奴隷竜とSランク冒険者18
異能力者の浮竹と京楽が気づくと、どこかで見たことのある光景だった。
『ああ、また異世界に来ちゃったみたいだよ』
『本当か?また、ドラゴンの俺に会えるのか?』
異能力者の浮竹と京楽が出た場所は、高級宿の風呂場だった。
「ふんふーん」
ガラッと扉があいて、全裸の冒険者の京楽が入ってくる。
『もあああああああ』
『うわあああああああ』
「何で君たちがここにいるの。ぎにゃあああああああああ」
能力者の京楽は、すっぽんぽんの冒険者の京楽を浮竹に見せまいと、殴った。
殴られて、石鹸で足を滑らせた冒険者の京楽は、頭を打った。
「どうしたんだ!?」
慌ててやってきたドラゴンの浮竹が、状況を見て。
「・・・・・・3P?」
とかいうので、とりあえず意味が分からないので、異能力者の浮竹は笑って、異能力者の京楽は眉根を寄せて、冒険者の京楽は腰にタオルを巻いて、ドラゴンの浮竹に泣きついた。
「もう一人の僕がいじめる!」
『そんなことより、早く服着てくれないかな。僕の浮竹に汚いもの見せないでくれる』
「ほら、いじめてくるううう」
「京楽、とりあえず服を着ろ。風呂はまた後で入ればいいだろう」
「うん、分かった。服を着るよ」
ドラゴンの浮竹の言葉には、冒険者の京楽は素直に従う。
「召還されるのはいいが、何故に風呂場・・・・」
『そう言われても、ボクにも分からないよ』
『ドラゴンの俺、前より美人になってないか?』
「気のせいだ」
番として冒険者の京楽から性的なことで、エナジーを吸収しているせいで、浮竹は男性的な印象が薄くなり、中性的になっていた。
「また、こっちの世界にきたのか。この前もきてたよな。どれだけいられるのか分からないが、歓迎しよう」
『ドラゴンの俺、ダンジョンにまた行きたい!』
「そうか。今度はゴブリンなんかの雑魚がでない、Sランクダンジョンに行くか?」
『行ってみたい!」
『だめだよ、浮竹。ダンジョンは危ないから』
『京楽、いってみたい』
きらきらした目で見つめられて、異能力者の京楽はうっとなって、折れた。
『分かったよ。でも、危なくなったらすぐボクかこっちの二人を頼ること。いいね?』
『ああ、分かった』
「僕は殴られた謝罪もうけてない上に、ダンジョンに連れて行かれるのか・・・・・」
「京楽、仕方ないだろう。異世界の俺たちがいれる時間は短いんだから」
そうして、難易度の高いSランクダンジョンに行くことになった。
「センチビート。毒を吐いてくる巨大な芋虫だ」
「毒は中和できるから。リポイズン」
冒険者の京楽が、全員にリボイズンの魔法をかける。
「液体が酸性なので、気をつけるように」
『え、何か言った?』
異能力者の京楽は、センチビートを欠片も残さず殲滅してしまっていた。一方の、異能力者の浮竹は、力任せに引きちぎって酸性の体液を浴びるが、どうってことないのか平然としていた。
「なんていうか・・・・いろいろな意味で規格外だな」
「そうだね。風呂で殴られた謝罪、まだ受けてないよ」
冒険者の京楽は、殴られたことを根にもっているらしかった。
下層に降りていき、ミノタウロスが出てくる。
『わぁ、でっかい牛だな!』
「ミノタウロスは高級食材だ。あまり傷をつけず仕留めて、昼食の材料にしよう」
『えー、こいつらを食うの?』
異能力者の京楽は、モンスターを食べるのに抵抗があるらしかった。
「カラミティファイア!」
「京楽、ミディアムレアで頼むぞ」
「承知してるよ!」
倒す段階で、すでに調理に入っていた。
こんがりと焼けたミノタウロスを解体し、シャトーブリアンの部分を、異世界の二人に出す。
「白金貨10枚はするステーキだ」
『高いんだね。モンスターを食べるのはちょっと勇気いるけど・・・・ん、おいしいね』
異能力者の京楽は、一口食べてその味が美味しすぎることに気づく。
『京楽、これなんだ!?こんなうまい肉、食べたことがないぞ!』
「お土産に持って帰る?」
『いいのか?』
「凍結魔法で腐らないようにしておいてやるから、持って帰るといい」
「僕、まだ風呂場で殴られた謝罪を受けてない・・・・おしいしけど、謝罪・・・・・」
「京楽、お前しつこいぞ」
「浮竹にまで怒られた。うわあああああん」
泣きながら、冒険者の京楽はミノタウロスのステーキを何枚も食べた。
『よく食べるね・・・・・おいしいけど』
「ああ、京楽はミノタウロスのステーキが好物だからな」
『シャトーブリアンの部分、あげるよ。風呂場で殴った謝罪の代わり』
「え、シャトーブリアンの部分くれるの?君って、ほんとはいいやつ?」
