忍者ブログ

プログ

小説掲載プログ
10 2024/11 14 2324 25 26 27 28 29 30 12

始祖なる者、ヴァンパイアマスター23

ブラッディ・ネイに呼ばれて、浮竹は京楽と共に血の帝国に来ていた。

建国8千年を祝う、式典があったのだ。

国中が祭りで、皆は楽しみながら騒いだ。

浮竹と京楽も、祭りの喧騒に飲みこまれて、宮殿で行われる式典に参加しながら、最高級のワインを口にしていた。

式典といっても、ブラッディ・ネイが創造神ルシエードの像に、建国8千年の祝い事を述べて、あとは立食会形式のパーティーとなった。

後宮の寵姫たちは全て呼ばれているので、会場の人数は圧倒的に少女が多かった。

「兄様、楽しんでる?」

「そこそこにな」

「浮竹、ワインはほどほどにしなよ。君、酔うと脱ぎ出す癖があるんだから」

「分かっている。もう少し、飲むだけだ」

そう言って、浮竹はワイングラスを開けていく。

「ねぇ、兄様。このワインは、特別製なんだ。ボクが特別に作らせたものなんだよ。飲んで?」

ブラッディ・ネイは、青いワインを浮竹に進めた。

浮竹が、中身を口移しで京楽にも飲ませた。

「あ、兄様、余計なことを・・・・・」

「ん?・・・体が熱い・・・・・」

「あ、僕も・・・・」

気づくと、二人の体は女性のものになっていた。

「なんだこれは!ブラッディ・ネイ、お前、また変な魔法をワインにかけたな!?」

「ううん、これは男性が女性になる薬だよ。松本乱菊って魔女から取り寄せたんだ」

「乱菊、こんなもの作っているのか・・・・・」

浮竹は、ぶかぶかになった衣服を、着にくそうにしていた。

「兄様ともじゃひげ、たまには違う楽しみ方してみれば?後宮の奥の館を貸してあげるから、二人でいちゃつくといいよ。兄様も、ボクの気持ちが分かると思うから」

そう言って、ブラッディ・ネイは寵姫たちを構いに、戻ってしまった。

-------------------------------------------

「なぁ、京楽・・・・体が熱くないか」

「熱いね・・・・媚薬の成分、絶対に入ってるよ」

「後宮の奥の館が開いているらしい。俺は、このままじゃそこらの男を求めてしまいそうだ。京楽、お前がいいなら、このまま・・・・・」

「浮竹、歩ける?」

「なんとか」

浮竹は長い白髪に翡翠の瞳をもつ美女に、京楽もまた長い黒髪に鳶色の瞳をもつ美女になっていた。

「お前、女体化すると、美人だな」

「そういう浮竹も、いつも美人だけど、更に美人だね」

二人して、熱い息を吐く。

二人は、よろよろとお互いを支え合って、後宮の奥の館にやってきた。

ベッドに腰かけると、舌が絡み合うキスをした。

どちらからともなく、衣服を脱いで裸になった。

「ああっ」

浮竹は、秘所が濡れているのに気づき、真っ赤になった。

「大丈夫、浮竹、僕も同じだから」

胸の膨らむみを揉みしだいてくる京楽の手は、しかし優しく、胸の先端を舐めて転がすと、浮竹は母乳を出していた。

「や、なんでぇ。十四郎の子、孕んじゃった?」

「僕が男なら、孕ませているけど、あいにく僕も女の子だから、体質じゃないかな」

「やぁぁあ」

「君のミルク、甘いね。僕が全部飲んであげる」

京楽は、浮竹の胸をもみしだき、浮竹の母乳を全て吸うように、胸を吸い上げた。

「あああ!」

京楽は、浮竹の鎖骨に噛みつく。

「んあっ」

そのまま、うなじから鎖骨、胸、へそにかけてキスマークを残していく。

「ああ、いつものものがないから、君を貫けない。残念だよ」

そう言いながら、京楽は濡れている浮竹の秘所に舌を這わせた。

「やああ、だめえええ」

浮竹は身を捩るが、京楽がそれを許さなかった。

浮竹の秘所から溢れ出てくる、甘い蜜を吸い上げて、陰核を指でつまむと、ビクンと浮竹は体をしならせていっていた。

「やああぁぁあ!!」

「浮竹は、女の子になっても、エロいね」

「やあああ」

浮竹の秘所に舌をいれて、抉ってみる。

天井のあたりにある、感じる場所をしつこく舌でなめてから、指を入れた。

「あああ!」

「指だけじゃ物足りないけど、仕方ないね」

何度も指で天井をこすりあげられて、浮竹は乱れた。

「やああん」

「浮竹の蜜、甘くておいしい」

ぷしゅわああ。

浮竹は、感極まって潮をふいていた。

