楽は、雨乾堂で身を寄り添いあいながら、夕日が沈んでいくのを見ているのだった。

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