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好きという言葉

「ルキア?」

「なんだ、一護」

「パンツ見えて・・・おぶっ」

屋上で座っていたルキアの白いパンツが見えてしまい、一護は注意しようとしたのだが、当のルキアに蹴り転がされた。

「この変態が!」

「な、俺はただ、注意しようと」

「見たのだろう!」

「す、少しだけ」

顔を赤くして、遠い方角を見る一護に、ルキアはその鳩尾にパンチを入れる。

「ぬおおお」

「チャッピーの白パンツで悪いか!」

「だ、誰もそこまでみてないし、そんなこと言ってない」

「兄様、一護にパンツを見られました」

ルキアは、白哉専用の伝令神機で、白哉にそうメッセージを送ると、穿界門が現れて、白哉が姿を現した。

「兄は、ルキアの見てはいけないものを見た。散れ、千本桜・・・・・」

「ぎゃあああああ、お前ら二人そろって俺を殺すつもりか!」

「笑止。殺すつもりだ」

「のあああああああ」

一護は、死神姿になると、千本桜の本流から逃げ出した。

「がんばれ、一護、兄様」

「ルキアのあほおおおお」

「あほとはなんだ、あほとは!」

「ぎゃあああああああ」

一護は白哉の千本桜の桜の海に包まれる。

なんとかかすり傷だけになるように回避して、また逃げ出す。

白哉には、説得とかそういうものがきかない。

「白哉、ルキアと俺は付き合っているんだ!」

「な・・・・んだと?」

白哉が固まる。

「な、誰が貴様と付き合っているだと!」

「この前、俺のこと好きって言ってくれただろ!」

「違う、あれは、ただ友人として!」

ルキアが真っ赤になった。

「むう。仕方ない、ここは退こう。今度、じっくり話し合いをしよう」

「話し合いなんてしたくない。早く尸魂界に帰れ!」

一護が手をしっしと振ると、白哉は何か言いたそうな顔をしていたが、尸魂界に帰っていった。

「あ、兄様!」

「ルキア。いい加減、俺を好きなこと、認めたらどうだ?俺はルキア、お前のこと好きだぜ」

「い、一護・・・・・・・」

ルキアは、真っ赤になって固まった。

「好きだ。改めて、付き合ってくれ」

「わわわわ、私は」

「俺のこと、好きだろ?」

耳元で囁かれて、ルキアはこくんと首を縦に振った。

「日曜、デートしようぜ」

「でででででーと?」

ルキアは真っ赤になりすぎて、頭から湯気を出していた。

「はうあ」

オーバーヒートして、一護の胸に倒れ込む。

「おい、ルキア?ルキア??」

「はれひれほれ~~~~~」

「だめだこりゃ」

ルキアをお姫様抱っこして、一護は保健室までルキアを送るのであった。


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