忍者ブログ

プログ

小説掲載プログ
10 2024/11 14 2324 27 28 29 30 12

院生時代の部屋 BLに汚染される

京楽が珍しく怒っていた。

「どうしたんだ」

「BL注文したのに、違う本が届いた!」

「そんなことで・・・・・」

「僕には死活問題だよ!あろうことか熟女ネタのエロ漫画だった」

ちょっと、興味を持ってしまった。

「返す前に、少し読んでみてもいいか?」

「いいよ」

熟女というが、30代の綺麗な女性を凌辱の限りをつくすエロ漫画だった。

正常な浮竹は、それを読んで少しだけ興奮してしまった。さすがにたつほどではなかったが。

「え、君まさかそんなエロ本に興味あるの?」

「俺は正常だからな。BLよりはこっちのほうが好きだ」

最近暇すぎて、本を買う金もないので、京楽から軽めのBLの本を借りて読んでいた。

浮竹も、BLを平気で読むよになったあたり、かなり京楽に毒されていた。

「とにかくその本は返すから。貸して」

京楽に本を返す。

段ボールに放り込んで、着払いで返品した。

数日後、頼んでいた本物の本がやってきた。

京楽がはまっているエロいBL作家の本で、表紙からしてやばかった。

さすがに浮竹は読む気にならず、軽めのBLの小説を読んでいた。

軽めのBLでもエロシーンがあるので、浮竹はエロシーンを飛ばして読んでいた。

「ねぇ、男の子って後ろでも感じれるってほんとだと思う?」

「さぁ。でも、普通の修道でもそう書かれてあるから、そうじゃないのか」

男の穴の中に、前立腺なる感じる部分があると書かれてあった。

さすがに、自分でためしたくないし、京楽にもされたくないので、適当に答える。

「ねぇ、浮竹・・・・・」

熱っぽく囁かれて、浮竹はすぐに答えた。

「却下だ!」

「まだ何も言ってないのに」

「この本にあるような行為をしたいと言い出すつもりだろう」

「あれ、ばれてた?」

「俺とお前は付き合っていない。そんな行為はしない」

「じゃあ、今から僕と付き合って」

「却下!」

しつこく食い下がる京楽の顔を蹴った。

京楽は、蹴ったせいだけでない鼻血を出して、倒れた。

「あー、浮竹をこうしてるって想像しただけで、鼻血が・・・・・・」

「想像するな!」

頭を踏みつけた。

「もっと踏んで♡」

悪寒がきて、浮竹は踏んでいた足を退ける前に、足を舐められた。

「足を舐めるな!」

「じゃあ、あそこ舐めてもいい?」

「死ね!」

股間を蹴りあげた。ぼぐっと音がした。

「おう、おう、おう・・・・・・」

しばらく身もだえていたが、白目をむいて気絶していた。

ベッドの上で気絶していたので、そのまま放置する。

1時間後には、何もなかったかのように復活していた。

「そろそろ夕飯だねぇ。食堂に行こうか」

普通にしていれば、美丈夫だし上流貴族というだけあって、女生徒が放っておかないのだが、1年以上前に浮竹を好きと言い出してから、何かの歯車が狂いだした。

浮竹の思いは複雑だ。

変態でなかったら、OKを言ってしまいそうで。でも、その先が怖いのだ。
京楽のことを、多分恋愛感情で好きなのだと思う。

そうでもなければ、キスやハグをさせない。

親友だと思っているが、親友以上恋人未満な関係だった。

でも、今はそれでいいと思った。

食堂へいくと、京楽家の料理人がきており、皆に1品だけおかずを増やしていた。

「ありがとう、京楽」

「おしいわ、ありがとうね、京楽君」

ぷりぷりの海老の天ぷらだった。

浮竹も京楽もそれを食べる。

「うん、思った以上の味だね」

「どうしたんだ、みんなの分まで作るなんて」

「いやね、僕と浮竹だけ、料理人の手料理を食べる時があるじゃない。それがずるいって言われたから、たまにはね」

「そうか・・・・」

確かに、浮竹は恵まれている。

京楽の金で飲食を賄っている。

「まぁ、たまにはこういうサービスも悪くないかなと思って。ずるいっていう声も消えたしね」

浮竹は、改めて自分は恵まれているのだと、思うのだった。

拍手[0回]

PR
URL
FONT COLOR
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS

TRACK BACK

トラックバックURLはこちら
新着記事
(11/26)
(11/25)
(11/25)
(11/22)
(11/21)
"ココはカウンター設置場所"