「春水、ごめんなさい、春水」

恥ずかしそうに、浮竹は泣きながら謝る。

「君が潮をふくのは、男の子の体ででも同じでしょ?」

「やああん」

陰核にかじりつき、舌で突いてやると、浮竹はまたいっていた。

「ああ・・・・・」

ブラッディ・ネイが貪る快楽が、少しだけ分かった気がした。

今度は、浮竹が京楽を押し倒していた。

ほんのりピンクに染まった肌をみせながら、情欲で満ちた眼差しを向ける。

「今度は、俺がお前を気持ちよくさせてやる」

「十四郎?無理はしなくていいんだよ」

「いや、する」

浮竹は、自分のものより豊かな京楽の胸を揉みしだき、先端を口に含んだ。

「んっ」

「春水、もっと声聞かせて」

「だめだよ、十四郎」

「春水、愛してる。好きだ、春水」

京楽の溢れる蜜をすすり、秘所に自分が京楽にされたことを真似た。

「んっ」

京楽が、顔を手で隠した。

「もっと見せて、春水。お前の感じている顔が見たい」

「十四郎・・・・」

浮竹が、京楽の秘所に指をいれる。

京楽は、必死に我慢していたが、潮をふいていた。

「ああ、十四郎、十四郎」

「俺はここにいるぞ、春水」

京楽は、女の体ではじめてオーガズムでいくということを体験した。

その味わったことのない快楽の海に溺れていた。

「ああ、女の子の体も悪くないね。乱菊ちゃんってば、こんな薬作ったりして・・・今度、取り寄せようか。浮竹を女の子のまま犯したら、赤ちゃんできちゃうのかな?」

「やっ、春水」

京楽は、快楽の海をやり過ごしてから、浮竹に口づける。

舌を絡ませあって、お互いの秘所に指を入れあって、感じる部分を指でぐりぐりと刺激しあいながら、二人は同時にいっていた。

「あああん!」

「くっ・・・」

京楽は、浮竹のように淫らに喘ぐことはなかったが、女の体で感じることを、楽しんでいた。

「お風呂いこうか。洗いっこしよう」

「あ、春水、春水」

指を引き抜かれていく感触に、これ以上はないのだと、少し寂しい気持ちを覚えた。

------------------------------------------------------------

お互い泡だらけになって、互いの肌で体を洗いあっていた。

「いいなぁ、春水は胸がでかくて。俺はなんか小さい」

「小ぶりの君の胸は、かわいいし、形も整っていていいかんじだよ」

京楽は、胸についた泡で、浮竹の背中を洗った。

「んっ」

指を、そっと秘所に入れる。

「んあああ!」

ぬるぬるの泡だらけであったが、愛液がとぷとぷと溢れてきた。

「十四郎、愛してるよ」

「あ、春水・・・・・」

シャワーを取り出して、強に設定すると、それを浮竹の秘所にあてがった。

「いやあああああああ!!!」

シャワーの熱の勢いに、浮竹はびくんびくんと体を反応させて、いっていた。

「春水、刺激が、強すぎて、変になるぅ」

「もっといっって、僕の十四郎」

「ああああ!」

シャワーを外して、京楽は浮竹と口づけあい、互いを貪った。

「や、ミルクでる」

「君の体液も、全部僕のものだ」

にじみ出る母乳を舐めとって、ぺろりと唇を舐めた。

「春水、美人だ」

「それはどうも。でも、十四郎のほうが、僕より美人だよ」

「あああ、春水、春水!」

京楽に指で秘所を抉られて、浮竹はいきながら、京楽の名を呼んだ。

「女の子の体って、男と違って出し終わったらもう終わりじゃないのが、いいね」

「やあああ、もう何十回もいってる。春水、もうやだぁ」

泣きじゃくる浮竹をあやしながら、髪を洗ってやった。

そのまま、体をもう一度普通に洗い、髪を洗って風呂から出る。

用意されていたバスローブを身にまとって、京楽は筋力は落ちているが、それでも力はあるほうなので、ぐったりとしてる浮竹を抱き抱えて、ベッドに戻った。

「もうやぁ」

「もうしないよ。お風呂にも入ったし」

「十四郎・・・・」

「ん?」

「愛してる。今度、乱菊からこの薬買おう。女の体で、お前の相手をしてみたい」

真っ赤になりながらそんなことを言う浮竹が愛しくて、京楽は頷きながら、その白い髪を撫でて、二人で眠りにつくのだった。

----------------------------------------------------------------------------------

