院生時代の部屋 BLにはまった京楽
「うひひひひひ」
気持ち悪い笑い声をあげている、京楽の読んでいる雑誌をとりあげる。
全部、顔が浮竹になっているグラビアアイドルの写真だった。
「お前は、グラビアアイドルに俺の顔を貼り付けるのか。だが、俺は男だぞ?」
「いやだなぁ、男の体の裸の写真に君の顔を張り付けても、気持ち悪いだけだよ」
「そのわりには、男の娘っていうのには、貼り付けているな」
グラビアアイドルの写真の後半は、男の娘特集と書いてあって、それにも全部浮竹の顔が貼り付けられていた。
「男の娘は、性別は男だけど中身は乙女だから!」
「よくわからない」
とりあえず、その写真集は鬼道で燃やした。
「ああ、僕の愛の泉が!」
「勝手に俺の写真を貼り付けるからだ」
冷たくそういうと、新しい、今度は小説を取り出した。
「(*´Д`)ハァハァ・・・・・けしからん」
なんだろうと思って読んでみると、名前が浮竹と京楽に変換させられたBL小説だった。
「お前はまたこんなのを・・・・・」
「ああ、それ高かったんだから、燃やさないでね!」
「いくらしたんだ」
「僕の名前と君の名前に変換してもうのに、10万環払った」
つまりは、10万円だ。
「また無駄に高い金を・・・・・」
ふと、10万が高いと自覚している京楽に吃驚する。
「お前、10万環が高いって思うのか?」
「いや全然。高いといえば、燃やさないでくれるかなぁと思って」
「やっぱり、お前はそうだよな・・・・」
上流貴族の浮竹にとっては、100万で少し高いかなぁ?と感じ始める程度なのだ。
「まぁいい。10万環も払えないから、この小説は燃やさないでおいてやる」
「やったぁ!続きが気になるから早く返して!」
京楽に返すと、途中で(*´Д`)ハァハァしているかと思えば、笑い出し、最後には泣き出した。
「そんなに面白いのか?」
少し興味が沸いて、読ませてもらった。
なんともいえない、ラブシーンを熱く繰り広げる小説だったが、感情移入がしやすくて、笑えて最後の二人の死には涙を零した。
「僕たちは、こんな最後にならないからね!」
ひしっと抱き着いてくる京楽の頭をはたいて、小説を京楽に返した。
「俺と京楽の名前でなければ、多分もっと面白かっただろうな」
「ノンノン!僕と浮竹の名前だからこそ、(*´Д`)ハァハァして、笑えて、泣けたんだよ」
「そうか?」
「BLは奥が深いよ!」
最近、尸魂界でBL(ボーイズラブ)なるものが流行していた。
男性同士の恋愛を取り扱たったものだが、女性用にできていて、修道のようなものではなかった。
「じゃーん!漫画もあるんだ。勿論、僕と浮竹の名前に変換済み!」
ばっと、奪ってぱらぱらとめくっていくが、その内容の過激さに、京楽に読ませる前に鬼道で灰にした。
「ああ、まだ読んでもないのに!」
「却下だ。お前の思考が汚染されそうな内容だ。すでに汚染されているが、更に汚染されそうだ」
「仕方ない、脳内で浮竹と京楽に変換して読むか・・・・」
名前の変換されていない、オリジナルを取り出す。
どこでそんなものを仕入れているんだろうかと思うと、主にネットでだった。
宅配で注文品が届き、口座に金を入れるだけで、指定された住所にまで届いた。
浮竹は、京楽が注文していた、小説と漫画をキャンセル扱いにした。
でも、もう発送されていて、キャンセルできなかった、
「お前は、こんなもので妄想して楽しいか?」
「勿論楽しいよ。でも、ただの娯楽だよ。本物の浮竹にはかなわない」
むぎゅーっと抱きついてくる京楽を、抱き締め返した。
「いいの?」
「何がだ」
キスをされた。
しかも舌が絡まるディープキスだ。
「んう・・・・・」
しばらくキスをしあい、抱擁を続けていたが、浮竹が離れていった。
「ああ、幸せ。君とキスとハグできるだけで、僕は天国の階段を昇っているようだ」
「大げさな・・・・」
脳内変換で読んでいた漫画は過激で、京楽はたってしまった。
「ごめん、ちょっと風呂場で抜いてくる」
「こんなものでたつなんて・・・どうかしている」
もしも、それが男女のものだったら、浮竹も反応していたかもしれない。
「はぁ・・・・BLねぇ。また厄介なものに京楽もはまったものだ・・・・・」
だからといて、禁止にはできない。
何を読もうが、個人の自由だ。
ただ、名前を浮竹と京楽に変えたものは排除しようと思った。
京楽が、すっきりした顔で風呂場から出てきた。
念のため、下着は変えていた。
「3回もしちゃった♡」
「報告するな、アホ!」
そう言って、京楽の尻を蹴り上げた。
「ああん、もっと♡」
「はぁ・・・京楽菌が・・・蔓延している」
浮竹は、疲れたのでべッドに横になり、することも特にないので、昼寝をしだした。
その日は、休日だったのだ。
チャイムがなり、京楽はBLのエロ本に夢中だったので、代わりに浮竹が出た。
「お届けものでーす」
大量の、BLの本は入った段ボール箱だった。
「はんこお願いします」
浮竹というハンコを押して、宅配人は帰っていった。
「やっほう、これでしばらくの間は暇を潰せる」
「まさかと思うが、これ全部俺とお前に名前変換させたやつか?」
「いや、浮竹が怒ると思って、オリジナルのままだよ」
BLののめりこんでいく京楽を、浮竹はなんとも言えない気持ちで見守るのだった。
