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語尾がニャン再び

「甘露水だよ。喉にいい薬入れておいたから、少し苦いかもしれないけど」

「ああ、すまない・・・・・」

肺の発作で臥せっていた浮竹に、喉にいい薬といって、語尾はニャンになる薬を入れえて、それを飲ませた。

「この苦さ、どこかで・・・ニャン」

自分口を手で抑えた。

「京楽~~~~~~~お前というやつはこりないのかニャン!」

「いやぁ、この前は半年前だったかなぁ。まぁいいじゃない。臥せっている間だけだし」

「なんだ・・・むず痒いニャン」

ぴょこんと猫耳が生えて、尻尾も生えてきた。

「京楽のあほーーーーーーーニャン」

「いやぁ、かわいいねぇ。語尾のニャンもいいけど、猫耳と尻尾もあったほうがいい」

「さわるなニャン。変なかんじだニャン」

「性感帯なのかな?」

「しらないニャン」

ふにふにと、猫耳をさわり、にぎにぎと尻尾を握られた。

「にゃああああん」

思わず出た声に、浮竹が驚く。

「やっ、変なのニャン」

「ねえ、一応発作を抑える薬いれておいたから、もう大丈夫?」

「え・・・あ、体が軽いニャン。うそのようだニャン」

「しても、いいかい?」

「だめニャン!まだ病み上がりだニャン!」

「じゃあ、明日」

そう言って、京楽は去ってしまった。

「どうしようニャン」

日付は、とっくの昔に過ぎて、朝になっていた。

すっかり元気な浮竹だったが、今の姿を他の隊士に見られたら大変なので、雨乾堂に閉じこもっていた。

ルキアが、事情を聞いて夕餉や朝餉をもってきてくれた。

「隊長、けしからんかわいさです!もう一度、私にも耳と尻尾をさわらせてください」

「朽木・・・・・なんか変なんだニャン。耳と尻尾をさわられると、背筋がぞくぞくするんだニャン」

「今もですか」

「今も少し。でも京楽に触られると、すごいんだニャン」

「やっぱり、愛し合っておられるからじゃないですか?」

「何がだい?」

「京楽隊長!こんにちわ!」

「ああ、ルキアちゃんこんにちわ。浮竹の具合はどうだい」

「はい、全くといっていいほど健康であります。昼餉に食べましたし、甘味物もおはぎを10個は食べました」

「浮竹。昨日の続き、してもいいかい?」

「いやだニャン!逃げるニャン!」

逃げ出そうとしたところを、尻尾を掴まれた。

「にゃあああああああん」

「浮竹?」

「尻尾と耳はだめなんだニャン」

「ルキアちゃん」

「はい」

「すまないけど、3時間ばかり雨乾堂には誰にも近寄らせないで」

その意味することが分かり、ルキアは顔を真っ赤にしながら雨乾堂を退出した。

「さぁ、これで僕たちは二人だよ」

「しるかニャン」

猫耳をもふられて、尻尾をにぎにぎされるだけで、甘い声が漏れた。

「にゃああああああん」

キスをされた。

「ふあ・・・・・・」

どうやら、喘ぎ声にはニャンがつかないようで。

「にゃあああ」

かわりに、にゃあにゃあと鳴いた。

布団の上に押し倒される。

そのまま死覇装に手をかけられて、尻尾をにぎにぎされながら、体全体を左手と唇が這う。

「やっ」

袴を脱がされて、花茎を握りこまれた。じゅぷじゅぷと音をたて、先走りの蜜を潤滑油代わりにしながらしごかれて、先端に爪をたてられた。

「にゃあああああ!」

「浮竹、かわいい」

浮竹はいってしまっていた。ゆらりと、ものほしそうに尻尾が揺れる。

潤滑油で濡れた指が体内に入ってくる。

「うあ、や、いや・・・・・」

「ここは?」

「にゃあっ」

前立腺をこりこりと刺激されて、浮竹は何も考えられなくなる。

ただ、キスがほしくてねだった。

「きすがほしい・・・ニャン」

「いくらでもあげる」

指を動かされながら、浮竹は京楽と舌が絡み合う深いキスをした。

「ふあ・・・あああ・・・・にゃんにゃああ」

ずっと、灼熱に引き裂かれた時、今まで一番高い声を出していた。

「にゃああああああ!!」

にゃあにゃあと啼きながら、そこは喜んで浮竹を迎え入れた。

「く、きつい・・・・一度、出すよ」

「にゃあ!」

腹の奥に、じんわとした熱が広がっていく。

「十四郎、好きだよ。愛してる」

ずちゅずちゅと音をたてて、貫かれる。

「普通は、愛してる相手に薬なんて盛らないニャン」

「いやいや。マンネリ化も防ぐ意味もあるし」

「そうだとしても・・・・・・ああああ!」

衝撃でずり上がっていく体を、京楽が尻尾を握った。

「やめ・・・ニャン・・・尻尾はだめニャン」

びくびくと、貫かれながら、尻尾を握りこまれて、体が痙攣した。

「ああああ!」

2回目の熱を放ち、浮竹はまたゆらりともの欲しそうに尻尾を揺らした。

「にゃあああ」

京楽が猫耳を甘歯噛みしてくる。

「猫耳もだめ・・・・・ニャン」

「猫化すると、大分えろいね」

「いってろニャン。今度覚えておけニャン」

「にゃんにゃんかわいくて、怒られてる気が全然しないよ」

浮竹の腹の奥まで突き上げて、京楽も二度目の熱を浮竹に注いだ。

「あ、あ、あ・・・・・・ひあああ・・・・にゃああああ」

そのまま睦みあい、何度かも分からぬ精を吐いて、浮竹はドライのオーガズムで何度かいかされた。

耳も尻尾も、元気なくしおれている。

「さっさといけニャン。お前性欲がおおせいだから、つきあうこっちの身にもなってみろニャン」

「ふふ、ごめんよ。もう終わるから」

最後の一滴まで浮竹に注ぎ込む。

「満足したかのこのあほ・・・・・ニャン」

「さて、風呂にでも入ろうか」

「いいけど、変なことはするなよニャン」

京楽は、意地が悪そうに微笑んだ。

「いやー、猫耳と猫の尻尾洗うのが楽しみだなあ」

「やっぱり一人で入るニャン」

「まぁそう言わずに」

がしっと大きな手で肩を掴まれる。そのままひょいっと、体をもちあげられた。

「着換えは用意しておいたから」

「用意周到かこのやろうニャン!」

「まぁまぁ。触られると、きもちいでしょ?」

「教えないニャン」

浮竹はぷんすか怒った。

それがまたかわいくて、京楽はでゅふふふふふと、奇妙な笑い声をあげるのであった。




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