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白哉と中身が入れ替わった件2

出会いがしらに、浮竹と白哉はぶつかってよろめく。

そして、もつれあって頭を互いに打った。

ゴン。

鈍い音がした。

「あ」

「む、またか」

昔にも、一度白哉は浮竹と人格が交代したことがあるので、冷静だった。

「ああ、また白哉と入れ替わってしまった」

「浮竹、私は雨乾堂でおとなしくしておくので、兄は6番隊で仕事をするように」

「白哉はつまらんなぁ」

浮竹は、白哉の体で6番隊に戻ると、恋次に思い切り抱き着かれた。

「隊長、今夜いいですか?」

「何か知らんがいいぞ」

「やった!」

恋次がガッツポーズをとる。

浮竹は、恋次と白哉ができていることを知らなかった。

「隊長、好きです」

恋次にキスされて、そのテクに浮竹がびっくりする。

「ま、待て!今の俺は、白哉は俺と、その、浮竹と人格が交代しているんだ」

「何言ってるんすか隊長。もう、照れ隠しですか?かわいいなぁ」

「もぎゃああああああああああああ」



一方の白哉は。

熱が出てきたので、素直に雨乾堂で横になっていた。

うとうとと微睡んでいた頃、京楽の霊圧を感じて意識が浮上する。

「浮竹」

口づけされていた。

「ま、まて京楽。私は中身は朽木白哉だ」

「え。まじで?」

「ああ」

「ああああ、浮竹のやつ白哉君の体でどこにいったの?」

白哉は、恋次が盛りだしていたことをすっかり忘れていた。

恋次は犬だ。

待てができない駄犬だ。

「6番隊舎に行って仕事をしておけと言っておいた。もしかして、今頃恋次に」

「浮竹えええええ」

京楽は、浮竹の姿の白哉を肩に抱えて、6番隊の執務室までくる。

そこでは、ソファーに浮竹の中身の白哉が押し倒されていた。

「京楽、白哉、助けてくれ」

涙で潤んだ瞳で見上げらて、白哉は自分がいつもこんな顔で恋次に迫られているのかと赤くなる。

「へ?」

恋次は、一人頭に?マークを浮かべていた。

浮竹は助け出されて、事情を話されて恋次はジャンピング土下座を白哉と浮竹した。

「ほんっと、すんません」

「いや、6番隊の隊舎へ行けと言ったのは私だ」

「人格が入れ替わったのに、普通に振る舞おうとしたのは俺だ」

結局、どっちも悪くないということでおさまった。



「浮竹、兄は京楽をなんとかしろ。寝込みを襲ってきた」

「キスだけだろう?」

「そうだが、寝込みだぞ」

「俺なんて、執務室に入ったら抱きつかれたぞ」

「私のアホな副官がすまぬ」


数刻して、元に戻った。

「隊長っすよね?」

「そうだ」


「浮竹だよね」

「そうだ」


「「ああああ、答えが同じでわからん!!」」

恋次と京楽はハモって叫び、互いに白哉と浮竹から声をかけられて、お互いがいるべき場所へ戻っていく。



「はぁ‥‥白哉君にキスしちゃった」

「阿散井にキスされた」

浮竹と京楽は、互いの顔を見て、ため息をつくのであった。

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