卯ノ花の想い
「斬りあいを続けましょう、更木隊長」
「へっ、そうこなくっちゃな!」
「卍解・・・・・皆尽」
卯ノ花の霊圧が一気にあがった。
それをさも楽しそうに、更木が受け止める。
「これは私の罪--------------」
「何言ってやがんだ!もっと斬りこんでこい!」
皆尽によって、卯ノ花は全身に負ってい傷を回復させた。
「へっ、上等じゃなねぇかよ」
一方の更木は、血にまみれで傷だらけた。
卯ノ花は、皆尽の能力で、更木の怪我を癒した。
「てめぇ、なんのつもりだ」
「あなたと、少しでも長く戦っていたい。血が騒ぐのです。初代剣八としての血が」
「ぬかしてろ!」
「あなたとの戦いは、甘い痺れのようだ」
「随分と、官能的な言葉を吐きやがるな」
キンキンカキン。
斬魄刀と斬魄刀をぶつけ合った。
「きっと、私は心の何処かで、あなたを愛してたんでしょうね」
更木が、悲しそうな顔をした。
「そんな府抜けた感情で、俺に勝つつもりか!」
「いいえ----------------勝つのは、あなただ」
何度も斬り結び合った。
卯ノ花が癒してくれた傷以上の傷を負っていた。出血のしすぎで、体がふらつく。
ザシュリと、卯ノ花の胸を貫いた更木の斬魄刀。
「おい・・・・・・・・」
「もう、私もおしまいのようですね。もっとあなたと戦っていたかった。でも、あなたは私を倒した。私の屍をこえていきなさい」
「卯ノ花!」
「愛しています、更木剣八。あの世で、待ってますよ。いつか、迎えにいきますから」
「卯ノ花ーーーーー!!!」
鮮血を散らして、卯ノ花はこと切れた。
「馬鹿野郎・・・・・・俺も、てめぇを好きだったんだよ」
物言わぬ屍となった、卯ノ花に口づける。
血の味はとても甘美だった。
「この霊圧は・・・・・・!」
浮竹が、無暗から出てきた血だらけで満身創痍の更木を見た。腕の中には、血まみれの卯ノ花がういた。
「どけよ」
「卯ノ花隊長をどうするつもりだ!」
「どうもしねぇよ。4番隊に届けるだけだ」
「更木隊長、それはあまりにも--------------」
「うるせぇ。どうしようと俺の勝手だ。俺は、卯ノ花が好きだったんだ。殺して、気づいた」
「更木隊長・・・・・・・・」
「いかせてやりなよ、浮竹」
「でも、今卯ノ花隊長の死を知られると、指揮が・・・・」
「もう、そんなこと言ってられないくらいにがたがたなんだ。これ以上、最悪の事態にはならないさ」
更木は、卯ノ花の遺体と共に消えた。
「俺に耐えれない。好きな相手を殺すなんて」
「そりゃ、浮竹は優しいからね」
「優しいとか優しくないとかの問題じゃない!更木隊長は正気なのか?愛する女性を手にかけて----------」
「そうするしか、更木隊長は答えられなかったんだよ。卯ノ花隊長も、斬りあいでしか感情をぶつけれなかった。凄く不器用なんだよ」
「なんて悲しい愛し合い方なんだ・・・・・」
「誰もが、僕や浮竹のようになるとは限らないからね」
「でも、悲しすぎる!」
ぽたりと、卯ノ花を思って、涙が零れた。
「君が泣くことはないよ。これは卯ノ花隊長が選んだ道。泣くことは、卯ノ花隊長を侮辱する事になる」
「でも・・・」
震えている浮竹を抱き締めて、とんとんと背中を叩いてやった。
まるで、赤子をあやすかのように。
「俺は卯ノ花隊長が好きだった。恋愛感情ではないけれど、とても好きだった」
「うん。辛いね」
「卯ノ花隊長は、安からかにいけただろうか」
「さっき顔を見たでしょ。凄く満足そうな顔をしていた」
「京楽、もし俺が-------------」
言葉は、そこで止まった。
もし俺が、あんな風に死んだら、泣いてくれるか?
