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奴隷竜とSランク冒険者59

藍染が死んだ。

突然のことであった。

真竜であるサンシャインドラゴンの黒崎一護、フルムーンドラゴンの浮竹十四郎、そしてインフェルノドラゴンである京楽春水の三人で、ドラゴン化して空に浮かぶ島の結界をうちやぶった。

勇者として召喚された平子真子をはじめとして、黒崎一護、朽木ルキア、阿散井恋次、朽木白哉の5人パーティーと、二組の浮竹と京楽で戦いに挑み、勝った。

世界中で、祝いの祝賀会が開かれた。

空位となった魔王の座に、今度は勇者であった平子真子がつき、魔族を監視しながら人々との共存の道を歩き始めた。

浮竹も京楽も、ハイエルフの浮竹とインフェルノドラゴンの京楽も、平子真子が魔王になるのは反対したのだが、魔王に悪しき者がつくとまた藍染と同じ道をたどるということで、人間の国々と国交を魔大陸で開始しながら、新しい魔族と人間とドラゴンの共存の時代がやってきた。

「長いようで、短かったのかな」

「そうだな。長いようで短かったな」

浮竹と京楽は、せめてと、藍染の墓を作ってやった。

めちゃくちゃな魔王であったが、魔族による世界の統一を目指した魔王であった。

元は人間である。

魔王にどんな人物がつくかで、その後数十年数百年の魔族の生き方と世界の在り方が変わる。

先々代の、藍染に殺された魔王も、魔族による世界統一を目指していた。

藍染も、同じ道をたどった。

けれど、平子真子は違う。

人間との共存の道を選んだ。

「ボクたちは、それでもこれからもSランク冒険者としてやっていくけどね」

「俺もだ」

出会いは、奴隷と貴族。

奴隷だった浮竹は、京楽に買われて奴隷から解放され、京楽と生きる契りを交わした。

違う大陸にいる、ハイエルフの浮竹やインフェルノドラゴンの京楽という存在を知り、友好をたもちつつ、月日は流れる。

浮竹は、卵を産んだ。

京楽との間の子供だった。

ドラゴンは普通、孵化してすぐに独り立ちする者がほとんどだが、卵から生まれてきた子は人の姿をしていた。

赤ん坊だった。

卵から赤子がかえったと、皆で騒いだ。

人間とドラゴンのハーフであった。

浮竹は希少すぎるドラゴンのため、雄でも卵をうめたし、人間と異種交配もできた。

アフターピルをわざと1週間のまずに交わって、すぐに妊娠した。

男の子であった。

名前は、春雷(しゅんらい)と名付けられた。

ドラゴンと人間との、長い歴史も変わっていく。

隠れ住んでいたドラゴンたちは人化して、人の世界にまじっていく。

同じように、魔族も。


藍染が死んで、10年が経った。

春雷は、まだ幼子だった。

ドラゴンの血も引いているので、成長が遅いのだ。

50年が経った。

春雷は少年になっていた。

自分の父と母が、人間とドラゴンで、男同士であることとか、そういうことを気にしない子だった。

『やあ、春雷。一人で遊びに来たのかい?』

インフェルノドラゴンの京楽は、相変わらず人間嫌いだが、昔よりかなりましになった。

ハイエルフの浮竹は、今も魔法書を作り続けている。

『あ、春雷、竜化はできるようになったか?』

ハイエルフの浮竹が聞くと、春雷は笑って、「少しだけ」と言った。

「ああ、俺たちの息子がお邪魔してすまないな」

「春雷。ハイエルフの浮竹とインフェルノドラゴンのボクのところに行くなら、まず父さんたちに許可をもらいなさい」

「はい、父上」

京楽に外見は似ているが、よくできたしっかりした子だった。

「ねぇ、兄弟作らない?」

「ハーフドラゴンの生き血は永遠の命をもつとされている。守るのは一人で手一杯だ」

「そうかー。残念」

浮竹も京楽も、春雷を大切に育てた。

やがて、独り立ちの日が訪れたが、同じSランク冒険者なので、ギルドでちょくちょくあった。

京楽は人間だが、ドラゴンの浮竹と同じ時間を生きる契約をしているため、若い姿のまま数十年と生きていた。

魔族の冒険者も登場するようになり、魔族とパーティーを組む人間も増えてきた。

世界は、変わっていく。

浮竹と京楽は不変であるが。

廻れ廻れ。

世界は廻る。



さぁ、新しい冒険の旅を始めよう。

まず、君の名前を教えてくれるかな?


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