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奴隷竜とSランク冒険者24

その日は、満月だった。

ムーンホワイトドラゴンの浮竹は、半竜人化して、ゆらゆらと尻尾を揺らしていた。

「今日は、月がよく見えるね。ねぇ、お月見しない?」

「いや、俺は・・・・」

「いいじゃない。誰もいないし、ほら、おいで?」

京楽に手を引っ張られて、浮竹は月の光を浴びた。

すると、浮竹の肌が淡く光り、全体が月の雫を浴びたように銀色に輝やいた。

「浮竹・・・・すごい美人。いつも綺麗だけど、いつもの倍くらい綺麗・・・・」

「だから、嫌なんだ、満月の月の光を浴びるのは。体が変に光るし、周囲にチャーム(魅了)の魔法を無条件で発動する」

「ん、僕は平静だよ」

「え。俺のチャーム、効かないのか?」

「うん。でも、ほんとにいつもより綺麗だよ、浮竹」

抱きしめられて、平静でいる京楽が嬉しくて、浮竹はドラゴンの尻尾をゆらゆらと揺らした。

「ねぇ、したい」

「ん・・・少しだけ、なら」

尻尾を握られて、その気になってしまった浮竹は、京楽に口づけた。

そのままベッドまで連れていかれる。

窓からも月の光が入っていて、浮竹の肌は淡く銀色に輝き、白い髪も銀色になっていた。

緑の瞳にも銀色の光がまじって、不思議な色をしていてとても綺麗だった。

「ん・・・・・」

京楽の舌が、縮こまっている浮竹の舌を絡めとる。

「んあっ」

服の上から敏感な場所を触られて、びくっと反応する。

「綺麗だよ、浮竹」

「んう・・・・・」

衣服を脱がされて、浮竹も京楽の衣服を脱がしていく。

「ああっ」

舌で胸の先端を舐め転がされて、甘いしびれが体中をかけめぐる。

「ちょっと、寒い」

「そうだね。最近冷えてきたものね・・・・・プチファイア」

体を温める魔法をお互いにかけて、抱きしめ合う。

「あったかい・・・」

「うん、あったかいね。君の鼓動の音が聞こえる」

「京楽は心拍数が高いな」

浮竹は、尻尾を揺らした。

「いつもより魅力的な君に、見惚れてしまいそうだよ」

京楽は、ベッドサイドからローションを取り出した。

それを手の温度で温めて、浮竹の蕾の中に塗り込んでいく。

「ああ!」

びくんと、浮竹の体がはねる。

「ふふ、いつもより敏感だね。満月の半竜人化してるせいかな?」

「ああ、や、尻尾はだめ・・・・・」

浮竹のものをしごきながら、京楽は片方の手で尻尾をにぎにぎした。

尻尾は性感帯らしく、尻尾を強くこすると、浮竹は自分のものをかたくして、精液を放っていた。

「あああああ!!」

「え。尻尾いじってるだけで、いちゃったの?」

「だ、だから半竜人化して抱かれるのは嫌なんだ」

半竜人化して抱かれるのは初めてだった。

「かわいい。尻尾、弱いんだ?」

「ん・・・・」

尻尾を揺らして、浮竹は京楽を誘う。

「こい」

「うん。いれるよ?」

すでに指で蕾を解していたので、京楽の怒張したものはローションのぬめりをかりて、すんなりと浮竹の体内に入る。

「あああ!」

「ん、君の中、いつもより熱い」

「あ、半竜人化すると、体温が高くなるんだ」

「きもちいい・・・・」

「ああ!」

京楽は、浮竹の中を味わうように緩慢な動作で動いた。

「あ、もっと、もっと強く!」

「ふふ、もっと刺激ほしい?」

「奥までごりごりってして!」

「分かったよ」

最奥まで入り、ごりごりと中をすりあげてやると、浮竹は淡く光る肌を明滅させて、オーガズムでいっていた。

「ひああああ!!!」

「中に出すよ。僕の子種、ちゃんと受け止めてね」

「ひあ、だめ、今日はいつものアフターピル切れてるから、中に出しちゃだめぇ。卵うんじゃう!」

希少種のムーンホワイトドラゴンは、オスでも身籠れる。

異種族との間にも、子ができる。

京楽は、それでも中に注いだ。

「君が卵うんだら、責任もつから」

「あ、だめえええ、孕んでしまう!」

「確率は低いんでしょ?」

「でも、でも。生はだめ・・・・・」

「生だから、いいんだよ。もう一回出すよ」

「ああああ!!!」

ずりずりと、音をたてて京楽が侵入してくる。

「あ、くる、いっちゃう、いっちゃう!」

最奥をごりごりと突き上げて、京楽は浮竹の胎の奥に子種を放った。

浮竹がもしも卵を産んだら、たとえすぐに巣立つとしても大切にしようと思った。

「んあ・・・あ、あ、そうだ、クローゼットの奥に、予備のアフターピルあった・・・とってきて、春水」

「仕方ないねぇ」

京楽は、浮竹からずるりと自分を引き抜くと、灯りをつけてクローゼットの奥を探すと、アフターピルを見つけた。

「あったよ、十四郎」

「飲ませて」

「仕方ないねぇ」

京楽は、口にアフターピルを含むと、浮竹に口移しで飲ませた。

「あ!」

また、京楽が浮竹に覆いかぶさり、貫いた。

「やああああ、いやああ」

「いやじゃないでしょ?ここをこんなに濡らして」

「ああ、やあああ」

前立腺を刺激してやりながら、浮竹のものをしごくと、浮竹は尻尾をぴんとたてて、いってしまった。

「んああああ・・・・・・」

「きもちい?」

「あ、気持ちいい・・・・中に、生でたくさんだして」

「うん。言われなくても、そうするよ」

浮竹の胎の奥にたくさんの子種を注いで、京楽は満足した。

「お風呂、入ろうか」

「変なことはしない?」

「しないしない。もう十分に君を味わったし。尻尾、洗ってあげる」

「や、尻尾はダメ。自分で洗う」

一緒に風呂に入り、結局尻尾を京楽に洗われて、浮竹は軽くいってしまった。

「半竜人化してのセックスは、もうしない」

「なんで~」

「尻尾嫌だって言ってるのに、さわってくるからだ」

浮竹の肌は、まだ満月なので淡く輝いていた。

髪は銀髪になり、尻尾も角も、体も淡く輝いていて、浮竹は神秘艇だった。

特に瞳が緑色の中に銀色を宿し、闇の中の獣のように輝いていた。

「君のその不思議な瞳の色、また見たいな」

「変なことしないなら、また半竜人化した満月の夜に、月の光を浴びてやる」

「うん。約束だよ」

指切りをした。

次の満月の夜。

半竜人化した浮竹は、また月の光を浴びた。

尻尾をいじくられて、その気になってしまった浮竹を、京楽が抱いたのはいうまでもない。


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