忍者ブログ

プログ

小説掲載プログ
10 2024/11 14 2324 26 27 28 29 30 12

現世グッズ

「暑い・・・・・・・」

「暑いですね、隊長」

「扇風機だけでは、どうにもならぬな」

「例のあの館、冷房つけたそうですね」

「ああ。この前使った時、あまりに暑くてお互い何もできなかったのでな」

「今日はここ一番の猛暑になるそうですから、明日は休日ですし、あの館に行きませんか」

「ふむ・・・・」

白哉は思案する。

あの館とは、いつも恋次と白哉が逢瀬で使う白哉の離れの館のことだった。

恋次と週に2回以上は肌を重ね合わせている。この前したのは先週のはじめか。1週間以上していないと今更ながらに気づき、白哉も自分の性欲処理をしたいと思って、許可を与えた。

「いいだろう」

「やった!」

恋次は素直に喜んだ。

お互い、たまっている。

仕事が終わり、二人で館を訪れた。

すでに冷房が入れられており、涼しげな空調に、恋次が布団に寝転がってごろごろしだす。

「先に、風呂に入ってくる」

「あ、はい」

白哉が風呂に入っている間に、恋次はいつも使っている潤滑油ではない、現世で入手したローションなるものを取り出した。潤滑油よりもぬるぬるで、体に害がないのだ。潤滑油も体に害はないが、少しべとべとするのが、使用後の問題だった。

