院生時代の部屋24
学院の運動場で、蹴鞠をしていた。日頃の運動不足を解消するために、友達と幾人かで蹴鞠を浮竹はしていた。
ばっと現れた、浮竹の写真がプリントアウトされているシャツを着た、京楽のかさかさかさという動きに、その股間に向かって思いっきり蹴鞠を蹴り飛ばた。
「ぎょえええええええ」
「おい、これ京楽だよな?いいのか?京楽一族だぞ」
「ただの害虫だ」
見なかったことにして、浮竹は蹴鞠を続ける。
「なんか、シャツにアイラブ浮竹ってかいてあるぞ?」
「気のせいだ」
「でもこれ、お前に付きまとってるって有名な京楽春水だよな?いいのか?」
「大丈夫だ、放置しておけば復活する」
その通り、10分ほどして京楽は何もなかったかのように復活して、蹴鞠を続ける浮竹を見ていた。(*´Д`)ハァハァと息も荒く。いつもの学院の衣服ではない、半袖のシャツに袴という出で立ちの浮竹を見て、京楽は興奮していた。
その視線が嫌で、今度は顔面めがけて蹴鞠を思い切り蹴った。
「ぎょわあああああああ」
クリーンヒット。
京楽は、鼻血を出しながら後ろ向きに倒れた。
「変態も出てきたし、今日の蹴鞠はここらへんで終わりにしよう」
そういう浮竹に、友人たちが「大丈夫か」と声をかけてくるが、いつものことなので「大丈夫だ」と答えて解散になった。
さて、運動場で伸びている京楽を
1、自室に運ぶ
2、放置する
3、埋める
4、最初からなかったことにする
▷4、最初からなかったとにする。
を選んだ浮竹は、蹴鞠を片手に自室に返って行った。
いつ回り込んだのか、自室に戻ると京楽がいた。
鼻血がとまらないので、ティッシュを詰めていたが、秀麗な顔立ちをしているので、まぁ少々まぬけでも、かっこよくは見えた。
ああ、俺も目が腐ってきたな・・・・・。
そう思いつつ。蹴鞠でかいた汗を流すためにシャワー浴びた。
浴室から出ると、体をふくはずのバスタオルがなかった。ついでに服もなかった。
「京楽、1週間無視,プラス1か月間キスハグなしか、服とバスタオルを返すか。どっちがいい?」
「ごめんなさいm(__)m」
現れた京楽は、素直にバスタオルと衣服を返してくれた。
でも、一瞬とはいえ浮竹の裸体を見てしまい、鼻血を流して倒れこんだ。
ちゃんと衣服を、学院で支給されている上着と袴を着て、京楽を踏みつけてベッドに腰かける。
「はぁ・・・・・・」
最近の京楽の変態行動が、ちょっと過激になってきた気がする。
京楽に告白されてから、半年をこえた。
残り3年の間で答えを出さなければいけない。
「はぁ・・・・・・・」
自分が出そうとしている答えはもう、決まっていた。
京楽の変態行為がなければ、とっくの昔に想いは告げていたのに。
肩より長くなった髪をつまむ。
京楽が綺麗だから伸ばせといっていた髪。白い、色素のぬけた髪。
その髪のことが嫌いだった。京楽が何度も綺麗で伸ばせというから、鋏をいれることを止めた。
浮竹は、鋏を取り出すと適当な長さで髪を自分で切ってしまった。
それから、手先の器用な友人のところへいく。
ざんぱらな髪を見て友人は驚いて、京楽にされたのかと心配そうに聞いていた。
「ただの気分転換。男だし、肩より長い髪なんて鬱陶しいだけだから」
そういって、髪を入学当初くらいの長さに切り添えてもらった。
そして自室に戻ると、京楽が床にちらばったままの浮竹の髪を集めて、ごみ箱に捨てているところだった。
「髪、切っちゃんだ・・・・・もったいない。綺麗だったのに。日に透けると、銀色に見えた」:
「この髪が、また肩に届く前には、お前への想いの答えを出してやる」
「本当に?」
けっこう、浮竹は髪が伸びるのが早い。
キラキラした目で見られて、浮竹は苦笑した。
「それまでは、これで我慢しろ」
舌が絡まるディープキスを、2回した。
「浮竹・・・・(*´Д`)ハァハァ」
「お前、その変態癖なんとかならないか?」
「なんない(*´з`)」
大きくため息をつく。
今の京楽から変態を取り上げたら、多分骨が残る。
なので、浮竹も変態行動をやめてほしいがきつくやめろとは言えないでいた。中途半端にさせたままの自分も悪いのだ。
思いっきり突っぱねて、嫌いだといえば、少しは関係は変わるだろうか。
多分、それをすると京楽は浮竹の前から姿を消す。そんな気がしてならなかった。
その1週間後。
京楽春水は、上流貴族の姫君と、お見合いをすることになる。
