浮竹の誕生日
「浮竹、誕生日おめでとう」
「ああ、ありがとう」
「今年のプレゼントはこれだよ!」
全世界でNO1になったという、赤ワインだった。
お値段も、とんでもないことになっていた。
「これは・・・・高すぎ、だろう。ただの赤ワインのくせに」
「あ、ごめん、値札とるのわすれちゃった」
多分、わざとだ。
そう思いつつも、素直に受け取った。
「誕生日プレゼントは僕」とか言い出してきた過去を思えば、まだまだましだ。
「ついにでのプレゼント「僕」さぁめしあがれ」
浮竹は、聞かなかったことにした。
京楽の頭にまかれていたラッピングリボンで、手をぐるぐる巻きにした。
「え、浮竹?」
「これで、手は出せない」
「え、ちょっと!」
そのまま、京楽を放置して、ワイングラスが用意されてあったので、もらった赤ワインを注いで飲んでみた。
「美味いな、これ・・・・・・」
「ああっ、僕も飲むはずが・・・・・」
「なんだ、飲みたいのか?」
「そりゃ、世界NO1っていうくらいだから、飲みたいよ」
「仕方ないなぁ」
ワイングラスに注いでやり、それを身動きがあまりとれない京楽の口元にもっていき、傾けた。
「美味い・・・・」
「だろう」
「あ、もぅちょっと飲ませて」
「仕方ないなぁ」
そういって、互いにワイングラスの中身を飲み干していけば、赤ワインはすぐになくなってしまった。
「もうない。おいしすぎて、飲み終わるのすぐだったな」
「ところで、なんで僕は手をぐるぐる巻きにされているのかな?」
「お前は!毎年毎年、俺の誕生日になったら盛って!」
「今年は盛らないから!」
「本当だな?」
「うん」
その黒曜石の瞳を信じて、浮竹は京楽のラッピングリボンを巻かれた手の戒めを外してやった。
「愛してるよ、浮竹」
押し倒されて、キスをされた。
死覇装の中に手が入ってくる。
浮竹は、頭突きを京楽に食らわせた。
「痛いじゃないか!」
「俺も同じく痛い!盛らないといっただろう」
「こんなの盛ってるうちに入らないじゃない!」
「いいや、完全に盛ってた!」
ぎゃいぎゃい言い合う二人に、副官であるルキアがそっと声をかける。
「浮竹隊長、ハッピーバースディ。さぁ、京楽隊長も!」
雨乾堂の外に出ると、綺麗にイルミネーションが灯るモミの木が置かれていた。
白哉と日番谷の姿もあった。
13番隊の中にまで、イルミネーションを施した木が、道標のように輝いていた。
「ありがとう、みんな」
13番隊の中につくと、みんなからハッピーバースディと言われ、浮竹と京楽の姿を形どったチョコの乗ったケーキがあった・
「これ、食べてもいいのか?」
「はい、隊長」
ルキアが頷く。
浮竹は、早速ケーキを食べてみた。
おいしかった。
「これは・・・・朽木家の料理長のものだろう」
「え、なんで分かるんですか」
「砂糖がちょうどいい感じなんだ。味付けもいい」
浮竹は、ケーキをぺろりと平らげてしまった。
「ああ、僕の形をしたチョコまで食べて・・・・・」
「いいじゃないか。バースディケーキなんだし」
白哉が、プレゼントを渡してきた。
わかめ大使の枕だった。
「ありがとう、白哉」
「健康祈願をかけてある。寝るときに手でなでてから寝るといい」
「なにそれ」
京楽のつっこみを、あえて無視した。
「ほら、浮竹」
日番谷のもってきたのは養命酒だった。
昨日の日番谷の誕生会でよっぱらって、べろんべろんになった浮竹への嫌味をこめたプレゼントなのに、浮竹は当たり前のことのように喜んだ。
「ありがとう、日番谷隊長」
「お、おう」
「今年で何歳か忘れたけど、毎年誕生日を祝ってもらえるのはうれしいなぁ」
昨日は日番谷のバースディパーティーが行われた。それより規模は小さめだったが、一般隊士も参加できる立食会形式のバースディパーティーが開かれた。
料理と酒を用意したのは、京楽だった。
「京楽も、毎年ありがとうな」
「いや、いいんだよ」
クリスマスも近い。
浮竹は、結局昨日の日番谷の誕生日と同じように、べろんべろんに酔っぱらってしまった。
そんな浮竹を、京楽は抱き抱えて、バースディパーティーも解散となった。
「誕生日おめでとう、十四郎。生まれてきてくれてありがとう」
「ふにゃ~~~~~~~」
浮竹は半分眠っていた。
雨乾堂にしいた布団に寝かせる。まくらは白哉からもらっらた、わかめ大使のやつにしておいた。
日番谷からもらった養命酒は、テーブルの上に置いた。
ルキアやそのほか一般隊士からもらったプレゼントが、雨乾堂の入口に置かれてあった。
「君は、本当に人気があるねぇ」
浮竹の寝顔にキスをした。
「来年は僕を祝ってね」
そう言い残して、京楽は8番隊の隊舎に戻っていくのであった。
「ああ、ありがとう」
