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桜のあやかしと共に91

それは、京楽のマンションから出て、近くにある浮竹の桜のある公園での出来事だった。

「京楽?どうしたんだ、こんな時間に呼び出して。マンションの中で用件を話せばいいだろうに」

「い、いや、ここでしか話せないものがあるんだよ!」

九尾狐は京楽に化けていた。

藍染から託された、強力は呪詛を片手に、浮竹に近づく。

「お前、ちょっと変わったか?妖力が少し小さい」

「きょ、今日は調子が悪くてね」

「お前‥‥‥本当に京楽か?」

「な、何を言ってるんだい。本物に決まっているだろう」

「偽物だよ、十四郎!離れて!」

京楽がもう一人現れるが、浮竹はすぐにそっちが本物であると分かった。

姿も声も妖力さえ似せても、魂の輝きまでは変えれない。

京楽は、偽物の京楽に攻撃する。偽物の京楽は、九尾狐になった。

「く、この呪詛をくらえ!」

「十四郎!」

九尾狐は、最初京楽の姿をしていて、妖力までそっくりだった。

浮竹に、強力な呪詛を浴びせるのが、藍染から受けた命令だった。だが、そこに本物の京楽が現れて、偽物であるとばれて、九尾狐は元の姿に戻り、浮竹に呪詛をかけようとする。

京楽は、代わりにその呪詛を浴びたが、悪鬼になっていて、呪詛を身の内に食ってしまった。

しばらく無言で呪詛を浴びていた京楽は、瞳を黄金色にしていた。

「ボクは‥‥‥覚醒した。悪鬼ではなく、桜鬼神だ。桜の花神の対になる存在」

「春水、お前‥‥」

「さぁ、十四郎。君も、桜の花神になって?」

浮竹も覚醒して、桜の花神になる。

「俺と対をなす存在があったとは。春水が、桜鬼神か。運命を感じるな」

「おのれえええ、呪詛を食うなど、化け物が!]

九尾狐は、予備の呪詛を浮竹に浴びようとするが、桜の花神となった浮竹は呪詛をはじいて、それは九尾狐にふりかかる。

「ぎゃあああああ、肌が、肌が焼けただれるううう」

「その呪詛、ボクが食らってあげよう」

九尾狐を助けるつもりではなかったが、呪詛など負のものが桜鬼神のごちそうなので、京楽は呪詛を食べてしまった。

「おのれ、おぼえていろ!」

「ボクが、逃がすと思う?」

京楽は、桜の花びらで九尾狐の首を切断する。

「さぁ、桜の花神。十四郎。君は災厄を招く神。対のボクは、その災厄を食らう神だよ」

「ふふ、神であれる時間は限られている。十四郎、お前の望むままに災厄を与えよう。それを食らい、さらに強くなれ」

浮竹は、災厄を京楽に降り注がせる。

それは星のように煌めき、そして京楽の中に吸い込まれていく。

「ふふ、おいしいね?君の災厄は」

「俺の災厄を食らうことができるのは、世界広しといえど、お前くらいだ」

浮竹はありったけの災厄を京楽に降り注がせて、元の桜の王に戻る。

京楽も、満足いくだけ災厄を食べて、ただの桜鬼である人の姿の京楽に戻った。

「神であるのは疲れる。さぁ、お前の存在を俺に刻みこめ」

浮竹は、京楽にキスをする。

「マンションに戻ろうか」

「ああ」

京楽は、浮竹をお姫様抱っこして、マンションの寝室に入ると、衣服を脱がしていく。

「あああ、はやく、はやくお前をくれ」

「淫乱な神様もいたもんだねぇ」

「やあああん、今は神なんかじゃないからぁ。春水の子種、いっぱいちょうだい?」

きゅっと胸の先端をつまみあげられると、びくんと浮竹が反応する。それが面白くて胸ばかりいじっていると、浮竹が甘えた声をあげる。

「あああ、下も、下も触ってええ」

「ああ、こんなにびしょびしょに濡れてる」

「んあああ、触って、いかせてぇ」

京楽は、浮竹のもののをしごいて舐めてやると、浮竹は精液を出していっていた。

「やああん、気持ちいいいい」

「奥にも、欲しいでしょ?」

「欲しい。奥に、いっぱい子種ちょうだい?」

浮竹は、自ら足を開いて、ペロリと自分の唇を舐める。

淫靡なその姿に、京楽のものはもうぎんぎんになっていた。

「ああああ」

浮竹の蕾を、ローションをまとわせた指で解していく。

ある程度柔らかくなったところで、京楽は己の欲望を浮竹に突き入れた。

「ひあああああああ!!!すごいのきたあああ!!!」

ごつんと奥にぶつかり、浮竹はいってしまう。

「あああ、もっと奥、抉ってええええ」

「前々から思っていたけど、君って純情そうな顔してとんだ淫乱だね」

「それはあああ、春水の、せいい」

「まぁ、確かにボクが君をこうしちゃったんだけどね?」

「ああああん。奥に子種きたああああ!!ビュービュー出てるううう」

「最後の一滴まで注いであげるから、付き合ってね?」

「やああああん、奥、かき混ぜられてるううう」

京楽は、奥をかき混ぜるように円を描く。

「ひあああああ、いくうううううう」

奥だけでなく、浮竹のいいところを突き上げて、京楽はまた浮竹の中に精液を放つ。

「やあああん、いってるのに、追加きたあああ。またいくううう」

何度もオーガズムでメスイキを繰り返す浮竹。

「十四郎、どうしてほしい?」

「あ、春水ので奥まで犯してぇ」

かわいくねだる浮竹に、京楽は奥まで貫く。

「いあああ、きたあああ!!!

精子をまき散らす京楽のものをしめあげて、浮竹はびくんびくんと体をはねさせていっていた。

「ああああん、いくのとまらないいいい」

「好きなだけいくといいよ」

「ひあああん、んあああ、ひあーーーー」

浮竹はいきまくって、ついには気を失う。

「桜の花神もボクのものだ」

京楽は、浮竹を抱きしめて、桜鬼神になって、浮竹に口づける。

「んあ?」

「君も、桜の花神になって?」

「ひあん、なったぞ?」

「さぁ、神同士で交じり合おうか」

「やああああ、壊れるうう」

「壊れたら、ボクが神気をあげて元に戻してあげるから。さぁ、交わろう」

浮竹と京楽は、神になったまま交わり、いきまくった。

「んはああ、もうらめえええ。いきたくないいいいい」

「そんなこと言って、ほんとはいきたいんでしょ?」

「奥はらめえええ。やらああ、もうやああ」

「じゃあ、これが最後ね?」

「ひああああん、いくうううう」

浮竹は潮を吹いて、今度こそ意識を失った。



「もう、そんなに怒らないでよ」

「むすーーー。いやっていったのに」

「君のあの時のいやは、もっとって意味でしょ?」

「ふん、春水なんてしらない。しばらくしないからな」

「えー。機嫌なおしてよ」

京楽は、浮竹のご機嫌とりに、苦労するのであった。

桜の花神も、桜鬼神も、また眠りにつく。

神であれる時間は短いので、必要以上に神にはならない。

桜の王と桜鬼が、痴話喧嘩もどきをしだすのであった。





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