堕天使と天使外伝
「金貨5枚」
『買った』
堕天使の京楽は、ヴァンパイアの京楽にフェンリルの浮竹と天使の浮竹が二人でデートした時に、隠しカメラで撮った写真を売りつけていた。
「こら、京楽!何を売ってるんだ!」
「浮竹がフェンリルの浮竹とデートという浮気をした証拠写真」
『浮気じゃないぞ!本気だ!』
フェンリルの浮竹の言葉に、堕天使の京楽は飛び上がった。
「本気だって!許せない!浮竹は僕のものだよ!」
『天使の浮竹はお前のものじゃない。誰のものでもない』
「いいえ、僕のものですぅ。浮竹はあげないからね!」
堕天使の京楽は、フェンリルの浮竹に舌を出して、天使の浮竹を抱きしめた。
『ぐぬぬぬぬ』
「おいこら、2人とも俺は俺のものだ」
『だ、そうだよ』
ヴァンパイアの京楽が、溜息まじりに威嚇しあう堕天使の京楽とフェンリルの浮竹の仲裁に入った。
『天使の俺、デートしよう!今回は山にピクニックに行こう』
「え、あ、まぁ構わないが」
「無論僕もついていくからね!」
『ボクもついていくけどねぇ』
『デートだから、距離はとってくれよ』
フェンリルの浮竹は、天使の浮竹の了解をもらい、嬉し気に準備をしだした。
「え、今から行くのか」
『今からだ!』
「分かった、軽装に着替えてくる」
『あ、俺の服を貸してやる』
「あ、ああ」
「きいいいいい」
嫉妬で燃える堕天使の京楽に、フェンリルの浮竹は。
『バーカ、バーカ』
とバカにして、尻尾をぶんぶん振っていた。
堕天使の京楽をこけにできるのが、よほど嬉しいのか、はたまた悪戯心がくすぐられるのか。
こうして、4人は浮竹のデートという名のピクニックに出かけた。
「ぐぬぬぬ、手を握り合ってる」
『それくらい、いいじゃない。かわいいもんだよ。かわいい子二人ではしゃいじゃって、見ているこっちは・・・・キミは悔しいんだろうけど、ボクは微笑ましいけどね』
「きいいいいいいい」
堕天使の京楽は、フェンリルの浮竹の行動に嫉妬心をあおられまくっていた。
『京楽、昼ごはんにしよう。堕天使の京楽の飯はちなみにない。めざしならあるから、それでもかじってろ』
フェンリルの浮竹は、ヴァンパイアの京楽が作ってくれたお弁当をシートの上に広げた。
フェンリルの浮竹と、天使の浮竹、ヴァンパイアの京楽でご飯を食べる。
ちなみに、堕天使の京楽は隣のシートで、弁当を用意していなかったので、めざしをかじっていた。
「めざし、案外うまい」
『バーカバーカ。3回周ってワンをしたら、お前の分の弁当を出してやる』
「きいいいいい!僕はめざしが好物なんですぅ!」
「フェンリルの俺。あんまり、京楽をいじめないでやってくれ」
『ん、ああ、そうだな。仕方ない、弁当をやる』
フェンリルの浮竹は、何気に用意してあった堕天使の京楽用のお弁当を渡した。
「なんだかんだいって、お前たち二人、そこそこ仲はいいよな」
「そんなことないよ!こんなツンデレ!」
『そうだ、こんなずっと洗ってないパンツの京楽なんて!』
フェンリルの浮竹の言葉に、堕天使の京楽が反論する。
「ちょっと、洗ってないパンツの匂いでしょ!まるで僕が洗ってないパンツそのものか、それをはいているような言い方はよしてよ!」
『ふん、似たようなものだろう。臭いお前が悪いんだ』
「かわいくない!」
堕天使の京楽は、フェンリルの浮竹の尻尾がぶんぶん振られていることに気付いていなかった。
フェンリルの浮竹は、堕天使の京楽とのやりとりを心の底では楽しんでいた。
「ツンデレめ!」
『ツーン』
