浮竹と京楽と海燕と 朝っぱらから盛る2
「隊長、入りますよ」
「今はだめだ、海燕!」
そんな声を無視して、雨乾堂の中に入った海燕が見たものは、死覇装を脱がされかけて、京楽に抱かれかけている浮竹の姿だった。
「ちょっと隊長!またですか!朝から盛るなってこの前言いましたよね!?」
「言うなら、京楽に言ってくれっ」
「京楽隊長、夜ならいいですけど、朝っぱらから盛らないでください。うちの隊長にも仕事があるんです。いつもさぼってるあんたとは違う」
そういう海燕をひょいっと持ち上げて、ぺっ、と雨乾堂から追い出す京楽に、海燕が切れた。
「あんたねぇ!常識考えろ!」
「これは僕らの問題だ。海燕君には関係ない」
「それでも、俺は断固として止めますからね!浮竹隊長、押し倒されれてないで、こっちにきてください」
浮竹は、なんとか京楽の下から這い出て、死覇装を直し、海燕の後ろに隠れた。
「ひどいなぁ。まるで僕が、いじめてるようじゃないか」
「似たようなもんでしょう」
「そんなことないよ。僕はただ、浮竹を抱きたいだけだから」
「だから、夜にしてください!こんな朝っぱらから盛るな!」
「そうだそ、京楽」
浮竹がそう言うと、京楽は仕方なさそうに困った顔をした。
「今すぐ君を抱いて、腹の奥に出して孕ませたい」
その言葉に、浮竹でなく海燕も真っ赤になった。
「あんた、何言ってるんだ」
「思ったことを言ってるだけだよ」
「とにかく、夜にしてください!今日は一日中、俺が見張っていますからね!」
「けちー」
けちも何もないと思うのだが、海燕はそれ以上何も言わなかった。
京楽はいつものように仕事を持ってきていて、浮竹の隣の黒檀の机で仕事をしはじめた。
いつもなら、海燕は隊舎に下がるのだが、京楽が盛らないように見張っていた。
海燕も、隊舎でする書類仕事を雨乾堂にもちこみ、3人で黙々と仕事を続けた。
昼休憩をいれて、海燕が昼餉をもってくる隙に、京楽はまた浮竹を押し倒していた。
「あんた、いい加減にしろ!」
ごん。
京楽の頭を、海燕は殴った。
京楽は涙目で痛いと言っていた。
3時の休憩までにはその日の仕事は終わり、自由時間になった。海燕のことなど空気として、京楽が浮竹を押し倒す。
「はぁ・・・・・まぁ、朝から盛られるよりましですね。仕事も終わったし、好きにしてください」
海燕は呆れて、隊舎の方に戻ってしまった。
「京楽、本当に今日はどうしたんだ」
死覇装をぬがせられながら、愛しい相手に声をかける。
「君が・・・・死ぬ夢を見た」
「なんだそれは。ただの夢だろう」
「妙にリアルなんだ。鮮血の血の暖かかさまで感じて・・・浮竹が死んでしまうと思った」
「俺は、ちゃんとここにいるだろう?」
「うん・・・・」
唇を重ねる。
すでに浮竹の死覇装は脱がされていて、京楽も隊長羽織と死覇装を脱いでいた。
布団をしき、もつれあう。
「大好きだよ、十四郎」
「俺もだ、春水」
京楽は、浮竹の体中にキスマークを残していく。いつもはしない首筋にもキスマークを残した。
それに、浮竹は何も言わなかった。
相当に酷い夢を見たのだろう。行為はゆっくりであったが、浮竹がそこにいることを確かめるように何度も何度もキスをして、抱き締められた。
全体の輪郭を確かめるようになぞられて、鎖骨から臍にかけて舌が這う。うつぶせにされて、肩甲骨にキスをされて、背骨のラインを舌が辿っていった。
胸の先端をいじりまわし、京楽が口を開く。
「指、いれるよ・・・・ああやっぱりやめよう」
「?」
浮竹が首を傾げと、京楽は浮竹の太腿を閉じさせて、素股をし始めた。
「この前、交わったばかりだからね」
潤滑油に濡れた京楽のものが、浮竹の閉じられた太腿の間をいききする。同時に浮竹のものを握り、扱ってやると、浮竹はあっけなく精を放った。
「あ!・・・・・んあ・・」
ぬるぬると滑る内股を、京楽の大きなものが出入りする。いつもあんなものを腹の奥にいれられているのかと思うと、少し怖くなった。
「もうちょっと、太もも閉じて・・・そう、その調子」
京楽に言われた通りに、太腿を閉じる。
