始祖なる者、ヴァンパイアマスター14後編その2
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風呂の中で、浮竹は京楽に抱かれていた。
「あ・・・・・」
声が少し響くが、どのみち古城には浮竹と京楽以外は、戦闘人形しかいない。
「んんっ」
ボディーソープで体全体を洗ってくる京楽の手は、きわどい場所ばかり洗い、肝心の部分に触ってくれない。
「あ!」
胸の先端をかすめた泡だらけの指先は、浮竹の顎に伸びる。
「んっ」
京楽と、口づけをしていた。
「ふあっ・・・・・」
浮竹のものは勃ちあがり、だらだらと先走りの蜜を零していた。
「もうやっ。触って、春水」
「よく言えました」
「ああっ!」
浮竹のものをしごきながら、京楽は熱いシャワーを出して、浮竹のものの鈴口にシャワーのヘッドを押しあてた。
「ああああ!!!」
水圧にビクンと、浮竹が反応する。
「やあああ!」
浮竹は、精液を吐き出していた。それは、熱い湯と共に、排水溝へと流れていく。
「浮竹、おいで」
お風呂の中で、京楽が浮竹を抱き寄せた。
「んっ」
お湯は浴槽の半分ほどしか入っておらず、てらてらとグロテスクに光る京楽のものがそそり立っていた。
「自分でいれてごらん」
ローションを渡して、浮竹に自分で蕾を解すように誘導する。
「あ、や・・・・」
浮竹は、熱に思考を侵されて、指を二本自分の体内にいれた。
「んっ・・・届かない。京楽のものじゃないと、届かない」
「じゃあ、自分でいれてみて?」
「んあっ」
ローションまみれの京楽のものに、おざなり程度に解した蕾をあてがう。
「あああ、んあっ、大きい、ああああ!!!」
いつも京楽を飲みこんでいるせいもあるし、ローションの助けもあって、浮竹は京楽のものを全部飲みこんでいた。
「あ、あ、あ!」
京楽は、下からリズムつけて突き上げる。
「あああ!」
浮竹は、長い白髪を宙に乱れさせた。
「んあ!」
ごりっと、結腸にまで入り込んできた熱を、締め上げる。
浮竹は、唇を舐めると、京楽の耳元で囁いた。
「俺の中で、いけ」
「あっ」
京楽は珍しく声をだしていた。
浮竹が、わざと強く締め付けてきたからだ。
その誘惑に負けて、京楽は浮竹の胎の奥に精子をぶちまけていた。
「あああ!!」
浮竹のものを、京楽が握る。
「やっ」
「まだ、いけるでしょ?さぁ、一緒にいこうか」
「やあああ!!!」
突き上げてくるリズムが早くなった。
前立腺をコリコリと抉られて、浮竹は生理的な涙をこぼす。
それは、ぽちゃんとお風呂の湯に混ざった。
「ん、いくよ。さぁ、君も」
「ああああ!!!ひあああ!」
京楽が浮竹の最奥に熱を叩きつけるのと、京楽の手が浮竹をおいあげて精液を出させるのがほぼ同じタイミングだった。
「吸血するよ?」
「だめぇええ、今、いってるから、ああ!」
浮竹を抱き寄せて、その喉元に噛みついて、京楽は浮竹の血をすすった。
「ああ、甘い。美味しい。君の血で、僕はどうにかなってしまいそうだ」
「それは、こちらの、せりふ、だ!」
浮竹は吸血されたことへの大きな快楽を乗り切って、京楽の心臓の位置の、胸に噛みついた。そのまま牙を深くたてて、血を飲む。
「ああ、いいね。君に吸血されるの、好きだよ、僕は」
「快楽にしかなっていない・・・・お仕置きにもならない」
そんなことを言う浮竹に、京楽は浮竹の筋肉は薄くついているが、どちらかというと京楽に比べれば華奢な体を抱きしめた。
「愛してるよ、十四郎」
「俺も愛してる春水」
深く口づけしあいながら、また乱れあう。
湯が満タンになる頃には、浮竹は意識を失っていた。
「ちょっと、血を飲みすぎちゃったかな」
軽い浮竹の体を抱き上げて、水分をとって寝間着を着せた。
「また明日。十四郎、おやすみ」
ちゅっとリップ音をたてて、京楽は同じベッドで眠りについた。
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朝起きると、浮竹の姿がなかった。
