海燕が浮竹といかがわしいことしてると勘違いする京楽
「ああっ、気持ちいい・・・・」
「ここですか?」
「そうそう、そこそこ。もっと」
「これはどうです?隊長」
「ああっ・・・いい、海燕」
そんな浮竹と海燕の会話を、雨乾堂のすぐ近くで聞いてしまった京楽は、どかどかと中にのりこんでいった。
「ちょっと浮竹、海燕君、何をいかがわしい・・・・・こと、してないね」
浮竹の腰をもむ海燕の姿に、浮竹が笑い声をあげる。
「俺と海燕がいかがわしいことしてたかだって?そんなこと、あるわけないだろ」
「そうですよ。俺は隊長と違って女性じゃなきゃ無理です」
そういう海燕の頭をばきっと殴っておいて、浮竹は京楽に座るように促す。
「海燕、続きしてくれ」
「はい」
「あん、そこいい」
腰というか全身もみほぐしだ。海燕の腕はいいのか、京楽がマッサージする時よりもきもちよさそうだった。
「ああっ、海燕もっと・・・・」
「ここですね!」
「くーきく」
浮竹は凝りやすい体質なのか、定期的に京楽が海燕が肩や腰をもんだ。
「ああっ」
「やっぱけっこう凝ってますね」
「あんっ・・あ・ああ」
腰や肩を揉まれるたびに、意識しているわけではないだろうが、快感を感じる声をだす。
その声音は、寝所でのものと同一だった。
「ちょっと、浴室かりるね」
「どうしたんだ、京楽」
「君の声聞いてると、たっちゃった」
顔を真っ赤にする浮竹。
「俺、そんなに喘いでたか?」
風呂場に消えた京楽の方を見ながら、副官に問いかけると。
「めっちゃ喘いでますよ。まるで寝所の中みたいな声出してます」
「う、ちょっと京楽には悪いことしたな。でも、声は出てしまうし・・・・」
「抑えてみてはどうですか」
「がんばってみる・・・・・」
京楽が浴槽に消えて10分は経った。
「あーきくきく」
「少しは声ましになったんじゃないですか」
「そうか。あー、そこだ、そこ。凝ってるから・・・きくー」
「一気におっさんくさくなりましたね」
「実際おっさんだからいいんだ」
ようやく、すっきりした顔で京楽が浴室からでてきた。
「京楽、海燕の腕はかなりいいぞ。お前も揉んでもらったらどうだ」
「じゃあ、たのもうかな」
海燕は少しだけ嫌な顔をしたけど、大好きな上官の大好きな相手を無視することもできない。
京楽の、浮竹とは違うごつい体をもんでいく。
「うおっ・・・・・きくねぇ」
「そうだろ!俺も揉んでやる」
二人がかりで京楽を揉みだした。
「海燕君、ほんとにうまいねー。浮竹はなんかさわさわしてるかんじで、こそばゆいんだけど」
「あ、おかしいな?これでどうだ」
「あいたたたた、そこ、揉む場所じゃないから!」
「じゃあここは?腰だぞ」
浮竹が揉むと、京楽はやっときもちよさそうな顔をした。
「あーそこだよ、そこ。そこもっと揉んでほしいんだ」
ぐりぐりと肘で圧をかけると、京楽は天の昇るような心地を味わった。
「きくね・・・・眠くなってきた・・・・・・」
「あ、ずるいぞ京楽。一人でマッサージされて眠るなんて。そんな幸福な眠りはこうだ」
足の裏を思い切りこそばしてやった。
「わあ」
驚いて、京楽が起きる。
「あれ、僕眠ってた?」
「ああ。ずるいぞ京楽。マッサージしてもらって寝るなんて」
「そんなこと言っても、きもちよくて眠くなっちゃう・・・・・・ふう。もういいよ、海燕君、ありがとう」
「あ、海燕今度はもう一度俺を揉んでくれ」
「海燕君は人気だね」
促されて、仕方なく今度は自分の上官の体をもんでいく。
さっきまで揉んでいたので、体は大分ほぐれていた。
「もう、あんまり凝ってませんよ」
「いやいや・・・マッサージされながら眠りたい」
そういって、数十秒後には寝ていた。
「ふう、今日はもう終わりです」
海燕が、手が痛いと言い出した。
浮竹は寝ている。
「起こしますか?」
「いいや。こんなに幸せそうに寝ているんだもん。このまま寝かせてあげたい。僕もまた眠くなってきたし・・・・ふあ~」
太陽の光が入ってきていた。
ぽかぽかした日差しがきもちいい。
浮竹の隣で京楽も午睡をはじめた。
「この二人は・・・・全然違うのに、こういうところは似ているんだな」
人前で、無防備に眠りだすところが。
副官だからと、安心するところが。
「はぁ。俺も眠くなってきた・・・ふあ~」
雨乾堂で、副官である海燕も眠りだした。ただ畳の上で寝っ転がっている上司たちとは違って、背を壁に預けて。
万が一何かが起きた時のために。
そんな万が一など、起きることもなく平和な何気ない日の午後は過ぎていくのだった。
「ここですか?」
