好きなものは好き18
「一護?何をしておるのだ?」
「んー。ルキアの寝顔見てた」
一護は、ベッドで眠るルキアの顔を見てにまにましていたのだが、ルキアが起きてきたので、表情を引き締めた。
「私の寝顔など見ても、何も楽しいことなどないであろうが」
「そうでもないぜ?ルキアの寝顔、めちゃくちゃかわいい。襲いたいくらいに」
その言葉に、ルキアが真っ赤になる。
「な、朝っぱらから何を言っておるのだ!」
「んー。ルキア、かわいいなぁと思って」
ルキアは、一護の頭をはたいた。
「あいて」
「朝っぱらから、恥ずかしいことを言うな!」
「そうか?俺は別に恥ずかしくなんてないけどな」
「私が恥ずかしいのだ!着替えるから、どけ」
ルキアは、パジャマを脱ぎ捨てると、下着姿になって、たんすをあけて白いワンピースを着る。
「何をしておるのだ」
「お前の下着姿見ないように、目を閉じてる。襲わない自信がないから」
「な!」
恋人同士とはいえ、好きな相手の目の前で着替えるのは、少し問題があるのかと、ルキアは遅まきに気づく。
「も、もう目をあけてもよいぞ。着替え終わった」
「ん・・・ああ、今日もかわいな、ルキア」
「たわけ!毎日毎日、かわいいだの綺麗だの、聞きあきたわ!」
「じゃあ、食っちまいたい」
「な!」
ルキアはまた赤くなった。
「ど、どのように食うのだ」
「そうだな、まずは目玉焼きを・・・・ああ、朝ごはん作るな?」
からかわれたのだと気づいて、ルキアはクッションを一護に投げた。
一護は、小さな笑い声をあげて、それを受け止めて投げ返してきた。
「むう、一護のやつ・・・・・」
ルキアは、クッションを抱えて悶々する。
「朝飯できたぞ。今日はトーストとサラダ、目玉焼きだ」
「食べる。おかわりはあるか?」
「ルキアは食いしん坊だな。もう一枚トースト焼いてやるよ」
「うむ、すまぬ」
朝ごはんを食べ終えて、休日なので何処かへ出かけようと提案する。
「まだ残暑も厳しいから、家でごろごろしようぜ」
「確かに、まだ熱中症警戒日だしな。仕方ない、家で過ごすか」
ルキアと一護は、冷房のきいた室内で、雑誌を読み始めた。
でも、時間の流れはあっという間で、昼食の時間になった。
「作るのめんどくさいし、デリバリー頼むか。ピザでいいだろ?」
「うむ。飲み物は、あのしゅわしゅわするやつで」
「コーラだな」
一護は、一番近くのピザ屋に注文して、配達を頼んだ。
15分ほどして、ピンポーンとチャイムが鳴る。
「きたみたいだ。やっべ、一万円札しかねぇ」
「私が出す。たまには、私にも払わせろ」
ルキアは、愛用しているチャッピーの財布を取り出すと、扉をあけてピザを受け取り、お金を払った。
「うまそうだな」
「この店、うまいって評判いいからな」
二人は、あつあつのピザをコーラを飲みながら食べた。
それから、眠くなったので、少しだけ寝ることにした。
「ルキア・・・・・もう寝たか?」
「ん・・・・まだ、かろうじで、意識はあるが・・・・寝落ちしそう、だ」
「ルキア、愛してるぜ」
「ん、一護、私も・・・・・」
ルキアはそれだけ言うと、スースーと眠りについてしまった。
一護もまた、眠りにつく。
次に起きると、時計は4時半をさしていた。
「やっべ、寝過ごした!ルキア、起きろ!」
「んん?」
「もう4時半だ。4時間以上寝ちまった。夜の買い出しに出かけるぞ」
近くのスーパーまで、急いで歩く。
「昼寝をしすぎたな。今日の夜が眠れぬかもしれぬ」
「そんときはそんときだ。お買い得品、さすがにもう売り切れてるだろうな」
「主婦みたいだな、一護は」
「ピザを取る時もあるけど、一応は節約生活だからな」
「むう、私も金を出しているだろう。節約などせずとも」
「ああ、お陰でバイトかなり減らせれたし。でも、お金があるからといって豪勢な生活は性に合わねぇからな」
ルキアと一護は、買い物をして、手を繋いで帰路につく。
今日は、夜のデザートはルキアの大好きな白玉餡蜜で、帰り道のルキアは上機嫌だった。
「ルキア」
「なんだ?」
振り返ったルキアの唇に、唇を重ねる。
「な、一護!」
「ははは、あんまりにかわいいから」
「人前かもしれぬのだぞ!家に戻ってからにしろ!」
「家に戻ったら、キスしていいのか?」
「そ、それは、まぁ、その・・・・」
「とにかく、帰ろうぜ」
夕焼けを浴びて、影が長く伸びる。
二人は夕焼けに真っ赤に染まりながら、歩き出す。
ルキアは、自分が真っ赤になっているのを隠せて、ちょうどよいと思うのであった。
「んー。ルキアの寝顔見てた」
