朽木白哉の1日
朽木白哉の朝は早い。5時半には起床して、1時間ほど体を動かした後、ルキアや一護を起こす。
7時には朝餉をとり、8時前には6番隊の執務室にいき、仕事の準備を始める。
隊長副隊長の勤務時間のはじまりは9時からだ。
副隊長である恋次など、9時前に欠伸を噛み殺しながらやってくる。
「隊長、今日はご機嫌ですね」
いつもと変わらない白哉。恋次の声を聞いた席官たちが、え、隊長ご機嫌なの?と話し合いながら、執務室に仕事を持ってくる。
「ルキアと一護の結婚式の日が決まった」
「ああ、なる・・・・って、あの二人、結婚式挙げるんすか!?」
「当たり前であろう」
「てっきり、籍入れただけかと思ってた・・・・で、日付は?」
「6月15日だ」
「何か贈り物用意しなきゃなー」
「貧乏で下賤な恋次の贈り物など、いらぬ」
「ちょっと、何気に酷くないですか!貧乏はわかるけど、下賤ってなんすか」
「気のせいだ」
「あ、笑いましたね、今」
全然笑っているようには見えなかったのだが、恋次には分かるのだ。
「ルキアには髪飾りとかでいいとして・・・一護には・・・・くくく、褌でも贈ってやろう」
一護に対しては、思いっきり嫌がらせでいってやろうと思った。
恋次がずっと好きだったルキアを、わずか3年たらずでもっていってしまったのだ。それくらい許されるだろう。
「15日ですね。休暇届けだしておかないと」
「案ずるな。朽木家の力で15日は祝日とする」
なんて無茶ぶりだろうが、白哉なら本当にしそうだった。
それから、12時までは仕事で、12時から1時までが昼休憩となる。4大貴族らしく、昼餉に専用の職人が調理したメニューがいくつか並ぶ。
1時を過ぎるとまた仕事で、6時まである。6時になると鐘が響き、死神の仕事の終了時間となる。6時半には帰宅して、家の家人と相談したりでいろいろと次の日のことを決める。
7時には夕餉。豪華なメニューが並ぶ。ルキアには甘めの味付けで、白哉には辛めの味付けで、一護には適当でいいといってあるので、適当な味付けで。7時半には湯あみ。
8時過ぎから貴族としての執務を行い、9時には終わらせる。
10時まで自由時間となる。10時から睡眠で1時にいったん起きて、2時まで趣味の夜の散歩に出かける。2時から5時半までは二度寝。
「・・・・ってまぁ、これが隊長の1日だな」
恋次からそれを聞いた一護は、1時に起きた時に、白哉がいない間に嫌がらせをしてやろうと思った。
「何を考えておるのだ、一護」
「い、いや別に何も」
「んー。何か怪しいな」
「んなことより、早く夕餉とっちまおうぜ。下げられちまう前に」
8時になると、残っていても食事は下げられる。
ルキアと一緒に湯あみした。
白哉はあまりいい顔をしなかったが、結婚しているので体を繋げない限り一緒に湯あみくらいは許された。
そして、深夜1時になって、一護は起きだすと、白哉の寝室にいく。
そこに主がいないのを確認して、布団の上に白い接着剤をこれでもかというほどかけてやった。
「ふふふふふ・・・・・」
深夜2時。白哉が帰宅して、床にはいろうとして、かすかに残っていた一護の霊圧を感じて、接着剤がぶちまけられているのに気づき、静かに怒る。
周りから見ても怒っているのかどうか分からない顔色で、ルキアと一護の寝室に向かい、ルキアをおこさないようにして、一護だけを連れ出す。
「もががが」
口を塞がれ、パジャマ姿のまま、一護は白哉によって白哉の寝室につれてこられた。
「兄が味わえ」
接着剤のついた布団に転がされて、そのまま簀巻きにされる。
「え、嘘なんでばれてんだ」
「霊圧くらい消せぬのか、兄は」
