始祖なる者、ヴァンパイアマスター22
ニィが最後に残した、桔梗の花を摘み取って、それ死体の灰代わりにして、古城の娘であったエメラルドが眠る墓の隣に、ニィの墓を建てた。
本当のニィの墓は、血の帝国にあったが、藍染に暴かれて酷い有様になっていたので、取り壊した。
「ニィ、安らかに眠ってくれ」
浮竹は、ニィの安楽を願った。
それは、京楽も同じだった。
血族であり、浮竹を愛する者であった存在だ。存在した時間が違えと、同じ血族であった存在だ。
「ニィ・・・」
「浮竹?まだ、彼のことが?」
「ああ。藍染が、許せない。俺は確かにニィを愛していた。過去形だが、失ってその痛みがじわじわくる。藍染が、俺を殺せないからと、わざと京楽を狙う手も気に食わない」
「藍染のところに、攻めにいくかい?」
「いや、やめておこう。いろいろ罠があるはずだ。京楽も、無事ですまないかもしれない」
「僕って、そんなに頼りないかな?今回も、守られてばかりだったし」
「俺には神の愛の、不死の呪いがあるからな。でも、京楽はそうじゃない。京楽はヴァンパイアロードだが、藍染と対峙したら、きっと藍染に勝てない。あいつは、俺と同じ不死の呪いをもつ始祖魔族だ」
「そうなんだよね。僕も不老不死なら、よかったのに」
その言葉に、浮竹が首を横に振った。
「お前が人間だったからこそ、俺はお前を血族に迎え入れれたんだ。お前が始祖だったら、きっと出会ってもこんな仲にはなっていなかっただろう」
「浮竹・・・・愛してるよ。僕が、ニィの分まで君を愛するから」
「京楽・・・」
二人は手を繋ぎあい、ニィの墓に青い薔薇を添えた。
エメラルドの墓にも、青い薔薇を添える。
「愛しい者は、皆俺を残して死んでいく。京楽、俺を残して、死んでいくなよ」
「当たり前でしょ。君の傍で、ずっと愛を囁き続けるよ」
浮竹は、自分から京楽に口づけた。
「んっ」
ぬるりとした舌が入ってくる。
「んんっ」
腰が砕けるようなキスを受けて、浮竹は京楽に支えられながら、立っているのがやっとだった。
「ベッドに行こうか。続きをしてあげる」
風呂には入った後だった。
「んっ」
ベッドで、浮竹は乱れた。
長い白髪を宙に舞わせて、京楽の上に跨り、突き上げられていた。
「ああああ!!」
何度も、何度も突き上げられる。
「んあっ」
どさりと押し倒されて、京楽の熱が奥を抉る。
「あああ!!ひああ!!」
最奥の結腸をごりごりと削られて、浮竹は精液を放っていた。
京楽は、それをもったいなさそうに手ですくいあげて、舐めとっていく。
「や、何をしている、春水」
「甘いよ。君の体液は、なんでも甘い」
「春水・・・キスを、してくれ」
「お望みのままに」
京楽は、浮竹に口づけた。
「愛してるよ・・・」
いつもより、深く何度も愛を囁いた。
浮竹は、ニィのことで傷ついていた。その心を癒すように、何度も愛していると囁く。
「んあっ」
浮竹の前立腺をこするように、何度も動いた。
「あああ・・・・・・」
浮竹は、自分の腹に熱をぶちまけていた。
「勿体ない・・・・・」
そう言って、また京楽が浮竹の体液を舐めとっていく。
「甘いね。君のものば、とても甘い。まるで、薔薇の蜜のようだ」
「あっ」
舌に浮竹のものを残したまま、浮竹に口づける。
浮竹は、自分で出したものを自分で味わっていた。
「確かに、甘い・・・・・」
「でしょ?ああ、甘い浮竹は妖艶でエロいね」
「やっ。そんなこと、言うな・・・・」
自分の顔を腕で隠す、浮竹の手をどかす。
「感じてる、君の顔が見たい。顔隠さないで」
「ああっ!」
一度引き抜くと、ぐちゅりと音をたてて貫いてやった。
「やああああ!!」
浮竹は、ドライのオーガズムでいっていた。
びくびくと暴れる体を押さえつけて、浮竹の最奥に熱をねじ込んで、京楽も浮竹の中に精液を注ぎ込んだ。
「あ、もっと・・・もっとくれ、春水」