一護は、ベッドで眠るルキアの顔を見てにまにましていたのだが、ルキアが起きてきたので、表情を引き締めた。
「私の寝顔など見ても、何も楽しいことなどないであろうが」
「そうでもないぜ?ルキアの寝顔、めちゃくちゃかわいい。襲いたいくらいに」
その言葉に、ルキアが真っ赤になる。
「な、朝っぱらから何を言っておるのだ!」
「んー。ルキア、かわいいなぁと思って」
ルキアは、一護の頭をはたいた。
「あいて」
「朝っぱらから、恥ずかしいことを言うな!」
「そうか?俺は別に恥ずかしくなんてないけどな」
「私が恥ずかしいのだ!着替えるから、どけ」
ルキアは、パジャマを脱ぎ捨てると、下着姿になって、たんすをあけて白いワンピースを着る。
「何をしておるのだ」
「お前の下着姿見ないように、目を閉じてる。襲わない自信がないから」
「な!」
恋人同士とはいえ、好きな相手の目の前で着替えるのは、少し問題があるのかと、ルキアは遅まきに気づく。
「も、もう目をあけてもよいぞ。着替え終わった」
「ん・・・ああ、今日もかわいな、ルキア」
「たわけ!毎日毎日、かわいいだの綺麗だの、聞きあきたわ!」
「じゃあ、食っちまいたい」
「な!」
ルキアはまた赤くなった。
「ど、どのように食うのだ」
「そうだな、まずは目玉焼きを・・・・ああ、朝ごはん作るな?」
からかわれたのだと気づいて、ルキアはクッションを一護に投げた。
一護は、小さな笑い声をあげて、それを受け止めて投げ返してきた。
「むう、一護のやつ・・・・・」
ルキアは、クッションを抱えて悶々する。
「朝飯できたぞ。今日はトーストとサラダ、目玉焼きだ」
「食べる。おかわりはあるか?」
「ルキアは食いしん坊だな。もう一枚トースト焼いてやるよ」
「うむ、すまぬ」
朝ごはんを食べ終えて、休日なので何処かへ出かけようと提案する。
「まだ残暑も厳しいから、家でごろごろしようぜ」
「確かに、まだ熱中症警戒日だしな。仕方ない、家で過ごすか」
ルキアと一護は、冷房のきいた室内で、雑誌を読み始めた。
でも、時間の流れはあっという間で、昼食の時間になった。
「作るのめんどくさいし、デリバリー頼むか。ピザでいいだろ?」
「うむ。飲み物は、あのしゅわしゅわするやつで」
「コーラだな」
一護は、一番近くのピザ屋に注文して、配達を頼んだ。
15分ほどして、ピンポーンとチャイムが鳴る。
「きたみたいだ。やっべ、一万円札しかねぇ」
「私が出す。たまには、私にも払わせろ」
ルキアは、愛用しているチャッピーの財布を取り出すと、扉をあけてピザを受け取り、お金を払った。
「うまそうだな」
「この店、うまいって評判いいからな」
二人は、あつあつのピザをコーラを飲みながら食べた。
それから、眠くなったので、少しだけ寝ることにした。
「ルキア・・・・・もう寝たか?」
「ん・・・・まだ、かろうじで、意識はあるが・・・・寝落ちしそう、だ」
「ルキア、愛してるぜ」
「ん、一護、私も・・・・・」
ルキアはそれだけ言うと、スースーと眠りについてしまった。
一護もまた、眠りにつく。
次に起きると、時計は4時半をさしていた。
「やっべ、寝過ごした!ルキア、起きろ!」
「んん?」
「もう4時半だ。4時間以上寝ちまった。夜の買い出しに出かけるぞ」
近くのスーパーまで、急いで歩く。
「昼寝をしすぎたな。今日の夜が眠れぬかもしれぬ」
「そんときはそんときだ。お買い得品、さすがにもう売り切れてるだろうな」
「主婦みたいだな、一護は」
「ピザを取る時もあるけど、一応は節約生活だからな」
「むう、私も金を出しているだろう。節約などせずとも」
「ああ、お陰でバイトかなり減らせれたし。でも、お金があるからといって豪勢な生活は性に合わねぇからな」
ルキアと一護は、買い物をして、手を繋いで帰路につく。
今日は、夜のデザートはルキアの大好きな白玉餡蜜で、帰り道のルキアは上機嫌だった。
「ルキア」
「なんだ?」
振り返ったルキアの唇に、唇を重ねる。
「な、一護!」
「ははは、あんまりにかわいいから」
「人前かもしれぬのだぞ!家に戻ってからにしろ!」
「家に戻ったら、キスしていいのか?」
「そ、それは、まぁ、その・・・・」
「とにかく、帰ろうぜ」
夕焼けを浴びて、影が長く伸びる。
二人は夕焼けに真っ赤に染まりながら、歩き出す。
ルキアは、自分が真っ赤になっているのを隠せて、ちょうどよいと思うのであった。
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