「ああっ、それ忘れてた。ごめんなさい申しませんから許してくれ~」
「この寝具、気に入っていたのだが・・・・」
一護を簀巻きにした上に、縄でぐるぐる巻きにした。
そのまま、外に放りだされて、屋根の上からつるされた。
「もぎゃああああ」
ブランブラン。
蓑虫状態にされて、手も足もでない。
結局そのままルキアに救出されるまで、一護は布団で簀巻きにされたまま寝ていた。
「何を考えておるのだ貴様は!」
「いや、ちょっと白哉に嫌がらせしようと思ったら、失敗して簀巻きにされた」
「この接着剤、とれぬぞ」
「あああ。このパジャマ気に入ってたんだけどな」
ルキアの力でべりべりとはがされる。
「痛い痛い、髪の毛めっちゃ痛い!」
べりっ。
「かなりの量の髪の毛が抜けたが、ハゲにはなっていないからよしとするべし」
「くそう白哉のやつー。どうやってこの無念はらすべきか・・・・・・・」
「兄様を貶めようとするのはやめぬか」
「だって白哉のやつ、まるで姑だぞ?っと、そろそろ朝餉の時刻か」
食堂になっている部屋に集まると、メニューが置かれていた。白哉はすでに食べだしている。
ルキアの食事を見る。いつみても、豪華なメニューだ。
一護は、自分のメニューを見た。白いごはんのうえに、味噌汁がぶっかけられていて、かつおぶしがかかっていた。
猫まんまだった。
ぴき。
「白哉、まだ根に持ってるのかよ」
「知らぬ」
「ああ、いいさいいさ。猫まんまでも食えるだけましだ」
流魂街の民には、その日食べる食事すらない、霊力をもった飢えた子供がたくさんいる。
猫まんまを食べると、強烈にからかった。
「からひ!」
「現世から取り寄せた、ハバネロなる辛い香辛料をふんだんに使ってやった。喜ぶがいい」
「ハバネロを猫まんまになんていれるな!」
なんとか食し終わったが、からすぎて口がひりひりする。
「冷たい水・・・・・」
冷蔵庫をあけてみるが、飲料は一切入っていなかった。
「水道水!」
現在工事中とかかれてあった。
「こうなったら井戸だ!」
井戸にいくと、くむべきものがなかった。
「ああああああああ」
ねちねちねちと。
まるで姑の嫁いびりだ。
「もう切れた。白哉、直接対決だ!」
斬月を手に、食堂でいくと、ルキアがご飯を食べながらこう言った。
「兄様はもう出ていかれたぞ。下賤なる者と戯れあっている時間はない・・・と、仰っていた」
「下賤・・・・」
ピキピキ。
「ちょっと、6番隊の執務室にいってくる」
「あ、おい、一護!」
6番隊の執務室につくと、白哉が文机に向かてっていた。
斬月を抜き放ち、叫ぶ。
「白哉、俺の気に入らないところがあるならはっきり言え!」
「顔が気に入らぬ。立ち姿も気に入らぬ。あとオレンジ色の髪。ブラウンの瞳。斬魄刀も気に入らぬ」
「ほとんど全部じゃねぇか!どうしろってんだ」
「兄も髪を伸ばせ。牽星箝(けんせいかん)をつければ、その卑しい顔も少しは見れるようになるであろう」
ピキピキピキ。
斬月で、その銀白風花紗でも切り裂いてやろうとしたら、すでに白哉は始解していた。
千本桜の桜の波に圧倒される。
「月牙天衝!」
技を繰り出すと、鬼道で封じられた。
「縛道の六十一、六杖光牢(りくじょうこうろう)」
「くっ動けねぇ・・・・・」
動けなくなった一護に、白哉がとった行動は。
油性マジックで、一護の顔に額に肉とかき、いろいろと落書きをした。
「ふむ。少しは男前になったのではないか?」
縛道をなんとか自分で解いて、鏡を渡される。
「ふんがーーーーーー!!」
爆発した一護は、執務室を全壊にして始末書を書かされる羽目になるのであった。