自分と同じ顔の人物を見て、冒険者の京楽はシャトーブリアンのステーキをもらって食べた。
「ああ、生きてるって素晴らしい」
『なんか、こっちの世界の京楽ってちょろいな』
『しっ。聞こえるから、言っちゃだめだよ』
「まぁ、京楽は単純だ。ちょろいといえばちょろい」
「何か言われてるけど気にしない。さて、昼食もすませたし、更に下の階層に潜りますか」
そのまま、30階層までもぐり、フロアボスのブラックワイバーンを倒して、財宝の間が開く。
『うわー、金銀財宝だぁ。こんだけあれば、一生遊んで暮らせそう』
異能力者の浮竹は、金貨の山は宝石、マジックアイテムを見て驚く。
「まぁ、こういうものを手に入れるために、冒険者してるからな。俺たちは十分に稼いでいるが、もっと高みを目指して、より難易度の高いダンジョンに挑んでいる」
『ドラゴンの俺、かっこいい・・・・美人だけど』
「このペンダント、もう一人の俺に似合いそうだな。つけていけ」
『え、いいのか』
「攻撃されると衝撃を一度だけ吸収できる魔法が付与されてある。付与は単純だし、そこまで値のはるものじゃないから、気軽にもってけばいい」
『わーい、ドラゴンの俺からペンダントもらったぞ、京楽!』
『よかったね、浮竹』
冒険者の京楽はというと、アイテムポケットに財宝をしまっていた。
「とりあえず、今日はもう戻るか。ダンジョンで一夜を明かすことはできるが、テントとかもあるが、宿のほうがいいだろうし・・・・・」
『うわぁ、足元が光った!』
『どうやら、タイムオーバーみたいだね。元の世界に戻るみたい』
「そうか。もう一人の俺、京楽と仲良くな」
『そういうドラゴンの俺も、もう一人の京楽と仲良くな!』
光が消え失せると、異世界の二人は元いた世界に戻り、静寂に包まれる。
「どうする、浮竹。帰る?」
「そうだな。俺たちも帰ろう」
帰還スクロールを利用して、王都まで戻ると、京楽は風呂に入るためにまっぱになって、風呂場の扉をあけた。
『ぎゃああああああああ』
『ギヤあああああああ』
「なんでまたいるの!ぎいやアアアアアアアア」
3人分の悲鳴が聞こえて、ドラゴンの浮竹は再召喚された異世界の二人を迎えるために、風呂場の扉をあけるのだった。
『ああ、また異世界に来ちゃったみたいだよ』
『本当か?また、ドラゴンの俺に会えるのか?』
異能力者の浮竹と京楽が出た場所は、高級宿の風呂場だった。
「ふんふーん」
ガラッと扉があいて、全裸の冒険者の京楽が入ってくる。
『もあああああああ』
『うわあああああああ』
「何で君たちがここにいるの。ぎにゃあああああああああ」
能力者の京楽は、すっぽんぽんの冒険者の京楽を浮竹に見せまいと、殴った。
殴られて、石鹸で足を滑らせた冒険者の京楽は、頭を打った。
「どうしたんだ!?」
慌ててやってきたドラゴンの浮竹が、状況を見て。
「・・・・・・3P?」
とかいうので、とりあえず意味が分からないので、異能力者の浮竹は笑って、異能力者の京楽は眉根を寄せて、冒険者の京楽は腰にタオルを巻いて、ドラゴンの浮竹に泣きついた。
「もう一人の僕がいじめる!」
『そんなことより、早く服着てくれないかな。僕の浮竹に汚いもの見せないでくれる』
「ほら、いじめてくるううう」
「京楽、とりあえず服を着ろ。風呂はまた後で入ればいいだろう」
「うん、分かった。服を着るよ」
ドラゴンの浮竹の言葉には、冒険者の京楽は素直に従う。
「召還されるのはいいが、何故に風呂場・・・・」
『そう言われても、ボクにも分からないよ』
『ドラゴンの俺、前より美人になってないか?』
「気のせいだ」
番として冒険者の京楽から性的なことで、エナジーを吸収しているせいで、浮竹は男性的な印象が薄くなり、中性的になっていた。
「また、こっちの世界にきたのか。この前もきてたよな。どれだけいられるのか分からないが、歓迎しよう」
『ドラゴンの俺、ダンジョンにまた行きたい!』
「そうか。今度はゴブリンなんかの雑魚がでない、Sランクダンジョンに行くか?」
『行ってみたい!」
『だめだよ、浮竹。ダンジョンは危ないから』
『京楽、いってみたい』
きらきらした目で見つめられて、異能力者の京楽はうっとなって、折れた。
『分かったよ。でも、危なくなったらすぐボクかこっちの二人を頼ること。いいね?』
『ああ、分かった』
「僕は殴られた謝罪もうけてない上に、ダンジョンに連れて行かれるのか・・・・・」
「京楽、仕方ないだろう。異世界の俺たちがいれる時間は短いんだから」