そう言おうとして、縁起でもないと、考え直す。
護廷13隊の死神は、 尸魂界のために死なば本望。
卯ノ花は、更木を目覚めさせることが、尸魂界の今後の戦いに必要となると知って、命を散らせた。
「卯ノ花隊長、どうか安らかに。先生のもとで、待っていてください」
いずれ、俺も尸魂界のために命を散らすだろう。
その時は、京楽と笑って別れよう。
そう思う浮竹であった。
「へっ、そうこなくっちゃな!」
「卍解・・・・・皆尽」
卯ノ花の霊圧が一気にあがった。
それをさも楽しそうに、更木が受け止める。
「これは私の罪--------------」
「何言ってやがんだ!もっと斬りこんでこい!」
皆尽によって、卯ノ花は全身に負ってい傷を回復させた。
「へっ、上等じゃなねぇかよ」
一方の更木は、血にまみれで傷だらけた。
卯ノ花は、皆尽の能力で、更木の怪我を癒した。
「てめぇ、なんのつもりだ」
「あなたと、少しでも長く戦っていたい。血が騒ぐのです。初代剣八としての血が」
「ぬかしてろ!」
「あなたとの戦いは、甘い痺れのようだ」
「随分と、官能的な言葉を吐きやがるな」
キンキンカキン。
斬魄刀と斬魄刀をぶつけ合った。
「きっと、私は心の何処かで、あなたを愛してたんでしょうね」
更木が、悲しそうな顔をした。
「そんな府抜けた感情で、俺に勝つつもりか!」
「いいえ----------------勝つのは、あなただ」
何度も斬り結び合った。
卯ノ花が癒してくれた傷以上の傷を負っていた。出血のしすぎで、体がふらつく。
ザシュリと、卯ノ花の胸を貫いた更木の斬魄刀。
「おい・・・・・・・・」
「もう、私もおしまいのようですね。もっとあなたと戦っていたかった。でも、あなたは私を倒した。私の屍をこえていきなさい」
「卯ノ花!」
「愛しています、更木剣八。あの世で、待ってますよ。いつか、迎えにいきますから」
「卯ノ花ーーーーー!!!」
鮮血を散らして、卯ノ花はこと切れた。
「馬鹿野郎・・・・・・俺も、てめぇを好きだったんだよ」
物言わぬ屍となった、卯ノ花に口づける。
血の味はとても甘美だった。
「この霊圧は・・・・・・!」
浮竹が、無暗から出てきた血だらけで満身創痍の更木を見た。腕の中には、血まみれの卯ノ花がういた。
「どけよ」
「卯ノ花隊長をどうするつもりだ!」
「どうもしねぇよ。4番隊に届けるだけだ」
「更木隊長、それはあまりにも--------------」
「うるせぇ。どうしようと俺の勝手だ。俺は、卯ノ花が好きだったんだ。殺して、気づいた」
「更木隊長・・・・・・・・」
「いかせてやりなよ、浮竹」
「でも、今卯ノ花隊長の死を知られると、指揮が・・・・」
「もう、そんなこと言ってられないくらいにがたがたなんだ。これ以上、最悪の事態にはならないさ」
更木は、卯ノ花の遺体と共に消えた。
「俺に耐えれない。好きな相手を殺すなんて」
「そりゃ、浮竹は優しいからね」
「優しいとか優しくないとかの問題じゃない!更木隊長は正気なのか?愛する女性を手にかけて----------」
「そうするしか、更木隊長は答えられなかったんだよ。卯ノ花隊長も、斬りあいでしか感情をぶつけれなかった。凄く不器用なんだよ」
「なんて悲しい愛し合い方なんだ・・・・・」
「誰もが、僕や浮竹のようになるとは限らないからね」
「でも、悲しすぎる!」
ぽたりと、卯ノ花を思って、涙が零れた。
「君が泣くことはないよ。これは卯ノ花隊長が選んだ道。泣くことは、卯ノ花隊長を侮辱する事になる」
「でも・・・」
震えている浮竹を抱き締めて、とんとんと背中を叩いてやった。
まるで、赤子をあやすかのように。
「俺は卯ノ花隊長が好きだった。恋愛感情ではないけれど、とても好きだった」
「うん。辛いね」
「卯ノ花隊長は、安からかにいけただろうか」
「さっき顔を見たでしょ。凄く満足そうな顔をしていた」
「京楽、もし俺が-------------」
言葉は、そこで止まった。
もし俺が、あんな風に死んだら、泣いてくれるか?
そう言おうとして、縁起でもないと、考え直す。
護廷13隊の死神は、 尸魂界のために死なば本望。
卯ノ花は、更木を目覚めさせることが、尸魂界の今後の戦いに必要となると知って、命を散らせた。
「卯ノ花隊長、どうか安らかに。先生のもとで、待っていてください」
いずれ、俺も尸魂界のために命を散らすだろう。
その時は、京楽と笑って別れよう。
そう思う浮竹であった。
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