ばっと現れた、浮竹の写真がプリントアウトされているシャツを着た、京楽のかさかさかさという動きに、その股間に向かって思いっきり蹴鞠を蹴り飛ばた。
「ぎょえええええええ」
「おい、これ京楽だよな?いいのか?京楽一族だぞ」
「ただの害虫だ」
見なかったことにして、浮竹は蹴鞠を続ける。
「なんか、シャツにアイラブ浮竹ってかいてあるぞ?」
「気のせいだ」
「でもこれ、お前に付きまとってるって有名な京楽春水だよな?いいのか?」
「大丈夫だ、放置しておけば復活する」
その通り、10分ほどして京楽は何もなかったかのように復活して、蹴鞠を続ける浮竹を見ていた。(*´Д`)ハァハァと息も荒く。いつもの学院の衣服ではない、半袖のシャツに袴という出で立ちの浮竹を見て、京楽は興奮していた。
その視線が嫌で、今度は顔面めがけて蹴鞠を思い切り蹴った。
「ぎょわあああああああ」
クリーンヒット。
京楽は、鼻血を出しながら後ろ向きに倒れた。
「変態も出てきたし、今日の蹴鞠はここらへんで終わりにしよう」
そういう浮竹に、友人たちが「大丈夫か」と声をかけてくるが、いつものことなので「大丈夫だ」と答えて解散になった。
さて、運動場で伸びている京楽を
1、自室に運ぶ
2、放置する
3、埋める
4、最初からなかったことにする
▷4、最初からなかったとにする。
を選んだ浮竹は、蹴鞠を片手に自室に返って行った。
いつ回り込んだのか、自室に戻ると京楽がいた。
鼻血がとまらないので、ティッシュを詰めていたが、秀麗な顔立ちをしているので、まぁ少々まぬけでも、かっこよくは見えた。
ああ、俺も目が腐ってきたな・・・・・。
そう思いつつ。蹴鞠でかいた汗を流すためにシャワー浴びた。
浴室から出ると、体をふくはずのバスタオルがなかった。ついでに服もなかった。
「京楽、1週間無視,プラス1か月間キスハグなしか、服とバスタオルを返すか。どっちがいい?」
「ごめんなさいm(__)m」
現れた京楽は、素直にバスタオルと衣服を返してくれた。
でも、一瞬とはいえ浮竹の裸体を見てしまい、鼻血を流して倒れこんだ。
ちゃんと衣服を、学院で支給されている上着と袴を着て、京楽を踏みつけてベッドに腰かける。
「はぁ・・・・・・」
最近の京楽の変態行動が、ちょっと過激になってきた気がする。
京楽に告白されてから、半年をこえた。
残り3年の間で答えを出さなければいけない。
「はぁ・・・・・・・」
自分が出そうとしている答えはもう、決まっていた。
京楽の変態行為がなければ、とっくの昔に想いは告げていたのに。
肩より長くなった髪をつまむ。
京楽が綺麗だから伸ばせといっていた髪。白い、色素のぬけた髪。
その髪のことが嫌いだった。京楽が何度も綺麗で伸ばせというから、鋏をいれることを止めた。
浮竹は、鋏を取り出すと適当な長さで髪を自分で切ってしまった。
それから、手先の器用な友人のところへいく。
ざんぱらな髪を見て友人は驚いて、京楽にされたのかと心配そうに聞いていた。
「ただの気分転換。男だし、肩より長い髪なんて鬱陶しいだけだから」
そういって、髪を入学当初くらいの長さに切り添えてもらった。
そして自室に戻ると、京楽が床にちらばったままの浮竹の髪を集めて、ごみ箱に捨てているところだった。
「髪、切っちゃんだ・・・・・もったいない。綺麗だったのに。日に透けると、銀色に見えた」:
「この髪が、また肩に届く前には、お前への想いの答えを出してやる」
「本当に?」
けっこう、浮竹は髪が伸びるのが早い。
キラキラした目で見られて、浮竹は苦笑した。
「それまでは、これで我慢しろ」
舌が絡まるディープキスを、2回した。
「浮竹・・・・(*´Д`)ハァハァ」
「お前、その変態癖なんとかならないか?」
「なんない(*´з`)」
大きくため息をつく。
今の京楽から変態を取り上げたら、多分骨が残る。
なので、浮竹も変態行動をやめてほしいがきつくやめろとは言えないでいた。中途半端にさせたままの自分も悪いのだ。
思いっきり突っぱねて、嫌いだといえば、少しは関係は変わるだろうか。
多分、それをすると京楽は浮竹の前から姿を消す。そんな気がしてならなかった。
その1週間後。
京楽春水は、上流貴族の姫君と、お見合いをすることになる。
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