「十四郎、かわいいね。おねだりする十四郎、好きだよ」
そう言って、京楽はリズムを刻みながら、浮竹を突き上げる。
「あ、あ、あ、あ!」
そのリズムのたびに、浮竹は声を出していた。
快感に恍惚となる浮竹は、酷く妖艶でエロかった。
ペロリと自分の唇を舐める浮竹に、京楽はそろそろかと、浮竹の首筋に噛みついて吸血した。
「あああ!もっと、もっと!」
吸血による快感に酔いしれながら、浮竹はもっととせがんでくる。
「今日の十四郎は、血を吸われるのが好きだね?」
「ああああ!後で、人工血液剤噛み砕くから、俺の血を一滴残らず飲み干してもいい」
「さすがにそれは、無理かな」
京楽は、セックスの間に休憩をはさみ、浮竹に口移しで人口血液を与えた。
「ああ、喉が渇いたから美味いな」
「もっと飲む?」
「お前の血が、飲みたい」
浮竹は、瞳を真紅に輝かせていた。
「いいよ。好きなだけ、飲んで?乾いたら、君から血をもらうから。愛してるよ、十四郎」
浮竹は、京楽の首筋に噛みつき、ごくりごくりと血を啜って、嚥下した。
その白い喉が食べたくなって、今度は京楽が浮竹の白い喉に噛みつき、ごくりと一口、血を飲みこんだ。
「ああ、春水のが欲しい。俺の中を、春水ので満たして?」
「分かってるよ」
休憩を中断して、また睦み合った。
乱れ合う。
「あ、あ、孕みたいのに、いっぱい、いっぱい、春水のザーメンもらってるのに、孕めない」
「そりゃ、君は女の子じゃないからねぇ。女の子みたいに潮は吹くけど」
「やあぁああ」
最奥に愛の液体を注ぎ込まれながら、浮竹は何度もいった。
「愛してる、春水」
「僕も愛してるよ、十四郎」
ごりごりと、結腸の入り口をかき混ぜて、京楽は浮竹を味わった。
「あ、あ、そこゴリゴリされるの好き」
「ここかい?」
「やああん」
浮竹は、背をしならせる。
「もう何十回目だい?いってるの」
「やっ、分からない」
「僕も限界だ。休憩を挟みながらだけど、もう出すものがないよ」
浮竹の中に、最後の一滴を注ぎ込んで、京楽は浮竹の中から去っていった。
「あ、ああ、孕めない!孕みたいのに、孕めない!春水のザーメンが、外にでちゃう!」
「お風呂、いこっか」
「うん」
素直な浮竹を抱き上げて、シーツで包み込みながら、風呂場に移動して、京楽は浮竹の中に出したものをかき出そうとした。
「やあああ、出さないでぇ!春水のザーメン、出さないでぇ!」
「だめだよ。お腹壊しちゃう。かき出さないと」
「やあああ。孕めない・・・孕みたいのに・・」
シャワーの熱い熱で、浮竹の内部を入念に洗った。
「ああん」
「感じちゃってるの?かわいいね」
「やあああ」
「でも、僕はさすがに今日はもう出ない。君だけでも、いかせてあげる。指と舌があれば、何度だっていかせてあげられる」
浮竹は、風呂場で京楽から注がれた体液をかき出されながら、何度かいく羽目になるのであった。
----------------------------------------------------------
「反魂は成功したのに、自我を与えたのが間違いだったようだね」
藍染が、魔国アルカンシェルで、ニィの死を悟り、ため息を零していた。
「他の手札は・・・・」
ニィと同じような、浮竹の血族だったものはあと二人。
墓を暴き、灰は入手していた。
「同じ手はつまらないし・・・・仕方ない、しばし休戦といこうか」
-------------------------------------------------------------------------
ブラッディ・ネイは楽しんでいた。
実の兄を後宮に入れた際に、その姿形を保った人形を手に入れていた。
「愛してるよ、兄様」
でも、相手は人形なので、何も言ってくれない。
それでも、ブラッディ・ネイは浮竹の姿をした人形に愛を囁き、口づけた。
今度、浮竹がやってきたら、また女体化する魔法をかけてやろう。
