手紙
君に手紙を書いている。
君がいなくなってもう1年。
今頃君は、どこでどうしているんだろう?
大切な人が何人も死んだ。
でも、尸魂界は今は平和を取り戻している。
君に手紙を書いている。
君がいなくなってもう2年。
いろんなことがあったよ。
嬉しいこと悲しいこと。
君もそんな思いを抱いているんだろうか?
こっちは元気だよ。君も元気にやってるかい?
君に手紙を書いている。
君がいなくなってもう3年。
たくさんの手紙を書いたけれど、君には届いてるのだろうか。
君の笑顔が懐かしい。
君の声が聞きたい。
君に手紙を書いている。
君がいなくなってもう4年。
君は幸せかい?
僕は君がいないので、寂しいよ。
早く君に会いたいな。
君の笑顔も声も、少しずつ記憶からかすれていく。
君に手紙を書いている。
君がいなくなってもう5年。
ルキアちゃんが結婚したのは知っているよね?赤ちゃんがうまれたんだ。
君のことだから、どこかで知らせを受けて喜んでいるのかもね。
君に手紙を書いている。
君がいなくなってもう6年。
いい加減、寂しくなってきたよ。
君に会いたい。
今すぐにでも、飛び出していきたい。
でも、それは叶わない。
だって、僕は総隊長だもの。
君に手紙を書いている。
君がいなくなってもう7年。
久しぶりに尸魂界で大雪が降ったんだ。
昔の院生時代、君とかまくらを作ったのを思い出したよ。
雪だるまを作ったんだ。
君の分まで。
君に手紙を書いている。
君がいなくなってもう8年。
君との大切な記憶が、徐々に薄れていく。
それがとても怖い。
君のことを忘れてしまいそうで。
君に手紙を書いている。
君がいなくなってもう9年。
いい加減、手紙の返事の一つくらい返してくれないかい。
こうも静かだと、君に書いた手紙が本当に君に届いているのかもわからない。
でも、死神の命は長いから、ゆっくりでいいから、返事を書いてほしい。
今すぐにでも会いたいよ。
君に。
君に手紙を書いている。
君がいなくなってもう10年。
周囲に散々言われて、むきになって否定して。
手紙を・・・・書き続けていた。
はじめから、知っていたんだ。
君が、もう死んでいることに。
ねぇ、浮竹。
死んだ君に手紙を送るんだ、僕は。
その手紙は、いつもどこかへ消えてしまうらしい。
君に書いた手紙は、君の元にたどり着いているのかな?
ねぇ、浮竹。
愛しているよ。
昔も今もこれからも。ずっとずっと。
もう、君に手紙を書くのをやめようと思う。
君との記憶を大切にしようと思う。
大分こじれちゃったらしい、僕は。
ねぇ、浮竹。
最後の手紙を、書いていいかい?
「愛してる」
ただ、その一言を書いた手紙は、翌日には消えていた。
君が受け取ってくれたのかな?
君への手紙は、いつも送る途中でなくなってしうまうそうだから。
浮竹。
君がいなくなって10年経ったんだ。
いい加減、君の死を受け入れなくちゃね。君が生きてると思いこんで手紙を書き続けて。
本当に、滑稽だ。
でも、本当に愛しているんだよ。
言葉に表せないくらいに。
いつか、君の元へいったら、手紙は届いていたかいと問おう。
この10年で300通以上の手紙を書いた。全部消えてしまったらしい。
手紙は、ほろほろと水に溶けるように消えてしまうそうだ。
君の元へ、行っているのだろうと考えてもいいのかな?
最後の手紙には、薔薇を添えた。その薔薇も消えてなくなっていた。
「愛しているよ、浮竹」
言葉を紡ぐと、ほろほろと涙が零れた。
ほろほろと。
手紙が消えていく時のように涙が流れる。
本当に、どうしようもないな、僕は。
君の死を受け入れず、生きていると思い込んで、傷つくのを恐れて。
僕は、永遠に、君を愛し続けるよ。
君が迎えにくるまで、君の分まで生きよう。
だから、まだ君には会えない。
浮竹。
手紙はもう書かないけど、待っていてくれるかい。
浮竹。
愛しているよ。
僕の愛しい人。
君がいなくなってもう1年。
今頃君は、どこでどうしているんだろう?
