好きだから好き12
「うぉっほん。よく聞け、一護」
「なんだ?」
ルキアの言葉に、一護は首を傾げた。
「バースディというわけではないのだが、貴様の好きなチョコレートでケーキを作ってみたのだ」
「まじか」
一護の好物はチョコレートである。
「さぁ、好きなだけ食え!」
テーブルの上には、ホールのチョコレートケーキがあった。
一護は感動した。
「さっそくいただきます」
一口食べて、一護は涙を 流した。
「おい、これカカオ何%だ?」
「80%だ」
苦い。
果てしなく苦い。
一護の好きなチョコレートは甘いものであって、砂糖の足りない苦いチョコレートではない。
「苦い」
「何!味見していなかった。どれ」
ルキアがチョコレートケーキを食べて、顔をしかめた。
「さ・・・砂糖が足りないだけでこんなに苦くなるのか」
「ああ、そうだな」
「仕方ない、捨てるか」
「いや、ルキアがせっかく作ってくれたんだ。全部食べる」
「おい、一護、無理はするな!」
一護は、猛烈な勢いでチョコレートケーキを食べた。
「ごちそうさま。はぁ、苦かった」
「一護、そこまでせずともよいのだぞ」
ルキアの瞳には、ケーキを失敗したことへの涙が零れていた。
「ルキアの作った料理は、たとえ失敗作だって食うさ」
「一護・・・・・・」
見つめあう二人は、キスをした。
めちゃ苦い、カカオの味がして、二人して笑った。
「今度、チョコレートケーキのちゃんとした作り方教えてやるよ」
「何、一護貴様はケーキも作れるのか!」
「レシピ通りに作れば作れないもんなんてねぇ」
「一護・・・・・・・」
ルキアは瞳を潤ませた。
「次は二人で一緒につくろうぜ」
「うむ」
平和な一日は、今日もすぎていくのであった。
「なんだ?」
ルキアの言葉に、一護は首を傾げた。
「バースディというわけではないのだが、貴様の好きなチョコレートでケーキを作ってみたのだ」
「まじか」
一護の好物はチョコレートである。
「さぁ、好きなだけ食え!」
テーブルの上には、ホールのチョコレートケーキがあった。
一護は感動した。
「さっそくいただきます」
一口食べて、一護は涙を 流した。
「おい、これカカオ何%だ?」
「80%だ」
苦い。
果てしなく苦い。
一護の好きなチョコレートは甘いものであって、砂糖の足りない苦いチョコレートではない。
「苦い」
「何!味見していなかった。どれ」
ルキアがチョコレートケーキを食べて、顔をしかめた。
「さ・・・砂糖が足りないだけでこんなに苦くなるのか」
「ああ、そうだな」
「仕方ない、捨てるか」
「いや、ルキアがせっかく作ってくれたんだ。全部食べる」
「おい、一護、無理はするな!」
一護は、猛烈な勢いでチョコレートケーキを食べた。
「ごちそうさま。はぁ、苦かった」
「一護、そこまでせずともよいのだぞ」
ルキアの瞳には、ケーキを失敗したことへの涙が零れていた。
「ルキアの作った料理は、たとえ失敗作だって食うさ」
「一護・・・・・・」
見つめあう二人は、キスをした。
めちゃ苦い、カカオの味がして、二人して笑った。
「今度、チョコレートケーキのちゃんとした作り方教えてやるよ」
「何、一護貴様はケーキも作れるのか!」
「レシピ通りに作れば作れないもんなんてねぇ」
「一護・・・・・・・」
ルキアは瞳を潤ませた。
「次は二人で一緒につくろうぜ」
「うむ」
平和な一日は、今日もすぎていくのであった。
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