「どこだい、浮竹?」
京楽は、古城を探し回った。
離宮や錬金術の館にもいなかった。東洋の妖(あやかし)からもらった、いつも肌身離さずもっているはずのお守りが、ベッドの上にあった。
「どこにいったんだろう?」
古城の近くの湖に、浮竹はいた。
「浮竹?」
「ああ、キミがこの子の血族かい?」
「君は誰だ!」
浮竹の隣に現れた、黒尽くめの男に、京楽が威嚇する。
「僕は藍染惣右介。始祖の魔族さ」
始祖の魔族という言葉に、京楽が強張りつく。
「浮竹、危ないからこっちにおいで?」
「お前は・・・・・誰だ?」
「え?」
京楽は、呆然となった。
「浮竹・・・。十四郎?」
「俺はお前を知らない。俺が知っているのは、俺を愛しているこの始祖魔族の藍染惣右介だけ」
愛おしそうに、浮竹は藍染の肩にしな垂れかかった。
「浮竹!そうか、お守りを持っていなかったから、呪いが!」
「呪い、ではないよ。記憶を、少しいじったんだよ。今は、ボクが浮竹の中で愛しい血族だ」
「そんな!おい、藍染といったな、目的はなんだ!」
「目的?そんなもの、このヴァンパイアの始祖の浮竹以外、ないだろう?」
藍染は、あろうことか、京楽の見ている目の前で、浮竹に口づけた。
「惣右介・・・早く、戻ろう?城へ」
「そうだね。戻ろうか」
浮竹を抱き上げて、藍染は闇の中に滲んでいく。
「まて、藍染!浮竹を返せ!」
「ふふふ・・・イグル大陸の魔都サラテアル。来れるものなら、来てごらん」
「浮竹ーーーーーーー!!!!」
浮竹は、藍染の腕に抱かれて、闇の中に完全に溶けてしまった。
「浮竹・・・嘘だろう?」
君が、僕以外を愛するなんて。
君が、僕を忘れるなんて。
君は僕のもの。僕だけのもの。
「始祖魔族、藍染惣右介。イグル大陸の魔都サラテアル。地獄だろうと何処だろうと、行ってやろうじゃないの」
京楽は、浮竹が最近いつも身につけていたお守りを握りしめて、空に向かって咆哮した。
「うおおおおおおおお!!!!」
風呂の中で、浮竹は京楽に抱かれていた。
「あ・・・・・」
声が少し響くが、どのみち古城には浮竹と京楽以外は、戦闘人形しかいない。
「んんっ」
ボディーソープで体全体を洗ってくる京楽の手は、きわどい場所ばかり洗い、肝心の部分に触ってくれない。
「あ!」
胸の先端をかすめた泡だらけの指先は、浮竹の顎に伸びる。
「んっ」
京楽と、口づけをしていた。
「ふあっ・・・・・」
浮竹のものは勃ちあがり、だらだらと先走りの蜜を零していた。
「もうやっ。触って、春水」
「よく言えました」
「ああっ!」
浮竹のものをしごきながら、京楽は熱いシャワーを出して、浮竹のものの鈴口にシャワーのヘッドを押しあてた。
「ああああ!!!」
水圧にビクンと、浮竹が反応する。
「やあああ!」
浮竹は、精液を吐き出していた。それは、熱い湯と共に、排水溝へと流れていく。
「浮竹、おいで」
お風呂の中で、京楽が浮竹を抱き寄せた。
「んっ」
お湯は浴槽の半分ほどしか入っておらず、てらてらとグロテスクに光る京楽のものがそそり立っていた。
「自分でいれてごらん」
ローションを渡して、浮竹に自分で蕾を解すように誘導する。
「あ、や・・・・」
浮竹は、熱に思考を侵されて、指を二本自分の体内にいれた。
「んっ・・・届かない。京楽のものじゃないと、届かない」
「じゃあ、自分でいれてみて?」
「んあっ」
ローションまみれの京楽のものに、おざなり程度に解した蕾をあてがう。
「あああ、んあっ、大きい、ああああ!!!」
いつも京楽を飲みこんでいるせいもあるし、ローションの助けもあって、浮竹は京楽のものを全部飲みこんでいた。
「あ、あ、あ!」
京楽は、下からリズムつけて突き上げる。
「あああ!」
浮竹は、長い白髪を宙に乱れさせた。
「んあ!」
ごりっと、結腸にまで入り込んできた熱を、締め上げる。
浮竹は、唇を舐めると、京楽の耳元で囁いた。
「俺の中で、いけ」
「あっ」
京楽は珍しく声をだしていた。
