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好きなものは好き20

「今度、一緒に温水プールに行こうぜ。バイト先でチケットもらったんだ」

「むう。私は、水着をもっていないぞ」

「明日休日だし、買いに行こう」

一護は、ルキアをそう誘って、一緒に水着を買いにいくことにした。

大胆なセクシー水着から、スクール水着なようなものでまで、多種多様な水着が売っていた。

「これなんかどうだ?薄い水色だけど、ちょっとルキアの瞳の色と同じアメジスト色が入ってる。上下に分かれたビキニタイプだけど、胸のなさを隠せるようにフリルがふんだんにあしらわれている」

「むう、貧乳で悪かったな!」

「俺は貧乳が大好きだ」

他の客もいるのに、一護は自信満々に、ルキアにそう答える。

「は、恥ずかしいやつめ。それでいい。レジに行くぞ」

「帰りにレストランに入って、白玉餡蜜食べて帰るか」

「それはいいな!」

ルキアは、るんるん気分でレジで水着を購入した。金は一護がだしたがっていたが、たくさんもっているのでルキアが出した。



後日、温水プールにやってきた。

「やっぱ、その水着似合ってる。買って正解だったな」

一護は、ルキアの水着姿を褒めた。

折れそうに華奢なルキアに、ぴったりだった。


二人で泳ぐというか、何度もウォータースライダーを滑り落ちる。

「もう一度だ!」

ルキアはウォータースライダーが気に入ったようで、何度も一護と滑り落ちた。

「普通に泳ぐか」

「私はあまり泳げんぞ」

不安げなルキアに、一護は浮き輪を渡す。

「これで、大丈夫だろ?」

「うむ。何気にチャッピー柄とは、貴様も見る目がいいな」

現世のうさぎ模様であったのだが、ルキアにはチャッピー柄に見えた。


2時間ほど遊泳し、一護はルキアを岸に引き上げる。

「腹減っただろ?今、屋台で何か買ってくるから」

「イカ焼きがいい」

「はいはい」

そんなルキアと一護を、たまたま現世にきていた乱菊に見つかって、いろいろ根掘り葉掘り聞かれた。

「一護って、意外と紳士よね?」

「当り前であろう。私が愛した者だ」

「はは~ん。ルキア、もう初めても終わってるわね?」

ルキアは真っ赤になって、乱菊の胸を見る。

「私の胸が羨ましいの?一護も男だから、でかい胸のほうがすきでしょ?」

「そうでもない。貧乳が好きだそうだ」

「ぶばっ」

乱菊は、飲みかけのドリンクをルキアの顔に吹き出していた。

「ルキア、ほらイカ焼き。乱菊さん、なんでこんなところにいるんだ?」

「いや、本当はちょっと朽木隊長に様子を見てこいと頼まれて」

「俺たちは、普通だぞ?」

「そうだぞ。何もやましいことなどしていない」

「そうね。健全すぎて、お姉さんちょっとつまらないわ」

乱菊の豊満な胸を見て、一護は次に平らに近いルキアの胸を見る。

「やっぱ、巨乳より貧乳だな」

「まぁ、失礼な!」

「い、一護」

一護は、ルキアと乱菊の分のかき氷を買いに行った。

「彼氏、なかなかいうし、優しいじゃないの」

「一護は、私に甘いから」

「ふふふ、愛されてる証拠よ?」

「そうなのであろうか」

「ええ、そうに決まってるわ」

一護が戻ってくる。手には、3人分のかき氷。

全部、苺味だった。

「苺は好きだ。一護と同じ名前だから」

「俺も好きだな。乱菊さんは?」

「あたしは普通かしら。朽木隊長には、仲良くやってたと伝えておくわ。じゃあ、戻るわね」

かき氷を食べて、乱菊は温水プールから出ると、 尸魂界に戻ってしまった。

一護とルキアは、まったり夕暮れ時になるまで、温水プールで遊んだ。

家への帰り道、ルキアは一護をの手を握る。

「ん、どうした?」

「目、目を閉じろ!」

「ああ」

ちゅっと、ルキアは触れるだけのキスを一護にする。

「きょ、今日は楽しかった。また、行きたい」

「ああ、いいぜ。また今度行こうぜ」

家に戻る前に、スーパーに寄って、今日の夕飯の材料を買って帰る。

今日は、王道にカレーだった。

「一護の作るカレーはうまいからな。今から、楽しみだ」

ルキアは、一護とまた手を繋いで歩きだす。

荷物は、一護が反対の手でもっていた。

「ルキア、かわいい」

「へあ!?」

ルキアは、突然の言葉に顔を真っ赤にさせる。

「な、なんなのだ突然!」

「いや、好きだなぁと思って」

「わ、私のほうが一護のことを好きだ」

「俺だって、ルキアのこと世界一好きだぜ?」

「せ、世界一とか‥‥」

ルキアはまた赤くなって黙りこむ。


ちゅっ。

頬にキスをされて、ルキアは赤くなったまま、一護と帰宅するのであった。






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