「やぁ、おはよう」

「ブラッディ・ネイ・・・・」

「乱菊の薬を、楽しんでくれたかい?」

浮竹と京楽の体は、元の男のものに戻っていた。

「悪くはなかった」

「そうでしょ、兄様。男同士で睦み合うのも悪くはないけど、女同士でもいいでしょ。昨日はたっぷり、京楽と楽しんだようだね」

浮竹は真っ赤になって、ブラッディ・ネイを睨んだ。

「ああ、ボクの兄様はかわいいなぁ。女の子になった兄様を襲いたかったけど、絶対京楽に殺されるから、京楽も女にしておいて正解だったね」

女あった間は、魔力が落ちてまともに魔法も使えなかった。

多分、薬の副作用だろう。

「ブラッディ・ネイ。今回はお前の仕出かしたことを不問にするが、今度勝手に薬をもったら、寵姫を全て取り上げるからな」

「それは酷すぎじゃない、兄様」

「う、うるさい!」

浮竹は、耳まで真っ赤になって、ブラッディ・ネイの頭に拳骨をくれてやると、京楽を伴って後宮の館を後にする。

「ひげもじゃ」

「なんだい」

「これ、乱菊の薬。キミにあげるよ。乱菊は通常じゃ取り扱ってない秘薬だから、性別転換の薬はこれしかない。兄様を女体化させて、楽しむといいよ」

そう言われて、京楽はびっくりした。

「ブラッディ・ネイ、君は浮竹が好きなんだろう。敵に塩を送るような真似を、何故する?」

「さぁ、何故だろうね?ボクが寵姫たちを愛し愛されるように、兄様にもいろんな愛を知ってほしいからかもね?」

京楽は、女体化するという秘薬を、こっそり懐にしまいこんだ。

浮竹と京楽は、白哉に頼んで作らせたラフな格好をして、ブラッディ・ネイの宮殿で朝食をとった。

式典があったので、白哉、恋次、ルキア、一護、冬獅郎も宮殿に泊まったらしかった。

祭りは、3日続けて行われる。

浮竹と京楽は、白哉たちと会話をして、昼食を食べてから古城に戻っていた。

--------------------------------------------------------------


「浮竹」

「なんだ?」

「実は、ブラッディ・ネイから、乱菊ちゃんの性別転換の秘薬をもらったんだ。今夜、使ってみてもいいかい?」

浮竹は真っ赤になって震えていた。

「ごめん、無理なこと頼んで」

「い」

「え?」

「使って、いい・・・・・」

「本当に!?」

浮竹は真っ赤になって、京楽を張り倒していた。

「ただし、今夜だけだ!分かったな!」

「浮竹、嬉しいよ」

その夜、風呂からあがった後、浮竹は乱菊の女体化する秘薬を飲んだ。

白い髪に翡翠の瞳の美女がいた。

「十四郎、愛してるよ」

舌を絡ませないながら、口づけた。

「なんか、変なかんじだ、春水」

「何が?」

「いつもなら、興奮して勃起するに、勃つものがない」

「そりゃ、女の子だからねぇ」

そっと、浮竹の秘所に手を這わせる京楽。

「濡れてるね。男の子の浮竹も、甘い蜜を零して濡れるけど、また違ったかんじだね?」

「や、男の時と、比べるな・・・・」

浮竹をベッドに押し倒す。

浮竹は、女の体で京楽を受け入れるのは初めてなので、緊張していた。

「もっとリラックスして?怖がることは、何もないよ」

「でも・・・・・」

「愛してるよ、十四郎」

衣服を全部脱がせて、京楽も衣服を脱いだ。

「たっぷり、かわいがってあげる」

「あ、春水の子を、孕んでやる」

京楽は、ささやかな膨らみの浮竹の胸を揉んで、右の心臓の位置の胸に噛みつき、吸血した。

「あああ!」

胸の先端を口に含み、滲み出てきた母乳を吸い取る。

とてつもなく甘かった。

浮竹の体液は、京楽にとっては全て甘い。他の者でも、甘さを感じることができる。

それは、始祖であるが故の、神の愛の呪いのせいだった。

「十四郎、かわいい」

「あ、春水!」

京楽は、浮竹の秘所に舌を這わせた。

「やああん」

「きもちいでしょ、ここ」

「や、きもちい、もっと、もっと」

秘所の天井あたり、いわゆるGスポットを舌でぐりぐりと刺激すると、浮竹は体をくねらせた。

「あああ!」

いってしまっていた。

指を入れて、Gスポットを刺激してやる。

「やああ、春水、春水、早く来てくれ」

「十四郎、たっぷり子種受け取って、孕んでね?」

「あ、春水の子種受けて孕むから、早く!」

京楽は、猛った己のもので浮竹の秘所を貫いた。

「ああああ!!」

女の体は、自然と濡れる。

ローションの助けなしに、浮竹は京楽のものを、受け止めていた。

「あ、痛っ」

「十四郎、大丈夫?」

ぶちっと音がして、秘所から血が流れ出でた。

「大変だ、何処か怪我を!」

