桜のあやかしと共に92
「かわいいぞ、彼岸花の精霊の俺」
『むすーーー』
彼岸花の精霊の浮竹は、京楽のマンションでしゅわしゅわ、コーラを飲んで女の子の子供になってしまった。
浮竹が、また変な薬を入れたのだ。
今回のターゲットは彼岸花の精霊の浮竹のようで、女の子の子供になったのだが、なぜか衣装が用意されてあって、鴆の京楽に着替えさせられた。
『浮竹、かわいいねぇ。でも、この姿じゃあしっぽりできないねぇ』
『早く、元に戻す薬を作れ、京楽』
『えー、どうしようかなぁ』
あまりにも彼岸花の精霊の浮竹がかわいいので、鴆の京楽もすぐに戻すのを渋っていた。
『桜の王は、薬を飲まないのか』
「今回はお前を子供の女の子にしたかったので、俺は飲まない。かわいいなぁ、彼岸花の精霊の俺。その姿なら、鴆の京楽じゃなくてもたらしこめるぞ」
『京楽、お前も楽しんでるな?』
『まぁねぇ。事前に許可あげたから』
『むすーーーーー』
京楽は、スマホで彼岸花の精霊の浮竹の写真をとる。
『写真とるな。彼岸花を咲かせるぞ』
「その姿で脅されても、かわいいだけだねぇ」
『むすーーーーーー』
彼岸花の精霊の浮竹は、怒って鴆の京楽に耳打ちする。
『おやすいご用だよ』
鴆の京楽は、住処の洞窟に戻って、何かの薬をとってきた。
『これを飲め。そしたら、しばらくこの恰好でいてやる』
「なんか分からんが、飲んでやろう」
「ボクも飲むよ。君だけってわけにはいかないしね」
浮竹と京楽は、薬を飲んだ。
ぼふんと音をたてて、浮竹はオッドアイの白猫の子猫に、京楽はたぬきになった。
『ふふふ、これでお前たちもしっぽりできない』
「大変だよ十四郎!しっぽりできない!」
「別にできなくてもいいだろうが」
「そんな!しっぽりがない生活なんて考えられない」
京楽は、たぬきの姿で浮竹の子猫の首をくわえた。
「お、おろせ京楽!」
「十四郎と、しっぽりできないなんて、しっぽりできないなんて」
京楽は、薬の効果なのかパニック状態になっていた.
「鴆の京楽、解毒剤はあるか?」
『あるけど、浮竹が元の恰好に戻るまで、その姿でいろだってさ』
『ふふふふ、子猫の桜の王はかわいいな?たぬきな桜鬼もかわいいが」
彼岸花の精霊の浮竹は、京楽から浮竹の体をとりあげて、頬ずりした。
「毛皮がもふもふだ」
「うにゃあああああああ」
浮竹は、頬ずりふが激しいので、変な声をだしていた.
「お、俺が悪かった、彼岸花の俺。もとに戻る薬やるから、俺たちも元に戻してくれ」
『いやだ。こうなったら、嫌がらせをしてやる。今日1日はこの恰好のままでいる』
鴆の京楽に抱き上げられて、かわいい姿の彼岸花の精霊の浮竹は、チュールを取り出す。
「チュール!くれくれ」
『いいぞ。好きなだけ食え』
チュールに惑わされて、浮竹はすっかり彼岸花の精霊の浮竹のものになっていた。
「十四郎、こっちに戻っておいで」
「いやだ。チュール食べる。お前も食べてみろ」
「えー。どれどれ‥‥‥」
たぬき姿の京楽も、チュールを食べる。
「何これ!激うま!」
鴆の京楽は、彼岸花の精霊の浮竹の頭を撫でる。
『今日しっぽりできないよ?それでもいいの?』
『いやだ、しっぽりする!』
『じゃあ、元に戻らないとね』
『分かった。‥‥‥桜の王の俺と、桜鬼の京楽は、責任取って今日は1日その姿でいろよ』
「しっぽりできないいいいい」
「うるさいわあああ。チュール食って、しっぽりを忘れろおおお」
浮竹は、ハリセンがないので、京楽に猫パンチをかましていた。
「うげふ、猫パンチいいいい。きもちいいいい」
浮竹は、何度も猫パンチをお見舞いするが、おとなのたぬき姿の京楽にはきいていなかった。
『かわいい』
『確かにかわいいね。心が和むよ』
結局、彼岸花の精霊の浮竹は解毒剤を飲んで1日も経たずに元に戻り、浮竹と京楽は丸1日、獣姿なのであった。
『ほらほら、高級猫缶詰だぞ』
彼岸花の精霊の浮竹は、子猫になった浮竹とたぬきになった京楽で遊ぶ。
鴆の京楽は、それを見て和やかに笑う。
「なにゆえ、浮竹と京楽は子猫とたぬきなのだ?」
帰ってきた白哉が、獣姿の二人を見て首を傾げる。
『お、白哉か。二人は悪いことをしたから、今日1日獣姿なんだ』
「ふむ‥‥‥」
白哉も黒猫の子猫姿に自分からなって、京楽家のマンションは、にぎやかになる。
「チュールがほしい」
「白哉も、チュール好きだな?」
「そういう浮竹、兄も好きであろうが」
「ああ。京楽も好きになったようだ」
「しっぽりしたい‥‥」
京楽は、たぬき姿でしっぽりしたいと仲睦まじくいちゃつく、鴆の京楽と彼岸花の精霊の浮竹を見ているのであった。
『むすーーー』