「ああ、いいね・・・・」
「ンン・・・・・」
中を犯されているわけではないので、後ろの快楽はなかったが、京楽は浮竹のものを素股をしながらいじってくるので、気持ちよかった。
「んあ!」
浮竹が二度目の精液を吐きだす頃には、京楽もいっていた。
ぼたぼたと、布団のシーツにこぼれる体液をタオルでふきとって、また素股を再開した。
「ああ!」
散々いじられた浮竹のものは、もう透明な蜜を零すだけで、吐き出すはないようだった。それでも、京楽は浮竹の前をいじった。
「京楽。俺はもういいから・・・・・」
「素股じゃあ、オーガズムでいけないからね」
何度か浮竹の太腿を出入りして、京楽もやっと二度目の熱を放った。
「やっぱり、最後までしたいな」
「え」
指が、体内に入ってきた。
ばらばらに前立腺を刺激されて、ドライのオーガズムで達してしまった。
蕾をほぐして、そそり立ったものを宛がい、一気に貫いた。
「ああああ!」
ぱんぱんと腰がぶつかる音がした。
何度も前立腺を刺激されて、浮竹が痙攣する。その度にドライでいっているのだと分かって、京楽は満足そうだった。
京楽は、最後に浮竹の腹の奥に子種を注いで、それで今日は終わりだった。
「お風呂行こう」
「ああ」
交わったのが一度だけなので、浮竹も体力はさして削られていなかった。
二人では少し狭い、雨乾堂備え付けの風呂場で、京楽が浮竹の中に放ったものをかきだして、髪と体を洗い、湯船に浸かった。
「睦みあうのに、時間なんて関係ないと思うんだけど、君はどう?」
「俺は、できれば夜がいい。今日は特別だ」
「優しいね。ありがと」
「まだ俺が死ぬって恐怖はあるか?」
「ないよ。君を抱いたら、どこかにすっとんでいっちゃった」
浮竹は苦笑した。
「俺は、いつでもお前の傍にいるだろう。置いていかないさ」
「そうだね」
それから50年以上が経過した時、浮竹が「置いていかない」という言葉を反故にしてしまうのだが、京楽はそれを受け入れるしかないのだった。
「今はだめだ、海燕!」
そんな声を無視して、雨乾堂の中に入った海燕が見たものは、死覇装を脱がされかけて、京楽に抱かれかけている浮竹の姿だった。
「ちょっと隊長!またですか!朝から盛るなってこの前言いましたよね!?」
「言うなら、京楽に言ってくれっ」
「京楽隊長、夜ならいいですけど、朝っぱらから盛らないでください。うちの隊長にも仕事があるんです。いつもさぼってるあんたとは違う」
そういう海燕をひょいっと持ち上げて、ぺっ、と雨乾堂から追い出す京楽に、海燕が切れた。
「あんたねぇ!常識考えろ!」
「これは僕らの問題だ。海燕君には関係ない」
「それでも、俺は断固として止めますからね!浮竹隊長、押し倒されれてないで、こっちにきてください」
浮竹は、なんとか京楽の下から這い出て、死覇装を直し、海燕の後ろに隠れた。
「ひどいなぁ。まるで僕が、いじめてるようじゃないか」
「似たようなもんでしょう」
「そんなことないよ。僕はただ、浮竹を抱きたいだけだから」
「だから、夜にしてください!こんな朝っぱらから盛るな!」
「そうだそ、京楽」
浮竹がそう言うと、京楽は仕方なさそうに困った顔をした。
「今すぐ君を抱いて、腹の奥に出して孕ませたい」
その言葉に、浮竹でなく海燕も真っ赤になった。
「あんた、何言ってるんだ」
「思ったことを言ってるだけだよ」
「とにかく、夜にしてください!今日は一日中、俺が見張っていますからね!」
「けちー」
けちも何もないと思うのだが、海燕はそれ以上何も言わなかった。
京楽はいつものように仕事を持ってきていて、浮竹の隣の黒檀の机で仕事をしはじめた。
いつもなら、海燕は隊舎に下がるのだが、京楽が盛らないように見張っていた。
海燕も、隊舎でする書類仕事を雨乾堂にもちこみ、3人で黙々と仕事を続けた。
昼休憩をいれて、海燕が昼餉をもってくる隙に、京楽はまた浮竹を押し倒していた。
「あんた、いい加減にしろ!」
ごん。
京楽の頭を、海燕は殴った。
京楽は涙目で痛いと言っていた。