それから、いちいち白哉の体からかき出さなくていいように、コンドームも用意した。

本当は生が一番いいのだが、いつも白哉が辛そうにしているので、コンドームを使うことにしたのだ。

「恋次、風呂にはいれ」

「はい」

恋次は風呂で汗を流した。体も髪も洗って、風呂からあがると浴衣を着た。

「恋次、これはなんだ?」

ローションを手にとって珍し気にしている白哉に、言う。

「潤滑油の代わりです。ローションっていって、現世でよく使われているそうで。今回はお試しってことで」

「ふむ・・・・・」

白哉に近づいて、まずは抱きしめた。

冷房がよく効いていて、暑苦しくならずにすんで、これなら最後までできそうだと思った。

食事は、すでに外で済ませてきていた。

「ん・・・・・」

口づけられて、白哉がやや高い声をあげた。

最初は触れるだけのキスを。

次に、舌を絡み合わせる。おずおずと開かれた白哉の咥内に侵入して、歯茎や上あご、舌を柔らかく吸ったり噛んだりした。

「ふあっ・・・・」

どちらのものかもわからぬ唾液が、糸を引く。

「あ、あ・・・・」

「隊長・・・・・」

浴衣から手を侵入させて、体全体を手でなぞり、鎖骨から胸にかけてキスマークを残す。

はらりと浴衣を脱がせると、裸になった白哉の花茎はゆっくりと顔をもたげていた。

それに触らずに胸の先端をかりかりとひっかき、押しつぶしたりつまんだりした。

「あ・・・・恋次っ」

「胸、気持ちいい?」

「聞くな・・・・」

「こっちも、触ってほしい?」

「あ・・・・・やぁっ」

花茎に手をかけられて、手でしごかれた。それから恋次は白哉のものを口に含んで、荒淫した。

口の中で、ゆっくりとしみでる先走りの蜜を吸い取って、ちろちろと鈴口を舐めあげて、全体の茎を手でこすると、白哉はびくんと体をはねさせた。

「あ・・・・」

恋次は、口の中に出された液体を飲み干した。

「愚か者・・・・・」

「隊長のものですから。後ろ、触りますよ」

「んっ・・・」

蕾は、固く閉ざされている。

ローションを手にとって、人肌の温度にまで温めて、指と一緒に蕾に塗りこんでいく。ローションは、花の香りがした。

何度が塗り込んで、指を増やしていく。

「あ・・・・・あ・・・・・」

前立腺に触れると、白哉は身を捩った。

「ここですよね?隊長の気持ちいいところ」

もう何度も抱いてきたので、白哉の中のどこがいい場所なのかも把握していた。

「んあっ」

ぐちゅぐちゅと濡れた水音がする。3本指を埋め込んで、慎重に解していく。

コンドームを口でやぶり、自分の猛ったものにつけて、白哉の足を抱えた。

「いきますよ」

「うあ!」

白哉はぎゅっと目をつぶった。

衝撃で、いつも少し痛みを感じるからだ。だが、今回は痛みなど全くなく、すんなりと恋次のものを受け入れた。

「あ・・・痛みが、全くない・・・・?」

「え、ほんとですか!このローション、けっこういいかも」

「や・・・なんかぬるぬるする・・・」

「いつも使ってる潤滑油よりぬるぬるしてますから」

恋次は、動き出した。

「あ、あ・・・・・・」

揺さぶられて、白哉が生理的な涙を零す。

それを吸い取って、恋次は熱い己を白哉に叩きつけた。

前立腺をすりあげるように動くと、白哉もきもちがいいのか、声が高くなる。

「んあ・・・・ああ・・・・」

「ねぇ、隊長。俺ので、いってください」

「ん・・・・」

中をすりあげて、最奥まで侵入してぐちゃぐちゃと音をたてて攻めると、白哉は体を弓なりにしならせた。

「あ、いく・・・・・!」

「俺もいきます。一緒にいきましょう」

白哉は恋次のと自分の腹へ、恋次はコンドームの中に精液を放った。

「ア・・・・腹が、温かくならない?いったのではないのか」

「コンドームなる、いわゆる厄介袋の類をつけているんで、隊長の奥にはだしてません。かき出されるの、いつもつらいでしょうから」

生で出して、かき出さないと、体にくるので、いつも大変だが白哉の中に出したものはかき出していた。

「コンドームか・・・便利だな」

「そうでしょう。現世のものですが、こっちでも最近広まってるみたいで。通販もあるらしいから、今度から通販で買うことにします」

「ん・・・・もういいのか?」

「え、あ、まだしてもいいんすか?」

「まだ硬い」

「はい、もっかいさせてください」

1回で終わること自体が少ないのだ。

慣れている白哉は、恋次に身を委ねた。

「ああっ」

前立腺をいきなりすりあげられて、白哉は黒髪を布団の上で乱した。

「あ・・・・ひあ・・・んん・・・」

互いに向き合って、抱き合う。

涙を零しそうな白哉の大きな黒い瞳とぶつかりあう。

「あ・・・・ああ・・・」

貫かれて、揺さぶられて、白哉もまた恋次と共に、高みへと昇りつめて、果ててしまった。

「ん・・・・」

ずるりと引き抜かれると、ローションと白哉の体液だけが溢れてくる。

コンドームの中は洪水になっていた。

「あー。便利だけど、やっぱ生でやったほうが気持ちいいかも・・・・・」

「ちゃんと処理するなら、生でもよい」

「え、まじっすか」

「今まで散々生でしてきただろう」

「それもそうですね」

今度からは、ローションはありにして、コンドームはなしでOKかと、恋次は記憶した。

「風呂に入りたい・・・手伝え」

行為の後は、白哉は身を清めたがる。

二人で風呂に入り、後始末をして体液でぐちゃぐちゃになったシーツを交換した布団で、それぞれ眠りについた。

冷房は切ってある。

寝ている時までつけていると、ない場所にいた時冷房がないと・・・・という自体になりかねない。

今年も夏は暑そうだ。

今は7月の終わり。

太陽が昇りきって、暑いと思う時間まで、二人は寝過ごすのであった。



拍手[0回]

PR
URL
FONT COLOR
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS

TRACK BACK

トラックバックURLはこちら
新着記事
(11/25)
(11/25)
(11/22)
(11/21)
(11/21)
"ココはカウンター設置場所"