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翡翠に溶ける 死神の時間

死神の3席にお互いがなって、3週間が経とうとしていた。

「浮竹3席、この書類を片しておいてくれ」

「浮竹3席、この書類にサインを」

13番隊で、浮竹は目の回るよな忙しさを体験していた。実習の時とは全然違う。

やっとのことでお昼休憩をもぎとって、食堂で遅めの昼飯を食べた。

「ああ・・・学院が懐かしい」

自由な時間が多かったあの懐かしい青春時代。

昼休憩を1時間ほどとった後は、5席と一般隊士を連れての虚退治だった。

浮竹は、次々に虚を駆逐していく。

「5席、そっちにいった」

「ああ」

5席は、当たり前のように虚を切りすてた。

「浮竹3席、3席の地位には慣れそうか?学院を卒業したばかりでいきなり3席はきついんじゃないのか」

「心配してくれてありがとう。ぼちぼちやっていくさ」

「俺は白銀音羽。改めてよろしく」

「俺は浮竹十四郎だ。よろしく」

死神の職場で初めてできた友だった。

一緒に鍛錬し、仕事をして、虚退治尾して、休憩し、昼も一緒にとった。

いうの間にか、京楽がいるはずの隣には、白銀がいるようになっていた。

「今度の土曜、飲みに行かないか」

「すまない、土日は恋人と過ごすって決めているんだ」

「ああ・・・噂の、京楽春水か」

「え、知ってるのか?」

「今度の3席は、学院時代からの男の恋人がいるって女子が騒いでいたのを耳にした。山本総隊長からも知らせを受けてあるから、誰も気味悪がったりしてないだろう?」

「先生が・・・・」

じわりと、涙が浮かんだ。

京楽と浮竹の関係を事前に知らせることで、互いを別れさせようとする動きを封じるものだった。

「なぁ、俺と付き合う気はないか?」

「え?」

「初めて見た時、なんて綺麗な子だと思ったんだ。まぁ、京楽がいる限り望みは薄いが、蚊投げておいてくれ」

「考えなくても、俺は京楽と別れるつもりはない。友人として、傍にいてくれ」

「分かった」

白銀に告白されたが、よき友人としての付き合いは壊れなかった。

やがて土日がきたが、休日出勤になった。

代わりに、来週の月曜と火曜に休みをもらった。京楽に済まないと詫びて、土曜の夜にへとへとになって帰宅したら、京楽がいた。

「京楽・・・・・」

「随分疲れてそうだね。通るか分からないけど、休日を来週に月曜と火曜になるように申請しておた。おいで」

京楽の胸に飛びこんだ。

「ああ、君の甘い花の香がする・・・会うの、3週間ぶりだね」

「京楽、仕事が忙しくて、あまり時間をとれず、会いにいけなくてすなまい。せっかくの土曜も、もうこんな時間だ・・・・・・」

「君と会えただけでもいいよ。食事はとった?」

「まだだ」

「じゃあ、食事して湯浴みして、一緒に寝ようか」

「セックスはしなくていいのか?」

「君の睡眠時価の削らせてまでするほど、僕は鬼畜じゃないし、溜まったら自分で処理するから」

「そうか・・・・・」

京楽家の料理人が作ったというお弁当を口にした。

久し振りの味で、はしが止まらなかった。

それから二人で湯あみをして、話し合う。

「僕のいる8番隊の隊長は、すごくできた人でね。仕事は確かにあるけど、君のとことろほど忙しくないよ」

「そうか。13番隊の隊長も立派な人だが、事務処理が遅くてな。副官以下がいろいろとサポートに回っていて、3席の俺のところにも事務仕事が舞い込んできて、忙しい」

「大丈夫?発作を起こしたり、熱は出てない?」

「ああ。今のところ、大丈夫だ」

そのまま、浮竹は明日も仕事があるので0時前にはお互い眠った。

学院時代は8時間以上眠っていたが、死神としての激務に追われて、平均睡眠時間が6時間を切った。

