静かな怒りの白哉
始末したはずの同人誌が、前より数が増えて本棚に並んでいた。
「やーん、隊長、そんなに怒んないでくださいよーほら、隊長の好物の甘納豆」
「こんなものでほだされると思うな」
そう口にしながら、甘納豆を食べていた。
浮竹は思う。かわいいなぁと。
「日番谷隊長はかわいいなぁ」
「よせ、浮竹!そういう言葉は・・・・・・!」
「やーんネタげっとおおお!」
松本は、メモ帳に何かを書きこんでいく。
「松本おおおおおおおお!!!」
日番谷の怒号が、今日も10番隊の執務室で響きわたる。
浮竹は、茶菓子と茶を口にしていた。一緒に来ていた京楽は、本棚から最新の松本の浮竹受の小説を読んでいた。
白哉×浮竹を読んでいた。
「平気なのか?お前のことだから、怒ってやぶきそうなのに」
「何、創作だからね。それに、新鮮だしね」
京楽はてっきり嫉妬で、本を破くかと思っていたが、けっこう大人な対応をしていた。
「乱菊ちゃんの書く浮竹は、リアルとは全然違うのが面白いんだよ。たまにリアルに近いのもあるけどね」
「どう違うんだ?」
「小説の中には、君が誘って最後まで君が腰を振ってる小説があったね」
ブーーーーー!
浮竹はお茶を吹き出した。
「なんだその小説は!」
「僕も一度でいいから、腰を振った浮竹を体験してみたい」
ばしゃり。
浮竹は、残っていたお茶を京楽の顔面にかけた。
「この変態ムッツリスケベが!」
「浮竹、嫉妬してるんだねかわいい」
「ぎゃあああああああ」
一方の日番谷は、ひたすら仕事をしていた。
仕事をすることで、周囲の雑念とした空間から切り離されたところにいる錯覚を覚えられて、冷静でいられる。
「隊長~そんなに気に入りませんでした?この浮竹隊長×日番谷隊長の18禁本」
「仕事をさせろおおおおおおお!!松本、お前は首になりたいのかあああああ!!!」
「いやん隊長ってばそんな意地悪なこと言わないで」
神々の谷間に日番谷を押し付ける。
日番谷は呼吸ができなくなって、松本を蹴った。
「いったーい」
「お前は、俺を窒息死させる気か!」
「京楽隊長は、けっこうに気に入ってくれてるんですよ。この浮竹隊長×日番谷隊長の18禁本」
「本気か、京楽?」
「何、ただの作り話しさ。本物とのギャップがありすぎて、逆に笑えたりする」
「俺は、作り話でも自分が受けになっている小説なんか読むか!」
松本が音読をはじめる。
「日番谷は、潤んだ瞳で浮竹をみた。「十四郎、もう我慢できない、俺をめちゃくちゃにしてくれ」浮竹も同じように限界なようで「手加減できないぞ、シロちゃん」・・・・」
「読むなあああああああああ!」
「日番谷隊長に同意見!」
浮竹と日番谷には、受けないようだった。
「蕁麻疹でてきた」
「俺は鳥肌が止まらない・・・・・」
「えー、これそんなにでき悪いですかー?この前のコミケで完売して、重版かかってるんですよー」
現世のコミケで、松本は売り子をしながら、他のサークルの京浮本を買いあさっていた。他にも、日番谷受けの本を買いあさっている。
松本は一応副官なので、屋敷をもらっていた。その屋敷には本棚がずらりと並び、日番谷受けと京浮の本で大半を占められていた。たまに、泣きそうになるけど、ギン乱本を買ったりもする。
