堕天使と天使外伝
小さくなった。
いや、冗談ではなしに。
フェンリルの浮竹と天使の浮竹は、堕天使の京楽が闇のオークションで競り落としたという特殊な呪詛の魔石を与えられて、小さい10歳くらいの子供になってしまった。
「ああ、フェンリルの君まで小さくなる予定じゃなかったんだけど」
『なんだこれは!』
フェンリルの浮竹は、服も一緒に小さくなっていたので、尻尾をぴーんと立ててから、天使の浮竹の影に隠れた。
『怖い』
「フェンリルの俺?どうした」
『子供の頃の記憶が・・・・怖い、怖い』
「おい、京楽!このバカ、なんでフェンリルの俺も巻き込んだ!」
「いや、そんな予定じゃなかった・・・・君だけを小さくしようとしたら、フェンリルの君も魔石に触れたものだから」
『とりあえず、説明してね?』
にこにこと微笑んではいるが、すごい圧力のヴァンパイアの京楽に怒られてお説教されて、堕天使の京楽はこってりとしぼられて小さくなった二人の前に再び姿を現した。
「調子に乗ってました、すみません」
「いつ元に戻るんだ、これは」
「あああああ、小さい浮竹かわいい!(*´Д`)ハァハァ」
「ええい、苦しいから思い切り抱きしめるな!」
天使の浮竹は、堕天使の京楽に思い切り抱きしめられて、嫌そうにしていた。
一方、フェンリルの浮竹は、ヴァンパイアの京楽の抱き上げられて、その首筋に腕を巻き付けて、ぎゅっと抱き着いていた。
『解呪できる魔石を買ってくるから、浮竹をお願い』
「ああ、俺が守ろう。京楽は変態なだけであてにならないからな」
『くっさい洗ってないパンツの京楽だけはいやだ!』
子供の頃の記憶に翻弄されて、最初は怯えていたフェンリルの浮竹だったが、大分慣れてきたのかいつものツンデレが復活していた。
「だから、僕はくっさい洗ってないパンツじゃないよ!その匂いがするんでしょ!匂いを省略しないでよ!」
『お前なんて100年洗ってない黒ずんだパンツだ。このパンツ星人!ラフレシアパンツ星人!』
「言いたい放題・・・・しかし、今回は僕に非があるからねぇ。ぐぬぬぬぬ」
「フェンリルの俺、せっかく子供の姿になったんだ。子供料金でいける、子供だけしか入れないアトラクションに行こう!」
『なんだそれは!面白そうだな、行く!』
天使の浮竹は、フェンリルの浮竹を心配して誘ったのだが、フェンリルの浮竹は最初の怯えようとは打って変わって、好奇心むき出しの子供のようになっていた。
いや、姿も子供なのだが。
子供になったフェンリルの浮竹は、ばっさばっさを尻尾を横に振って、堕天使の京楽をいやいや保護者として付き合ってもらい、天使の浮竹と手を繋いで、ゆっくり歩きながら、アトラクションに入って1時間ほどの子供心をくすぐるいろんなアトラクションを天使の浮竹と2人きりで過ごした。
『クレープが食べたい』
フェンリルの浮竹が、アトラクションを終えてぽつりとつぶやいた。
「はいはい。買ってくるよ。大人しく、ここにいてね」
『天使の俺、遊んでくれてありがとう!お陰で、嫌な記憶も吹き飛んだ!』
「ならよかったよ」
フェンリルの浮竹は、天使の浮竹と手を握りあって、ぶんぶんと尻尾を振りながら、堕天使の京楽がクレープを買って帰ってくるのを待った。
『バナナ味がよかったのに』
いちご味を渡されて、耳をぺたんとするフェンリルの浮竹に、天使の浮竹が自分の分のバナナチョコ味のクレープを渡した。
「交換しよう。チョコ味も入っているが、バナナ味も入ってる」
『天使の俺、大好きだ!』
ほっぺにちゅっとキスをされて、天使の浮竹は目をぱちくりさせた。
「やー、何あの子かわいい。耳と尻尾がついてるわ」
「双子かしら」
何やら視線を集め出して、堕天使の京楽は、フェンリルの浮竹と天使の浮竹を両腕でそれぞれ抱えて、移動した。
「一人で歩けるのに」
