夫婦
10番隊に遊びにきた浮竹は、天気もいいのか、茶菓子を口にして茶を飲むと、そのまま長椅子に座ったまま眠ってしまった。
それを見て、京楽が勝手に隊首室から毛布をもってきて、浮竹にかけてやった。そしてその隣で、京楽も眠りだした。
「・・・・・・・なんだかなぁ」
「息がぴったりですね」
日番谷は、ここは10番隊の執務室だと叫ぼうとして、やめてしまった。
浮竹が、あまりに幸せそうに眠っていたせいでもあるし、その姿を見て安心して京楽もすやすやと静かな寝息をたてて眠ってしまったからだ。
「まぁ、静かだしこのままにしとくか」
「うわ、珍しく隊長が優しい!明日は雪じゃなくって槍が降りますね!」
「松本ぉ!お前は仕事をしろ!」
「やーん隊長、浮竹隊長と京楽隊長、幸せそう。まるで夫婦ですね」
「夫婦か・・・・・・・」
ふむと、納得する。
尸魂界で一番熱いカップルはと聞いたら、100%浮竹と京楽と答えが返ってくるだろう。
それほど仲が良いと知れ渡っているのだ。
夫婦、と言われても二人は否定しないだろう。
もしも尸魂界で男同士で籍をいれられたら、二人は婚姻して確実に籍を入れるだろう。
「京楽はちょっと浮竹に甘かったり、薬盛ったり、変態行為をしたりいろいろと問題はあるが、基本は優しいしな。浮竹は文句のつけようもなしで優しい。二人の間に子供ができるとしたら、多分浮竹に似て品性のいい子供がきるだろうな・・・・・ってなんでこんな想像してるんだ俺」
「隊長~。二人に大分毒されてますね~」
松本がにまにましていた。
松本にいらなくなって丸めた紙を投げて、再び怒鳴る。
「松本お、腐った脳と腐った目と腐った耳しかないのか!写真とってないで仕事しろお!」
「はーい」
今日は、松本も素直に・・・・と思ったら、二人を見ながら何かを打っていた。
「何してやがる」
背後から回って見てみると、伝令神機を使って京楽×浮竹の腐った小説を書いていた。
「京楽は、そっと浮竹の白い肌に手をかけて、言う。「綺麗だよ十四郎」浮竹はやや視線を伏せて、京楽の・・・・・・・お前は、何を打ってるんだ」
「いやぁ、だから京楽隊長と浮竹隊長の寝顔を見ていたら、執筆の神さまが降りてきて」
「変なものを降臨させるな!」
「ん・・・・・」
浮竹が、身を捩った。
「隊長、ちょっと静かに!」
小声で、松本が言う。
「せっかく幸せそうに寝てるんですから、邪魔しちゃ悪いですよ!」
「邪魔をするも何も、ここは10番隊の執務室なんだがな・・・・・」
「まぁ細かいことはいいじゃないですか!」
「細かいことか、これ?」
結局2時間ばかり寝て、二人は起きた。
「あーよく寝た」
「おはよう、浮竹」
京楽に、おはようのあいさつのキスをされて、浮竹もそれに応えた。
「おい、ここが10番隊の執務室だってこと、忘れてねーか?」
「ああ、日番谷隊長おはよう。いやぁ、昨日は京楽がしつこくて寝かせてくれなくて、ついつい寝てしまった」
「おい京楽、浮竹にあまり無理をさせるなよ」
「分かってるよ。日番谷隊長は、まるでお母さんだね」
「は?」
ぴきっと、イラついた。
「浮竹を大事にしろとか、まるで浮竹のお母さんみたい」
「そういうお前らは夫婦だもんな」
「やっぱそう見える?」
京楽はでれでれしていた。
「京楽の妻になんてなりたくない!」
浮竹が叫んだ。
「ええっ、浮竹、お嫁さんにきてくれないの」
「お前が嫁に来い!俺は長男でお前は次男だろう!」
「え、いってもいいならいっちゃうよ。白無垢でも着ようか?」
京楽の白無垢姿を想像して、浮竹も日番谷も気分が悪くなった。
「京楽なら、本当に着そうだな・・・・・・」
「まじで想像しちまった・・・・・鳥肌たった」
日番谷は、何かめもをとっている松本を呼んだ。
「松本、茶をいれてくれ」
「はいはい。私の分もいれて、3人分ですね」
「おい、一人分足りないぞ」
「隊長は、自分の分は自分でしろっておしゃったから、自分でお茶いれてくださいね」
「松本おおおおおおお!!!」
日番谷の怒声が、今日も10番隊の執務室で響く。
「浮竹愛してるよ」
「あ、京楽・・・・愛してる」
「・・・・・・・・蒼天に座せ、氷輪丸」
別に、その必要はなかったのだが。
氷輪丸を始解させないと、一日が始まらないし、終わらないのだ。
「お茶入れてただけなのにいいいい」
松本が、悲鳴をあげて吹っ飛んでいく。
京楽と浮竹は、瞬歩で氷の龍を交わしながら、雨乾堂に戻っていくのだった。
