忍者ブログ

プログ

小説掲載プログ
10 2024/11 14 2324 26 27 28 29 30 12

好きなものは好き14

コトコトと、キッチンから音とカレーの匂いがした。

「ルキア・・・・こっち来てたのか」

「たわけ。今日は金曜であろう。金曜の夜にきて、月曜の朝に帰る。この習慣を乱したくはない。買い物にいってないから、ありあわせのものだとカレーかシチューくらいしかできそうになかったから、勝手にカレーしにたが、よいな?」

「ああ。一応弁当も買ってきてたんだけど、明日食うか・・・・・」

ルキアは、フリルのエプロンをつけていた。

「なんか、新婚ってかんじするな」

「な、たわけ!」

ルキアは顔を真っ赤にした。

「うまそう」

「もう少しでできるぞ」

「いや、ルキアがうまそうだと思って」

「貴様は、何を言っているのだ!」

「ルキアがかわいいなぁと思ってる」

ルキアはさらに顔を赤くして、カレーの鍋の火を消した。

「あおっているのか?」

「そうだとしたら?」

「上等だ・・・・ふ・・・あ・・・」

一護に噛みつくようにキスをすれば、一護はルキアの唇を舐めて、ルキアは唇を開いた。

ぬめっとした一護の舌が入ってくる。

「んん・・・・・」

舌が絡み合い、ぴちゃぴちゃと音を立てる。

「ん・・・・・」

互いの唾液がまざったものを飲み込んで、ルキアは一護に肩に噛みついた。

「いって」

「ふん・・・・・」

ルキアの衣服を脱がせていく。エプロンを脱がせて、ワンピースを脱がせると、ささやかな膨らみを隠すブラジャーとショーツ姿になっていた。

「あ・・・・」

ちゅっと、リップ音をたてて、一護はルキアの胸に口づける。

それから下着を取り去ろうとして、ルキアに止められた。

「夕飯が、冷めるぞ」

「温め直せばいい。今はルキアがほしい」

性急に求められた。

一護ががっついてくるのなんて珍しくて、ルキアは一護に抱き着いた。

ベッドにまで移動して、押し倒される。

「愛してる、ルキア」

「あ、一護・・・・」

ささやかな膨らみしかない小ぶりな胸をもんで、先端を口に含むと、ルキアが一護のオレンジの髪を抱きかかえた。

「あ・・・・・」

「もう、濡れてる」

「や、言うな・・・」

秘所に指を這わせれば、ショーツは濡れていた。

それを脱がして、くちゅりと音をたてて指をいれると、柔らかい内部は熱く熟れていた。

「いれるぞ」

「んあ!」

ずくりと、熱いものが入ってくる。

「あああ」

中をすりあげられて、ルキアは目を閉じた。

とくんとくんと、一護の鼓動が伝わってくる。

「動いていいか?」

「ああ、かまわぬ」

ルキアを、そっと壊れ物のように優しく揺すって、ゆっくりと動きだす。

「ふあ・・・あ、あ」

痛みは全くない。

ゆるやかな快感に支配されて、ルキアの脳がぐずぐずに溶けていく。

「やっ」

「中、しめつけがすごい。気持ちいい?」

「あ、きもちいい・・・・もっと・・・・」

一護の首に抱き着く。

一護は緩慢な動きで、ルキアを攻めた。

「ごめん、いっちまう。中にだしていいか?」

「あ、いいぞ。どうせ、終わったら風呂に入るし」

ルキアの了承を得て、一護はルキアの中に熱を弾けさせた。

「ごめんな。いきなり抱いて」

「別にかまわぬ。貴様とは、付き合っているのだから」

肉体関係になることは少なくもなければ多くもなかった。

「風呂、入ろうぜ」

「狭いが、一緒に入ってやる」

そなえつえの風呂は、二人で入るには狭いが、仕方ない。

風呂でルキアの体を洗ってやり、中にだしたものをかき出した。義骸なので妊娠することはないが、垂れてくるので、外に出しておいたほうがいい。

湯からでると、二人は冷えた麦茶を飲んで吐息を吐いた。

「ふう。暑いな」

「暑い。クーラーつけるか」

電気代を節約するほど、困窮しているわけでもないし、ルキアからは生活費を十分にもらっているので、冷房を25度の強でつけた。

「カレー、温めてくる」

「ごめんな、ルキア。夕飯、遅くなっちまった」

「いいのだ。私とて、人なみに性欲くらいある。愛しい貴様といるのだ。我慢できなくなる時はお互い様だ」

「愛してる」

「わわわわ、私も、その、愛している・・・・・・」

ルキアの言葉は弱弱しかった。

恥ずかしがっているのだ。

二人でパジャマを着たまま、少し遅い夕飯をとった。シーフードカレーとサラダだった。

飲み物は冷えた麦茶。

夕飯を食べ終わり、クーラーの効いた室内で、二人でゴロゴロとベッドの上で寝そべっていた。

「なぁ、今度旅行いかね?温泉とか」

「温泉か。それもいいな」

「金曜の夜に出発して、日曜の夜に戻ってきて、月曜の朝には尸魂界に戻るかんじで」

「悪くないな」

ルキアは、微笑んだ。

そんなルキアに額に、ちゅっとリップ音をたててキスをする。

「な、なんだ!」

「いや、かわいいなぁと思って」

「たわけ!貴様だって、か、かっこいい・・・・・うわあああ、何を言っているのだ私は!」

タオルケットをかぶって、ルキアは縮こまった。

「ルキア。好きだぜ」

そんなルキアをタオルケットごと抱きしめながら、一護は苦笑した。

「照れてるお前もかわいい」

ルキアは真っ赤になって、タオルケットごしに一護の胸に顔を埋めるのであった。



拍手[0回]

PR
URL
FONT COLOR
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS

TRACK BACK

トラックバックURLはこちら
新着記事
(11/25)
(11/25)
(11/22)
(11/21)
(11/21)
"ココはカウンター設置場所"