3時の休憩までにはその日の仕事は終わり、自由時間になった。海燕のことなど空気として、京楽が浮竹を押し倒す。
「はぁ・・・・・まぁ、朝から盛られるよりましですね。仕事も終わったし、好きにしてください」
海燕は呆れて、隊舎の方に戻ってしまった。
「京楽、本当に今日はどうしたんだ」
死覇装をぬがせられながら、愛しい相手に声をかける。
「君が・・・・死ぬ夢を見た」
「なんだそれは。ただの夢だろう」
「妙にリアルなんだ。鮮血の血の暖かかさまで感じて・・・浮竹が死んでしまうと思った」
「俺は、ちゃんとここにいるだろう?」
「うん・・・・」
唇を重ねる。
すでに浮竹の死覇装は脱がされていて、京楽も隊長羽織と死覇装を脱いでいた。
布団をしき、もつれあう。
「大好きだよ、十四郎」
「俺もだ、春水」
京楽は、浮竹の体中にキスマークを残していく。いつもはしない首筋にもキスマークを残した。
それに、浮竹は何も言わなかった。
相当に酷い夢を見たのだろう。行為はゆっくりであったが、浮竹がそこにいることを確かめるように何度も何度もキスをして、抱き締められた。
全体の輪郭を確かめるようになぞられて、鎖骨から臍にかけて舌が這う。うつぶせにされて、肩甲骨にキスをされて、背骨のラインを舌が辿っていった。
胸の先端をいじりまわし、京楽が口を開く。
「指、いれるよ・・・・ああやっぱりやめよう」
「?」
浮竹が首を傾げと、京楽は浮竹の太腿を閉じさせて、素股をし始めた。
「この前、交わったばかりだからね」
潤滑油に濡れた京楽のものが、浮竹の閉じられた太腿の間をいききする。同時に浮竹のものを握り、扱ってやると、浮竹はあっけなく精を放った。
「あ!・・・・・んあ・・」
ぬるぬると滑る内股を、京楽の大きなものが出入りする。いつもあんなものを腹の奥にいれられているのかと思うと、少し怖くなった。
「もうちょっと、太もも閉じて・・・そう、その調子」
京楽に言われた通りに、太腿を閉じる。
「ああ、いいね・・・・」
「ンン・・・・・」
中を犯されているわけではないので、後ろの快楽はなかったが、京楽は浮竹のものを素股をしながらいじってくるので、気持ちよかった。
「んあ!」
浮竹が二度目の精液を吐きだす頃には、京楽もいっていた。
ぼたぼたと、布団のシーツにこぼれる体液をタオルでふきとって、また素股を再開した。
「ああ!」
散々いじられた浮竹のものは、もう透明な蜜を零すだけで、吐き出すはないようだった。それでも、京楽は浮竹の前をいじった。
「京楽。俺はもういいから・・・・・」
「素股じゃあ、オーガズムでいけないからね」
何度か浮竹の太腿を出入りして、京楽もやっと二度目の熱を放った。
「やっぱり、最後までしたいな」
「え」
指が、体内に入ってきた。
ばらばらに前立腺を刺激されて、ドライのオーガズムで達してしまった。
蕾をほぐして、そそり立ったものを宛がい、一気に貫いた。
「ああああ!」
ぱんぱんと腰がぶつかる音がした。
何度も前立腺を刺激されて、浮竹が痙攣する。その度にドライでいっているのだと分かって、京楽は満足そうだった。
京楽は、最後に浮竹の腹の奥に子種を注いで、それで今日は終わりだった。
「お風呂行こう」
「ああ」
交わったのが一度だけなので、浮竹も体力はさして削られていなかった。
二人では少し狭い、雨乾堂備え付けの風呂場で、京楽が浮竹の中に放ったものをかきだして、髪と体を洗い、湯船に浸かった。
「睦みあうのに、時間なんて関係ないと思うんだけど、君はどう?」
「俺は、できれば夜がいい。今日は特別だ」
「優しいね。ありがと」
「まだ俺が死ぬって恐怖はあるか?」
「ないよ。君を抱いたら、どこかにすっとんでいっちゃった」
浮竹は苦笑した。
「俺は、いつでもお前の傍にいるだろう。置いていかないさ」
「そうだね」
それから50年以上が経過した時、浮竹が「置いていかない」という言葉を反故にしてしまうのだが、京楽はそれを受け入れるしかないのだった。
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