それを見て、京楽が勝手に隊首室から毛布をもってきて、浮竹にかけてやった。そしてその隣で、京楽も眠りだした。
「・・・・・・・なんだかなぁ」
「息がぴったりですね」
日番谷は、ここは10番隊の執務室だと叫ぼうとして、やめてしまった。
浮竹が、あまりに幸せそうに眠っていたせいでもあるし、その姿を見て安心して京楽もすやすやと静かな寝息をたてて眠ってしまったからだ。
「まぁ、静かだしこのままにしとくか」
「うわ、珍しく隊長が優しい!明日は雪じゃなくって槍が降りますね!」
「松本ぉ!お前は仕事をしろ!」
「やーん隊長、浮竹隊長と京楽隊長、幸せそう。まるで夫婦ですね」
「夫婦か・・・・・・・」
ふむと、納得する。
尸魂界で一番熱いカップルはと聞いたら、100%浮竹と京楽と答えが返ってくるだろう。
それほど仲が良いと知れ渡っているのだ。
夫婦、と言われても二人は否定しないだろう。
もしも尸魂界で男同士で籍をいれられたら、二人は婚姻して確実に籍を入れるだろう。
「京楽はちょっと浮竹に甘かったり、薬盛ったり、変態行為をしたりいろいろと問題はあるが、基本は優しいしな。浮竹は文句のつけようもなしで優しい。二人の間に子供ができるとしたら、多分浮竹に似て品性のいい子供がきるだろうな・・・・・ってなんでこんな想像してるんだ俺」
「隊長~。二人に大分毒されてますね~」
松本がにまにましていた。
松本にいらなくなって丸めた紙を投げて、再び怒鳴る。
「松本お、腐った脳と腐った目と腐った耳しかないのか!写真とってないで仕事しろお!」
「はーい」
今日は、松本も素直に・・・・と思ったら、二人を見ながら何かを打っていた。
「何してやがる」
背後から回って見てみると、伝令神機を使って京楽×浮竹の腐った小説を書いていた。
「京楽は、そっと浮竹の白い肌に手をかけて、言う。「綺麗だよ十四郎」浮竹はやや視線を伏せて、京楽の・・・・・・・お前は、何を打ってるんだ」
「いやぁ、だから京楽隊長と浮竹隊長の寝顔を見ていたら、執筆の神さまが降りてきて」
「変なものを降臨させるな!」
「ん・・・・・」
浮竹が、身を捩った。
「隊長、ちょっと静かに!」
小声で、松本が言う。
「せっかく幸せそうに寝てるんですから、邪魔しちゃ悪いですよ!」
「邪魔をするも何も、ここは10番隊の執務室なんだがな・・・・・」
「まぁ細かいことはいいじゃないですか!」
「細かいことか、これ?」
結局2時間ばかり寝て、二人は起きた。
「あーよく寝た」
「おはよう、浮竹」
京楽に、おはようのあいさつのキスをされて、浮竹もそれに応えた。
「おい、ここが10番隊の執務室だってこと、忘れてねーか?」
「ああ、日番谷隊長おはよう。いやぁ、昨日は京楽がしつこくて寝かせてくれなくて、ついつい寝てしまった」
「おい京楽、浮竹にあまり無理をさせるなよ」
「分かってるよ。日番谷隊長は、まるでお母さんだね」
「は?」
ぴきっと、イラついた。
「浮竹を大事にしろとか、まるで浮竹のお母さんみたい」
「そういうお前らは夫婦だもんな」
「やっぱそう見える?」
京楽はでれでれしていた。
「京楽の妻になんてなりたくない!」
浮竹が叫んだ。
「ええっ、浮竹、お嫁さんにきてくれないの」
「お前が嫁に来い!俺は長男でお前は次男だろう!」
「え、いってもいいならいっちゃうよ。白無垢でも着ようか?」
京楽の白無垢姿を想像して、浮竹も日番谷も気分が悪くなった。
「京楽なら、本当に着そうだな・・・・・・」
「まじで想像しちまった・・・・・鳥肌たった」
日番谷は、何かめもをとっている松本を呼んだ。
「松本、茶をいれてくれ」
「はいはい。私の分もいれて、3人分ですね」
「おい、一人分足りないぞ」
「隊長は、自分の分は自分でしろっておしゃったから、自分でお茶いれてくださいね」
「松本おおおおおおお!!!」
日番谷の怒声が、今日も10番隊の執務室で響く。
「浮竹愛してるよ」
「あ、京楽・・・・愛してる」
「・・・・・・・・蒼天に座せ、氷輪丸」
別に、その必要はなかったのだが。
氷輪丸を始解させないと、一日が始まらないし、終わらないのだ。
「お茶入れてただけなのにいいいい」
松本が、悲鳴をあげて吹っ飛んでいく。
京楽と浮竹は、瞬歩で氷の龍を交わしながら、雨乾堂に戻っていくのだった。
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