大切な人が何人も死んだ。
でも、尸魂界は今は平和を取り戻している。
君に手紙を書いている。
君がいなくなってもう2年。
いろんなことがあったよ。
嬉しいこと悲しいこと。
君もそんな思いを抱いているんだろうか?
こっちは元気だよ。君も元気にやってるかい?
君に手紙を書いている。
君がいなくなってもう3年。
たくさんの手紙を書いたけれど、君には届いてるのだろうか。
君の笑顔が懐かしい。
君の声が聞きたい。
君に手紙を書いている。
君がいなくなってもう4年。
君は幸せかい?
僕は君がいないので、寂しいよ。
早く君に会いたいな。
君の笑顔も声も、少しずつ記憶からかすれていく。
君に手紙を書いている。
君がいなくなってもう5年。
ルキアちゃんが結婚したのは知っているよね?赤ちゃんがうまれたんだ。
君のことだから、どこかで知らせを受けて喜んでいるのかもね。
君に手紙を書いている。
君がいなくなってもう6年。
いい加減、寂しくなってきたよ。
君に会いたい。
今すぐにでも、飛び出していきたい。
でも、それは叶わない。
だって、僕は総隊長だもの。
君に手紙を書いている。
君がいなくなってもう7年。
久しぶりに尸魂界で大雪が降ったんだ。
昔の院生時代、君とかまくらを作ったのを思い出したよ。
雪だるまを作ったんだ。
君の分まで。
君に手紙を書いている。
君がいなくなってもう8年。
君との大切な記憶が、徐々に薄れていく。
それがとても怖い。
君のことを忘れてしまいそうで。
君に手紙を書いている。
君がいなくなってもう9年。
いい加減、手紙の返事の一つくらい返してくれないかい。
こうも静かだと、君に書いた手紙が本当に君に届いているのかもわからない。
でも、死神の命は長いから、ゆっくりでいいから、返事を書いてほしい。
今すぐにでも会いたいよ。
君に。
君に手紙を書いている。
君がいなくなってもう10年。
周囲に散々言われて、むきになって否定して。
手紙を・・・・書き続けていた。
はじめから、知っていたんだ。
君が、もう死んでいることに。
ねぇ、浮竹。
死んだ君に手紙を送るんだ、僕は。
その手紙は、いつもどこかへ消えてしまうらしい。
君に書いた手紙は、君の元にたどり着いているのかな?
ねぇ、浮竹。
愛しているよ。
昔も今もこれからも。ずっとずっと。
もう、君に手紙を書くのをやめようと思う。
君との記憶を大切にしようと思う。
大分こじれちゃったらしい、僕は。
ねぇ、浮竹。
最後の手紙を、書いていいかい?
「愛してる」
ただ、その一言を書いた手紙は、翌日には消えていた。
君が受け取ってくれたのかな?
君への手紙は、いつも送る途中でなくなってしうまうそうだから。
浮竹。
君がいなくなって10年経ったんだ。
いい加減、君の死を受け入れなくちゃね。君が生きてると思いこんで手紙を書き続けて。
本当に、滑稽だ。
でも、本当に愛しているんだよ。
言葉に表せないくらいに。
いつか、君の元へいったら、手紙は届いていたかいと問おう。
この10年で300通以上の手紙を書いた。全部消えてしまったらしい。
手紙は、ほろほろと水に溶けるように消えてしまうそうだ。
君の元へ、行っているのだろうと考えてもいいのかな?
最後の手紙には、薔薇を添えた。その薔薇も消えてなくなっていた。
「愛しているよ、浮竹」
言葉を紡ぐと、ほろほろと涙が零れた。
ほろほろと。
手紙が消えていく時のように涙が流れる。
本当に、どうしようもないな、僕は。
君の死を受け入れず、生きていると思い込んで、傷つくのを恐れて。
僕は、永遠に、君を愛し続けるよ。
君が迎えにくるまで、君の分まで生きよう。
だから、まだ君には会えない。
浮竹。
手紙はもう書かないけど、待っていてくれるかい。
浮竹。
愛しているよ。
僕の愛しい人。
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