「隊長も浮竹隊長も、気にしすぎですってば。ただの作り話ですよ?」
「それでも受け入れられるか!」
「同じく」
「じゃあ、朽木隊長×浮竹隊長・・・・白哉は、言った。「その体、一晩100万で買ってやる」
多大な借金をしてる浮竹はそれを拒否できない。「あああっ」白夜が与える熱に翻弄されて・・・・」
「やめてくれえええ」
浮竹は、耳を塞いだ。
「白哉はいいやつなんだ。そんな小説・・・・・あ、白哉だ」
「「「え!?」」」
松本も日番谷も京楽も、入口を見てみる。
ゆらりと、冷たい霊圧をもった白哉が佇んでいた。
「最近、同人誌なるもので、私が浮竹隊長と絡んでいる小説が世に出回っていると聞いた。その諸悪の根源は、松本副隊長と聞いた」
「お、朽木、松本を好きにしていいぞ」
日番谷は、凍り付いた松本を白哉の前までもってきた。
「命ばかりはお助けを~~~ごめんなさい、もう白哉×浮竹本はかきかせん~~~」
泣きながら、冷たい霊圧の白哉に、謝罪する。、
「散れ、千本桜・・・・・・」
白哉は、松本がもっていた白哉×浮竹本と京楽が同じように読んでいた本と、本棚にあった白哉×浮竹本を全て千本桜で紙吹雪のように粉々にしてしまった。
「これに懲りたら、もう私の小説とやらは書かぬことだ」
白哉は、瞬歩で消えてしまった。
「怖かったーー隊長のバカ、守ってくださいよーーー」
「無理言うな。怒った朽木には、俺でも対等に戦えるか分からない」
天童と呼ばれる日番谷であるが、その若さ故に、朽木白哉のような手練れに勝てるかどうか分からない。
「これにこりたら・・・・」
松本は、携帯から何かのデータを取り出した。
「やった、粉々にされて小説のデータ、ばっちり残ってる!まぁ、人気ないから重版はいいかぁ」
「松本おおおおおおおお!少しはこりろおおおおおおおおお、蒼天に座せ氷輪丸!!」
ちゅどーん。
巻き添えをくらった浮竹と京楽はいつものことなので、瞬歩でかわす。
「もきゃああああああああ」
松本は、データもぶっ壊されて、泣いていた。
「隊長のばかああああああああ」
「バカはお前だああああああ」
今日もまた、十番隊の執務室は半壊するのであった。
「やーん、隊長、そんなに怒んないでくださいよーほら、隊長の好物の甘納豆」
「こんなものでほだされると思うな」
そう口にしながら、甘納豆を食べていた。
浮竹は思う。かわいいなぁと。
「日番谷隊長はかわいいなぁ」
「よせ、浮竹!そういう言葉は・・・・・・!」
「やーんネタげっとおおお!」
松本は、メモ帳に何かを書きこんでいく。
「松本おおおおおおおお!!!」
日番谷の怒号が、今日も10番隊の執務室で響きわたる。
浮竹は、茶菓子と茶を口にしていた。一緒に来ていた京楽は、本棚から最新の松本の浮竹受の小説を読んでいた。
白哉×浮竹を読んでいた。
「平気なのか?お前のことだから、怒ってやぶきそうなのに」
「何、創作だからね。それに、新鮮だしね」
京楽はてっきり嫉妬で、本を破くかと思っていたが、けっこう大人な対応をしていた。
「乱菊ちゃんの書く浮竹は、リアルとは全然違うのが面白いんだよ。たまにリアルに近いのもあるけどね」
「どう違うんだ?」
「小説の中には、君が誘って最後まで君が腰を振ってる小説があったね」
ブーーーーー!