そんな二人のやりとりを見て、ヴァンパイアの京楽は笑っていた。
『おもしろい二人だね』
「フェンリルの俺、尻尾ぶんぶん振ってる」
『指摘しないであげてね。きっと恥ずかしがるから』
フェンリルの浮竹は、天使の浮竹と手を繋いで、歩き出す。
『俺たち、前世は双子だったのかもな』
「ああ、そうかもな」
天使の浮竹は尻尾をぶんぶん振り続けているフェンリルの浮竹がかわいくて、握っていた手を握り直す。
「あああ、また距離が近い!」
堕天使の京楽は、また嫉妬でもやもやしていた。
それを、ヴァンパイアの京楽は和やかな視線で、全体を見つめる。
『まぁ、いいじゃない。浮竹二人は楽しそうだし』
確かに、フェンリルの浮竹も天使の浮竹も楽しそうにしていた。
嫉妬でパンクしそうな堕天使の京楽は、我慢しまくった。
結局、ピクニックは4時間ほどで終わり、帰路につく。
『いたたたた』
『どうしたの、浮竹』
『足をくじいた』
フェンリルの浮竹がうずくまる。
「シャインヒーリング」
堕天使の京楽が、自然と回復魔法をかけてくれた。
『こ、こんなことしても、点数稼ぎにはならないからな!でも、ありがとう』
「どういたしまして・・・・・普通に接してたら、かわいいのに」
堕天使の浮竹の「かわいいのに」という言葉に、フェンリルの浮竹は真っ赤になった。
『ばか、あほ、まぬけ!』
尻尾をピーンと立てながら、まくしたてる。
「はいはい。どうせ僕は洗ってないパンツの匂いの京楽ですよ」
『あり、が、とう』
ぶんぶん尻尾をふって、フェンリルの浮竹は、つたない言葉で再度ありがとうと言った。
その光景を、天使の浮竹とヴァンパイアの京楽が和やかな笑みを浮かべながら見ているのであった。
『買った』
堕天使の京楽は、ヴァンパイアの京楽にフェンリルの浮竹と天使の浮竹が二人でデートした時に、隠しカメラで撮った写真を売りつけていた。
「こら、京楽!何を売ってるんだ!」
「浮竹がフェンリルの浮竹とデートという浮気をした証拠写真」
『浮気じゃないぞ!本気だ!』
フェンリルの浮竹の言葉に、堕天使の京楽は飛び上がった。
「本気だって!許せない!浮竹は僕のものだよ!」
『天使の浮竹はお前のものじゃない。誰のものでもない』
「いいえ、僕のものですぅ。浮竹はあげないからね!」
堕天使の京楽は、フェンリルの浮竹に舌を出して、天使の浮竹を抱きしめた。
『ぐぬぬぬぬ』
「おいこら、2人とも俺は俺のものだ」
『だ、そうだよ』
ヴァンパイアの京楽が、溜息まじりに威嚇しあう堕天使の京楽とフェンリルの浮竹の仲裁に入った。
『天使の俺、デートしよう!今回は山にピクニックに行こう』
「え、あ、まぁ構わないが」
「無論僕もついていくからね!」
『ボクもついていくけどねぇ』
『デートだから、距離はとってくれよ』
フェンリルの浮竹は、天使の浮竹の了解をもらい、嬉し気に準備をしだした。
「え、今から行くのか」
『今からだ!』
「分かった、軽装に着替えてくる」
『あ、俺の服を貸してやる』
「あ、ああ」
「きいいいいい」
嫉妬で燃える堕天使の京楽に、フェンリルの浮竹は。
『バーカ、バーカ』
とバカにして、尻尾をぶんぶん振っていた。
堕天使の京楽をこけにできるのが、よほど嬉しいのか、はたまた悪戯心がくすぐられるのか。
こうして、4人は浮竹のデートという名のピクニックに出かけた。
「ぐぬぬぬ、手を握り合ってる」
『それくらい、いいじゃない。かわいいもんだよ。かわいい子二人ではしゃいじゃって、見ているこっちは・・・・キミは悔しいんだろうけど、ボクは微笑ましいけどね』