『洗ってないパンツのくせに』
「ついには『京楽』も消えたまま!?」
ばっさばっさと尻尾をふって、耳をピコピコさせて、フェンリルの浮竹はバナナチョコ味のクレープを食べて、天使の浮竹からいちご味のクレープも少しもらって、何気にご機嫌だった。
洗ってないパンツにされた堕天使の京楽は、天使の浮竹も楽しんでいるので、今回ばかりはあまり嫉妬せずに、保護者役を完遂した。
『おかえり。その顔だと、どこかへ遊びに行って楽しんできたみたいだね』
洋館に戻ると、ヴァンパイアの京楽が元に戻る魔石を準備していた。
『京楽、あと1日子供のままでいる!』
『ええ!?』
『天使の俺もいいよな?もっと遊びたい!』
「お前がそう言うなら、俺は構わないが」
『そういうことで、百万年洗ってないパンツも、いいな?』
「もう、呼び方が無茶苦茶だ・・・・いいけどね、別に。でも、夜は・・・・・・」
『夜はもちろん、天使の浮竹と同じベッドで寝るぞ!』
「きいいいいい」
我慢していたが、嫉妬が復活しだした堕天使の京楽を置いて、天使の浮竹とフェンリルの浮竹は、もう1日子供の姿を楽しんだ。
食べるのも隣で、一緒に風呂に入り、寝る時も一緒だった。
大人の姿では、あまりできないことなので、フェンリルの浮竹は喜んでスキンシップを楽しんで、堕天使の京楽に嫉妬されまくった。
ヴァンパイアの京楽は、あくまで見守る形で、愛おしそうに浮竹たちを見ていた。
「君は平気なのかい。自分の伴侶がとられて」
『浮竹は、最後はちゃんとボクの隣にいてくれるからね。分かっているから、嫉妬はしないよ』
「僕は嫉妬しまくりだよ。ああ、でも楽しそうだなぁ」
『天使の俺、秘密基地を作ろう!薔薇園に行くぞ!』
「ああ、待ってくれ」
子供姿のまま、精神も子供になっている二人は、そのまま結局自然に解呪されるまで、1週間は子供姿でいたそうな。
いや、冗談ではなしに。
フェンリルの浮竹と天使の浮竹は、堕天使の京楽が闇のオークションで競り落としたという特殊な呪詛の魔石を与えられて、小さい10歳くらいの子供になってしまった。
「ああ、フェンリルの君まで小さくなる予定じゃなかったんだけど」
『なんだこれは!』
フェンリルの浮竹は、服も一緒に小さくなっていたので、尻尾をぴーんと立ててから、天使の浮竹の影に隠れた。
『怖い』
「フェンリルの俺?どうした」
『子供の頃の記憶が・・・・怖い、怖い』
「おい、京楽!このバカ、なんでフェンリルの俺も巻き込んだ!」
「いや、そんな予定じゃなかった・・・・君だけを小さくしようとしたら、フェンリルの君も魔石に触れたものだから」
『とりあえず、説明してね?』
にこにこと微笑んではいるが、すごい圧力のヴァンパイアの京楽に怒られてお説教されて、堕天使の京楽はこってりとしぼられて小さくなった二人の前に再び姿を現した。
「調子に乗ってました、すみません」
「いつ元に戻るんだ、これは」
「あああああ、小さい浮竹かわいい!(*´Д`)ハァハァ」
「ええい、苦しいから思い切り抱きしめるな!」
天使の浮竹は、堕天使の京楽に思い切り抱きしめられて、嫌そうにしていた。
一方、フェンリルの浮竹は、ヴァンパイアの京楽の抱き上げられて、その首筋に腕を巻き付けて、ぎゅっと抱き着いていた。
『解呪できる魔石を買ってくるから、浮竹をお願い』
「ああ、俺が守ろう。京楽は変態なだけであてにならないからな」
『くっさい洗ってないパンツの京楽だけはいやだ!』
子供の頃の記憶に翻弄されて、最初は怯えていたフェンリルの浮竹だったが、大分慣れてきたのかいつものツンデレが復活していた。
「だから、僕はくっさい洗ってないパンツじゃないよ!その匂いがするんでしょ!匂いを省略しないでよ!」
『お前なんて100年洗ってない黒ずんだパンツだ。このパンツ星人!ラフレシアパンツ星人!』
