院生時代の部屋18
ある友人が、相部屋の相手が退学したということで、部屋が一人分あいた。
なんとなく、1週間だけ、その友人のところで泊まることにした。大反対したのは京楽だけだったので、京楽のことは無視して、荷物を詰め込んで、友人の部屋にいく。
1週間にしては、少し荷物が多すぎたかもしれない。
荷物をほどくのを、友人は手伝ってくれた。下心をもつような友人ではないので、安心できた。入学した頃にできた友人で、もう3年の付き合いになるだろうか。
今は院生の3回生だ。
京楽が浮竹のことを好きだと言い始めたのは、2回生の終わり頃。あの頃はまだ平和だった。まさか京楽が、想いを受け入れられなかったせいで変態化するとは思わなかったから。
「なんか下着が多くないか?」
「相部屋の変態が、俺の下着をかいだりすりすりしたりするからな」
「はは、京楽か・・・・・あいつも変わらないやつだなぁ。もう半年だろ、いい加減、諦めればいいのに」
「そうなったら、苦労はしない」
好きだと言われて、始めは拒絶した。
でもしつこく好きだと言われて、答えを保留にした。そしたら、キスやハグをしてくるようになった。はじめは拒否したけど、今ではもう慣れてしまった。
京楽に操だけは奪われまいと頑張っているが、卒業まで答えを出すと言っているので、多分操をは奪われる。
もう、答えは出かかっていた。
でも、今の関係が好きなので、答えてやらないのだ。
少し意地悪だろうか?
そう思っていると、友人に夕食にいかないかと言われて、食堂までいこうとすると、部屋の前で京楽が待っていた。
「僕も混ぜて(*´з`)」
仕方ないので、3人で食堂にいく。いつものように、食べ残した分は京楽が食べてくれた。
「なぁ、お前らほんとに付き合ってないのか?」
友人が怪訝な表情をする。
「これの何処が付き合っているように見える」
「全部」
「ぐ・・・・・・・」
いつものように当たり前に、隣の席に座る京楽。時間があいていると、肩より長くなった白髪を指で遊んでくる。それに文句も何も言わない浮竹。
あげくに、残したものを京楽が食べる。
「お前ら、本当はもうできてるんじゃないのか?その、体の関係はなしにして」
「できてない!」
「でもキスしたりハグしたりするんだろ?そういうの、普通は付き合っていないとしないぞ。はっきり言う。お前たちはすでにできている!」
電流が走ったような衝撃を受けた。
そして、地面に膝をついた。
「そんなバカな・・・・これでできているなんて・・・」
「いや、僕たちはまだできていない。浮竹は僕の想いにまだ答えてくれていないもの」
「そうだよな。俺たちはできていないよな」
「うん」
ほっとした。
でも、友人は終始怪訝な表情をしていた。
「周りの友人も、俺と京楽ができていると思っているのか?」
「さぁどうだろう。個人差はあれど、まぁほとんどの友人がお前らはもうできてるって思ってるぜ」
また、膝をついた。
「キスとハグをなくすべきか・・・・・」
その言葉に、京楽が慌てた。
「親友でも、キスやハグはするんだよ!」
世間知らずの浮竹に、そう囁く。
「そうなのか・・・・?」
「いや、浮竹、お前絶対騙されてるから・・・・・・」
友人の声は、浮竹には届いていなかった。
何せ、目の前でキスをされているのだ。
「んっ・・・・・・」
「あー。まぁ、浮竹がそれでいいなら、俺ら友人は何もいわねーけどな」
結局有耶無耶になって終わった。
そして1週間はあっという間に過ぎてしまった。
京楽との相部屋に戻ると、京楽がちょっと焦っていた。
「なんだ。また何かしたのか」
「いや、そういうわけじゃあないんだけど・・・」
「ならどけ。部屋に戻る」
「ちょっと待って!」
「友人の部屋でずっと寝泊まりするのでいいのなら、待ってやる」
「あああ・・・・・・・(゚Д゚;)」
ガチャリ。
扉をあけて、唖然とした。
壁に、盗み撮りしたとと思われる浮竹のポスターがはってあった。
浮竹のプリントいりの抱き枕、枕に毛布、写真の数々・・・・・・。
「・・・・・・・・」
「いや、寂しくてさ・・・・・」
「一週間で戻るっていっておいたよな?」
「うん」
にこり。
浮竹は微笑んだ。
「とりあえず、一回死んどけ」
京楽の鳩尾に蹴りを入れる浮竹であった。