そう静かに、決意するのであった。
本当のニィの墓は、血の帝国にあったが、藍染に暴かれて酷い有様になっていたので、取り壊した。
「ニィ、安らかに眠ってくれ」
浮竹は、ニィの安楽を願った。
それは、京楽も同じだった。
血族であり、浮竹を愛する者であった存在だ。存在した時間が違えと、同じ血族であった存在だ。
「ニィ・・・」
「浮竹?まだ、彼のことが?」
「ああ。藍染が、許せない。俺は確かにニィを愛していた。過去形だが、失ってその痛みがじわじわくる。藍染が、俺を殺せないからと、わざと京楽を狙う手も気に食わない」
「藍染のところに、攻めにいくかい?」
「いや、やめておこう。いろいろ罠があるはずだ。京楽も、無事ですまないかもしれない」
「僕って、そんなに頼りないかな?今回も、守られてばかりだったし」
「俺には神の愛の、不死の呪いがあるからな。でも、京楽はそうじゃない。京楽はヴァンパイアロードだが、藍染と対峙したら、きっと藍染に勝てない。あいつは、俺と同じ不死の呪いをもつ始祖魔族だ」
「そうなんだよね。僕も不老不死なら、よかったのに」
その言葉に、浮竹が首を横に振った。
「お前が人間だったからこそ、俺はお前を血族に迎え入れれたんだ。お前が始祖だったら、きっと出会ってもこんな仲にはなっていなかっただろう」
「浮竹・・・・愛してるよ。僕が、ニィの分まで君を愛するから」
「京楽・・・」
二人は手を繋ぎあい、ニィの墓に青い薔薇を添えた。
エメラルドの墓にも、青い薔薇を添える。
「愛しい者は、皆俺を残して死んでいく。京楽、俺を残して、死んでいくなよ」
「当たり前でしょ。君の傍で、ずっと愛を囁き続けるよ」
浮竹は、自分から京楽に口づけた。
「んっ」
ぬるりとした舌が入ってくる。
「んんっ」
腰が砕けるようなキスを受けて、浮竹は京楽に支えられながら、立っているのがやっとだった。
「ベッドに行こうか。続きをしてあげる」
風呂には入った後だった。
「んっ」
ベッドで、浮竹は乱れた。
長い白髪を宙に舞わせて、京楽の上に跨り、突き上げられていた。
「ああああ!!」
何度も、何度も突き上げられる。
「んあっ」
どさりと押し倒されて、京楽の熱が奥を抉る。
「あああ!!ひああ!!」
最奥の結腸をごりごりと削られて、浮竹は精液を放っていた。
京楽は、それをもったいなさそうに手ですくいあげて、舐めとっていく。
「や、何をしている、春水」
「甘いよ。君の体液は、なんでも甘い」
「春水・・・キスを、してくれ」
「お望みのままに」
京楽は、浮竹に口づけた。
「愛してるよ・・・」
いつもより、深く何度も愛を囁いた。
浮竹は、ニィのことで傷ついていた。その心を癒すように、何度も愛していると囁く。
「んあっ」
浮竹の前立腺をこするように、何度も動いた。
「あああ・・・・・・」
浮竹は、自分の腹に熱をぶちまけていた。
「勿体ない・・・・・」
そう言って、また京楽が浮竹の体液を舐めとっていく。
「甘いね。君のものば、とても甘い。まるで、薔薇の蜜のようだ」
「あっ」
舌に浮竹のものを残したまま、浮竹に口づける。
浮竹は、自分で出したものを自分で味わっていた。
「確かに、甘い・・・・・」
「でしょ?ああ、甘い浮竹は妖艶でエロいね」
「やっ。そんなこと、言うな・・・・」
自分の顔を腕で隠す、浮竹の手をどかす。
「感じてる、君の顔が見たい。顔隠さないで」
「ああっ!」
一度引き抜くと、ぐちゅりと音をたてて貫いてやった。
「やああああ!!」
浮竹は、ドライのオーガズムでいっていた。
びくびくと暴れる体を押さえつけて、浮竹の最奥に熱をねじ込んで、京楽も浮竹の中に精液を注ぎ込んだ。
「あ、もっと・・・もっとくれ、春水」
「十四郎、かわいいね。おねだりする十四郎、好きだよ」
そう言って、京楽はリズムを刻みながら、浮竹を突き上げる。
「あ、あ、あ、あ!」
