翡翠に溶ける 席替えの夜
春も終わり5月の初夏になっていた。
特進クラスはクラス替えなどないが、実力次第で編入してきたり、逆に落ちこぼれて去っていく者もいた。浮竹と京楽はそうならないように努力していたが、山本総隊長の秘蔵っ子といわれるだけあって、常にクラスとのTOPにいた。
ある日、席替えがあった。
「クジを引いて、黒板に書いてあるその番号にある席に移動してください」
どうか、浮田の隣になりますように。そう京楽は祈った。
浮竹はクジを引いた。1番だった。中央の、真正面の席だった。
京楽もクジを引いた。5番だった。浮竹の隣だった。
「やっほう!」
はしゃぐ京楽を、浮竹は冷めた視線で見つめていた。
いくら付き合っているとはいえ、一緒に過ごす時間があまりにも長いのだ。授業中くらい、存在を忘れたかった。
授業が始まる。
いつもなら、眠いといいながら受ける授業だが。
とんとんと、肩を叩かれた。
京楽の方を見ると、ノートにかわいいと書かれてあった。
浮竹は、自分おノートを破りこう書いた。
(俺はかっこいいんだ)
(うんかっこかわいいね)
(おまえの頭の中は花が咲いているのか)
(うん。それで、浮竹っていう蜜蜂が寄ってくるんだ)
(大スズメバチになって刺してやろうか)
(優しめでお願いします)
(授業に集中しろ)
(かわいい)
(ああ、そうか。お前はかっこいいな)
半ばやけになってきた。
(そうでしょ?このもじゅもじゃがたまらないでしょ?)
(通販で脱毛クリームが売っていたんだが、買おうかな)
(やめてよ!僕からもじゃもじゃをとるとただの春水になってしまう)
(はぁ・・・・)
(君はかわいいね。君のいく顔を想像していたら・・・・たっちゃった)
「ぶばっ」
「浮竹君?」
「すみません、先生、なんでもありません」
京楽が手を挙げる。
「どうしたんだい、京楽君」
「お腹が痛いんで、ちょっと厠にいってきます」
ああ。絶対、俺をおかずに抜くつもりだ・・・・。
数分して、抜いてスッキリした京楽が戻ってきた。
京楽も浮竹も若い。
その気になれば、いつでも抱きあえる。もっとも、今のところ浮竹にその気はなかったが。
(学校で盛るな)
(だって、君があまりにもかわいいものだから)
(お前くらいだぞ、そんなにかわいいと連呼するのは)
(うん。なんだって、僕は君の彼氏だし)
(おい、いつ俺が彼女になると言った)
(ええ!でも君受けでしょ)
(勝手に決めるな)
(じゃあ、僕を抱ける?)
(無理だ)
(じゃあ、やっぱり浮竹が彼女だね)
チャイムが鳴った。
昼食時になり、食堂に移動すると人がたくさんいた。
食堂のメニューは豊富な上に量もあって美味しいときて、人気が高かった。山本総隊長も、時折ここで食べていく。
「Aランチ定食を」
「僕はBランチで」
なんとか、空いていた席を確保した。
「この唐揚げおいしいよ。食べてごらん」
そう言われて、浮竹は口をあけた。
「はい、あーん」
「んー。なかなかにおいしいな。こっちのメンチカツもそれなりだぞ」
京楽の口に放りこんでやった。
女生徒たちの黄色い悲鳴があがる。
何があったのかと見ると、互いに食べさせ合っているところを、たくさんの人に目撃されたらしい。
昔の浮竹なら逃げ出していたが、今は根性が座っているので、ああなんだ、自分たちのせいかと思うくらいだった。
「何かソフトドリンクもらってくるよ。何がいい?」
「オレンジジュース」
「はいはい」
食後のデザートはアイスだった。
ほんのりとミカンの味がした。
オレンジジュースを飲み干す。いつもなら、一番安いメニューを頼むのだが、最近は代わりに京楽が金を出してくれているため、悪いと思いつつも、高めのメニューも注文することがあった。
まぁ、その程度の金は自分専用の屋敷をいくつもかまえる京楽にとっては、微々たるものであろう。
寮に戻り、湯浴みした。
寝るまでの時間暇だったので、お酒を飲んだ。
京楽の飲む酒はきつい日本酒で、喉が焼けるようで、浮竹は酔っぱらってしまった。
「京楽のあほー。好きだぞーーーー」
べろんべろんに酔った浮竹に、キスをすると、もっととねだってきた。
パジャマのボタンが外される。
「あ・・・・・」
胸の先端をかりかりひっかかれて、甘い痺れを感じた。
「やあああ!」
