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僕はそうして君におちていく10

浮竹と京楽は、正座していた。

お互いに向かい合い、ぺこりとお辞儀をした。

「じゃあ、いいかな」

「ああ、いいぞ」

浮竹は隊長羽織をばさりと脱ぎ捨てて、死覇装も脱いで裸になろうとしていた。

「いやいやいや、待って、十四郎」

「なんだ?まさか、今になって抱きたくないとか・・・・」

「そうじゃない。服を脱がせるのも、僕の楽しみの一つなんだから、全部脱がないで」

「あ、ああ・・・・・」

浮竹は、意識しすぎて真っ赤になった。

そっと、褥の上に横たえられた。

乱れた死覇装の中に、京楽の手が入ってくる。

「ん・・・・・」

薄い胸板を這う指が、こそばゆかった。

「あ・・・」

胸の先端をさすられて、クニクニといじられると、そこは固くなっていた。

「んんっ」

京楽の舌が、浮竹の肌を這う。

舌でもう片方を転がされて、ビリビリと全身がしびれるような感覚を覚えた。

「ああ・・・もう、こんなに濡れてる」

浮竹の下肢は、先走りの蜜をダラダラ零して、ゆるりとたちあがっていた。

「やっ」

下着の上から、直接握り込まれた。

そのまま下着を脱がされて、上下に扱われた。それだけで、快感で頭がどうにかなりそうだった。

「ああっ!」

京楽は、浮竹のものを口に含んだ。

根元をしごきながら、チロチロと鈴口を刺激してやると、あっという間にう浮竹は熱を京楽の口の中に放っていた。

「やっ、飲むな!」

ごくりと嚥下してしまった京楽の行為が信じられなくて、浮竹は顔を手で覆ってしまった。

「十四郎、顔見せて。声聞かせて。隠さないで」

「春水・・・・」

「好きだよ」

「俺も・・・・」

唇を重ね合う。

「俺も、する」

「え?」

「俺も、その、お前の、飲みたい」

「いや、そんなのしないでいいから」

「いいから、やらせろ」

浮竹は、京楽を押し倒して、京楽に跨ると、京楽の勃起している熱い熱の塊に、そっと触った。

びくりと、京楽の背がはねる。

「はは、すごいな、お前の」

浮竹は、京楽のものの先端にキスをすると、そのまま口に含んだ。

「・・・・・っあ」

「京楽も、声を出せ。感じているんだろう?」

「十四郎・・・・いいよ、そのまま、そうそう、舌を這わせて・・・・」

「こうか?」

「うん、そう」

ジュぷじゅぷと音をたてて、唾液をつけて舐めあげて、カリ首を吸い上げると、京楽のものが弾けた。

「うわ!」

びゅっと飛んで、それは浮竹の顔にかかった。

「ごめん、十四郎!」

「いや、いい」

浮竹は、顔にかかったものを舐めとった。

「苦い」

「飲まなくていいのに」

京楽が、浮竹を押し倒した。

「初めてでで怖いだろうけど、僕に任せて」

「分かった」

京楽は、用意していた潤滑油を指にまとわせると、浮竹の蕾に指を侵入させた。

「あっ」

「ここ、いい?」

こりこりと前立腺を刺激されて、こくこくと浮竹は頷いた。

ぐちゃぐちゃ。

音をたてて、中を解していく。3本の指を飲みこめるようになった頃には、浮竹の中は熱くてとろけるようだった。

「挿れるから、力抜いて」

「あ、ああ・・・・・んっ!」

ズッと音をたてて、京楽のものが浮竹の中に入ってきた。

「ほら、分かる?僕のものが、浮竹の中に入ってるって。僕たち、今一つになってる」

外側からでも分かるほど、腹部は膨らんでいた。

「やっ、大きい」

「でも、切れてないし、うん、このまま続けるよ」

「んあっ」

ぐちゅぐちゅと水音を立てて、京楽のものが浮竹の中を出入りする。

「きもちいい?」

「あ、きもちいい・・・・・・」

前立腺ばかり突き上げられて、浮竹は頭が真っ白になった。

「あ!」

空いきの、オーガズムを初めて体験して、浮竹は呼吸を乱した。

「もしかして、いっちゃった?」

「あ、あああ!」

「僕も、そろそろ限界かも・・・・・中で出すよ。いい?」

「うあ!」

ズズっと突き上げてくる熱は、最奥の結腸にまで入りこんできた。

ゴンゴンとノックされて、ぱくぱくと結腸が蠢く。

「出すよ、いいね?」

「いあああああ!あ、あ、あ・・・・・・」

最奥に、愛しい男の熱を受け止めながら、浮竹は意識を失った。


気が付くと、眠っていた。

隣では、京楽が眠っていた。

起き上がろうとして、ズキリと痛む腰に手を当てる。

「ああ・・・ほんとに、抱かれたんだ」

「浮竹、大丈夫?」

京楽が、起き出した浮竹に気づいて、こっちを見つめていた。

「僕、まだおさまってないんだ。続き、してもいい?」

「ああ。好きなだけ、抱け」

「その言葉、後悔しないでよ」



「もお、やぁっ」

何度、射精しただろうか。

もう、出すものもないのに、前を扱かれながら、突き上げらていた。

背後からだったり、騎乗位だったりと、京楽の好きなように貪られていた。

「やっ」

「まだいけるでしょ?がんばって」

「無理っ」

「女の子みたいに、なっちゃったね」

「あ、あ、もれる、やだ、やだ!」

潮を吹いた浮竹は、漏らしたと思いこんで、泣きだした。

「ううう・・・・・・」

「十四郎、これは潮だから。女の子みたいにいっちゃっただけだから、おもらしじゃないよ」

「本当に?」

「うん」

「うあ!」

最奥を突き上げられて、浮竹は頭が真っ白になった。

「ああああーーーーー!!!」

オーガズムでいっていた。

京楽は、もう何度目かも分からない精液を、浮竹の中にぶちまけて、やっと満足した。




「お風呂、入ろうか」

「ん・・・・・」

力の入らない浮竹を抱きかかえて、風呂に入った。

中に出したものをかきだすと、白い精液が大量に出てきた。

「いっぱい、十四郎の中で出しちゃった」

「あ、孕んでしまう」

「孕んでよ。俺の子を」

「やっ」

むずがる浮竹を撫でて、京楽は満足げに微笑んだ。

「浮竹の、初めて、確かにもらったよ」

「俺、もうお婿にいけない」

「僕と結婚しよう」

「ああ、それもいいかもな」

浮竹は、うつらうつらと、意識を失い始めた。

疲労感から、眠気を感じている浮竹をささっと体を洗って、風呂からあがらせて、長くなった腰まである白い髪の水分をふきとって、布団をしいてそこに横にさせると、浮竹はすぐに眠ってしまった。




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