そのリズムのたびに、浮竹は声を出していた。
快感に恍惚となる浮竹は、酷く妖艶でエロかった。
ペロリと自分の唇を舐める浮竹に、京楽はそろそろかと、浮竹の首筋に噛みついて吸血した。
「あああ!もっと、もっと!」
吸血による快感に酔いしれながら、浮竹はもっととせがんでくる。
「今日の十四郎は、血を吸われるのが好きだね?」
「ああああ!後で、人工血液剤噛み砕くから、俺の血を一滴残らず飲み干してもいい」
「さすがにそれは、無理かな」
京楽は、セックスの間に休憩をはさみ、浮竹に口移しで人口血液を与えた。
「ああ、喉が渇いたから美味いな」
「もっと飲む?」
「お前の血が、飲みたい」
浮竹は、瞳を真紅に輝かせていた。
「いいよ。好きなだけ、飲んで?乾いたら、君から血をもらうから。愛してるよ、十四郎」
浮竹は、京楽の首筋に噛みつき、ごくりごくりと血を啜って、嚥下した。
その白い喉が食べたくなって、今度は京楽が浮竹の白い喉に噛みつき、ごくりと一口、血を飲みこんだ。
「ああ、春水のが欲しい。俺の中を、春水ので満たして?」
「分かってるよ」
休憩を中断して、また睦み合った。
乱れ合う。
「あ、あ、孕みたいのに、いっぱい、いっぱい、春水のザーメンもらってるのに、孕めない」
「そりゃ、君は女の子じゃないからねぇ。女の子みたいに潮は吹くけど」
「やあぁああ」
最奥に愛の液体を注ぎ込まれながら、浮竹は何度もいった。
「愛してる、春水」
「僕も愛してるよ、十四郎」
ごりごりと、結腸の入り口をかき混ぜて、京楽は浮竹を味わった。
「あ、あ、そこゴリゴリされるの好き」
「ここかい?」
「やああん」
浮竹は、背をしならせる。
「もう何十回目だい?いってるの」
「やっ、分からない」
「僕も限界だ。休憩を挟みながらだけど、もう出すものがないよ」
浮竹の中に、最後の一滴を注ぎ込んで、京楽は浮竹の中から去っていった。
「あ、ああ、孕めない!孕みたいのに、孕めない!春水のザーメンが、外にでちゃう!」
「お風呂、いこっか」
「うん」
素直な浮竹を抱き上げて、シーツで包み込みながら、風呂場に移動して、京楽は浮竹の中に出したものをかき出そうとした。
「やあああ、出さないでぇ!春水のザーメン、出さないでぇ!」
「だめだよ。お腹壊しちゃう。かき出さないと」
「やあああ。孕めない・・・孕みたいのに・・」
シャワーの熱い熱で、浮竹の内部を入念に洗った。
「ああん」
「感じちゃってるの?かわいいね」
「やあああ」
「でも、僕はさすがに今日はもう出ない。君だけでも、いかせてあげる。指と舌があれば、何度だっていかせてあげられる」
浮竹は、風呂場で京楽から注がれた体液をかき出されながら、何度かいく羽目になるのであった。
----------------------------------------------------------
「反魂は成功したのに、自我を与えたのが間違いだったようだね」
藍染が、魔国アルカンシェルで、ニィの死を悟り、ため息を零していた。
「他の手札は・・・・」
ニィと同じような、浮竹の血族だったものはあと二人。
墓を暴き、灰は入手していた。
「同じ手はつまらないし・・・・仕方ない、しばし休戦といこうか」
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ブラッディ・ネイは楽しんでいた。
実の兄を後宮に入れた際に、その姿形を保った人形を手に入れていた。
「愛してるよ、兄様」
でも、相手は人形なので、何も言ってくれない。
それでも、ブラッディ・ネイは浮竹の姿をした人形に愛を囁き、口づけた。
今度、浮竹がやってきたら、また女体化する魔法をかけてやろう。
そう静かに、決意するのであった。
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