「そうそう、そこそこ。もっと」
「これはどうです?隊長」
「ああっ・・・いい、海燕」
そんな浮竹と海燕の会話を、雨乾堂のすぐ近くで聞いてしまった京楽は、どかどかと中にのりこんでいった。
「ちょっと浮竹、海燕君、何をいかがわしい・・・・・こと、してないね」
浮竹の腰をもむ海燕の姿に、浮竹が笑い声をあげる。
「俺と海燕がいかがわしいことしてたかだって?そんなこと、あるわけないだろ」
「そうですよ。俺は隊長と違って女性じゃなきゃ無理です」
そういう海燕の頭をばきっと殴っておいて、浮竹は京楽に座るように促す。
「海燕、続きしてくれ」
「はい」
「あん、そこいい」
腰というか全身もみほぐしだ。海燕の腕はいいのか、京楽がマッサージする時よりもきもちよさそうだった。
「ああっ、海燕もっと・・・・」
「ここですね!」
「くーきく」
浮竹は凝りやすい体質なのか、定期的に京楽が海燕が肩や腰をもんだ。
「ああっ」
「やっぱけっこう凝ってますね」
「あんっ・・あ・ああ」
腰や肩を揉まれるたびに、意識しているわけではないだろうが、快感を感じる声をだす。
その声音は、寝所でのものと同一だった。
「ちょっと、浴室かりるね」
「どうしたんだ、京楽」
「君の声聞いてると、たっちゃった」
顔を真っ赤にする浮竹。
「俺、そんなに喘いでたか?」
風呂場に消えた京楽の方を見ながら、副官に問いかけると。
「めっちゃ喘いでますよ。まるで寝所の中みたいな声出してます」
「う、ちょっと京楽には悪いことしたな。でも、声は出てしまうし・・・・」
「抑えてみてはどうですか」
「がんばってみる・・・・・」
京楽が浴槽に消えて10分は経った。
「あーきくきく」
「少しは声ましになったんじゃないですか」
「そうか。あー、そこだ、そこ。凝ってるから・・・きくー」
「一気におっさんくさくなりましたね」
「実際おっさんだからいいんだ」
ようやく、すっきりした顔で京楽が浴室からでてきた。
「京楽、海燕の腕はかなりいいぞ。お前も揉んでもらったらどうだ」
「じゃあ、たのもうかな」
海燕は少しだけ嫌な顔をしたけど、大好きな上官の大好きな相手を無視することもできない。
京楽の、浮竹とは違うごつい体をもんでいく。
「うおっ・・・・・きくねぇ」
「そうだろ!俺も揉んでやる」
二人がかりで京楽を揉みだした。
「海燕君、ほんとにうまいねー。浮竹はなんかさわさわしてるかんじで、こそばゆいんだけど」
「あ、おかしいな?これでどうだ」
「あいたたたた、そこ、揉む場所じゃないから!」
「じゃあここは?腰だぞ」
浮竹が揉むと、京楽はやっときもちよさそうな顔をした。
「あーそこだよ、そこ。そこもっと揉んでほしいんだ」
ぐりぐりと肘で圧をかけると、京楽は天の昇るような心地を味わった。
「きくね・・・・眠くなってきた・・・・・・」
「あ、ずるいぞ京楽。一人でマッサージされて眠るなんて。そんな幸福な眠りはこうだ」
足の裏を思い切りこそばしてやった。
「わあ」
驚いて、京楽が起きる。
「あれ、僕眠ってた?」
「ああ。ずるいぞ京楽。マッサージしてもらって寝るなんて」
「そんなこと言っても、きもちよくて眠くなっちゃう・・・・・・ふう。もういいよ、海燕君、ありがとう」
「あ、海燕今度はもう一度俺を揉んでくれ」
「海燕君は人気だね」
促されて、仕方なく今度は自分の上官の体をもんでいく。
さっきまで揉んでいたので、体は大分ほぐれていた。
「もう、あんまり凝ってませんよ」
「いやいや・・・マッサージされながら眠りたい」
そういって、数十秒後には寝ていた。
「ふう、今日はもう終わりです」
海燕が、手が痛いと言い出した。
浮竹は寝ている。
「起こしますか?」
「いいや。こんなに幸せそうに寝ているんだもん。このまま寝かせてあげたい。僕もまた眠くなってきたし・・・・ふあ~」
太陽の光が入ってきていた。
ぽかぽかした日差しがきもちいい。
浮竹の隣で京楽も午睡をはじめた。
「この二人は・・・・全然違うのに、こういうところは似ているんだな」
人前で、無防備に眠りだすところが。
副官だからと、安心するところが。
「はぁ。俺も眠くなってきた・・・ふあ~」
雨乾堂で、副官である海燕も眠りだした。ただ畳の上で寝っ転がっている上司たちとは違って、背を壁に預けて。
万が一何かが起きた時のために。
そんな万が一など、起きることもなく平和な何気ない日の午後は過ぎていくのだった。
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