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浮竹死んだけど幽霊です憑いてます8 メリークリスマス!

12月。
クリスマスの季節になった。
「浮竹、実体化してこのサンタ服着て」
「えー」
「いいじゃない。さぁさぁ」
「仕方ないなぁ」
5分ほど実体化した。
隊長羽織と死覇装を脱いで、ふわふわのサンタ服を着る。帽子もかぶる。
そのままスーッと透けて、浮竹はサンタ幽霊になった。
「やっぱり思った通り、かわいいね」
ふわふわのサンタ服だった。
ふりふりでふわふわの上の服に、ズボンがついていた。
京楽のことだから、ズボンをはかずにふりふりふわふわの上の服だけ着ろとか、言われそうだと思っていたので、ズボンがついていたので着てみた。
鏡を見る。
真っ赤なふわふわのサンタ服に、長い白髪が映える。けっこう似合っていた。
「うん、かわいいかわいい。さぁ、隊長副隊長たちに挨拶とプレゼントを配るよ!」
「ええっ、この姿でか?」
「だから、この格好になってもらったんだよ。僕にはサンタ服は似合わないからね」
「ずるいぞ京楽、俺だけなんて」
「ふりふりふわふわの、サンタ服が僕に似合うと思う?」
「うっ」
想像してみると、ちょっと嫌かもしれない。
こうして、サンタ服を着せられた浮竹は、京楽と一緒に、クリスマスプレゼントであるクリスマスケーキとクッキーを配っていく。
「浮竹、その姿は?」
白哉が、ふわふわのサンタ服の浮竹を見て問う。
「京楽に似合うから着ろといわれた」
「そうか。似合っているぞ」
「ありがとう。白哉が甘いものが嫌いだろうから、クリスマスケーキを、辛い味付けにしたチキンにしておいた。クッキーのほうは、阿散井副隊長にでもあげてくれ」
恋次は、仕事で隊をあけていたので、クリスマスケーキとクッキーを置いておいた。
「わざわざ、辛いものにしてくれたのか・・・すまぬ、浮竹」
「白哉の好みは大体分かってるからな!」
京楽は、二人の醸し出す空気にじとーっとしていた。
「なんだ、京楽総隊長」
「いくらかわいくても、うちの子はあげませんからね!」
幽霊浮竹を隠して、京楽はがるるると、唸り声をあげた。
「誰も、兄から浮竹をとったりはせぬ。そもそも、兄にとり憑いているのであろう」
「それはそうだけど。見た通り、浮竹はいつでもかわいいからね」
「かっこいいんだ、俺は!」
そう言い出した浮竹の、今の姿とのギャップに、余計にかわいいと思う京楽と白哉だった。
「次は、日番谷副隊長のところにでも行くか」
10番隊の執務室にくると、日番谷はサンタ服の浮竹に驚いた。
「浮竹、これまた随分とかわいい恰好してるじゃねぇか」
「はぁ。日番谷隊長もきっと似合うぞ。お揃いの恰好なんてどうだ?」
「遠慮しておく」
「(*´Д`)ハァハァ。浮竹隊長、かわいい。クリスマスサンタ服・・・・」
「松本お!お前は仕事をしろ!」
「(*´Д`)ハァハァ。クリスマスサンタ浮竹、京楽総隊長に食べられる。きたー、執筆の神が降臨したーーー!」
「松本お!」
「プレゼントのクリスマスケーキとクッキーは、ここに置いておくな」
京楽が、浮竹の代わりにプレゼントを置いていった。
「相変わらず、乱菊ちゃんは腐っているようで」
「ああ、京楽。そうなんだ。お前に浮竹がとり憑いたって知った日から、京浮王道復活とかいって、執筆活動してやがる」
「まぁ、ほどほどに」
浮竹は、苦笑した。
ふわふわのサンタ服が揺れる。
幽霊だから、半分透けているが、浮竹のふりふりふわふわのサンタ服は、浮竹だから似合うのではないだろうかと、日番谷は思った。
11番隊にいくと、プレゼントはどうでもいいから、稽古つけて行きやがれと言われたので、プレゼントを置いて逃げ出した。
4番隊にいくと、虎鉄隊長が、さっそくクリスマスケーキを食べだした。
「ありがとうございます、京楽総隊長、浮竹隊長」
清音も、同じくもらってその場で美味しそうに食べだした。