結局京楽の月曜と火曜に休日を申請したのは通らずに、浮竹は一人、月曜を寝て過ごした。

火曜に、京楽の家にいくと、少し早く帰ってきていた京楽と出会った。

「京楽!」

浮竹は、京楽に抱き着いた。

「どうしたの、こんな時間に・・・・ああ、浮竹は休日だったね」

「そういう京楽こそどうしたんだ、こんな時間に」

「それが、仕事がもうないって帰されちゃった」

「京楽・・・・しよう」

はっきりとは言わなかったが、何を言いたいのかは理解した。

京楽の館で、お互いの死覇装を抜がしていく。

「ああ・・・君を肌を重ねるの、3週間ぶりだね。自分で処理してたけど、やっぱり本物がいい」

浮竹は、この3週間処理をしていなかったので、溜まっていた。

「ああぁぁ・・・・・・」

胸の先端を舌で転がされて、舌が絡むキスをしているだけで、先走りの蜜がぽたぽたと垂れてきた。

「溜まってそうだね。処理してなかったの?」

「京楽に抱かれるために、我慢していた」

京楽は笑って、浮竹を抱き締めた。

「十四郎は、かわいいね」

「そんなことを言うのは春水、お前くらいだ」

潤滑油で濡れた指では物足りず、おざなりに解してもらって、早くと急き立てた。

「お前と、一つになりたい」

「ちゃんと解しておかないと、つらいよ」

「潤滑油でなんとかなる」

指でしばらく前立腺をいじっていたが、浮竹がいかないので、指をひきぬいて京楽は己を宛がった。

「ひあああああぁぁぁあぁ!」

待ち望んでいた衝撃に、浮竹の花茎かた白濁した液が漏れた。

「ああ、いい・・・・もっと・・・・・」

ずちゅずちゅと音を立てて、京楽のものが出入りする。

「んあああ!」

浮竹は、前立腺をすりあげられて、二度目の熱を放った。

まだまだいけそうだ。

「あああぁぁぁぁ!」

京楽の腰を足で挟み込み、背中の手を回す。

「久しぶりだからかな・・・君の中、凄いね」

吸い付いてくる。我慢できずに、京楽も一度目の熱を浮竹の中に放つ。

「んあぅ・・・・」

最奥をズチュンと突き上げられて、浮竹の体が痙攣する。三度目の精液を吐きだしていた。

「本当に、どうしたの・・・・」

「お前を思って、抜こうとしたけど、たたなかった。無理やりたたせることもできたけど、やめておいた」

「ああ・・・・抱かれ慣れちゃたんだね」

「ああああぁぁぁあ!」

京楽の怒張したものが、浮竹の中を穿つ。

京楽は、浮竹を立たせた。ふらつく体を壁に背を預けさせて立たせて、そのまま挿入した。

「ひあああああぁぁぁぁ!」

普通に抱き合うのとが違う角度を抉られて、浮竹が啼く。

その片足を肩に抱え上げて、無理な体勢で突き上げると、浮竹は京楽の肩に噛みついてきた。

「いい・・・ああ、もっと」

ぐちゅぐちゅと中を犯される。

京楽は、二度目の熱を浮竹の中に放つ。

そのまま、立ったままお互い元気まで交わった。

「ひう!」

浮竹の中締まり、京楽も何度目も可も分からない熱を放つ。

浮竹も4回以上は射精して、あとはドライのオーガズムで何度もいった。

お互い、ぐずぐずに溶けていく。

「お風呂、入ろうか」

精液でドロドロになった体に鞭うって、湯浴みをした。

浮竹の中に出したものをかき出すと、けっこうな量になった。

「きもちよかった?」

「意識が、何度か飛んでた」

「そうみたいだったね」

「お前の動きで覚醒を繰り返した」

「無理させちゃったかな?」

「いや。俺も溜まっていたから、スッキリした」

互いの体を洗いあって、その日は早めに寝た。

明日も仕事だ。睦みあって疲れていたので、互いに意識は闇に滑り落ちていった。

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