「言いたい放題・・・・しかし、今回は僕に非があるからねぇ。ぐぬぬぬぬ」
「フェンリルの俺、せっかく子供の姿になったんだ。子供料金でいける、子供だけしか入れないアトラクションに行こう!」
『なんだそれは!面白そうだな、行く!』
天使の浮竹は、フェンリルの浮竹を心配して誘ったのだが、フェンリルの浮竹は最初の怯えようとは打って変わって、好奇心むき出しの子供のようになっていた。
いや、姿も子供なのだが。
子供になったフェンリルの浮竹は、ばっさばっさを尻尾を横に振って、堕天使の京楽をいやいや保護者として付き合ってもらい、天使の浮竹と手を繋いで、ゆっくり歩きながら、アトラクションに入って1時間ほどの子供心をくすぐるいろんなアトラクションを天使の浮竹と2人きりで過ごした。
『クレープが食べたい』
フェンリルの浮竹が、アトラクションを終えてぽつりとつぶやいた。
「はいはい。買ってくるよ。大人しく、ここにいてね」
『天使の俺、遊んでくれてありがとう!お陰で、嫌な記憶も吹き飛んだ!』
「ならよかったよ」
フェンリルの浮竹は、天使の浮竹と手を握りあって、ぶんぶんと尻尾を振りながら、堕天使の京楽がクレープを買って帰ってくるのを待った。
『バナナ味がよかったのに』
いちご味を渡されて、耳をぺたんとするフェンリルの浮竹に、天使の浮竹が自分の分のバナナチョコ味のクレープを渡した。
「交換しよう。チョコ味も入っているが、バナナ味も入ってる」
『天使の俺、大好きだ!』
ほっぺにちゅっとキスをされて、天使の浮竹は目をぱちくりさせた。
「やー、何あの子かわいい。耳と尻尾がついてるわ」
「双子かしら」
何やら視線を集め出して、堕天使の京楽は、フェンリルの浮竹と天使の浮竹を両腕でそれぞれ抱えて、移動した。
「一人で歩けるのに」
『洗ってないパンツのくせに』
「ついには『京楽』も消えたまま!?」
ばっさばっさと尻尾をふって、耳をピコピコさせて、フェンリルの浮竹はバナナチョコ味のクレープを食べて、天使の浮竹からいちご味のクレープも少しもらって、何気にご機嫌だった。
洗ってないパンツにされた堕天使の京楽は、天使の浮竹も楽しんでいるので、今回ばかりはあまり嫉妬せずに、保護者役を完遂した。
『おかえり。その顔だと、どこかへ遊びに行って楽しんできたみたいだね』
洋館に戻ると、ヴァンパイアの京楽が元に戻る魔石を準備していた。
『京楽、あと1日子供のままでいる!』
『ええ!?』
『天使の俺もいいよな?もっと遊びたい!』
「お前がそう言うなら、俺は構わないが」
『そういうことで、百万年洗ってないパンツも、いいな?』
「もう、呼び方が無茶苦茶だ・・・・いいけどね、別に。でも、夜は・・・・・・」
『夜はもちろん、天使の浮竹と同じベッドで寝るぞ!』
「きいいいいい」
我慢していたが、嫉妬が復活しだした堕天使の京楽を置いて、天使の浮竹とフェンリルの浮竹は、もう1日子供の姿を楽しんだ。
食べるのも隣で、一緒に風呂に入り、寝る時も一緒だった。
大人の姿では、あまりできないことなので、フェンリルの浮竹は喜んでスキンシップを楽しんで、堕天使の京楽に嫉妬されまくった。
ヴァンパイアの京楽は、あくまで見守る形で、愛おしそうに浮竹たちを見ていた。
「君は平気なのかい。自分の伴侶がとられて」
『浮竹は、最後はちゃんとボクの隣にいてくれるからね。分かっているから、嫉妬はしないよ』
「僕は嫉妬しまくりだよ。ああ、でも楽しそうだなぁ」
『天使の俺、秘密基地を作ろう!薔薇園に行くぞ!』
「ああ、待ってくれ」
子供姿のまま、精神も子供になっている二人は、そのまま結局自然に解呪されるまで、1週間は子供姿でいたそうな。
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