心のケア相談所とエロ本
「宅配便です」
「あ、きたきた」
「けっこうな重さになるので、ご注意ください」
もたされた荷物は、ずしりと重かった。
「ふふ~ん♪」
「ご機嫌だな。何を頼んだんだ?」
「エロ本」
「そうかそうかエロ本か・・・・・・って京楽、本気か?本気でただのエロ本をこんなに?」
浮竹は感動していた。変態が、異性に興味を示したと。
「そうだよ。浮竹によく似た子でね。男の娘っていう、男性向けのエロ本だけど、女の子じゃあないんだ」
浮竹は消沈した。エロ本は男性向けだが、はっきりいって趣向があっち系の人だ。
つまりは、浮竹によく似た男の娘で抜くのだ。
簡単にいえば、浮竹が女装したような感覚なのだろう。
「お前、そんな本をこんなに?」
「いや、普通の女性のもあるよ。浮竹に似てる子だけど」
全部、基本は浮竹に似ているから。
症状は、改善ではなく悪性化していた。
「もしもし、心のケア相談所ですか・・・・・・・」
浮竹は、若者の心に傷をおったり、精神的に障害のある人向けの電話番号に電話した。
「もしもし代わりました」
「名前は浮竹十四郎です。実は、前々から相談していたことなんですが、俺を好きという変態に付きまとわれておりまして・・・ええ、そうです。そいつ、エロ本を頼んだんですよ。全部俺に似ているから買ったと言って・・・・」
「ちょ、何処に相談してるの!」
「はぁ。放置した方がいい・・・・はぁ。ああ、確かに熱中している間にこちらに害はなさそうですね。はい、わかりました。ありがとうございました。あ、ちなみに変態は上流貴族で、訴えてももみ消されそうなんですが・・・・・・」
「距離を置いた方がいいと思います。上流貴族には逆らえない場合、逆にありもしない罪をきせられて冤罪でさばかれるかもしれません」
「それは怖いですね・・・でも、そこまでしそうなやつじゃないんですが」
「甘い!とある少女の話になりますが、付きまとわれてやってもいない売春をしていると言い出されて、学院を退学させられた上に、借金を無理やり背負わされて、結局その上流貴族の奴隷のようになってしまった少女がいるのです。つきまとっていた貴族は、あの四楓院家の分家のどら 息子で・・・・・・ひそひそ」
「ひそひそ・・・・ええ、ひそひそ。ええっ!」
段々声が小さくなって、ひそひそとしか聞こえなくなった。そして、突然の驚き。
浮竹は、京楽をつま先からてっぺんまでみて、頷いた。
「そうです。でも、俺にはその趣味はないので、無理です」
「そうですか・・・・他に男の恋人でもできてしまえば、その上流貴族も諦めるかもしれないと思ったのですが・・・・異性の恋人ではどうですか?」
「ええ・・・今特に好きな子はいなくて・・・・・」
「それでもいいから、誰かと付き合ったほうが、安全です」
「そうですか・・・・・はい、はい。ありがとうございました」
カチャリ。電話が止められる。
「浮竹、何処に電話してたの!」
「若者を守れ、心のケア相談所」
「なんでそんなところに電話を!」
浮竹は、力の限りいった。
「同室に変態がいるからだ!!!」
「Σ(゚д゚lll)ガーン・・・・・僕はたた、浮竹を好きなだけなのに( ノД`)シクシク…」
「そう言って、お前今まで何度変態行為をしてきた?」
「それは・・・数えてないからわからないけど、10回くらいとか?」
「いや、30回以上はしているはずだ!」
「Σ(゚д゚lll)ガーン」
「京楽、お前と距離をとれと言われた。しばらく、行動を別々に・・・・・」
「変態行為、もっとするよ。今の10倍」
「・・・・分かった、今まで通りでいい」
浮竹は冷や汗をかいた。
京楽の目が、その黒曜石の瞳が真剣そのものだったからだ。
こいつ、本気で変態行為10倍するつもりだ。
「じゃあ、僕はエロ本見るから♪ご飯の時間になったら知らせて」
「エロ本でも食っとけ!」
転がっていたエロ本を1冊見てみた。そっくりというわけではないが、どことなく雰囲気の似ている白い髪の女の子の、グラビア写真があった。
他の本を見てみる。
やっぱり、みんな白い髪だった。
男の娘というやつの本を見てみると、白い髪の男の娘・・・・・これも、どことなく似ているかもしれないというかんじで、白い髪だった。やばいアングルの写真があったので、エロ本を閉じた。
「俺、髪の毛金色にでも染めようかな」
「ええっ、何言ってるの!浮竹はその白い髪がいいんだよ!むしろ白い髪しか許さない!っていうか白い髪でいてね!染めるなんてだめだよせっかくの綺麗な白い髪が!」
京楽の中で、浮竹=白い髪の方程式がたっていた。
「ぬほほほほ、これすごい。僕の股間もすごい。ちょっと浴室へ・・・・・」
京楽は、抜きに浴室に去ってしまった。
数日後、エロ本をみると、全部首から上が浮竹の写真にされていて、双火墜でもやされたらしい。
ちなみに、エロ本にかかった代金、宅配額も合わせて税込みで30万前後だったそうな。
「あ、きたきた」
