変態とダッチワイフとパンツ仮面
「好きだよ。そうかい、君も僕のことが好きなのかい。うん、何も言わなくていい。分かっているから」
浮竹は、目を覚ました。
目の前に、自分と瓜二つの人形があって、最初鏡を見ているのかと驚いた。
院生の服を少しはだけさせていて、何処となく物ほしそうにしている表情の人形だった。
「京楽、これは・・・?」
「ダッチワイフ。おぶ!」
京楽の股間を蹴った。
「破道の4、白雷」
「ああああ、僕のスィートハニーが!」
股間を蹴られてのたうちまわりながら、焦げたダッチワイフに涙を零す京楽。
「高かったのに・・・・・」
「知るか!いくら本物に手が出せないからって、ダッチワイフだと!?俺の知らないところでならまだしも、俺が見ている前でダッチワイフとかふざけているのか!」
浮竹はかなり怒った。
ダッチワイフの存在くらいは知っていた。
主に、もてない男性が買うものだ。
京楽はもてる。女には不自由しないだろう。何があったのか、いきなり親友である浮竹のことを好きだ愛してると言い出して、約1年。
浮竹は、京楽の想いに振り向きそうで振り向いてくれない。
浮竹のパンツを盗み、頭に被ったりする変態であるが、ダッチワイフまでいったのは初めてだった。浮竹のダッチワイフを、本人と思い込んでナニをするつもりだったのか。
それは分からずじまいであったが、浮竹は自分のダッチワイフの存在を認めなかった。
焦げて原型のないダッチワイフをごみ袋にいれながら、しくしくと泣いている京楽を見る。
「なんの反応もないダッチワイフと、本物の俺のどっちがいいんだ?」
甘えるように抱き着いて、京楽の目の前で少しだけ院生の服をはだける。
「本物の浮竹がいいです!ダッチワイフはもう要りません!」
ちょろいな。
そう思いながら、京楽のキスを受け入れる。
「んっ」
舌が絡み合う。
ダッチワイフをだめにしてしまったし、少しはいいかと、辛抱していたら、京楽の手が服の中に入ってきた。
鎖骨のあたりにキスマークを残されて、浮竹は京楽と距離をとる。
「そこまでだ」
「もっと浮竹が欲しい・・・・」
「キスとハグまでって言ってるだろう」
「けちぃ」
「まだ俺のダッチワイフが欲しいか?」
「ううん。本物がいい」
たまには甘やかせてあげないと、こうなるのかと思った。
最近、またパンツを盗むようになった京楽に、キスやハグをさせていなかったせいもあるだろう。
とにかく、浮竹のダッチワイフはもう作らせない約束をした。
「特別だ。今日は、甘えていいぞ」
「わーい(*´▽`*)」
ベッドに座り、浮竹を膝の上に乗せる。
「好きだよ・・・」
至近距離でそういって、少し長くなった白髪をいじる。
浮竹を抱き締めて、そのまま二人でベッドに横になった。
何をするわけでもなく、ただ傍に寄り添いあう。
これくらいなら、浮竹も許す。
「変身!パンツ仮面、京楽!」
でも、京楽はやっぱり変態京楽だった。
ぱんつを首まで被り、目と口のとこに穴をあけた浮竹のパンツを被った京楽を、浮竹は無言でその尻を蹴り上げた。
「パンツ仮面か。なんの用だ」
「世界の浮竹のパンツを守るために!今日も日夜浮竹のパンツを盗む!」
「お前に盗まれるのがパンツを守ること?アホか」
追加の蹴りを鳩尾にすると、きいたのかパンツ仮面京楽はその場に屈みこんだ。
「(*´Д`)ハァハァ。パンツ仮面は、暴力に屈しないんだよ!」
「暴力?これは、変態を矯正しようとしているだけであって、暴力にならんな」
げしげしと蹴る。
「(*´Д`)ハァハァ。痛みが快楽に・・・・パンツ仮面は今日も孤独だ」
「痛みが快楽?かなりヤバイところまできてるな」
ああ、どこかに変態の治る薬でもないだろうか。
前に変態を治す薬を飲ませたら、京楽春子と名乗るオカマになった。
オカマと変態京楽・・・・どっちも嫌だ。
「そのパンツ仮面をやめたら、今日は一緒に寝てやる」
「パンツ仮面廃業します!」
見の代わりの早さが、笑いを誘う。
その日は、言葉通り京楽のベッドで眠った。ただし、いつものように京楽は簀巻きにされていたが。それでも幸せそうなのだから、別にいいだろう。
「パンツ仮面か・・・・また新しい変態が出てきたな」
ご褒美を与えても、京楽は変態に走る癖がある。
もう、変態治らないのかなと思いながら、浮竹も眠るのだった。
