告白
「なんだこれは」
ルキアの下駄箱に、手紙が入っていた。
何気にチャッピーのシールをはられており、開けるのを少しルキアはためらった。
「チャッピーのシール・・・・はがすのはかわいそう・・・・でも、中身を見なければ」
中には、大きな文字で「好き」と書いてあった。
差出人は、3時に屋上にくると書いてあった。
「なんだこれは。果たし状ではないのか」
「あー、朽木さんラブレター?」
井上が、ルキアのもっているラブレターをそっとのぞき見る。
「わ、好きだって。でも屋上に呼び出して、その時相手がわかるって、なんか不思議だね」
「果たし状ではないのか、やはり」
「いや、こんな果たし状見たことないから!あ、黒崎君、大変なの!朽木さんが!」
「え?賞味期限3カ月過ぎたアイスでも食って腹壊したとかか?」
一護の言葉に、ルキアはその頭を拳で殴った。
「そんなわけあるか!」
「いってー!ただのジョークだろ!」
「貴様のジョークは面白くない!」
どこからか取り出したハリセンで、また一護の頭をはたいた。
「ポカポカ殴りやがって!俺の頭がアホになったらどうしてくれる!」
「貴様はもともとアホだから別にいいではないか」
「なんだと!一度成績は落ちたとはいえ、これでもまだ上位保ってんだぞ!」
ルキアが、現世にいれる時間は残されている。
尸魂界に、卒業したら帰るのだ。
滅却師たちの侵略を勝利してもう半月になる。
残された時間は短い。
一護は、ルキアのことが好きだったが、言い出せずにいた。
でも、こんな形のラブレターの相手を、好きになるのかもしれないと思って、気が気ではなかった。
ぎゃーぎゃーと言い合いを続け、教室で授業を受けて、昼飯を食べて午後の授業を受けて、結局3時になって、ルキアは屋上にいってしまった。
一護は、ルキアの後を追って、屋上に来ていた。
「なぜ貴様がここにいるのだ!」
「お前のおもり」
「なんだと!いらぬ!消えろ!」
「うっせ。ほら、ご登場だぜ」
さえない顔の、下級生だった。
ルキアは、その下級生から惚れたとか何とか言われて
「好きです、付き合ってください!」
と、手を差し出してきた。
ルキアは猫をかぶって、どう断ろうかと思っていると、一護が。
「ごめんな。こいつ、俺と付き合ってるんだわ」
「え・・・・黒崎先輩とですか・・・・・・ううう、お似合いです!分かりました、失礼します!」
「おい、一護、貴様何を勝手に!」
一護は、ルキアを抱き寄せた。
「いつか、言おうと思ってたのにな。こんな形になるなんてなんかいやだが、ルキア、お前のことが好きだ。付き合ってくれ」
「へ?」
ルキアは、間の抜けた顔をしていた。
それから、白哉専用の携帯を取り出して、一護に告白されたことを白哉に伝えた。
「おい、ルキア、なんで白哉に!」
「わわわわ、私も、貴様のことを、すすすすす、すきやき!」
「ルキア」
一護の腕の中で、固まったルキアに、一護が苦笑する。
「ほう。兄は、ルキアを好きだと。付き合いたくば、私を倒してみろ」
「ほらきたーーーーーー!!!」
一護はこうなるであろうことが分かっていたので、白哉に報告されるのを恐れていたのであった。
「散れ、千本桜」
「ぎゃああああああ!話し合いで解決させろおおおお」
「笑止」
「ルキアのアホおおおおおお」
「兄様・・・・いつ見ても麗しいです」
ルキアは、白哉が大好きだ。
一護も同じくらいに好きだけど。
白哉に、一護とのことを認めてもらいために呼び出したのだと、一護が知るのは後日のことだった。
ルキアの下駄箱に、手紙が入っていた。
何気にチャッピーのシールをはられており、開けるのを少しルキアはためらった。
「チャッピーのシール・・・・はがすのはかわいそう・・・・でも、中身を見なければ」
中には、大きな文字で「好き」と書いてあった。
差出人は、3時に屋上にくると書いてあった。
「なんだこれは。果たし状ではないのか」
「あー、朽木さんラブレター?」
井上が、ルキアのもっているラブレターをそっとのぞき見る。
「わ、好きだって。でも屋上に呼び出して、その時相手がわかるって、なんか不思議だね」
「果たし状ではないのか、やはり」
「いや、こんな果たし状見たことないから!あ、黒崎君、大変なの!朽木さんが!」
「え?賞味期限3カ月過ぎたアイスでも食って腹壊したとかか?」
一護の言葉に、ルキアはその頭を拳で殴った。
「そんなわけあるか!」
「いってー!ただのジョークだろ!」
「貴様のジョークは面白くない!」
どこからか取り出したハリセンで、また一護の頭をはたいた。
「ポカポカ殴りやがって!俺の頭がアホになったらどうしてくれる!」
「貴様はもともとアホだから別にいいではないか」
「なんだと!一度成績は落ちたとはいえ、これでもまだ上位保ってんだぞ!」
ルキアが、現世にいれる時間は残されている。
尸魂界に、卒業したら帰るのだ。
滅却師たちの侵略を勝利してもう半月になる。
残された時間は短い。
一護は、ルキアのことが好きだったが、言い出せずにいた。
でも、こんな形のラブレターの相手を、好きになるのかもしれないと思って、気が気ではなかった。
ぎゃーぎゃーと言い合いを続け、教室で授業を受けて、昼飯を食べて午後の授業を受けて、結局3時になって、ルキアは屋上にいってしまった。
一護は、ルキアの後を追って、屋上に来ていた。
「なぜ貴様がここにいるのだ!」
「お前のおもり」
「なんだと!いらぬ!消えろ!」
「うっせ。ほら、ご登場だぜ」
さえない顔の、下級生だった。
ルキアは、その下級生から惚れたとか何とか言われて
「好きです、付き合ってください!」
と、手を差し出してきた。
ルキアは猫をかぶって、どう断ろうかと思っていると、一護が。
「ごめんな。こいつ、俺と付き合ってるんだわ」
「え・・・・黒崎先輩とですか・・・・・・ううう、お似合いです!分かりました、失礼します!」
「おい、一護、貴様何を勝手に!」
一護は、ルキアを抱き寄せた。
「いつか、言おうと思ってたのにな。こんな形になるなんてなんかいやだが、ルキア、お前のことが好きだ。付き合ってくれ」
「へ?」
ルキアは、間の抜けた顔をしていた。
それから、白哉専用の携帯を取り出して、一護に告白されたことを白哉に伝えた。
「おい、ルキア、なんで白哉に!」
「わわわわ、私も、貴様のことを、すすすすす、すきやき!」
「ルキア」
一護の腕の中で、固まったルキアに、一護が苦笑する。
「ほう。兄は、ルキアを好きだと。付き合いたくば、私を倒してみろ」
「ほらきたーーーーーー!!!」
一護はこうなるであろうことが分かっていたので、白哉に報告されるのを恐れていたのであった。
「散れ、千本桜」
「ぎゃああああああ!話し合いで解決させろおおおお」
「笑止」
「ルキアのアホおおおおおお」
「兄様・・・・いつ見ても麗しいです」
ルキアは、白哉が大好きだ。
一護も同じくらいに好きだけど。
白哉に、一護とのことを認めてもらいために呼び出したのだと、一護が知るのは後日のことだった。
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