そうして、難易度の高いSランクダンジョンに行くことになった。
「センチビート。毒を吐いてくる巨大な芋虫だ」
「毒は中和できるから。リポイズン」
冒険者の京楽が、全員にリボイズンの魔法をかける。
「液体が酸性なので、気をつけるように」
『え、何か言った?』
異能力者の京楽は、センチビートを欠片も残さず殲滅してしまっていた。一方の、異能力者の浮竹は、力任せに引きちぎって酸性の体液を浴びるが、どうってことないのか平然としていた。
「なんていうか・・・・いろいろな意味で規格外だな」
「そうだね。風呂で殴られた謝罪、まだ受けてないよ」
冒険者の京楽は、殴られたことを根にもっているらしかった。
下層に降りていき、ミノタウロスが出てくる。
『わぁ、でっかい牛だな!』
「ミノタウロスは高級食材だ。あまり傷をつけず仕留めて、昼食の材料にしよう」
『えー、こいつらを食うの?』
異能力者の京楽は、モンスターを食べるのに抵抗があるらしかった。
「カラミティファイア!」
「京楽、ミディアムレアで頼むぞ」
「承知してるよ!」
倒す段階で、すでに調理に入っていた。
こんがりと焼けたミノタウロスを解体し、シャトーブリアンの部分を、異世界の二人に出す。
「白金貨10枚はするステーキだ」
『高いんだね。モンスターを食べるのはちょっと勇気いるけど・・・・ん、おいしいね』
異能力者の京楽は、一口食べてその味が美味しすぎることに気づく。
『京楽、これなんだ!?こんなうまい肉、食べたことがないぞ!』
「お土産に持って帰る?」
『いいのか?』
「凍結魔法で腐らないようにしておいてやるから、持って帰るといい」
「僕、まだ風呂場で殴られた謝罪を受けてない・・・・おしいしけど、謝罪・・・・・」
「京楽、お前しつこいぞ」
「浮竹にまで怒られた。うわあああああん」
泣きながら、冒険者の京楽はミノタウロスのステーキを何枚も食べた。
『よく食べるね・・・・・おいしいけど』
「ああ、京楽はミノタウロスのステーキが好物だからな」
『シャトーブリアンの部分、あげるよ。風呂場で殴った謝罪の代わり』
「え、シャトーブリアンの部分くれるの?君って、ほんとはいいやつ?」
自分と同じ顔の人物を見て、冒険者の京楽はシャトーブリアンのステーキをもらって食べた。
「ああ、生きてるって素晴らしい」
『なんか、こっちの世界の京楽ってちょろいな』
『しっ。聞こえるから、言っちゃだめだよ』
「まぁ、京楽は単純だ。ちょろいといえばちょろい」
「何か言われてるけど気にしない。さて、昼食もすませたし、更に下の階層に潜りますか」
そのまま、30階層までもぐり、フロアボスのブラックワイバーンを倒して、財宝の間が開く。
『うわー、金銀財宝だぁ。こんだけあれば、一生遊んで暮らせそう』
異能力者の浮竹は、金貨の山は宝石、マジックアイテムを見て驚く。
「まぁ、こういうものを手に入れるために、冒険者してるからな。俺たちは十分に稼いでいるが、もっと高みを目指して、より難易度の高いダンジョンに挑んでいる」
『ドラゴンの俺、かっこいい・・・・美人だけど』
「このペンダント、もう一人の俺に似合いそうだな。つけていけ」
『え、いいのか』
「攻撃されると衝撃を一度だけ吸収できる魔法が付与されてある。付与は単純だし、そこまで値のはるものじゃないから、気軽にもってけばいい」
『わーい、ドラゴンの俺からペンダントもらったぞ、京楽!』
『よかったね、浮竹』
冒険者の京楽はというと、アイテムポケットに財宝をしまっていた。
「とりあえず、今日はもう戻るか。ダンジョンで一夜を明かすことはできるが、テントとかもあるが、宿のほうがいいだろうし・・・・・」
『うわぁ、足元が光った!』
『どうやら、タイムオーバーみたいだね。元の世界に戻るみたい』
「そうか。もう一人の俺、京楽と仲良くな」
『そういうドラゴンの俺も、もう一人の京楽と仲良くな!』
光が消え失せると、異世界の二人は元いた世界に戻り、静寂に包まれる。
「どうする、浮竹。帰る?」
「そうだな。俺たちも帰ろう」
帰還スクロールを利用して、王都まで戻ると、京楽は風呂に入るためにまっぱになって、風呂場の扉をあけた。
『ぎゃああああああああ』
『ギヤあああああああ』
「なんでまたいるの!ぎいやアアアアアアアア」
3人分の悲鳴が聞こえて、ドラゴンの浮竹は再召喚された異世界の二人を迎えるために、風呂場の扉をあけるのだった。
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