甘味魔
「わーい、甘味屋だ。何注文してもいいの、チカさん?」
「いいよ。だけど、一人で食べきれるのをね。僕は苺花ちゃんの食べ残しを食べる気はないからね」
浮竹と京楽は、甘味屋で珍しいカップルを見つけた。
否、カップルと呼ぶにはあまりにも年の差があるだろうか。片方は綺麗と表現できる綾瀬川弓親、もう一人はルキアと恋次の子、阿散井苺花だった。
苺花ははっきりいってとてもかわいい。美人なルキアに似ているが、髪の色は父親似で赤い赤銅色の髪をしている。
苺パフェを頼んで、美味しそうにほうばる姿を、弓親がとても優しい眼差しで見ていた。
「珍しい組み合わせだなぁ」
浮竹もつられて苺パフェを注文していた。ジャンボパフェを平らげたばかりなのに、その細い体のどこに入るのかと疑問を抱きたくなる。
京楽も、苺パフェを注文してみた。
「苺花ちゃんの師匠は班目副隊長だからね。いつも傍にいる綾瀬川3席と一緒に行動していても、おかしくはないね」
「あの年で、もう師匠がいるのか」
「なかなかの剣の腕だそうだよ」
この前、筋がいいと師匠に褒められて、とても嬉しそうにしていたんだと、ルキアが言っていた。
「朽木の子だから、将来ははっとするような美人になるなろうなぁ」
「そうだねぇ・・・」
席は離れていたけど、弓親が京楽と浮竹に気づいた。
「京楽総隊長、浮竹元隊長、こんにちわ」
「こんにちわ」
「ああ、こんにちわ」
「あー、シロさんだ」
苺花は、浮竹を気に入っている様子で、シロさんといって懐いていた。
「シロさんとチカさんてさぁ、男なのに美人さんだよね。どっちが美人なのかな?」
「そりゃ決まってるよ、僕でしょ」
弓親はナルシストだ。だが、確かに美しいし、着るものに気を配ったり、睫毛にや耳にアクセントをつけたりしてお洒落だった。
一方の浮竹といえば、長い白髪を結い上げていて、白いうなじが見えた。
「僕は浮竹のほうが美人だと思うけどねぇ」
恋人だから、余計に肩入れしてしまう。
「まぁ、どっちが美人かなんてどうでもいいよね」
弓親が、柔和な笑みを浮かべた。
「そうだよね。チカさんもシロさんも美人さん。それでいいよね」
苺花は、苺パフェを食べて終えて満足したのか、弓親と一緒に甘味屋から出て行ってしまった。
「男に美人というのも変なんだがなぉ」
「そうかい?僕はいつでも、浮竹が美人だと思っているよ」
恥ずかしい台詞をはかれて、浮竹は頬を赤らめた。甘味屋の他の客が、カップルである浮竹と京楽の言葉に耳を傾けている。
「今日はここまでにして、帰るか」
「もういいの?」
「苺花ちゃんと話せて満足したからな:」「
浮竹は、勘定を京楽の分までだした。
「おごるのに」
「たまには、俺にもおこらせろ」
そう言って、二人は甘味屋をでた、
「これからどうする?」
「暇だし、日番谷隊長のところにでもいくか」
浮竹は、日番谷を気に入ってる。なんだかんだといって二人の仲はけっこういい。
「浮竹は、ほんとに日番谷隊長が好きだね」
「同じシロちゃんだからな」
名を呼んだわけでもないのだが、シロと名付けた小鳥が空を飛んでいた。
チチチチ。
小さく鳴いて、浮竹の肩に止まる。
「ああ、お前もシロちゃんだったな」
小鳥は京楽の肩にもとまり、そしてまた大空を飛び立っていった。
「いいよ。だけど、一人で食べきれるのをね。僕は苺花ちゃんの食べ残しを食べる気はないからね」
浮竹と京楽は、甘味屋で珍しいカップルを見つけた。
否、カップルと呼ぶにはあまりにも年の差があるだろうか。片方は綺麗と表現できる綾瀬川弓親、もう一人はルキアと恋次の子、阿散井苺花だった。
苺花ははっきりいってとてもかわいい。美人なルキアに似ているが、髪の色は父親似で赤い赤銅色の髪をしている。
苺パフェを頼んで、美味しそうにほうばる姿を、弓親がとても優しい眼差しで見ていた。
「珍しい組み合わせだなぁ」
浮竹もつられて苺パフェを注文していた。ジャンボパフェを平らげたばかりなのに、その細い体のどこに入るのかと疑問を抱きたくなる。
京楽も、苺パフェを注文してみた。
「苺花ちゃんの師匠は班目副隊長だからね。いつも傍にいる綾瀬川3席と一緒に行動していても、おかしくはないね」
「あの年で、もう師匠がいるのか」
「なかなかの剣の腕だそうだよ」
この前、筋がいいと師匠に褒められて、とても嬉しそうにしていたんだと、ルキアが言っていた。
「朽木の子だから、将来ははっとするような美人になるなろうなぁ」
「そうだねぇ・・・」
席は離れていたけど、弓親が京楽と浮竹に気づいた。
「京楽総隊長、浮竹元隊長、こんにちわ」
「こんにちわ」
「ああ、こんにちわ」
「あー、シロさんだ」
苺花は、浮竹を気に入っている様子で、シロさんといって懐いていた。
「シロさんとチカさんてさぁ、男なのに美人さんだよね。どっちが美人なのかな?」
「そりゃ決まってるよ、僕でしょ」
弓親はナルシストだ。だが、確かに美しいし、着るものに気を配ったり、睫毛にや耳にアクセントをつけたりしてお洒落だった。
一方の浮竹といえば、長い白髪を結い上げていて、白いうなじが見えた。
「僕は浮竹のほうが美人だと思うけどねぇ」
恋人だから、余計に肩入れしてしまう。
「まぁ、どっちが美人かなんてどうでもいいよね」
弓親が、柔和な笑みを浮かべた。
「そうだよね。チカさんもシロさんも美人さん。それでいいよね」
苺花は、苺パフェを食べて終えて満足したのか、弓親と一緒に甘味屋から出て行ってしまった。
「男に美人というのも変なんだがなぉ」
「そうかい?僕はいつでも、浮竹が美人だと思っているよ」
恥ずかしい台詞をはかれて、浮竹は頬を赤らめた。甘味屋の他の客が、カップルである浮竹と京楽の言葉に耳を傾けている。
「今日はここまでにして、帰るか」
「もういいの?」
「苺花ちゃんと話せて満足したからな:」「
浮竹は、勘定を京楽の分までだした。
「おごるのに」
「たまには、俺にもおこらせろ」
そう言って、二人は甘味屋をでた、
「これからどうする?」
「暇だし、日番谷隊長のところにでもいくか」
浮竹は、日番谷を気に入ってる。なんだかんだといって二人の仲はけっこういい。
「浮竹は、ほんとに日番谷隊長が好きだね」
「同じシロちゃんだからな」
名を呼んだわけでもないのだが、シロと名付けた小鳥が空を飛んでいた。
チチチチ。
小さく鳴いて、浮竹の肩に止まる。
「ああ、お前もシロちゃんだったな」
小鳥は京楽の肩にもとまり、そしてまた大空を飛び立っていった。
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