そして、一番厄介な12番隊にいく。
「なんだねその頭の中身まで咲いたような恰好は。クリスマスプレゼント?そんなものより、さぁ、浮竹隊長、実験体に・・・・・」
クリスマスプレゼントを涅マユリに無理やりもたせて、11番隊よりも脱兎の如く逃げ出した。
「残るは、朽木の13番隊だけか・・・・・」
もう、今は雨乾堂はないので、13番隊の執務室にいってルキアにクリスマスプレゼントを渡すと、チャッピーのど飴を代わりにもらった。
「京楽総隊長、浮竹隊長、メリークリスマス。プレゼント、ありがとうございます」
「うう、浮竹隊長!幽霊でも、復活してくれて俺はもう涙がとまりません!」
大泣きする仙太郎を、手だけ実体化させてよしよしと撫でた。
全部の隊の隊長と副隊長にプレゼントを配り終えて、1番隊の寝室に戻ってくる。
「着替えていいか?」
「んー、せめて25日が過ぎるまで、その恰好でいてよ」
「仕方ないなぁ」
少しだけ実体化して、京楽を抱き締めると、とさりとベッドに押し倒された。
「1時間、実体化できる?」
「できるが・・・・・」
「じゃあ、1時間。その恰好のままで、いただきます」
「え?あ、あ、ああんっ、京楽っ」
サンタ服を、ズボンと下着だけを脱がされて、ふりふりふわふわの上半身の服はそのままで、貪られた。
「あ、あ、あっ・・・・」
服をまくりあげられて、胸を撫でられる。先端をかじられて、浮竹はびくんと反応した。
「あ、キスしてくれ、京楽・・・・・」
「いいよ」
舌が絡まるキスを何度も繰り返すが、1時間しか時間がないので、蕾に潤滑油で濡れた指で、前立腺をいじることなく解していく。
「ああああ!」
潤滑油で解し、欲望を潤滑油まみれにしたとはいえ、本来交じるための器官ではないそこを突き上げられ、広げられて、浮竹は白い髪を宙に乱した。
「あ、あ、あ!・・・・んっ」
浮竹の好きなキスをしながら、突き上げられた。
そして、ズチュズチュと、蕾を出入りする京楽の欲望に、浮竹は啼いた。
「んあっ、あああう」
前立腺を思い切りこすられると、びくびくと体を痙攣させて精液を出した。
「あ、サンタ服が・・・」
白濁した液がついてしまったが、どうせ行為が終われば着替えるのだ。いいかと、そのままにする。
「ああっ、京楽!」
「浮竹、かわいいね。サンタ服のままとか、もう御馳走だよ」
くちゅくちゅと、京楽の欲望で前立腺を刺激される。
「あっ、そこいい・・・・もっと突いて」
ずちゅりと、音を立てて京楽は浮竹の前立腺を突き上げた。
「あ、ああ・・・・・ああん・・・ああああ」
とろとろと、先走りの液をこぼす浮竹の体を抱き締めて、囁く。
「メリークリスマス、浮竹」
「あああ、メリークリスマス、京楽・・・・ああっ!」
ズチュンと、奥を突きあげられて、浮竹はまたいった。
「ひあっ・・・・・」
何度も前立腺ばかりを突き上げて、京楽も浮竹の中に体液を放った。さらに奥を突き上げて、立て続けに2度目の体液を浮竹の腹の奥に叩きつけた。
「んあう!」
1時間まであと5分。
ひきぬくと、とろとろと、太ももを京楽が出した体液が伝い落ちていく。
濡れたタオルでそれをぬぐいとって、1時間を少しオーバーさせて実体化を保ちながら、死覇装と隊長羽織を着た。
すーっと、浮竹の体が透けていく。
「やるなら、最初からいってくれ・・・・・」
「君のそのかわいい姿を見てたら、抱きたくなっちゃってね・・・」
「しばらく、短時間でしか実体化できないぞ」
「かわいい浮竹を可愛い恰好で可愛がれたから、いいよ」
「んあっ」
突然喘ぐ浮竹に、京楽がどうしたのかと聞く。
「どうしたの」
「お前が、奥にだしたものが溢れて・・・・」
「ああっ、かきだすの忘れてた」
「もういい。霊体のままなんとかするから」
浮竹は、顔を真っ赤にさせながら、霊体のまま京楽の出した精液をかき消すのであった。





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