院生時代の部屋
週末、浮竹は風呂からあがると着替えがないことに気づいた。下着はあるが、着物がなかった。
かわりにあったのは、浴衣だった。
京楽のせいだなと思いつつも、浴衣を広げてみて特に変わった様子もないので、その浴衣に袖を通した。
「おい京楽、勝手に人の着替え変えるな」
「(;゚∀゚)=3ハァハァ 浴衣姿の浮竹・・・超萌え」
「京楽?」
明らかに興奮している京楽に、浮竹が一歩後ろに下がる。
服の合わせめから見える生足とか、襟元から見える胸元とかに、京楽は鼻血を出した。
「うわああああ!」
「くっ、久しぶりのエロティック攻撃にやられた」
「浴衣を着ただけだろう」
ふと、悪戯心を覚えて、ちらりと太ももを見せた。
「はうあ!」
もだえる京楽が面白くて、少し襟元をはだけてみたりして挑発していたら、いつの間にかベッドに押し倒されていた。
「おい、京楽・・・・」
「辛抱たまらん」
抱きしめられて、キスをされた。
「んっ」
浴衣の襟元に手をいれられた。
「あ、京楽、だめだ」
「浮竹・・・・好きだよ」
膝を膝で割られて、太ももをもう片方の手が撫で上げていく。
やばい。
自分が招いたこととはいえ、このまま体の関係に発展したくなくて、浮竹は京楽の硬くなっていた股間を思い切りけった。
「うごごごご!」
七転八倒する京楽に、悪いとは思いつつ乱れた浴衣を直す。
それから脱衣所にいって、普通の着物に着替えた。
浴衣はチラリズムが多すぎる。京楽には目の毒だろう。
「ああ、着替えちゃったの・・・・せっかくおいしそうだったのに」
復活した京楽の頭をはたいて、浮竹はお説教した。
「勝手に、人の着替えを変えるな!まぁ、浴衣で悪乗りした俺も悪いが」
「だって、浮竹のチラリズムが見たかったんだもの」
「お前なぁ・・・・」
まぁ、裸に剥かれるよりはよほどましなので、怒りはあまりわかなかった。
「ほら、こい」
両手を広げると、京楽は見えない犬の尻尾を振って、浮竹の腕の中に飛び込んだ。
「浮竹、大好きだよ」
抱きしめられて、抱きしめ返すと、京楽はそのひげ面で浮竹の頬にすりすりした。
「じゃりじゃりしていたい」
「それもまた愛!」
「んっ・・・・・」
ピチャリと舌が絡まるキスを何度か繰り返して、満足したのか京楽は離れていった。
「ねぇ、何もしないから、今日は僕のベッドで眠ってよ」
「本当に、何もしないと約束できるか?破ったら、1週間はキスもハグも禁止だぞ」
「うん。約束する」
その日の夜は、京楽のベッドで眠った。
まるで恋人同士のように、抱き寄せられていた。いつもはあまりしないその体勢に、浮竹がドキドキしてしまった。
京楽の腕の中にすっぽりと入るように抱き寄せられている。
京楽は幸せそうな表情で眠っていた。
「なんで俺は、ドキドキしているんだ」
「ん・・・浮竹?寝れないの?」
「あ・・・・いや、ちょっと体勢がいつもと違うから、落ち着かなくて」
「嫌かい?」
「そうでもない」
京楽の体温に、安堵している自分がいる。
自分を好きだと言ってくる相手の腕の中で眠るなど、無防備すぎるが京楽は変態だが、無理強いはしてこない。
確かに暴走してキスとハグ以上のことをしでかしたりしそうになるが、それも浮竹が嫌がればやめるか、止めなかった時は浮竹が京楽を蹴ったりして止めた。
「今度から、一緒に寝るときはこんな感じで寝たいな」
「そもそも、お前と一緒に寝ること自体がほとんどない」
「浮竹、大好きだよ。世界で一番愛してる」
「知ってる」
京楽が、どれくらい自分のことが好きなのか、浮竹は理解しているつもりだった。もしも浮竹が女なら、すでに付き合って婚約でもしているだろう。
だが、浮竹は男だ。京楽も男だ。
そこにある弊害など、京楽にしてみればないに等しいのだろうが、浮竹にすれば大問題であった。
京楽が女だったら・・・そう想像して、もじゃもじゃの女京楽を想像してしまい、浮竹はその気味の悪さに頭を振った。
「浮竹?眠れないの?」
「いや、もういい。考えるだけ時間の無駄だ」
「?」
京楽の匂いがする。
そう思いながら、浮竹は目を閉じた。
最初は寝つけなかったが、腰に回された京楽の腕のぬくもりを感じながら、いつの間にか意識は闇に滑り落ちていった。
「おはよう」
「おはよう」
すぐそばに、京楽の顔があって、少しドキリとした。
変態行為をしていなければ、見た目はいいし、男前なのだが。
すでに京楽はぱんつ一丁で、起きだすと朝の体操を始めた。
これだから。
浮竹は、ドキリとした自分を後悔する。
京楽の変態が治るようにと思いながらも、このままでもいいかと思う矛盾する気持ちに、浮竹はもやもやするのだった。