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7時には朝餉をとり、8時前には6番隊の執務室にいき、仕事の準備を始める。
隊長副隊長の勤務時間のはじまりは9時からだ。
副隊長である恋次など、9時前に欠伸を噛み殺しながらやってくる。
「隊長、今日はご機嫌ですね」
いつもと変わらない白哉。恋次の声を聞いた席官たちが、え、隊長ご機嫌なの?と話し合いながら、執務室に仕事を持ってくる。
「ルキアと一護の結婚式の日が決まった」
「ああ、なる・・・・って、あの二人、結婚式挙げるんすか!?」
「当たり前であろう」
「てっきり、籍入れただけかと思ってた・・・・で、日付は?」
「6月15日だ」
「何か贈り物用意しなきゃなー」
「貧乏で下賤な恋次の贈り物など、いらぬ」
「ちょっと、何気に酷くないですか!貧乏はわかるけど、下賤ってなんすか」
「気のせいだ」
「あ、笑いましたね、今」
全然笑っているようには見えなかったのだが、恋次には分かるのだ。
「ルキアには髪飾りとかでいいとして・・・一護には・・・・くくく、褌でも贈ってやろう」
一護に対しては、思いっきり嫌がらせでいってやろうと思った。
恋次がずっと好きだったルキアを、わずか3年たらずでもっていってしまったのだ。それくらい許されるだろう。
「15日ですね。休暇届けだしておかないと」
「案ずるな。朽木家の力で15日は祝日とする」
なんて無茶ぶりだろうが、白哉なら本当にしそうだった。
それから、12時までは仕事で、12時から1時までが昼休憩となる。4大貴族らしく、昼餉に専用の職人が調理したメニューがいくつか並ぶ。
1時を過ぎるとまた仕事で、6時まである。6時になると鐘が響き、死神の仕事の終了時間となる。6時半には帰宅して、家の家人と相談したりでいろいろと次の日のことを決める。
7時には夕餉。豪華なメニューが並ぶ。ルキアには甘めの味付けで、白哉には辛めの味付けで、一護には適当でいいといってあるので、適当な味付けで。7時半には湯あみ。
8時過ぎから貴族としての執務を行い、9時には終わらせる。
10時まで自由時間となる。10時から睡眠で1時にいったん起きて、2時まで趣味の夜の散歩に出かける。2時から5時半までは二度寝。
「・・・・ってまぁ、これが隊長の1日だな」
恋次からそれを聞いた一護は、1時に起きた時に、白哉がいない間に嫌がらせをしてやろうと思った。
「何を考えておるのだ、一護」
「い、いや別に何も」
「んー。何か怪しいな」
「んなことより、早く夕餉とっちまおうぜ。下げられちまう前に」
8時になると、残っていても食事は下げられる。
ルキアと一緒に湯あみした。
白哉はあまりいい顔をしなかったが、結婚しているので体を繋げない限り一緒に湯あみくらいは許された。
そして、深夜1時になって、一護は起きだすと、白哉の寝室にいく。
そこに主がいないのを確認して、布団の上に白い接着剤をこれでもかというほどかけてやった。
「ふふふふふ・・・・・」
深夜2時。白哉が帰宅して、床にはいろうとして、かすかに残っていた一護の霊圧を感じて、接着剤がぶちまけられているのに気づき、静かに怒る。
周りから見ても怒っているのかどうか分からない顔色で、ルキアと一護の寝室に向かい、ルキアをおこさないようにして、一護だけを連れ出す。
「もががが」
口を塞がれ、パジャマ姿のまま、一護は白哉によって白哉の寝室につれてこられた。
「兄が味わえ」
接着剤のついた布団に転がされて、そのまま簀巻きにされる。
「え、嘘なんでばれてんだ」
「霊圧くらい消せぬのか、兄は」
「ああっ、それ忘れてた。ごめんなさい申しませんから許してくれ~」