なんとなく、1週間だけ、その友人のところで泊まることにした。大反対したのは京楽だけだったので、京楽のことは無視して、荷物を詰め込んで、友人の部屋にいく。
1週間にしては、少し荷物が多すぎたかもしれない。
荷物をほどくのを、友人は手伝ってくれた。下心をもつような友人ではないので、安心できた。入学した頃にできた友人で、もう3年の付き合いになるだろうか。
今は院生の3回生だ。
京楽が浮竹のことを好きだと言い始めたのは、2回生の終わり頃。あの頃はまだ平和だった。まさか京楽が、想いを受け入れられなかったせいで変態化するとは思わなかったから。
「なんか下着が多くないか?」
「相部屋の変態が、俺の下着をかいだりすりすりしたりするからな」
「はは、京楽か・・・・・あいつも変わらないやつだなぁ。もう半年だろ、いい加減、諦めればいいのに」
「そうなったら、苦労はしない」
好きだと言われて、始めは拒絶した。
でもしつこく好きだと言われて、答えを保留にした。そしたら、キスやハグをしてくるようになった。はじめは拒否したけど、今ではもう慣れてしまった。
京楽に操だけは奪われまいと頑張っているが、卒業まで答えを出すと言っているので、多分操をは奪われる。
もう、答えは出かかっていた。
でも、今の関係が好きなので、答えてやらないのだ。
少し意地悪だろうか?
そう思っていると、友人に夕食にいかないかと言われて、食堂までいこうとすると、部屋の前で京楽が待っていた。
「僕も混ぜて(*´з`)」
仕方ないので、3人で食堂にいく。いつものように、食べ残した分は京楽が食べてくれた。
「なぁ、お前らほんとに付き合ってないのか?」
友人が怪訝な表情をする。
「これの何処が付き合っているように見える」
「全部」
「ぐ・・・・・・・」
いつものように当たり前に、隣の席に座る京楽。時間があいていると、肩より長くなった白髪を指で遊んでくる。それに文句も何も言わない浮竹。
あげくに、残したものを京楽が食べる。
「お前ら、本当はもうできてるんじゃないのか?その、体の関係はなしにして」
「できてない!」
「でもキスしたりハグしたりするんだろ?そういうの、普通は付き合っていないとしないぞ。はっきり言う。お前たちはすでにできている!」
電流が走ったような衝撃を受けた。
そして、地面に膝をついた。
「そんなバカな・・・・これでできているなんて・・・」
「いや、僕たちはまだできていない。浮竹は僕の想いにまだ答えてくれていないもの」
「そうだよな。俺たちはできていないよな」
「うん」
ほっとした。
でも、友人は終始怪訝な表情をしていた。
「周りの友人も、俺と京楽ができていると思っているのか?」
「さぁどうだろう。個人差はあれど、まぁほとんどの友人がお前らはもうできてるって思ってるぜ」
また、膝をついた。
「キスとハグをなくすべきか・・・・・」
その言葉に、京楽が慌てた。
「親友でも、キスやハグはするんだよ!」
世間知らずの浮竹に、そう囁く。
「そうなのか・・・・?」
「いや、浮竹、お前絶対騙されてるから・・・・・・」
友人の声は、浮竹には届いていなかった。
何せ、目の前でキスをされているのだ。
「んっ・・・・・・」
「あー。まぁ、浮竹がそれでいいなら、俺ら友人は何もいわねーけどな」
結局有耶無耶になって終わった。
そして1週間はあっという間に過ぎてしまった。
京楽との相部屋に戻ると、京楽がちょっと焦っていた。
「なんだ。また何かしたのか」
「いや、そういうわけじゃあないんだけど・・・」
「ならどけ。部屋に戻る」
「ちょっと待って!」
「友人の部屋でずっと寝泊まりするのでいいのなら、待ってやる」
「あああ・・・・・・・(゚Д゚;)」
ガチャリ。
扉をあけて、唖然とした。
壁に、盗み撮りしたとと思われる浮竹のポスターがはってあった。
浮竹のプリントいりの抱き枕、枕に毛布、写真の数々・・・・・・。
「・・・・・・・・」
「いや、寂しくてさ・・・・・」
「一週間で戻るっていっておいたよな?」
「うん」
にこり。
浮竹は微笑んだ。
「とりあえず、一回死んどけ」
京楽の鳩尾に蹴りを入れる浮竹であった。
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