かわりにあったのは、浴衣だった。
京楽のせいだなと思いつつも、浴衣を広げてみて特に変わった様子もないので、その浴衣に袖を通した。
「おい京楽、勝手に人の着替え変えるな」
「(;゚∀゚)=3ハァハァ 浴衣姿の浮竹・・・超萌え」
「京楽?」
明らかに興奮している京楽に、浮竹が一歩後ろに下がる。
服の合わせめから見える生足とか、襟元から見える胸元とかに、京楽は鼻血を出した。
「うわああああ!」
「くっ、久しぶりのエロティック攻撃にやられた」
「浴衣を着ただけだろう」
ふと、悪戯心を覚えて、ちらりと太ももを見せた。
「はうあ!」
もだえる京楽が面白くて、少し襟元をはだけてみたりして挑発していたら、いつの間にかベッドに押し倒されていた。
「おい、京楽・・・・」
「辛抱たまらん」
抱きしめられて、キスをされた。
「んっ」
浴衣の襟元に手をいれられた。
「あ、京楽、だめだ」
「浮竹・・・・好きだよ」
膝を膝で割られて、太ももをもう片方の手が撫で上げていく。
やばい。
自分が招いたこととはいえ、このまま体の関係に発展したくなくて、浮竹は京楽の硬くなっていた股間を思い切りけった。
「うごごごご!」
七転八倒する京楽に、悪いとは思いつつ乱れた浴衣を直す。
それから脱衣所にいって、普通の着物に着替えた。
浴衣はチラリズムが多すぎる。京楽には目の毒だろう。
「ああ、着替えちゃったの・・・・せっかくおいしそうだったのに」
復活した京楽の頭をはたいて、浮竹はお説教した。
「勝手に、人の着替えを変えるな!まぁ、浴衣で悪乗りした俺も悪いが」
「だって、浮竹のチラリズムが見たかったんだもの」
「お前なぁ・・・・」
まぁ、裸に剥かれるよりはよほどましなので、怒りはあまりわかなかった。
「ほら、こい」
両手を広げると、京楽は見えない犬の尻尾を振って、浮竹の腕の中に飛び込んだ。
「浮竹、大好きだよ」
抱きしめられて、抱きしめ返すと、京楽はそのひげ面で浮竹の頬にすりすりした。
「じゃりじゃりしていたい」
「それもまた愛!」
「んっ・・・・・」
ピチャリと舌が絡まるキスを何度か繰り返して、満足したのか京楽は離れていった。
「ねぇ、何もしないから、今日は僕のベッドで眠ってよ」
「本当に、何もしないと約束できるか?破ったら、1週間はキスもハグも禁止だぞ」
「うん。約束する」
その日の夜は、京楽のベッドで眠った。
まるで恋人同士のように、抱き寄せられていた。いつもはあまりしないその体勢に、浮竹がドキドキしてしまった。
京楽の腕の中にすっぽりと入るように抱き寄せられている。
京楽は幸せそうな表情で眠っていた。
「なんで俺は、ドキドキしているんだ」
「ん・・・浮竹?寝れないの?」
「あ・・・・いや、ちょっと体勢がいつもと違うから、落ち着かなくて」
「嫌かい?」
「そうでもない」
京楽の体温に、安堵している自分がいる。
自分を好きだと言ってくる相手の腕の中で眠るなど、無防備すぎるが京楽は変態だが、無理強いはしてこない。
確かに暴走してキスとハグ以上のことをしでかしたりしそうになるが、それも浮竹が嫌がればやめるか、止めなかった時は浮竹が京楽を蹴ったりして止めた。
「今度から、一緒に寝るときはこんな感じで寝たいな」
「そもそも、お前と一緒に寝ること自体がほとんどない」
「浮竹、大好きだよ。世界で一番愛してる」
「知ってる」
京楽が、どれくらい自分のことが好きなのか、浮竹は理解しているつもりだった。もしも浮竹が女なら、すでに付き合って婚約でもしているだろう。
だが、浮竹は男だ。京楽も男だ。
そこにある弊害など、京楽にしてみればないに等しいのだろうが、浮竹にすれば大問題であった。
京楽が女だったら・・・そう想像して、もじゃもじゃの女京楽を想像してしまい、浮竹はその気味の悪さに頭を振った。
「浮竹?眠れないの?」
「いや、もういい。考えるだけ時間の無駄だ」
「?」
京楽の匂いがする。
そう思いながら、浮竹は目を閉じた。
最初は寝つけなかったが、腰に回された京楽の腕のぬくもりを感じながら、いつの間にか意識は闇に滑り落ちていった。
「おはよう」
「おはよう」
すぐそばに、京楽の顔があって、少しドキリとした。
変態行為をしていなければ、見た目はいいし、男前なのだが。
すでに京楽はぱんつ一丁で、起きだすと朝の体操を始めた。
これだから。
浮竹は、ドキリとした自分を後悔する。
京楽の変態が治るようにと思いながらも、このままでもいいかと思う矛盾する気持ちに、浮竹はもやもやするのだった。
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