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翡翠に溶ける 桜の木の下で

3回生を何事もなく過ごし、4回生になっていた。

京楽と出会い、3年以上経った。

恋人同士になり、完全ではないが肉体関係があった。

桜の降る季節。

約束していた桜の木の下に来ていた。

京楽は、心臓をドクドクと高鳴らせていた。もうすぐ、浮竹の思いが聞ける。

「京楽-------------------」

ちらちらと降る、桜の雨が幻想的だった、

「俺は、京楽、お前が好きで愛している。これからもお互い傍にいて、護廷13隊のに死神になり、いつかは隊長になろう。想いの証拠に、今日俺を抱いてもいい」

「浮竹・・・大好きだよ。愛してる」

浮竹を抱き締めて、キスをしていた。

ここまで、3年かかった。長いようで短かった。

ずっと桜の木の下にいたかった。この時間が永久に止まってしまえばいいと思った。

幸せだった。

浮竹は、もう完全に僕のもの-----------------。

雨のように降る桜が綺麗だった。

思いを告げ合い、寮の自室に戻ると、どちらともなしに口づけしあい、院生の衣服を脱がしあった。

「あ・・・・」

首筋に、自分のものだという証拠のキスマークを残された。

そんなところにキスマークを残されるのは初めてだった。鎖骨から胸、臍にかけて、たくさんキスマークを残された。

「ん・・・・・」

平らな胸を撫でられ、先端をカリカリとひっかかれた後、口に含まれ、舌で転がされた。

「あっ」

思わず漏れた声に、口を手で塞ぐ。

「声、もっと聞かせて?」

京楽が、浮竹の手にキスをして、口からどかせる。

「ああっ!」

花茎に手をかけられて、すでに先走りの蜜を垂らしていたそこは、数回しごかれて、鈴口に爪を立てられると、あっけなく精液を吐きだした。

「力、抜いててね?」

そこに潤滑油をつけたとはいえ、指を侵入させられて、浮竹の体が硬くなる。

でも、前をいじられて快感ですぐに体から力を抜いていた。

「ん、そこや・・・」

「ここ?前立腺ていって、男が後ろで感じる場所だよ」

「そんなの、知らない・・・・・・」

「そりゃね。でも、僕はこの日のために知識を積んできたからね」

前立腺ばかり刺激されて、浮竹はまた熱を放った。

「んあああ!」

「ペース早いね。大丈夫?」

「平気だ」

出るものがなくなるまで抜かれたことが数えきれないほどあったので、まだ平気だった。

指は、ぐちゃぐちゃと水音をたてて、蕾を解していく。

引き抜かれたと思った時には、指と比べものにないものが宛がわれた。

「あああああああああ!!!!!」

引き裂かれる。

全身が軋んだ。

潤滑油まみれにしたとはいえ、そんなことに使う器官ではないそこが、痛み訴える。

ぼろぼろと涙を零すと、京楽が前を触ってきた。

「ああ!」

「ごめん、痛いよね。初めてだし。でも、ちゃんと気持ちよくしてあげるから」

前立腺を突き上げられて、びくんと体がはねた。

「大丈夫?」

「・・・・平気だ。ここまできて、止めたらお前が苦しいだろう」

「そりゃね。止めるつもりもないし」

ずっ、ずっと音を立てて出入りを繰り返す。

浅く挿入され、前立腺ばかりをいじられていると、内部が締まり、京楽は一度目の熱を浮竹の仲に放っていた。

ぐちゃぐちゃと音を立てて犯される。

「あ、やあああああああ!!!」

前もいじられて、何も考えられなくなる。

「やああ、いっちゃ・・・・・ああ・・・・いってしまう・・・」

「いいから、いっちゃって。どうせ、ドライのオーガズムでもいくんだし」

抜きあっている時、もう出るものがないのに、ドライでいったことが何度かあった。

京楽は一際強く奥に突き上げると、浮竹の最奥で熱を弾けさせた。

同時に浮竹の前をしごきつつ、浮竹も3度目の熱を放っていた。

それでも、まだ京楽のものは硬かった。

「ひあ!」

浮竹が啼く。

体位を変えられて、中を抉られた。

「ううん・・・」

背後から犯された。

「あ、あ、あ・・・・春水っ!」

初めて下の名前で呼ばれて、ずくりと熱が増すのが分かった。

「ああああ!おっきい・・・!」

「愛してるよ十四郎」

気づけば京楽も浮竹を下の名で呼んでた。

また体位を変えて、抱きしめあった。

浮竹にねらだれて、何度も深いキスを繰り返した。

「ふあ・・・・うんん・・・・あああ・・・・・」

ぐちゃぐちゃと犯されるそこは、泡立ち、情事の激しさを物語っていた。

パンパンと、腰と腰とがぶつかりあう音がする。

浮竹は京楽の背中に爪をたて、その足を腰に絡ませていた。

「あ、あ、あ!」

激しく突き上げられる度に、白い髪が宙を舞う。

「んああああああ!ああん!」

前立腺をしつこくつきあげられて、もう出すものはないので、先走りの蜜だけをだらだらと零して、ドライのオーガズムで達した。

「やあ、もうきもちいいの、やあ・・・・ぐずぐずになる」

「溶けちゃいなよ。何度もでもいかせてあげる」

その後、浮竹は4回ほどいった。

京楽は頑張った。

浮竹を何度もいかせた。

初めて体を繋げたが、相性はかなりいいようだった。

くちゅりと音をたてて、内部をえぐると、浮竹の体が痙攣した。

「やあ、もういきたくな・・・・ひあああああああ」

いくのを我慢して、何度も浮竹を追い詰める。

浮竹は快感に涙を零していた。

それを口で吸い取って、耳元で囁く。

「もう、君は全部僕のものだ、十四郎」

「あ、あ・・・・・春水、お前も俺のものだ」

一際強く最奥を突き上げると、浮竹が体を痙攣させていっていまう。

京楽も、やっと4回目になる熱を浮竹の中に放ち、満足した。

浮竹は、意識を飛ばしていた。

ゆっくりと浮竹の中から抜くと、京楽の出した白濁した液体がコポリと溢れてきた。

それを濡れたタオルでふきとって、意識のない浮竹の体内から、中に放ったものをかき出す。

「随分だしたものだね・・・・」

この日のために我慢していたとはいえ、一度のセックスで4回も射精をしたのは久しぶりだった。抜きあうとき、ためいたときに一度4回抜いてもらったことはあるが、あれは2回生の頃だろうか。

京楽も浮竹も若い。

まだまだこれから未来がある。

やっと浮竹の初めてをもらい、京楽は満足していた。この関係が、これから先もずっとずっと続けばいいと思った。

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