いきなり、京楽が浮竹のズボンと下着をぬがせて、まだ反応もしていない花茎を銜えた。
「やああ!」
刺激を与えると、浮竹のそれはたらたらと先走りの蜜を零した。
「いっちゃいなよ、浮竹」
「ううん・・あああ・・・・やああ・・・・・・」
音がなるくらい口淫されて、浮竹は京楽の背中に爪をたてた。
舌で鈴口をいじってやると、けっこうな量の白濁した液がでてきた。
それを零さず口で受け止めて、嚥下する。
「やあ、そんなの飲むな!」
「今日はちょっと濃いね・・・ここ数日してなかったから」
「京楽は?」
「僕は、昼に処理したからいいよ」
「嫌だ、俺もする」
「ちょっと、浮竹!」
酔っぱらっているせいか、やけに積極的だった。
京楽のズボンと下着をずらして、期待で大きく膨らんでいたそれに、ちろちろと舌を這わす。
湯浴みは終えているので、汚いとは感じなかった。
「ん・・・・・」
京楽が、浮竹の与えくる刺激に夢中になる。
銜えることできず、浮竹は鈴口を何度も舐めた。
「浮竹、手を動かして」
「こうか?」
上下にしごくと、浮竹のものが脈打った。
そして、びゅるるると、勢いをつけて精液をはきだした。
「あ・・・・・・」
顔射になっていた。
浮竹の白い髪にまでこびりついてしまった。
「ごめん!風呂入ったばかりだけど、また入ろうか」
「ああ」
浮竹を残して、京楽は風呂からあがった。湯を浴びただけだった。浮竹は髪を洗うといっていたので、待っているが、いつまっで経ってもあがってこない。
心配して浴室の様子をみると、浴槽に沈みかけながら寝ていた。
「危ない!」
「・・・ふあ?」
「ああもう、君って子は」
浮竹の体をふいてやり、パジャマを着せた。そのまま、京楽のベッドに誘うと、大人しくついてきた。
「ああもう、ほんとに君はかわいいね」
浮竹を腕の中に閉じ込めるようにして、その日は眠った。
特進クラスはクラス替えなどないが、実力次第で編入してきたり、逆に落ちこぼれて去っていく者もいた。浮竹と京楽はそうならないように努力していたが、山本総隊長の秘蔵っ子といわれるだけあって、常にクラスとのTOPにいた。
ある日、席替えがあった。
「クジを引いて、黒板に書いてあるその番号にある席に移動してください」
どうか、浮田の隣になりますように。そう京楽は祈った。
浮竹はクジを引いた。1番だった。中央の、真正面の席だった。
京楽もクジを引いた。5番だった。浮竹の隣だった。
「やっほう!」
はしゃぐ京楽を、浮竹は冷めた視線で見つめていた。
いくら付き合っているとはいえ、一緒に過ごす時間があまりにも長いのだ。授業中くらい、存在を忘れたかった。
授業が始まる。
いつもなら、眠いといいながら受ける授業だが。
とんとんと、肩を叩かれた。
京楽の方を見ると、ノートにかわいいと書かれてあった。
浮竹は、自分おノートを破りこう書いた。
(俺はかっこいいんだ)
(うんかっこかわいいね)
(おまえの頭の中は花が咲いているのか)
(うん。それで、浮竹っていう蜜蜂が寄ってくるんだ)
(大スズメバチになって刺してやろうか)
(優しめでお願いします)
(授業に集中しろ)
(かわいい)
(ああ、そうか。お前はかっこいいな)
半ばやけになってきた。
(そうでしょ?このもじゅもじゃがたまらないでしょ?)
(通販で脱毛クリームが売っていたんだが、買おうかな)
(やめてよ!僕からもじゃもじゃをとるとただの春水になってしまう)
(はぁ・・・・)
(君はかわいいね。君のいく顔を想像していたら・・・・たっちゃった)
「ぶばっ」
「浮竹君?」
「すみません、先生、なんでもありません」
京楽が手を挙げる。
「どうしたんだい、京楽君」
「お腹が痛いんで、ちょっと厠にいってきます」
ああ。絶対、俺をおかずに抜くつもりだ・・・・。
数分して、抜いてスッキリした京楽が戻ってきた。
京楽も浮竹も若い。
その気になれば、いつでも抱きあえる。もっとも、今のところ浮竹にその気はなかったが。
(学校で盛るな)
(だって、君があまりにもかわいいものだから)
(お前くらいだぞ、そんなにかわいいと連呼するのは)
(うん。なんだって、僕は君の彼氏だし)
(おい、いつ俺が彼女になると言った)
(ええ!でも君受けでしょ)
(勝手に決めるな)
(じゃあ、僕を抱ける?)