「きいいいいいいい」
堕天使の京楽は、フェンリルの浮竹の行動に嫉妬心をあおられまくっていた。
『京楽、昼ごはんにしよう。堕天使の京楽の飯はちなみにない。めざしならあるから、それでもかじってろ』
フェンリルの浮竹は、ヴァンパイアの京楽が作ってくれたお弁当をシートの上に広げた。
フェンリルの浮竹と、天使の浮竹、ヴァンパイアの京楽でご飯を食べる。
ちなみに、堕天使の京楽は隣のシートで、弁当を用意していなかったので、めざしをかじっていた。
「めざし、案外うまい」
『バーカバーカ。3回周ってワンをしたら、お前の分の弁当を出してやる』
「きいいいいい!僕はめざしが好物なんですぅ!」
「フェンリルの俺。あんまり、京楽をいじめないでやってくれ」
『ん、ああ、そうだな。仕方ない、弁当をやる』
フェンリルの浮竹は、何気に用意してあった堕天使の京楽用のお弁当を渡した。
「なんだかんだいって、お前たち二人、そこそこ仲はいいよな」
「そんなことないよ!こんなツンデレ!」
『そうだ、こんなずっと洗ってないパンツの京楽なんて!』
フェンリルの浮竹の言葉に、堕天使の京楽が反論する。
「ちょっと、洗ってないパンツの匂いでしょ!まるで僕が洗ってないパンツそのものか、それをはいているような言い方はよしてよ!」
『ふん、似たようなものだろう。臭いお前が悪いんだ』
「かわいくない!」
堕天使の京楽は、フェンリルの浮竹の尻尾がぶんぶん振られていることに気付いていなかった。
フェンリルの浮竹は、堕天使の京楽とのやりとりを心の底では楽しんでいた。
「ツンデレめ!」
『ツーン』
そんな二人のやりとりを見て、ヴァンパイアの京楽は笑っていた。
『おもしろい二人だね』
「フェンリルの俺、尻尾ぶんぶん振ってる」
『指摘しないであげてね。きっと恥ずかしがるから』
フェンリルの浮竹は、天使の浮竹と手を繋いで、歩き出す。
『俺たち、前世は双子だったのかもな』
「ああ、そうかもな」
天使の浮竹は尻尾をぶんぶん振り続けているフェンリルの浮竹がかわいくて、握っていた手を握り直す。
「あああ、また距離が近い!」
堕天使の京楽は、また嫉妬でもやもやしていた。
それを、ヴァンパイアの京楽は和やかな視線で、全体を見つめる。
『まぁ、いいじゃない。浮竹二人は楽しそうだし』
確かに、フェンリルの浮竹も天使の浮竹も楽しそうにしていた。
嫉妬でパンクしそうな堕天使の京楽は、我慢しまくった。
結局、ピクニックは4時間ほどで終わり、帰路につく。
『いたたたた』
『どうしたの、浮竹』
『足をくじいた』
フェンリルの浮竹がうずくまる。
「シャインヒーリング」
堕天使の京楽が、自然と回復魔法をかけてくれた。
『こ、こんなことしても、点数稼ぎにはならないからな!でも、ありがとう』
「どういたしまして・・・・・普通に接してたら、かわいいのに」
堕天使の浮竹の「かわいいのに」という言葉に、フェンリルの浮竹は真っ赤になった。
『ばか、あほ、まぬけ!』
尻尾をピーンと立てながら、まくしたてる。
「はいはい。どうせ僕は洗ってないパンツの匂いの京楽ですよ」
『あり、が、とう』
ぶんぶん尻尾をふって、フェンリルの浮竹は、つたない言葉で再度ありがとうと言った。
その光景を、天使の浮竹とヴァンパイアの京楽が和やかな笑みを浮かべながら見ているのであった。
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