浮竹は、目を覚ました。
目の前に、自分と瓜二つの人形があって、最初鏡を見ているのかと驚いた。
院生の服を少しはだけさせていて、何処となく物ほしそうにしている表情の人形だった。
「京楽、これは・・・?」
「ダッチワイフ。おぶ!」
京楽の股間を蹴った。
「破道の4、白雷」
「ああああ、僕のスィートハニーが!」
股間を蹴られてのたうちまわりながら、焦げたダッチワイフに涙を零す京楽。
「高かったのに・・・・・」
「知るか!いくら本物に手が出せないからって、ダッチワイフだと!?俺の知らないところでならまだしも、俺が見ている前でダッチワイフとかふざけているのか!」
浮竹はかなり怒った。
ダッチワイフの存在くらいは知っていた。
主に、もてない男性が買うものだ。
京楽はもてる。女には不自由しないだろう。何があったのか、いきなり親友である浮竹のことを好きだ愛してると言い出して、約1年。
浮竹は、京楽の想いに振り向きそうで振り向いてくれない。
浮竹のパンツを盗み、頭に被ったりする変態であるが、ダッチワイフまでいったのは初めてだった。浮竹のダッチワイフを、本人と思い込んでナニをするつもりだったのか。
それは分からずじまいであったが、浮竹は自分のダッチワイフの存在を認めなかった。
焦げて原型のないダッチワイフをごみ袋にいれながら、しくしくと泣いている京楽を見る。
「なんの反応もないダッチワイフと、本物の俺のどっちがいいんだ?」
甘えるように抱き着いて、京楽の目の前で少しだけ院生の服をはだける。
「本物の浮竹がいいです!ダッチワイフはもう要りません!」
ちょろいな。
そう思いながら、京楽のキスを受け入れる。
「んっ」
舌が絡み合う。
ダッチワイフをだめにしてしまったし、少しはいいかと、辛抱していたら、京楽の手が服の中に入ってきた。
鎖骨のあたりにキスマークを残されて、浮竹は京楽と距離をとる。
「そこまでだ」
「もっと浮竹が欲しい・・・・」
「キスとハグまでって言ってるだろう」
「けちぃ」
「まだ俺のダッチワイフが欲しいか?」
「ううん。本物がいい」
たまには甘やかせてあげないと、こうなるのかと思った。
最近、またパンツを盗むようになった京楽に、キスやハグをさせていなかったせいもあるだろう。
とにかく、浮竹のダッチワイフはもう作らせない約束をした。
「特別だ。今日は、甘えていいぞ」
「わーい(*´▽`*)」
ベッドに座り、浮竹を膝の上に乗せる。
「好きだよ・・・」
至近距離でそういって、少し長くなった白髪をいじる。
浮竹を抱き締めて、そのまま二人でベッドに横になった。
何をするわけでもなく、ただ傍に寄り添いあう。
これくらいなら、浮竹も許す。
「変身!パンツ仮面、京楽!」
でも、京楽はやっぱり変態京楽だった。
ぱんつを首まで被り、目と口のとこに穴をあけた浮竹のパンツを被った京楽を、浮竹は無言でその尻を蹴り上げた。
「パンツ仮面か。なんの用だ」
「世界の浮竹のパンツを守るために!今日も日夜浮竹のパンツを盗む!」
「お前に盗まれるのがパンツを守ること?アホか」
追加の蹴りを鳩尾にすると、きいたのかパンツ仮面京楽はその場に屈みこんだ。
「(*´Д`)ハァハァ。パンツ仮面は、暴力に屈しないんだよ!」
「暴力?これは、変態を矯正しようとしているだけであって、暴力にならんな」
げしげしと蹴る。
「(*´Д`)ハァハァ。痛みが快楽に・・・・パンツ仮面は今日も孤独だ」
「痛みが快楽?かなりヤバイところまできてるな」
ああ、どこかに変態の治る薬でもないだろうか。
前に変態を治す薬を飲ませたら、京楽春子と名乗るオカマになった。
オカマと変態京楽・・・・どっちも嫌だ。
「そのパンツ仮面をやめたら、今日は一緒に寝てやる」
「パンツ仮面廃業します!」
見の代わりの早さが、笑いを誘う。
その日は、言葉通り京楽のベッドで眠った。ただし、いつものように京楽は簀巻きにされていたが。それでも幸せそうなのだから、別にいいだろう。
「パンツ仮面か・・・・また新しい変態が出てきたな」
ご褒美を与えても、京楽は変態に走る癖がある。
もう、変態治らないのかなと思いながら、浮竹も眠るのだった。
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