抜き去ろうとする京楽のものを締め付けて、浮竹は首を振った。

顔が赤かった。

「処女膜が、多分、破れたんだと思う」

その言葉に、京楽は目を見開いてから、浮竹を優しく抱きしめた。

「そうか、初めてだもんね」

「あああ、もう、待てない。早く、子種を注いで俺を孕ませろ」

京楽は、浮竹のGスポットを何度も抉りながら、突き上げた。

柔らかな体だった。

「女の子の君も素敵だ」

「あ、や・・・・・ああああ!」

陰核をつまみあげられて、浮竹はいっていた。

そのまま、京楽のものがコンコンと子宮口をノックする。

「やああ!」

「ほら、約束の子種だよ。たっぷり受け取ってね」

子宮口の中まで侵入してきた京楽は、浮竹の子宮にたっぷりと濃い子種を注ぎ込んだ。

それを、浮竹はうっとりとした表情で迎えいれる。

「血を・・・血を、吸ってくれ」

「そういえば、女の子同士の時は、血を吸っていなかったね。今、吸ってあげるからね」

浮竹の柔らかな太ももに噛みつき、ごくりと血を飲む。

「ああああ!」

浮竹は、京楽に子種を注がれながら、血を吸われていっていた。

「やああ、頭、おかしくなる、春水の子、孕んだ・・・・・」

「孕んじゃった?それはよかったね」

京楽は、一度引き抜くと、また浮竹の秘所を貫いた。

「あああ!!!」

「何度いってもいいよ。僕ので感じて、いっちゃって?」

「あ、ああ・・・・・・・・・」

ぷしゅわああと、勢いよく浮竹が潮をふいた。

それを舐めあげながら、京楽また浮竹の子宮の中に精子を注ぎ込んだ。

そのまま、激しく睦み合い、気づくと浮竹は意識を失っていた。

---------------------------------------------------------------


「ん・・・・・・」

「気づいたかい?」

「俺は・・・・?」

「気のやりすぎで、意識を失っていたんだよ。お風呂には入れてあげたから」

もう、男の体に戻っていた。

「なんだ、もう元に戻ったのか」

少しつまらなさそうに、浮竹はバスローブを着た己の腹を撫でた。

「せっかく、京楽の子を孕んだのに、元に戻ってしまっては産めない」

「赤ちゃん、産みたかったの?」

そう聞くと、浮竹は頬を染めた。

「愛しい男との間に子を欲しいと思うのは、変か?」

「いや、変じゃないよ。その気になれば、魔法や呪術でなんとかなるだろけど、浮竹への負担が大きすぎる。ご免だけど、諦めて」

「ああ、最初から本気で、子を作りたいとは思っていない」

その言葉に、京楽がほっとする。

「君は今のままでも、十分にかわいくて綺麗でエロくて妖艶で・・・・・・」

途中で、浮竹に唇を奪われて、京楽は最後まで言えなかった。

「愛している、京楽」

「僕も、愛してるよ、浮竹」

二人は、睦み合う時だけ、お互いの下の名を呼び合う。

「まだ夜明けには、時間がある。もう一度、眠ろう」

「ああ」

二人は、穏やかな眠りに入っていくのだった。

-----------------------------------------------------------------------

「兄様。ついに手に入れた、兄様」

魔女、松本乱菊の薬で女体化したまま交わった浮竹は、体が元に戻る前はすでに、受精していた。

実の兄の浮竹の受精した卵子を、呪術で手に入れた。

それを寵姫の腹に入れて、魔法をかけて猛スピードで育てあげた。

寵姫の腹にいれて、僅か3日でその寵姫は臨月を迎え、浮竹と京楽の子を産んだ。

「始祖の子。名前は、なんにしようか?」

女の子だった。

赤子は僅か1週間で、12歳くらいの、ブラッディ・ネイ好みの美少女に成長していた。

白い髪に、緑と鳶色の瞳のオッドアイを持つ、美少女だった。

「ブラッディ・エターナル。今日から、キミはそう名乗るといい」

「ブラッディ・エターナル・・・・あたしは、始祖浮竹と血族京楽の子。同時に、ブラッディ・ネイ、あなたのもの・・・・・」

ブラッディ・ネイはブラッディ・エターナルに口づけた。

「兄様の子・・・・愛してるよ。兄様の代わりに、ボクを愛してね?」

始祖浮竹とそっくりなブラッディ・エターナルは、ブラッディ・ネイの言葉に、頷くのであった。













拍手[0回]

PR
URL
FONT COLOR
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS

TRACK BACK

トラックバックURLはこちら
新着記事
(11/22)
(11/21)
(11/21)
(11/21)
(11/21)
"ココはカウンター設置場所"