気持ち悪い笑い声をあげている、京楽の読んでいる雑誌をとりあげる。
全部、顔が浮竹になっているグラビアアイドルの写真だった。
「お前は、グラビアアイドルに俺の顔を貼り付けるのか。だが、俺は男だぞ?」
「いやだなぁ、男の体の裸の写真に君の顔を張り付けても、気持ち悪いだけだよ」
「そのわりには、男の娘っていうのには、貼り付けているな」
グラビアアイドルの写真の後半は、男の娘特集と書いてあって、それにも全部浮竹の顔が貼り付けられていた。
「男の娘は、性別は男だけど中身は乙女だから!」
「よくわからない」
とりあえず、その写真集は鬼道で燃やした。
「ああ、僕の愛の泉が!」
「勝手に俺の写真を貼り付けるからだ」
冷たくそういうと、新しい、今度は小説を取り出した。
「(*´Д`)ハァハァ・・・・・けしからん」
なんだろうと思って読んでみると、名前が浮竹と京楽に変換させられたBL小説だった。
「お前はまたこんなのを・・・・・」
「ああ、それ高かったんだから、燃やさないでね!」
「いくらしたんだ」
「僕の名前と君の名前に変換してもうのに、10万環払った」
つまりは、10万円だ。
「また無駄に高い金を・・・・・」
ふと、10万が高いと自覚している京楽に吃驚する。
「お前、10万環が高いって思うのか?」
「いや全然。高いといえば、燃やさないでくれるかなぁと思って」
「やっぱり、お前はそうだよな・・・・」
上流貴族の浮竹にとっては、100万で少し高いかなぁ?と感じ始める程度なのだ。
「まぁいい。10万環も払えないから、この小説は燃やさないでおいてやる」
「やったぁ!続きが気になるから早く返して!」
京楽に返すと、途中で(*´Д`)ハァハァしているかと思えば、笑い出し、最後には泣き出した。
「そんなに面白いのか?」
少し興味が沸いて、読ませてもらった。
なんともいえない、ラブシーンを熱く繰り広げる小説だったが、感情移入がしやすくて、笑えて最後の二人の死には涙を零した。
「僕たちは、こんな最後にならないからね!」
ひしっと抱き着いてくる京楽の頭をはたいて、小説を京楽に返した。
「俺と京楽の名前でなければ、多分もっと面白かっただろうな」
「ノンノン!僕と浮竹の名前だからこそ、(*´Д`)ハァハァして、笑えて、泣けたんだよ」
「そうか?」
「BLは奥が深いよ!」
最近、尸魂界でBL(ボーイズラブ)なるものが流行していた。
男性同士の恋愛を取り扱たったものだが、女性用にできていて、修道のようなものではなかった。
「じゃーん!漫画もあるんだ。勿論、僕と浮竹の名前に変換済み!」
ばっと、奪ってぱらぱらとめくっていくが、その内容の過激さに、京楽に読ませる前に鬼道で灰にした。
「ああ、まだ読んでもないのに!」
「却下だ。お前の思考が汚染されそうな内容だ。すでに汚染されているが、更に汚染されそうだ」
「仕方ない、脳内で浮竹と京楽に変換して読むか・・・・」
名前の変換されていない、オリジナルを取り出す。
どこでそんなものを仕入れているんだろうかと思うと、主にネットでだった。
宅配で注文品が届き、口座に金を入れるだけで、指定された住所にまで届いた。
浮竹は、京楽が注文していた、小説と漫画をキャンセル扱いにした。
でも、もう発送されていて、キャンセルできなかった、
「お前は、こんなもので妄想して楽しいか?」
「勿論楽しいよ。でも、ただの娯楽だよ。本物の浮竹にはかなわない」
むぎゅーっと抱きついてくる京楽を、抱き締め返した。
「いいの?」
「何がだ」
キスをされた。
しかも舌が絡まるディープキスだ。
「んう・・・・・」
しばらくキスをしあい、抱擁を続けていたが、浮竹が離れていった。
「ああ、幸せ。君とキスとハグできるだけで、僕は天国の階段を昇っているようだ」
「大げさな・・・・」
脳内変換で読んでいた漫画は過激で、京楽はたってしまった。
「ごめん、ちょっと風呂場で抜いてくる」
「こんなものでたつなんて・・・どうかしている」
もしも、それが男女のものだったら、浮竹も反応していたかもしれない。
「はぁ・・・・BLねぇ。また厄介なものに京楽もはまったものだ・・・・・」
だからといて、禁止にはできない。
何を読もうが、個人の自由だ。
ただ、名前を浮竹と京楽に変えたものは排除しようと思った。
京楽が、すっきりした顔で風呂場から出てきた。
念のため、下着は変えていた。
「3回もしちゃった♡」
「報告するな、アホ!」
そう言って、京楽の尻を蹴り上げた。
「ああん、もっと♡」
「はぁ・・・京楽菌が・・・蔓延している」
浮竹は、疲れたのでべッドに横になり、することも特にないので、昼寝をしだした。
その日は、休日だったのだ。
チャイムがなり、京楽はBLのエロ本に夢中だったので、代わりに浮竹が出た。
「お届けものでーす」
大量の、BLの本は入った段ボール箱だった。
「はんこお願いします」
浮竹というハンコを押して、宅配人は帰っていった。
「やっほう、これでしばらくの間は暇を潰せる」
「まさかと思うが、これ全部俺とお前に名前変換させたやつか?」
「いや、浮竹が怒ると思って、オリジナルのままだよ」
BLののめりこんでいく京楽を、浮竹はなんとも言えない気持ちで見守るのだった。
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