忍者ブログ

プログ

小説掲載プログ
03 2025/04 4 7 8 9 10 11 1213 14 15 16 17 18 1920 21 22 23 24 25 2627 28 29 30 05

浮竹死んだけど幽霊です憑いてます16 未遂の反乱

「ふあー」

「どうしたの、浮竹。眠いの?」

「んー。幽霊だから普通はないはずだけど、実体化できるようになってから、睡眠欲と食欲と性欲がある」

「性欲があるのはいいことだね!」

「なぜ性欲を強調する・・・・・」

浮竹が、少し嫌そうな顔をした。

「だって、君にも性欲があるってことは、僕とむふふふなことをしたいってことでしょ!?」

手だけ実体化して、京楽の頭を殴った。

「あいた」

「お前は色欲魔人か!この前したばかりだろう!」

「あれからもう1週間だよ」

「まだ1週間だ!」

ぎゃあぎゃあといいっていると、七緒がやってきた。

「ラブラブイチャイチャしてるところ申し訳ありませんが、緊急の仕事です。7番隊の隊士に、反乱の動きあり、と」

京楽の顔つきが変わる。浮竹も京楽の隣にある椅子に座って、話を聞き出した。

「まだ憶測の位置ですが、7番隊の4席と5席が反乱を起こしそうだと。虚を引き寄せる餌を大量に買い込み、1番隊に撒こうとしているらしい、と」

「今すぐ7番隊の4席と5席の捕縛を」

それだけ言って、京楽は7番隊隊舎に向かった。

「違います!私は反乱など・・・京楽総隊長、誤解なんです!」

4席と5席の持ち物から、滅却師がよく使う撒き餌がが大量に見つかった。

「これは、何かの陰謀です!私ははめられたのです!姦計です!」

「それは、取り調べ室でゆっくり聞こう」

引っ立てられていく4席と5席は、最後には京楽に向かって唾をはきかけた。

「お前みたいな上流貴族にはわからねーんだよ1

「そうだそうだ」

「はいはい。四十六室から、追って沙汰がくだるまで牢屋いきー」

「くそおおおおおお、もう少しだったのに!」

悔しがる4席と5席。

「全然もう少しじゃないからね。滅却師の撒き餌で集まった虚程度、護廷13隊はひっくり返らないし、僕もやられて死んだりしないから」

総隊長である京楽の命を狙うだけでも反逆罪だ。

未遂とはいえ、霊力の全てを剥奪されて流魂街に追放は免れないだろう。

処刑にならないだけ、感謝するべきだ。


一番隊の執務室にくると、浮竹が実体化して京楽を抱き締めた。

「どうしたの?」

「未遂とはいいえ、お前を虚に殺させようだなんて・・・・寒気がする」

カタカタと、浮竹の体が震えていた。

「大丈夫。僕はこの通り生きてるし、虚の大群がきたとしても生き残る自信はある」

「それでも・・・・・平和になった瀞霊廷をひっくり返そうだなんて・・・・」

浮竹を抱き締め返した。

そのまま寝室にいき、とさりとべッドに押し倒す。

「30分くらい、実体化できる?」

「ああ・・・・・・」

激しいキスを受けた。

愛撫も適当で、乱暴に潤滑油で濡れた指が体内に入ってくる。

「ん!」

前立腺を刺激することはせず、解すだけにとどまった。

「ああああああ!」

前立腺をすりあげて、京楽が侵入してくる。

抱き合うつもりのなかった浮竹は、京楽の背中に手を回し、爪をわざと立てた。

「んあああああ!」

ずちゅりずちゅりと、中を侵される。

快感はあった。

でも、いつもより少なかった。

前立腺ばかりをすりあげられて、浮竹は白濁した液を零した。

京楽も、浮竹を乱暴に犯して、2回ほど欲望を放った。

二人して、はぁはぁと激しい息を吐いた。

30分が経って、服を脱がされた格好のまま、浮竹は霊体化した。

「ごめん、かき出すことも清めることもできなくて・・・」

「別に、いい・・・・・・・」

波長をかえて、京楽が中に吐き出したものを消した。情事の痕も消し去り、死覇装を着て隊長
羽織を着て、いつもの普通の浮竹に戻った。

京楽はもっと時間がかかったが、のろのろと服を着た。

「ああ・・・・君を愛してるって伝えたいけど、流石に時間が足りないね」

「別に、無理に体を重ねる必要はないだろう」

「君に分かってもらうには一番手っ取り早いから」

「来週には1時間は実体化する予定だったが、今日のでだめになったぞ」

「ええ、そんなぁ」

京楽が、心底残念そうな声を出す。

「急に抱くお前が悪い」

「悪かったってば」

浮竹はふくれていた。怒っているのだ。

「抱きたいなら抱きたいと言え」

「分かったよ。今度から気を付ける」

そう言いながら、京楽は浮竹を抱くとき何も言わずに始めるのだ。

「ねぇ、まだ足りないでしょ?」

「え?」

確かに、一度しかいっていないので、体が中途半端に疼いていた。

京楽が、霊体を触れる手袋をした。

嫌な予感がして逃げ出そうするのを、手首を捕まえられてしまった。

「君を満足させてあげる」

その後、手だけで何度もいかされて、浮竹はぐったりとなった。

「満足する前に死にそうになるんだが」

「それくらい、気持ちよかったってことでしょう?」

「知るか」

浮竹は怒って、それから3日は口を聞いてくれなった。

3日経って、まだ拗ねている浮竹のご機嫌をとろうとする。

「だから、ごめんてば。君をきもちよくさせたいと思っただけで」

「大きなお世話だ。体の疼きは放っておけば消えるんだ。酷いようなら、無理してでも実体化しておまえと体を重ねる」

「ねえ、今週は?」

「なしだ」

「じゃあ、来週は?」

「なしだ」

「ええっ!僕に浮竹とのセックスなしで生きろって言うの!」

「元々、なしで生きていけたろうが!この色欲魔人が!」

ぎゃあぎゃあ言い合っているところに、冷めた顔の七緒がやってくる。

「この間の事件の、判決が下りました。4席も5席も禁固250年です」

「え、霊力剥奪の上に流魂街に追放じゃないの」

「それではあまりにも甘いということで・・・蛆虫の巣に、投獄です」

「うわーよりによって蛆虫の巣かい」

浮竹も噂では聞いたことがあった。

最悪な場所らしい。

「まぁ、自業自得だね」

「京楽隊長」

「なあに、七緒ちゃん」

「あまり、執務室濃い話はやめてください。セックスがどうとか・・・・・」

浮竹が真っ赤になった。

「ち、違うんだ、伊勢、これは!」

「浮竹隊長も、嫌なら嫌と意思表示をするように。狼に食べられるだけの羊ですよ」

真っ赤になった浮竹は、手だけ実体化させて京楽をぽかぽかと殴った。

「あははは、痛い痛い」

京楽は、実に嬉しそうに殴らていたのであった。

拍手[0回]

PR
URL
FONT COLOR
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS

TRACK BACK

トラックバックURLはこちら
新着記事
(04/06)
(04/06)
(04/05)
(04/03)
(04/02)
"ココはカウンター設置場所"