「今年のプレゼントはこれだよ!」
全世界でNO1になったという、赤ワインだった。
お値段も、とんでもないことになっていた。
「これは・・・・高すぎ、だろう。ただの赤ワインのくせに」
「あ、ごめん、値札とるのわすれちゃった」
多分、わざとだ。
そう思いつつも、素直に受け取った。
「誕生日プレゼントは僕」とか言い出してきた過去を思えば、まだまだましだ。
「ついにでのプレゼント「僕」さぁめしあがれ」
浮竹は、聞かなかったことにした。
京楽の頭にまかれていたラッピングリボンで、手をぐるぐる巻きにした。
「え、浮竹?」
「これで、手は出せない」
「え、ちょっと!」
そのまま、京楽を放置して、ワイングラスが用意されてあったので、もらった赤ワインを注いで飲んでみた。
「美味いな、これ・・・・・・」
「ああっ、僕も飲むはずが・・・・・」
「なんだ、飲みたいのか?」
「そりゃ、世界NO1っていうくらいだから、飲みたいよ」
「仕方ないなぁ」
ワイングラスに注いでやり、それを身動きがあまりとれない京楽の口元にもっていき、傾けた。
「美味い・・・・」
「だろう」
「あ、もぅちょっと飲ませて」
「仕方ないなぁ」
そういって、互いにワイングラスの中身を飲み干していけば、赤ワインはすぐになくなってしまった。
「もうない。おいしすぎて、飲み終わるのすぐだったな」
「ところで、なんで僕は手をぐるぐる巻きにされているのかな?」
「お前は!毎年毎年、俺の誕生日になったら盛って!」
「今年は盛らないから!」
「本当だな?」
「うん」
その黒曜石の瞳を信じて、浮竹は京楽のラッピングリボンを巻かれた手の戒めを外してやった。
「愛してるよ、浮竹」
押し倒されて、キスをされた。
死覇装の中に手が入ってくる。
浮竹は、頭突きを京楽に食らわせた。
「痛いじゃないか!」
「俺も同じく痛い!盛らないといっただろう」
「こんなの盛ってるうちに入らないじゃない!」
「いいや、完全に盛ってた!」
ぎゃいぎゃい言い合う二人に、副官であるルキアがそっと声をかける。
「浮竹隊長、ハッピーバースディ。さぁ、京楽隊長も!」
雨乾堂の外に出ると、綺麗にイルミネーションが灯るモミの木が置かれていた。
白哉と日番谷の姿もあった。
13番隊の中にまで、イルミネーションを施した木が、道標のように輝いていた。
「ありがとう、みんな」
13番隊の中につくと、みんなからハッピーバースディと言われ、浮竹と京楽の姿を形どったチョコの乗ったケーキがあった・
「これ、食べてもいいのか?」
「はい、隊長」
ルキアが頷く。
浮竹は、早速ケーキを食べてみた。
おいしかった。
「これは・・・・朽木家の料理長のものだろう」
「え、なんで分かるんですか」
「砂糖がちょうどいい感じなんだ。味付けもいい」
浮竹は、ケーキをぺろりと平らげてしまった。
「ああ、僕の形をしたチョコまで食べて・・・・・」
「いいじゃないか。バースディケーキなんだし」
白哉が、プレゼントを渡してきた。
わかめ大使の枕だった。
「ありがとう、白哉」
「健康祈願をかけてある。寝るときに手でなでてから寝るといい」
「なにそれ」
京楽のつっこみを、あえて無視した。
「ほら、浮竹」
日番谷のもってきたのは養命酒だった。
昨日の日番谷の誕生会でよっぱらって、べろんべろんになった浮竹への嫌味をこめたプレゼントなのに、浮竹は当たり前のことのように喜んだ。
「ありがとう、日番谷隊長」
「お、おう」
「今年で何歳か忘れたけど、毎年誕生日を祝ってもらえるのはうれしいなぁ」
昨日は日番谷のバースディパーティーが行われた。それより規模は小さめだったが、一般隊士も参加できる立食会形式のバースディパーティーが開かれた。
料理と酒を用意したのは、京楽だった。
「京楽も、毎年ありがとうな」
「いや、いいんだよ」
クリスマスも近い。
浮竹は、結局昨日の日番谷の誕生日と同じように、べろんべろんに酔っぱらってしまった。
そんな浮竹を、京楽は抱き抱えて、バースディパーティーも解散となった。
「誕生日おめでとう、十四郎。生まれてきてくれてありがとう」
「ふにゃ~~~~~~~」
浮竹は半分眠っていた。
雨乾堂にしいた布団に寝かせる。まくらは白哉からもらっらた、わかめ大使のやつにしておいた。
日番谷からもらった養命酒は、テーブルの上に置いた。
ルキアやそのほか一般隊士からもらったプレゼントが、雨乾堂の入口に置かれてあった。
「君は、本当に人気があるねぇ」
浮竹の寝顔にキスをした。
「来年は僕を祝ってね」
そう言い残して、京楽は8番隊の隊舎に戻っていくのであった。
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