「けっこうな重さになるので、ご注意ください」
もたされた荷物は、ずしりと重かった。
「ふふ~ん♪」
「ご機嫌だな。何を頼んだんだ?」
「エロ本」
「そうかそうかエロ本か・・・・・・って京楽、本気か?本気でただのエロ本をこんなに?」
浮竹は感動していた。変態が、異性に興味を示したと。
「そうだよ。浮竹によく似た子でね。男の娘っていう、男性向けのエロ本だけど、女の子じゃあないんだ」
浮竹は消沈した。エロ本は男性向けだが、はっきりいって趣向があっち系の人だ。
つまりは、浮竹によく似た男の娘で抜くのだ。
簡単にいえば、浮竹が女装したような感覚なのだろう。
「お前、そんな本をこんなに?」
「いや、普通の女性のもあるよ。浮竹に似てる子だけど」
全部、基本は浮竹に似ているから。
症状は、改善ではなく悪性化していた。
「もしもし、心のケア相談所ですか・・・・・・・」
浮竹は、若者の心に傷をおったり、精神的に障害のある人向けの電話番号に電話した。
「もしもし代わりました」
「名前は浮竹十四郎です。実は、前々から相談していたことなんですが、俺を好きという変態に付きまとわれておりまして・・・ええ、そうです。そいつ、エロ本を頼んだんですよ。全部俺に似ているから買ったと言って・・・・」
「ちょ、何処に相談してるの!」
「はぁ。放置した方がいい・・・・はぁ。ああ、確かに熱中している間にこちらに害はなさそうですね。はい、わかりました。ありがとうございました。あ、ちなみに変態は上流貴族で、訴えてももみ消されそうなんですが・・・・・・」
「距離を置いた方がいいと思います。上流貴族には逆らえない場合、逆にありもしない罪をきせられて冤罪でさばかれるかもしれません」
「それは怖いですね・・・でも、そこまでしそうなやつじゃないんですが」
「甘い!とある少女の話になりますが、付きまとわれてやってもいない売春をしていると言い出されて、学院を退学させられた上に、借金を無理やり背負わされて、結局その上流貴族の奴隷のようになってしまった少女がいるのです。つきまとっていた貴族は、あの四楓院家の分家のどら 息子で・・・・・・ひそひそ」
「ひそひそ・・・・ええ、ひそひそ。ええっ!」
段々声が小さくなって、ひそひそとしか聞こえなくなった。そして、突然の驚き。
浮竹は、京楽をつま先からてっぺんまでみて、頷いた。
「そうです。でも、俺にはその趣味はないので、無理です」
「そうですか・・・・他に男の恋人でもできてしまえば、その上流貴族も諦めるかもしれないと思ったのですが・・・・異性の恋人ではどうですか?」
「ええ・・・今特に好きな子はいなくて・・・・・」
「それでもいいから、誰かと付き合ったほうが、安全です」
「そうですか・・・・・はい、はい。ありがとうございました」
カチャリ。電話が止められる。
「浮竹、何処に電話してたの!」
「若者を守れ、心のケア相談所」
「なんでそんなところに電話を!」
浮竹は、力の限りいった。
「同室に変態がいるからだ!!!」
「Σ(゚д゚lll)ガーン・・・・・僕はたた、浮竹を好きなだけなのに( ノД`)シクシク…」
「そう言って、お前今まで何度変態行為をしてきた?」
「それは・・・数えてないからわからないけど、10回くらいとか?」
「いや、30回以上はしているはずだ!」
「Σ(゚д゚lll)ガーン」
「京楽、お前と距離をとれと言われた。しばらく、行動を別々に・・・・・」
「変態行為、もっとするよ。今の10倍」
「・・・・分かった、今まで通りでいい」
浮竹は冷や汗をかいた。
京楽の目が、その黒曜石の瞳が真剣そのものだったからだ。
こいつ、本気で変態行為10倍するつもりだ。
「じゃあ、僕はエロ本見るから♪ご飯の時間になったら知らせて」
「エロ本でも食っとけ!」
転がっていたエロ本を1冊見てみた。そっくりというわけではないが、どことなく雰囲気の似ている白い髪の女の子の、グラビア写真があった。
他の本を見てみる。
やっぱり、みんな白い髪だった。
男の娘というやつの本を見てみると、白い髪の男の娘・・・・・これも、どことなく似ているかもしれないというかんじで、白い髪だった。やばいアングルの写真があったので、エロ本を閉じた。
「俺、髪の毛金色にでも染めようかな」
「ええっ、何言ってるの!浮竹はその白い髪がいいんだよ!むしろ白い髪しか許さない!っていうか白い髪でいてね!染めるなんてだめだよせっかくの綺麗な白い髪が!」
京楽の中で、浮竹=白い髪の方程式がたっていた。
「ぬほほほほ、これすごい。僕の股間もすごい。ちょっと浴室へ・・・・・」
京楽は、抜きに浴室に去ってしまった。
数日後、エロ本をみると、全部首から上が浮竹の写真にされていて、双火墜でもやされたらしい。
ちなみに、エロ本にかかった代金、宅配額も合わせて税込みで30万前後だったそうな。
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