「この寝具、気に入っていたのだが・・・・」
一護を簀巻きにした上に、縄でぐるぐる巻きにした。
そのまま、外に放りだされて、屋根の上からつるされた。
「もぎゃああああ」
ブランブラン。
蓑虫状態にされて、手も足もでない。
結局そのままルキアに救出されるまで、一護は布団で簀巻きにされたまま寝ていた。
「何を考えておるのだ貴様は!」
「いや、ちょっと白哉に嫌がらせしようと思ったら、失敗して簀巻きにされた」
「この接着剤、とれぬぞ」
「あああ。このパジャマ気に入ってたんだけどな」
ルキアの力でべりべりとはがされる。
「痛い痛い、髪の毛めっちゃ痛い!」
べりっ。
「かなりの量の髪の毛が抜けたが、ハゲにはなっていないからよしとするべし」
「くそう白哉のやつー。どうやってこの無念はらすべきか・・・・・・・」
「兄様を貶めようとするのはやめぬか」
「だって白哉のやつ、まるで姑だぞ?っと、そろそろ朝餉の時刻か」
食堂になっている部屋に集まると、メニューが置かれていた。白哉はすでに食べだしている。
ルキアの食事を見る。いつみても、豪華なメニューだ。
一護は、自分のメニューを見た。白いごはんのうえに、味噌汁がぶっかけられていて、かつおぶしがかかっていた。
猫まんまだった。
ぴき。
「白哉、まだ根に持ってるのかよ」
「知らぬ」
「ああ、いいさいいさ。猫まんまでも食えるだけましだ」
流魂街の民には、その日食べる食事すらない、霊力をもった飢えた子供がたくさんいる。
猫まんまを食べると、強烈にからかった。
「からひ!」
「現世から取り寄せた、ハバネロなる辛い香辛料をふんだんに使ってやった。喜ぶがいい」
「ハバネロを猫まんまになんていれるな!」
なんとか食し終わったが、からすぎて口がひりひりする。
「冷たい水・・・・・」
冷蔵庫をあけてみるが、飲料は一切入っていなかった。
「水道水!」
現在工事中とかかれてあった。
「こうなったら井戸だ!」
井戸にいくと、くむべきものがなかった。
「ああああああああ」
ねちねちねちと。
まるで姑の嫁いびりだ。
「もう切れた。白哉、直接対決だ!」
斬月を手に、食堂でいくと、ルキアがご飯を食べながらこう言った。
「兄様はもう出ていかれたぞ。下賤なる者と戯れあっている時間はない・・・と、仰っていた」
「下賤・・・・」
ピキピキ。
「ちょっと、6番隊の執務室にいってくる」
「あ、おい、一護!」
6番隊の執務室につくと、白哉が文机に向かてっていた。
斬月を抜き放ち、叫ぶ。
「白哉、俺の気に入らないところがあるならはっきり言え!」
「顔が気に入らぬ。立ち姿も気に入らぬ。あとオレンジ色の髪。ブラウンの瞳。斬魄刀も気に入らぬ」
「ほとんど全部じゃねぇか!どうしろってんだ」
「兄も髪を伸ばせ。牽星箝(けんせいかん)をつければ、その卑しい顔も少しは見れるようになるであろう」
ピキピキピキ。
斬月で、その銀白風花紗でも切り裂いてやろうとしたら、すでに白哉は始解していた。
千本桜の桜の波に圧倒される。
「月牙天衝!」
技を繰り出すと、鬼道で封じられた。
「縛道の六十一、六杖光牢(りくじょうこうろう)」
「くっ動けねぇ・・・・・」
動けなくなった一護に、白哉がとった行動は。
油性マジックで、一護の顔に額に肉とかき、いろいろと落書きをした。
「ふむ。少しは男前になったのではないか?」
縛道をなんとか自分で解いて、鏡を渡される。
「ふんがーーーーーー!!」
爆発した一護は、執務室を全壊にして始末書を書かされる羽目になるのであった。
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