院生時代の部屋 朝起きたら・・・・・
「・・・・・・・・・」
朝起きると、裸だった。
いけない一線をこえてしまったのかと、体を見るが痛みはどこにもない。
隣では、同じく裸の京楽が寝ていた。
とりあえず、パンツをはいてため息を一つ。
それから新しい院生服に袖を通して、すやすやとよく眠る京楽の一物を蹴り飛ばした。
「ひぎゃん!」
変な悲鳴を出して起きた京楽は、股間を抑えてのたうちまわっている。
「お前、俺に何をした?」
何分かごろごろのたうちまわってから、痛みが落ち着いたのか京楽は涙を滲ませて浮竹をにらんだ。
「君が酒飲んで酔っ払って・・・・僕の服も脱がして寝ちゃったんじゃないか!お互い裸だからするんだと思って君に挑んだのに、鳩尾に拳を・・・股間も蹴られて、泣く泣く同じベッドで寝るだけにしたんだよ」
「俺がお前の衣服を脱がせた?」
思い出そうとするが、昨日は確かに飲みすぎたせいか記憶がふっとんでいた。
浮竹は、酒癖が悪いわけではないが、時折変な行動に出るので、京楽はそれが心配だった。
2カ月前の飲み会が終わった後では、薬局のマスコット人形に話かけて、タオルで頭をこすっていたそうだ。
謎だ。自分でもよくわからない。
「あー。俺のせいなら・・・・すまない」
とりあえず、謝っておく。
あんまり謝罪の気持ちはおきないけど。
「おはようのちゅーを!」
そういって抱き着いてくるマッパの京楽の眼に、指を突き刺した。
「ぎょわあああ!!」
「服を着ろ!」
浮竹は赤くなって京楽から目を反らす。
京楽は、それに気づかずにベッドの横に散らばっていた衣服を身に着けた。
「あー、まだ朝の5時かぁ。僕はもうひと眠りするね」
「俺も、もう少し眠る・・・・・」
自分のベッドに横になると、京楽が当たり前のようにベッドに入ってきた。
とりあえず、蹴り飛ばす。
「ひどい!」
「誰が一緒に寝ていいといった?」
「昨日の君」
「はぁ・・・・・・・」
本当に、そんなことを言ったのだろうか。
酒癖は悪くないはず・・・いや、悪いのか?
親友?の服を脱がせて自分も脱いで、一緒のベッドで眠っていいと許可をする。酒癖悪いな、これ。
「酒はほどほどにしよう・・・・」
あまり金がないので、酒は奢られる時くらいしか飲まない。
酒に弱いというわけではないが、飲みすぎると眠ってしまう。もしくは変な行動に出るらしい。
何はともあれ、一線をこえなくてよかったと思った。
2時間ほどそれから仮眠をとって、朝の7時に起きる。
京楽はまだ寝ていた。
放置しようとすると、浮竹センサーを感じた京楽が目を覚まして、すぐに着替えて浮竹の横に並んでいた。
「お前は・・・・・犬か」
「浮竹の犬・・ご褒美もらえる?」
「やらん」
「なら今のままでいいよ」
京楽はでかい。
大型犬に懐かれたような気分がした。
「早く、学院に行こうよ。今の時間なら朝食とれるでしょ」
「ああ、そうだな」
学院の食堂は朝からやっている。
7時から開いていて、夜の9時まで営業している。安くておいしくてボリュームがあると、院生の大半はその食堂で1日3食をとる。
相部屋を出て、食堂に向かい、日替わり定食を注文して席についた。
「よお、浮竹昨日は大丈夫だったか?かなり飲んでたみたいだったが」
「あー。記憶飛んでた」
「まじかよ」
友人の一人が、隣のテーブルについて、笑っていた。
「眠ったかと思うと、タオルもちだして京楽の頭をふいていたから、みんなで笑ってた」
浮竹はそれを想像して、恥ずかしくなった。
京楽が、にんまりとなる。
「いやぁ、昨日の浮竹はかわいかったなぁ。寮の部屋についても、かわいかったなぁ」
「まさか、お前ら」
「誤解だ誤解だ。俺と京楽の間には何もない!」
「夜はあんなに激しかったのに」
「ええい、いちいち誤解されるようなことを言うな!」
京楽を椅子ごと蹴り飛ばした。
「愛が痛い!」
椅子を直して、京楽は普通に座りなおすと日替わり定食を食べていった。
浮竹も、友人とのやりとりをやめて朝食を食べる。
「お前ら、ほんと仲いいのな」
「腐れ縁だ」
「愛だよ、愛」
愛とかほざく京楽のご飯に醤油をかけてやった。
「朝から塩分が!でも浮竹の愛をかんじるよ」
「一回死ね」
素早く朝食を食べた京楽は、浮竹に抱き着いた。
「苦しい」
「1日1ハグ」
「はぁ・・・・・・」
京楽の足を踏みつけながら、浮竹は今日一日は平和に過ごしたいと思うのだった。
朝起きると、裸だった。