(無理だ)
(じゃあ、やっぱり浮竹が彼女だね)
チャイムが鳴った。
昼食時になり、食堂に移動すると人がたくさんいた。
食堂のメニューは豊富な上に量もあって美味しいときて、人気が高かった。山本総隊長も、時折ここで食べていく。
「Aランチ定食を」
「僕はBランチで」
なんとか、空いていた席を確保した。
「この唐揚げおいしいよ。食べてごらん」
そう言われて、浮竹は口をあけた。
「はい、あーん」
「んー。なかなかにおいしいな。こっちのメンチカツもそれなりだぞ」
京楽の口に放りこんでやった。
女生徒たちの黄色い悲鳴があがる。
何があったのかと見ると、互いに食べさせ合っているところを、たくさんの人に目撃されたらしい。
昔の浮竹なら逃げ出していたが、今は根性が座っているので、ああなんだ、自分たちのせいかと思うくらいだった。
「何かソフトドリンクもらってくるよ。何がいい?」
「オレンジジュース」
「はいはい」
食後のデザートはアイスだった。
ほんのりとミカンの味がした。
オレンジジュースを飲み干す。いつもなら、一番安いメニューを頼むのだが、最近は代わりに京楽が金を出してくれているため、悪いと思いつつも、高めのメニューも注文することがあった。
まぁ、その程度の金は自分専用の屋敷をいくつもかまえる京楽にとっては、微々たるものであろう。
寮に戻り、湯浴みした。
寝るまでの時間暇だったので、お酒を飲んだ。
京楽の飲む酒はきつい日本酒で、喉が焼けるようで、浮竹は酔っぱらってしまった。
「京楽のあほー。好きだぞーーーー」
べろんべろんに酔った浮竹に、キスをすると、もっととねだってきた。
パジャマのボタンが外される。
「あ・・・・・」
胸の先端をかりかりひっかかれて、甘い痺れを感じた。
「やあああ!」
いきなり、京楽が浮竹のズボンと下着をぬがせて、まだ反応もしていない花茎を銜えた。
「やああ!」
刺激を与えると、浮竹のそれはたらたらと先走りの蜜を零した。
「いっちゃいなよ、浮竹」
「ううん・・あああ・・・・やああ・・・・・・」
音がなるくらい口淫されて、浮竹は京楽の背中に爪をたてた。
舌で鈴口をいじってやると、けっこうな量の白濁した液がでてきた。
それを零さず口で受け止めて、嚥下する。
「やあ、そんなの飲むな!」
「今日はちょっと濃いね・・・ここ数日してなかったから」
「京楽は?」
「僕は、昼に処理したからいいよ」
「嫌だ、俺もする」
「ちょっと、浮竹!」
酔っぱらっているせいか、やけに積極的だった。
京楽のズボンと下着をずらして、期待で大きく膨らんでいたそれに、ちろちろと舌を這わす。
湯浴みは終えているので、汚いとは感じなかった。
「ん・・・・・」
京楽が、浮竹の与えくる刺激に夢中になる。
銜えることできず、浮竹は鈴口を何度も舐めた。
「浮竹、手を動かして」
「こうか?」
上下にしごくと、浮竹のものが脈打った。
そして、びゅるるると、勢いをつけて精液をはきだした。
「あ・・・・・・」
顔射になっていた。
浮竹の白い髪にまでこびりついてしまった。
「ごめん!風呂入ったばかりだけど、また入ろうか」
「ああ」
浮竹を残して、京楽は風呂からあがった。湯を浴びただけだった。浮竹は髪を洗うといっていたので、待っているが、いつまっで経ってもあがってこない。
心配して浴室の様子をみると、浴槽に沈みかけながら寝ていた。
「危ない!」
「・・・ふあ?」
「ああもう、君って子は」
浮竹の体をふいてやり、パジャマを着せた。そのまま、京楽のベッドに誘うと、大人しくついてきた。
「ああもう、ほんとに君はかわいいね」
浮竹を腕の中に閉じ込めるようにして、その日は眠った。
PR
- トラックバックURLはこちら