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小説掲載プログ
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白桃の湯2

浮竹は、京楽と一緒によく湯あみをする。

雨乾堂に備え付けてある湯殿は、一人用には少し広くて、二人用には少し狭い。

よく京楽が泊まりにくるものだから、雨乾堂には、京楽の衣服に下着が置かれてあった。

「今日も、白桃の湯にしたよ」

「またか。金が流れていくんだな・・・・・」

白桃の湯の元はけっこうお高い。

互いの髪を、それぞれ違うシャンプーで洗っていく。浮竹のものは女もので、匂いもよくて長い白髪に艶を出すために高めのシャンプーを、京楽が買い与えていた。

一方の京楽のものは、どこにでもあるような一般のシャンプーだった。

京楽の髪も長いが、くせ毛で波打っていた。

女ものシャンプーの匂いが自分からするのはあまり好まないので、京楽は浮竹にあげたシャンプーで髪を洗われることを嫌がった。

二人で、白桃の湯に浸かる。

「あーいいお湯だ。この甘い匂いがすごく好きなんだ」

「この湯の湯上がりの浮竹って、すごくいい匂いでおいしそうなんだよね」

「食うつもりか」

「食べていいなら」

「じゃあ、ここで食べていくか?」

「え、いいの」

冗談かと思った。

でも、浮竹にしては珍しく、風呂の中でエッチをしていいらしかった。

「声、やっぱり響くかな?」

「いや、今誰もいないでしょ。ルキアちゃんは隊舎だし」

この度、はれて朽木ルキアは、13番隊副隊長に就任した。

「ん・・・京楽・・・・」

キスをしだす。

「浮竹、愛してるよ」

舌と舌が絡みあう。

「んうっ」

湯の中で、お互いの体を弄りあう。

「あっ」

胸の先端をつままれ、指ではじかれた。

そのまま、首筋に吸い付いてくる京楽の頭を抱え込んだ。

「京楽・・・」

浮竹が、とろんとした瞳で京楽を見つめる。

「なんて顔するの・・・・」

その顔をみているだけで、腰に響く。

ちゃぷんと、お湯が鳴った。

「あああ!」

湯の中で、指が蕾に埋め込まれる。

潤滑油がないので、するりとはいかないが、ゆっくりと入ってきて、コリコリと前立腺を刺激されて、浮竹は啼いた。

「ああああ!・・・・きょうら・・・ああ!」

指で何度も前立腺を刺激していると、浮竹が限界を迎えたのか、湯の中で体がはねた。

「ああっ!」

「いったのかい?」

「俺だけなんて・・・・・」

「いいから、もっと気持ちよくなって」

ずるりと指がひきぬかれると、熱いものが宛がわれた。

「んあああああ!」

ゆっくりと侵入していく。

「あっ、お湯が・・・・・」

入ってくるのと一緒に、湯まで体内に入ってきた。

「後でかき出すから」

ちゃぷんちゃぷんと、湯が揺れる。

「あ、あ、あ」

ずっずっと、浮竹の中を侵していく。

白桃の湯の甘い匂いに、頭までおかしくなりそうだった。

「ああっ」

一番最奥を突かれて、浮竹の体がはねた。

「ここも、感じるの?」

「あ、言うな・・・・・」

前立腺をすりあげると、浮竹は京楽の体にしがみついた。

「ああっ・・・・・きょら・・・俺の中で、いけ・・・・」

「んっ・・・・一度、中で出すよ」

浮竹の前立腺をすりあげてから、最奥に欲望を叩きこんだ。

「あんまり、長湯してるとのぼせるからね。一度、あがろうか」

「んあっ」

ずるりと引き抜かれて、湯船から出て、立ったまま交じりあった。

「あ、あ、あ・・・・こんな体勢、深いっ・・・・ああっ!」

ずくずくと、欲望を飲み込んでいく蕾が広がっていく。

「こんなにくわえこんで・・・・いけない子だ」

ぱんぱんと、音がなるくらい京楽は浮竹の腰に腰を打ちつけた。

「ああっ、激しっ・・・・」

前立腺を突かれて、浮竹が体を痙攣させる。

「んああああ!」

二度目になる精を放つと、京楽も少しして、二回目を浮竹の中に注ぎ込んだ。

少し湯冷めしたので、また白桃の湯に浸かった。

浸かる前に、浮竹の中に残した白濁した液と、お湯をかきだした。

「ああ、きもちいい・・・・でも、これに精液混じってるって考えると、ちょっとあれだな」:

「そういう細かいことは気にしないほうがいいよ」

白桃の湯は、甘ったるい匂いを放っている。

浮竹の放つ生来からある、花の甘い香もそれにまけないようにと、甘くなる。

浮竹は、体も甘い。

甘いものだらけで、京楽は嬉しい悲鳴をあげそうだった。

湯の中で交わるのも、一風変わって、いいかもしれないとい思うのだった。


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