いけない一線をこえてしまったのかと、体を見るが痛みはどこにもない。
隣では、同じく裸の京楽が寝ていた。
とりあえず、パンツをはいてため息を一つ。
それから新しい院生服に袖を通して、すやすやとよく眠る京楽の一物を蹴り飛ばした。
「ひぎゃん!」
変な悲鳴を出して起きた京楽は、股間を抑えてのたうちまわっている。
「お前、俺に何をした?」
何分かごろごろのたうちまわってから、痛みが落ち着いたのか京楽は涙を滲ませて浮竹をにらんだ。
「君が酒飲んで酔っ払って・・・・僕の服も脱がして寝ちゃったんじゃないか!お互い裸だからするんだと思って君に挑んだのに、鳩尾に拳を・・・股間も蹴られて、泣く泣く同じベッドで寝るだけにしたんだよ」
「俺がお前の衣服を脱がせた?」
思い出そうとするが、昨日は確かに飲みすぎたせいか記憶がふっとんでいた。
浮竹は、酒癖が悪いわけではないが、時折変な行動に出るので、京楽はそれが心配だった。
2カ月前の飲み会が終わった後では、薬局のマスコット人形に話かけて、タオルで頭をこすっていたそうだ。
謎だ。自分でもよくわからない。
「あー。俺のせいなら・・・・すまない」
とりあえず、謝っておく。
あんまり謝罪の気持ちはおきないけど。
「おはようのちゅーを!」
そういって抱き着いてくるマッパの京楽の眼に、指を突き刺した。
「ぎょわあああ!!」
「服を着ろ!」
浮竹は赤くなって京楽から目を反らす。
京楽は、それに気づかずにベッドの横に散らばっていた衣服を身に着けた。
「あー、まだ朝の5時かぁ。僕はもうひと眠りするね」
「俺も、もう少し眠る・・・・・」
自分のベッドに横になると、京楽が当たり前のようにベッドに入ってきた。
とりあえず、蹴り飛ばす。
「ひどい!」
「誰が一緒に寝ていいといった?」
「昨日の君」
「はぁ・・・・・・・」
本当に、そんなことを言ったのだろうか。
酒癖は悪くないはず・・・いや、悪いのか?
親友?の服を脱がせて自分も脱いで、一緒のベッドで眠っていいと許可をする。酒癖悪いな、これ。
「酒はほどほどにしよう・・・・」
あまり金がないので、酒は奢られる時くらいしか飲まない。
酒に弱いというわけではないが、飲みすぎると眠ってしまう。もしくは変な行動に出るらしい。
何はともあれ、一線をこえなくてよかったと思った。
2時間ほどそれから仮眠をとって、朝の7時に起きる。
京楽はまだ寝ていた。
放置しようとすると、浮竹センサーを感じた京楽が目を覚まして、すぐに着替えて浮竹の横に並んでいた。
「お前は・・・・・犬か」
「浮竹の犬・・ご褒美もらえる?」
「やらん」
「なら今のままでいいよ」
京楽はでかい。
大型犬に懐かれたような気分がした。
「早く、学院に行こうよ。今の時間なら朝食とれるでしょ」
「ああ、そうだな」
学院の食堂は朝からやっている。
7時から開いていて、夜の9時まで営業している。安くておいしくてボリュームがあると、院生の大半はその食堂で1日3食をとる。
相部屋を出て、食堂に向かい、日替わり定食を注文して席についた。
「よお、浮竹昨日は大丈夫だったか?かなり飲んでたみたいだったが」
「あー。記憶飛んでた」
「まじかよ」
友人の一人が、隣のテーブルについて、笑っていた。
「眠ったかと思うと、タオルもちだして京楽の頭をふいていたから、みんなで笑ってた」
浮竹はそれを想像して、恥ずかしくなった。
京楽が、にんまりとなる。
「いやぁ、昨日の浮竹はかわいかったなぁ。寮の部屋についても、かわいかったなぁ」
「まさか、お前ら」
「誤解だ誤解だ。俺と京楽の間には何もない!」
「夜はあんなに激しかったのに」
「ええい、いちいち誤解されるようなことを言うな!」
京楽を椅子ごと蹴り飛ばした。
「愛が痛い!」
椅子を直して、京楽は普通に座りなおすと日替わり定食を食べていった。
浮竹も、友人とのやりとりをやめて朝食を食べる。
「お前ら、ほんと仲いいのな」
「腐れ縁だ」
「愛だよ、愛」
愛とかほざく京楽のご飯に醤油をかけてやった。
「朝から塩分が!でも浮竹の愛をかんじるよ」
「一回死ね」
素早く朝食を食べた京楽は、浮竹に抱き着いた。
「苦しい」
「1日1ハグ」
「はぁ・・・・・・」
京楽の足を踏みつけながら、浮竹は今日一日は平和に過ごしたいと思うのだった。
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