忍者ブログ

プログ

小説掲載プログ
03 2025/04 4 56 7 8 9 10 11 1213 14 15 16 17 18 1920 21 22 23 24 25 2627 28 29 30 05

一護を忘れたルキア 現世でのデート

ルキアと一護が、正式に付き合いだして半月が過ぎた。

休暇の日は、二人で現世に遊びに行ったりもした。

「その、貴様は私のことがいつから好きだったのだ?」

「んー。ルキアが処刑されそうになる前くらいからかな」

「けっこう、会ってすぐだな」

「だってルキア細いしかわいいし、守ってあげたくなるじゃねーか」

「な、また恥ずかしいことを・・・・・」

今は仕事中であった。

一護は、いつもルキアの傍にいた。ルキアも、いつも一護の傍にいた。

「貴様が死神代行だった頃が懐かしいな」

「そうだな。今はほんとの死神だしな」

「それで、兄様に式場は朽木家でいいかと聞かれたのだが、貴様兄様に何を吹き込んだ!」

「いや、周囲の気がはええだけだって。確かにルキアと結婚するとは言ったけど」

「兄様に、幸せになれと言われた」

「よかったじゃねーか」

「う、うむ・・・・・」

一護とルキアは、健全なお付き合いをしていた。

結婚するまで、肉体関係を持たないことにした。

ただ、キスやハグはする。

今は仕事中なので何もしていない一護だが、休憩時間になるとルキアの手を握ったり、頭を撫でたり、しまいにはハグやキスをしてくる。

執務室だと人目がないので、安心していちゃつくことができるからが、一護のお決まりの台詞であった。

「貴様が朽木家に婿入りするということは、朽木一護になるということだぞ?」

「ああ、もうそのへんはどうでもいい。苗字なんて、どっちでもいいさ」

昼の休憩時間になった。

一護は、ルキアお手製のお弁当をもってきていた。

ルキアは朽木家の料理人が作ったお弁当だった。

「卵焼きこげてる・・・魚が生焼け・・・・・」

「う、うるさい!嫌なら食わねばよかろう!」

ルキアの料理の腕は、なかなかに壊滅的だった。

朽木家の姫君なので、仕方ないかもしれないが。

「んー見た目はやばいけど、味はそこそこいいんだよな。不思議だ」

浦原から、なんでもおいしくかんじれる粉を買い、ふりかけているのは秘密中の秘密だった。

「さて、明日は休日だし、現世にでも遊びにいくか?」

「うむ、そうだな。新しい水族館がオープンする予定だと聞く。そこに行ってみたい」

「おし、決まりな。明日は現世で水族館でデートだ」

「ただ遊びにいくだけなのに、デートなのか?」

「ああ。2人きりで出かけるのは基本デートだ」

「そうか」

ルキアは赤くなった。

付き合い初めて半月になるが、まだまだ初々しい。

「あー、ルキア大好きだ」

「な、なんだ突然」

「なんつーか、爺さんになって死ぬまで、ずーっと我慢してた反動かな」

「好きだったならば、生きているうちに言えばよかったのだ」

「それができたら苦労しねーよ。ふられたら最悪じゃねーか」

「ま、まぁ私も一護のことが好きなのに、一護が死んで本当の死神になるまで想いを隠していたのは事実だ」

一護は、真剣な表情でルキアを見た。

「なぁ、ルキア。今、お前は幸せか?」

「何だ突然」

「俺と結婚すると、もう俺から逃げられねーぜ。不幸にしたくない」

「不幸になるわけがなかろう!幸せに決まっている!」

ルキアは怒って、一護の鳩尾に拳を入れた。

「おぐ・・・きくなぁ」

「ふん、貴様がばかなことを言うからだ」

「悪かったって」

一護は、ルキアを抱きしめる。

「帰りに、白玉餡蜜をおごってくれるなら、機嫌を直してもいい」

「お前、ほんとに白玉餡蜜好きだよな」

「放っておけ。私の自由だ」

「わーったよ。今回は、俺が作ってやるよ。厨房かりて」

「何、貴様が作ってくれるのか!?」

一護は、一人暮らしを長く続けていたせいもあって、料理の腕がとてもよかった。

死神代行時代から、一護の料理を口にしてきたが、まずいものなど一度もなかった。

「では、帰り道に材料を買いにいこう」

ルンルン気分で、ルキアは仕事を終わらせる。

「はぁ・・・・かわいすぎ」

「ん、何か言ったか?」

「なんでもねーよ」

一護は、ルキアが気を許したことで見せてくれる、今までに見たことのない表情が好きだった。

「俺、結婚式までもつのかな・・・・・」

今すぐにでも、ルキアを押し倒して自分のものにしたいという衝動にかられる。

「あーだめだだめだ。こういう時は、酒飲んで別のこと考えよ」

ちなみに、一護が白哉に与えられた部屋はルキアの寝室であった。

一護は、眠るときルキアを背後から抱きよせて、昔のように眠る。

その初めての夜は、二人とも緊張してなかなか眠れなかったのだが、今はぐっすりと眠れるようになっていた。

ルキアのあどけない寝顔を見るのも、一護の楽しみの一つだった。

「ふあ~よく寝た。ルキア起きろ。現世の水族館にデートしに行く日だぞ」

「んーーー、ふああああ」

ルキアは大きく伸びをして、目覚める。

「おはよう、一護」

「ああ、おはよう、ルキア」

「いい朝だな。食事はどうするのだ。お弁当を作ってもらうか?」

「いや、近くにけっこういいレストランができてて、そこで食べようと思う」

「貴様、金はあるのか?」

「すでに働いて10日目で、初給料もらってるぜ。ルキアと少し贅沢な食事をするくらいの金はある」

「そうか。足りないならいえ。100万でも200万でも出せるからな」

「だああああ!朽木家だからって、金の感覚がおかしいんだよルキアは!白哉の金銭感覚がうつってるとしか思えねぇ」

「す、すまぬ。長いこと、貴様のあの小さな家で住んでいたことで狂わされた金銭感覚が、朽木のものに変わってしまっていた。そうだな、節約であったな。無駄なことに金をかけない、であったな」

「そうそう」

一護とルキアは、義骸に入り、現世へと旅立つ。

1日限りの現世行きなので、ルキアと一護は、デートしにいくのは主に現世なのだが、新しくできた水族館は大きく見応えもあり、昼食に少しおしゃれで高めのレストランで食事をとった後も、水族館に戻った。

「この光り輝く魚は、なんというのだ?」

「ああ、これはネオンテトラだな」

「ふむ。美しいな」

ネオンテトラの青い光を、アメジストの瞳に映すルキアのほうが、何倍も美しく見えたのだが、一護はルキアの邪魔をしたくないので、黙ってるルキアが満足するまで、同じ場所に居続けるのであった。



拍手[0回]

PR
URL
FONT COLOR
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS

TRACK BACK

トラックバックURLはこちら
新着記事
(04/03)
(04/02)
(04/01)
(03/31)
(03/31)
"ココはカウンター設置場所"