浮竹が、わざと強く締め付けてきたからだ。
その誘惑に負けて、京楽は浮竹の胎の奥に精子をぶちまけていた。
「あああ!!」
浮竹のものを、京楽が握る。
「やっ」
「まだ、いけるでしょ?さぁ、一緒にいこうか」
「やあああ!!!」
突き上げてくるリズムが早くなった。
前立腺をコリコリと抉られて、浮竹は生理的な涙をこぼす。
それは、ぽちゃんとお風呂の湯に混ざった。
「ん、いくよ。さぁ、君も」
「ああああ!!!ひあああ!」
京楽が浮竹の最奥に熱を叩きつけるのと、京楽の手が浮竹をおいあげて精液を出させるのがほぼ同じタイミングだった。
「吸血するよ?」
「だめぇええ、今、いってるから、ああ!」
浮竹を抱き寄せて、その喉元に噛みついて、京楽は浮竹の血をすすった。
「ああ、甘い。美味しい。君の血で、僕はどうにかなってしまいそうだ」
「それは、こちらの、せりふ、だ!」
浮竹は吸血されたことへの大きな快楽を乗り切って、京楽の心臓の位置の、胸に噛みついた。そのまま牙を深くたてて、血を飲む。
「ああ、いいね。君に吸血されるの、好きだよ、僕は」
「快楽にしかなっていない・・・・お仕置きにもならない」
そんなことを言う浮竹に、京楽は浮竹の筋肉は薄くついているが、どちらかというと京楽に比べれば華奢な体を抱きしめた。
「愛してるよ、十四郎」
「俺も愛してる春水」
深く口づけしあいながら、また乱れあう。
湯が満タンになる頃には、浮竹は意識を失っていた。
「ちょっと、血を飲みすぎちゃったかな」
軽い浮竹の体を抱き上げて、水分をとって寝間着を着せた。
「また明日。十四郎、おやすみ」
ちゅっとリップ音をたてて、京楽は同じベッドで眠りについた。
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朝起きると、浮竹の姿がなかった。
「どこだい、浮竹?」
京楽は、古城を探し回った。
離宮や錬金術の館にもいなかった。東洋の妖(あやかし)からもらった、いつも肌身離さずもっているはずのお守りが、ベッドの上にあった。
「どこにいったんだろう?」
古城の近くの湖に、浮竹はいた。
「浮竹?」
「ああ、キミがこの子の血族かい?」
「君は誰だ!」
浮竹の隣に現れた、黒尽くめの男に、京楽が威嚇する。
「僕は藍染惣右介。始祖の魔族さ」
始祖の魔族という言葉に、京楽が強張りつく。
「浮竹、危ないからこっちにおいで?」
「お前は・・・・・誰だ?」
「え?」
京楽は、呆然となった。
「浮竹・・・。十四郎?」
「俺はお前を知らない。俺が知っているのは、俺を愛しているこの始祖魔族の藍染惣右介だけ」
愛おしそうに、浮竹は藍染の肩にしな垂れかかった。
「浮竹!そうか、お守りを持っていなかったから、呪いが!」
「呪い、ではないよ。記憶を、少しいじったんだよ。今は、ボクが浮竹の中で愛しい血族だ」
「そんな!おい、藍染といったな、目的はなんだ!」
「目的?そんなもの、このヴァンパイアの始祖の浮竹以外、ないだろう?」
藍染は、あろうことか、京楽の見ている目の前で、浮竹に口づけた。
「惣右介・・・早く、戻ろう?城へ」
「そうだね。戻ろうか」
浮竹を抱き上げて、藍染は闇の中に滲んでいく。
「まて、藍染!浮竹を返せ!」
「ふふふ・・・イグル大陸の魔都サラテアル。来れるものなら、来てごらん」
「浮竹ーーーーーーー!!!!」
浮竹は、藍染の腕に抱かれて、闇の中に完全に溶けてしまった。
「浮竹・・・嘘だろう?」
君が、僕以外を愛するなんて。
君が、僕を忘れるなんて。
君は僕のもの。僕だけのもの。
「始祖魔族、藍染惣右介。イグル大陸の魔都サラテアル。地獄だろうと何処だろうと、行ってやろうじゃないの」
京楽は、浮竹が最近いつも身につけていたお守りを握りしめて、空に向かって咆哮した。
「うおおおおおおおお!!!!」
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