彼岸花の精霊の浮竹は、京楽のマンションでしゅわしゅわ、コーラを飲んで女の子の子供になってしまった。
浮竹が、また変な薬を入れたのだ。
今回のターゲットは彼岸花の精霊の浮竹のようで、女の子の子供になったのだが、なぜか衣装が用意されてあって、鴆の京楽に着替えさせられた。
『浮竹、かわいいねぇ。でも、この姿じゃあしっぽりできないねぇ』
『早く、元に戻す薬を作れ、京楽』
『えー、どうしようかなぁ』
あまりにも彼岸花の精霊の浮竹がかわいいので、鴆の京楽もすぐに戻すのを渋っていた。
『桜の王は、薬を飲まないのか』
「今回はお前を子供の女の子にしたかったので、俺は飲まない。かわいいなぁ、彼岸花の精霊の俺。その姿なら、鴆の京楽じゃなくてもたらしこめるぞ」
『京楽、お前も楽しんでるな?』
『まぁねぇ。事前に許可あげたから』
『むすーーーーー』
京楽は、スマホで彼岸花の精霊の浮竹の写真をとる。
『写真とるな。彼岸花を咲かせるぞ』
「その姿で脅されても、かわいいだけだねぇ」
『むすーーーーーー』
彼岸花の精霊の浮竹は、怒って鴆の京楽に耳打ちする。
『おやすいご用だよ』
鴆の京楽は、住処の洞窟に戻って、何かの薬をとってきた。
『これを飲め。そしたら、しばらくこの恰好でいてやる』
「なんか分からんが、飲んでやろう」
「ボクも飲むよ。君だけってわけにはいかないしね」
浮竹と京楽は、薬を飲んだ。
ぼふんと音をたてて、浮竹はオッドアイの白猫の子猫に、京楽はたぬきになった。
『ふふふ、これでお前たちもしっぽりできない』
「大変だよ十四郎!しっぽりできない!」
「別にできなくてもいいだろうが」
「そんな!しっぽりがない生活なんて考えられない」
京楽は、たぬきの姿で浮竹の子猫の首をくわえた。
「お、おろせ京楽!」
「十四郎と、しっぽりできないなんて、しっぽりできないなんて」
京楽は、薬の効果なのかパニック状態になっていた.
「鴆の京楽、解毒剤はあるか?」
『あるけど、浮竹が元の恰好に戻るまで、その姿でいろだってさ』
『ふふふふ、子猫の桜の王はかわいいな?たぬきな桜鬼もかわいいが」
彼岸花の精霊の浮竹は、京楽から浮竹の体をとりあげて、頬ずりした。
「毛皮がもふもふだ」
「うにゃあああああああ」
浮竹は、頬ずりふが激しいので、変な声をだしていた.
「お、俺が悪かった、彼岸花の俺。もとに戻る薬やるから、俺たちも元に戻してくれ」
『いやだ。こうなったら、嫌がらせをしてやる。今日1日はこの恰好のままでいる』
鴆の京楽に抱き上げられて、かわいい姿の彼岸花の精霊の浮竹は、チュールを取り出す。
「チュール!くれくれ」
『いいぞ。好きなだけ食え』
チュールに惑わされて、浮竹はすっかり彼岸花の精霊の浮竹のものになっていた。
「十四郎、こっちに戻っておいで」
「いやだ。チュール食べる。お前も食べてみろ」
「えー。どれどれ‥‥‥」
たぬき姿の京楽も、チュールを食べる。
「何これ!激うま!」
鴆の京楽は、彼岸花の精霊の浮竹の頭を撫でる。
『今日しっぽりできないよ?それでもいいの?』
『いやだ、しっぽりする!』
『じゃあ、元に戻らないとね』
『分かった。‥‥‥桜の王の俺と、桜鬼の京楽は、責任取って今日は1日その姿でいろよ』
「しっぽりできないいいいい」
「うるさいわあああ。チュール食って、しっぽりを忘れろおおお」
浮竹は、ハリセンがないので、京楽に猫パンチをかましていた。
「うげふ、猫パンチいいいい。きもちいいいい」
浮竹は、何度も猫パンチをお見舞いするが、おとなのたぬき姿の京楽にはきいていなかった。
『かわいい』
『確かにかわいいね。心が和むよ』
結局、彼岸花の精霊の浮竹は解毒剤を飲んで1日も経たずに元に戻り、浮竹と京楽は丸1日、獣姿なのであった。
『ほらほら、高級猫缶詰だぞ』
彼岸花の精霊の浮竹は、子猫になった浮竹とたぬきになった京楽で遊ぶ。
鴆の京楽は、それを見て和やかに笑う。
「なにゆえ、浮竹と京楽は子猫とたぬきなのだ?」
帰ってきた白哉が、獣姿の二人を見て首を傾げる。
『お、白哉か。二人は悪いことをしたから、今日1日獣姿なんだ』
「ふむ‥‥‥」
白哉も黒猫の子猫姿に自分からなって、京楽家のマンションは、にぎやかになる。
「チュールがほしい」
「白哉も、チュール好きだな?」
「そういう浮竹、兄も好きであろうが」
「ああ。京楽も好きになったようだ」
「しっぽりしたい‥‥」
京楽は、たぬき姿でしっぽりしたいと仲睦まじくいちゃつく、鴆の京楽と彼岸花の精霊の浮竹を見ているのであった。
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