浮竹はお茶を吹き出した。
「なんだその小説は!」
「僕も一度でいいから、腰を振った浮竹を体験してみたい」
ばしゃり。
浮竹は、残っていたお茶を京楽の顔面にかけた。
「この変態ムッツリスケベが!」
「浮竹、嫉妬してるんだねかわいい」
「ぎゃあああああああ」
一方の日番谷は、ひたすら仕事をしていた。
仕事をすることで、周囲の雑念とした空間から切り離されたところにいる錯覚を覚えられて、冷静でいられる。
「隊長~そんなに気に入りませんでした?この浮竹隊長×日番谷隊長の18禁本」
「仕事をさせろおおおおおおお!!松本、お前は首になりたいのかあああああ!!!」
「いやん隊長ってばそんな意地悪なこと言わないで」
神々の谷間に日番谷を押し付ける。
日番谷は呼吸ができなくなって、松本を蹴った。
「いったーい」
「お前は、俺を窒息死させる気か!」
「京楽隊長は、けっこうに気に入ってくれてるんですよ。この浮竹隊長×日番谷隊長の18禁本」
「本気か、京楽?」
「何、ただの作り話しさ。本物とのギャップがありすぎて、逆に笑えたりする」
「俺は、作り話でも自分が受けになっている小説なんか読むか!」
松本が音読をはじめる。
「日番谷は、潤んだ瞳で浮竹をみた。「十四郎、もう我慢できない、俺をめちゃくちゃにしてくれ」浮竹も同じように限界なようで「手加減できないぞ、シロちゃん」・・・・」
「読むなあああああああああ!」
「日番谷隊長に同意見!」
浮竹と日番谷には、受けないようだった。
「蕁麻疹でてきた」
「俺は鳥肌が止まらない・・・・・」
「えー、これそんなにでき悪いですかー?この前のコミケで完売して、重版かかってるんですよー」
現世のコミケで、松本は売り子をしながら、他のサークルの京浮本を買いあさっていた。他にも、日番谷受けの本を買いあさっている。
松本は一応副官なので、屋敷をもらっていた。その屋敷には本棚がずらりと並び、日番谷受けと京浮の本で大半を占められていた。たまに、泣きそうになるけど、ギン乱本を買ったりもする。
「隊長も浮竹隊長も、気にしすぎですってば。ただの作り話ですよ?」
「それでも受け入れられるか!」
「同じく」
「じゃあ、朽木隊長×浮竹隊長・・・・白哉は、言った。「その体、一晩100万で買ってやる」
多大な借金をしてる浮竹はそれを拒否できない。「あああっ」白夜が与える熱に翻弄されて・・・・」
「やめてくれえええ」
浮竹は、耳を塞いだ。
「白哉はいいやつなんだ。そんな小説・・・・・あ、白哉だ」
「「「え!?」」」
松本も日番谷も京楽も、入口を見てみる。
ゆらりと、冷たい霊圧をもった白哉が佇んでいた。
「最近、同人誌なるもので、私が浮竹隊長と絡んでいる小説が世に出回っていると聞いた。その諸悪の根源は、松本副隊長と聞いた」
「お、朽木、松本を好きにしていいぞ」
日番谷は、凍り付いた松本を白哉の前までもってきた。
「命ばかりはお助けを~~~ごめんなさい、もう白哉×浮竹本はかきかせん~~~」
泣きながら、冷たい霊圧の白哉に、謝罪する。、
「散れ、千本桜・・・・・・」
白哉は、松本がもっていた白哉×浮竹本と京楽が同じように読んでいた本と、本棚にあった白哉×浮竹本を全て千本桜で紙吹雪のように粉々にしてしまった。
「これに懲りたら、もう私の小説とやらは書かぬことだ」
白哉は、瞬歩で消えてしまった。
「怖かったーー隊長のバカ、守ってくださいよーーー」
「無理言うな。怒った朽木には、俺でも対等に戦えるか分からない」
天童と呼ばれる日番谷であるが、その若さ故に、朽木白哉のような手練れに勝てるかどうか分からない。
「これにこりたら・・・・」
松本は、携帯から何かのデータを取り出した。
「やった、粉々にされて小説のデータ、ばっちり残ってる!まぁ、人気ないから重版はいいかぁ」
「松本おおおおおおおお!少しはこりろおおおおおおおおお、蒼天に座せ氷輪丸!!」
ちゅどーん。
巻き添えをくらった浮竹と京楽はいつものことなので、瞬歩でかわす。
「もきゃああああああああ」
松本は、データもぶっ壊されて、泣いていた。
「隊長のばかああああああああ」
「バカはお前だああああああ」
今日もまた、十番隊の執務室は半壊するのであった。
PR
- トラックバックURLはこちら